フォトジェニックなアート展「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」表参道で開催中

共感型フォトジェニック・アート展

「インスタ映え」、「フォトジェニック」を体験できるアート展が、12月13日から25日まで期間限定で表参道にオープンしている。

アート展といっても、鑑賞して終わりというわけでも、アート作品だけの撮影ができるというわけでもない。撮影者自らがその一部となってコミュニケーションをすることのできる共感型フォトジェニック・アート展だ。

#vinylmuseum #ウルトラサンムーン #ポケモンウルトラサン・ウルトラムーン

#vinylmuseum #ウルトラサンムーン #ポケモンウルトラサン・ウルトラムーン

このリアルイベントを企画・主催するのは、インフルエンサーマーケティングを手掛けるTHECOO株式会社とLIDDELL株式会社、株式会社セブンシャッフルズジャパンの3社。「VINYL MUSEUM 実行委員会」を組織し、表参道「BA-TSU ART GALLERY」 で、期間限定で共感型フォトジェニック・アート展『VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)』を開催した。

THECOO株式会社 代表取締役CEOの平良真人さんは、「VINYL MUSEUM」を企画したきっかけは大きく2つと話す。

「ひとつは、インスタグラムを中心としたソーシャルプラットフォームが日本でも流行ってきて、自分の写真を撮って、ソーシャルにあげて、共感していくという体験が大きな流れになっていること。もうひとつは、とはいえ実際に簡単に手軽に、いままでにないような面白い場所やかわいいものを『探すのが結構大変』というインスタグラマーの声もあったこと」

だったら場をつくって、参加型の自分が入ることによってアート作品として完成するようにしたら面白い、とはじまった企画だ。

#vinylmuseum でSNSをのぞくと、「可愛い」「フォトジェニ空間」「インスタ映えの写真が撮れる」の共感する声と非日常の世界観ある写真であふれている。ハート型のシリアルであふれたバスタブと等身大ほど大きなスプーンや、パステルカラーのスーパーマーケットの世界のシーンをスマートフォンで切り取るとファンタジーの世界に。

#vinylmuseum #LOLLILOLLILOLLIPOP

#vinylmuseum #LOLLILOLLILOLLIPOP

#vinylmuseum #SHOPTILLYYOUDROP

#vinylmuseum #SHOPTILLYYOUDROP

#vinylmuseum #IDONTCARE #IFMONDAYSBLUE

#vinylmuseum #IDONTCARE #IFMONDAYSBLUE

#vinylmuseum #YOUAREMILK #TOMYCEREAL

#vinylmuseum #YOUAREMILK #TOMYCEREAL

VINYL MUSEUMの名前は、ビニールが袋にでもフィルムにでも製品でも「なんにでもなれる」という意味から付けたもので、アート作品と一体となることで、なんにでもなれる、どこにでも行けるというテーマがある。世界中の様々な場所をイメージしたブース展開による“非日常のWonderな旅”をモチーフとなっている。

企業マーケティングの新しい形 ロゴをみせずにブランドイメージを想起させる

VINYL MUSEUMの参加者の中心は、10代〜20代の女性。この層に向けてプロモーションを打ちたい!という企業にとっても、「VINYL MUSEUM」は新しいマーケティング手法を提案している。

企業はスポンサーブースとして参加することができるが、これまでのプロモーションのようにロゴやサービスを全面に打ち出す形ではなく、ミュージアム全体の空間美と、ブランドの世界観を融合したオリジナルブースで「なんとなくブランドのイメージを想起させる」手法だ。

「どんなコンテンツマーケティングでもそうですが、コンテンツそのものが共感を呼ばないことには結局ブランドイメージは想起されない時代がきています」(平良さん)

企業に対しても「一緒にアート作品をつくりませんか?」というアプローチで、VINYL MUSEUMの世界観をともにつくる、参加者もアート作品の一部となる参加型ならば、企業側もアート作品をつくる参加者となり、全員が参加者という立ち位置で共につくりあげている。

「どうしても企業側が出したいメッセージが主体的にあって、どうしたらユーザーに共感されるかをさまざまな形で模索しているかと思いますが、今回のVINYL MUSEUMでは、「かわいい」「写真撮りたい」と思われるのはどんなものか、というユーザー主体で発想しています。結果として企業イメージに結びつくという逆転の発想です。こんな風に一緒に模索していける企業さんとつくっていきたい」と話す。

