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IoT×イルミネーションでみえてきたインタラクティブ演出の未来 -バニーポップ-

 

 IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が、家電や住宅設備、コミュニケーションロボットなど、日常生活で活用され話題になっているが、イベントの現場でも実用化ははじまっている。

2015年の「六本木E-2_ph2ヒルズ Artelligent Christmas 2015 けやき坂 Galaxy イルミネーション」の「TOUCH the HEART」では、来場者がスマートフォンからアクションすると、それにあわせてイルミネーションが変化するという仕掛けをIoTプラットフォーム「IoT HA」の導入で実現した。インタラクティブな演出だけでなく、定刻通りのイルミネーションの発色制御の実行もIoT HAが行ったという。

E−1_ph1IoT HAを導入したイルミネーションの演出装置[TOUCH the HEART]の開発、運用を担当したのは、バニーポップ。同社では、小ロット、低コスト、短納期でカスタマイズ可能なIoT製品の開発を手がけている。

代表の澤規仁さんは、「オープンソースハードウェアとクラウドの組み合わせで、ハードウェア業界に新たなマーケット、新たなビジネスを作り出す」と、これまでには、建物の揺れを検出・分析する地震センサなどのIoTを活用した取り組み事例もある。

イベント活用では、イルミネーションなど照明などのほかに、「電気制御で動くモノについては、IoT HAを導入することでインタラクティブな演出ができるようになる」と話す。

・IoT×噴水

・IoT×花火

などの演出装置のほかにも、イベント会場やスペースでの騒音感知システムなど、ソフト・ハード面ともに可能性の幅は広い。

製品基盤はオープンソースハードウェアとして新しいモノづくりを実現しているRaspberry Pi(名刺サイズのコンビュータボード)を利用しており、小ロット製品でもローコストでの製品化ができることも魅力だ。

「特殊な設備になると1台で数十万円することもあり、イベントの場合インタラクティブ演出は一時利用にはコスト負担が大きく、ハードルになっていた。コストが下がることで、バックアップもしっかり設計でき安定した運用ができるようになった」(澤さん)

また、演出装置を動かしている機能はクラウドのWeb技術。IoTというと難しく捉えられがちだが、キャンペーン用のWebサイトをつくる感覚で、インタラクティブな演出ができる。

IoTで何ができるかは、まだ未知数。アイデアを思いついたら、まずは形にしてみるということが気軽にできる時代になって、イベントもますます楽しく進化しそうだ。

 

(月刊イベントマーケティング11号「特集:リアル×映像・照明の体験」より)