スポンサードの成果は、写真の投稿数、拡散数からもレポーティングされ、リアルイベントの課題である効果の可視化にも対応する。インフルエンサーマーケティング事業をするTHECOOのノウハウによる、オフラインでもオンラインとつなぐクリエイティブで共感を数値化するチャレンジをしている。

#vinylmuseum #HeMのハッシュタグを記載してInstagramに投稿するとHeMのバッグがもらえるキャンペーンに参加できる

#vinylmuseum
#HeMのハッシュタグを記載してInstagramに投稿するとHeMのバッグがもらえるキャンペーンに参加できる

 

事前集客なし マスメディアでなくインフルエンサーからの発信でスタート

VINYL MUSEUMは、THECOOにとって初のリアルイベント企画となるが、集客のための事前告知にはマスメディアを使っていない。インフルエンサーを活用した展開を実施した。

「ネットユーザーの方に来てもらうために、ネットユーザーのインフルエンサーに来てもらって、インフルエンサーが拡散することで、一般のネットユーザーに来てもらうという仕組みです」

事前集客なしでも、参加者が次の参加者を呼ぶ。集客が読めないというイベントの悩みは、ここでもインフルエンサーマーケティングのノウハウを発揮し、解決している。

今後は、共感型フォトジェニック・アート展がしっかり認知されて、地方開催もしていきたいと話す。そこで、新しい企業や自治体、アーティストとのコラボレーションでさらに新たな参加者を巻き込んでいくことを目標としている。 次回は大阪での開催を予定しており、さらに広がっていきそうだ。

「VINYL MUSEUM」を企画した平良真人さん(THECOO株式会社代表取締役CEO)

「VINYL MUSEUM」を企画した平良真人さん(THECOO株式会社代表取締役CEO)

(撮影モデル:Mika+Rika/撮影:千葉こころ)

 

「VINYL MUSEUM」
開催期間:2017年12月13日(水)~12月25日(月)
開催時間:11時~21時
主催:VINYL MUSEUM 実行委員会
(THECOO株式会社、LIDDELL株式会社、株式会社セブンシャッフルズジャパン)
開催場所:BA-TSU ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-11-5)
入場料:1,500円/4 5分(入替制)
URL:http://vinyl-museum.com/
チケット:http://eventregist.com/p/vinyl-museum

関連記事

PR

イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

2023年イベント一覧

2023年の展示会一覧・イベントスケジュール

次号空間デザイン 特集

97号特集: -空間デザイン
BtoBの集客に効く戦略設計・ツール選択 (2023年7月31日発行)

--マーケターに聞く集客の目標設定と戦略
-空間デザインでの集客 <トータルプロデュースできる空間デザイン会社>
-集客ツール紹介

イベントマーケティング バックナンバー

103号
2024年1月31日発行

2024年動向を聴く 月刊イベントマーケティング103号表紙・2024年動向を聴く

102号|2023年12月  
体験価値をあげるイマーシブな演出とビジネスイベントの映像活用

97号|2023年7月  
空間デザイン戦略

-- プロに聞く集客できるメソッド -
96号|2023年6月  
イベントテクノロジー

-AI・XR・プラットフォーム活用で どう変わる!?
95号|2023年5月  
LIVeNT2023の歩き方

ライブ・エンターテイメントEXPO、イベント総合EXPO、eスポーツビジネスEXPO
94号|2023年4月
映像 / 照明で体感する新たな世界観

プロに聞く、イベント演出の裏側と未来
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
92号|2023年2月
空間デザイン・ディスプレイ 2023

今年はこうなる!?
91号|2023年1月
BACKSTAGE2022

90号|2022年12月
イベントの集客

Like Us On Facebook

Facebook Pagelike Widget

イベマケYoutubeチャンネル

イベントマーケティングYoutubeチャンネル

2023年 編集計画(特集)

月刊イベントマーケティング 2023年 編集計画(特集)

5月31日95号 LIVeNT(イベント総合展)
6月30日96号 イベントテクノロジー
7月31日97号 集客・ブランディングの
    戦略・ツール・空間デザイン
8月24日98号 BACKSTAGE
    イベント企業合同説明会

カテゴリー

ページ上部へ戻る