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10月 20, 2017

東京国際フォーラム開館 20 周年記念イベント「光のアクアリウム」「新たな船出」開催

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10月 20, 2017

「Japan Content Showcase2017」過去最大出展者数を記録! 10月23日(月)~26日(木)池袋・渋谷会場で開催

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10月 19, 2017

[ファベックス関西 2017] 屋外設置型ポータブル冷凍庫「-25℃冷凍番」 – 株式会社ユーエン

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[ファベックス関西 2017] 健康志向を背景に業務用途でも需要が上昇中「果汁100% シークヮーサージュース 」 – 南西食品株式会社

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[ファベックス関西 2017] フィリピン産の豊かな食材を紹介「Food Philippines Taste by Design」 – フィリピン総領事館 商務部

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[ファベックス関西 2017] 食品工場のための高機能塗り床材 「ピュアクリート」 – 株式会社キューケン

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10月 19, 2017

第6回共創イベント 陸前高田市が神戸とコラボ!障がい者スポーツの視点から考える、ダイバーシティを実現する官民一体のまちづくりのアイデアを創発するワークショップを開催【イベント開催・参加者募集】

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10月 19, 2017

渋谷の街がTEAM BEYONDで染まる『BEYOND FES 渋谷』10月20日開幕

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10月 18, 2017

日本唯一のシェアリングエコノミーの祭典「SHARE SUMMIT 2017」カンファレンスを東京・渋谷にて開催 先着順: 一般オープン枠募集開始

[Interview with Event Organizers]#6 Smart Kitchen Summit Japan「みんなで新しいキッチンの姿をつくりたい」

[Interview with Event Organizers]#6 Smart Kitchen Summit Japan「みんなで新しいキッチンの姿をつくりたい」 »

Interview with Event organizers #6  Smart Kitchen Summit Japan

 

 

「Smart Kitchen Summit Japan」初開催までの経緯

日本の未来のキッチンを描くイベント「Smart Kitchen Summit Japan」が、8月25日にGRID(東京都千代田区)で初開催される。

「Smart Kitchen Summit」は、2015年米国シアトルでスタート。「食 & 料理×テクノロジー」をテーマとするイベントだ。昨年10月、田中宏隆さんは、ある商品の活用領域を模索する中このイベントの存在を知り、参加した。アットホームな雰囲気ながらも実に多様な参加者の姿に驚いたと田中さんは話す。

「シアトルで確信したのは、食・料理は議論の領域が広がるテーマだということ。キッチン家電等のハードウェアだけでなく、食と料理に関するサービスやプラットフォーマー、小売業界、さらに投資家やメディア等、様々なプレイヤーがスピーカーとして登壇。世界ではこれほどの議論がなされていることに、衝撃を受けました」。

そして、田中さんがなによりショックだったのは、日本企業の登壇や出展はおろか、700人ほどの参加者のなかに日本人の姿がほとんどなかったこと。その事実を逆転の発想で捉え「和食という世界遺産、多くの高い技術力を持つ日本にとって、イノベーションを起こせるテーマなのでは」と「Smart Kitchen Summit Japan」を着想。まるで雷が落ちてきたようだったと表現する。

「Smart Kitchen Summit Japan」の構想は、その3ヶ月後には米国の主催者Next Market Insightsと合意、同社とシグマクシスによる共催がスピーディーに決定した。その後、Next Market Insights CEOのマイケル・ウルフ氏が運営するフ−ドテック関連のニュースサイト「The Spoon」での告知により、多くの米国スピーカーが集まったという。海外からの「Smart Kitchen Summit Japan」への期待の高さが感じられる。

 

「Smart Kitchen Summit Japan」で語られること

プログラム内容は、オープニングからクロージングまで、計13のセッションを用意する。

午前中は、田中さんとマイケル氏により「なぜ今スマートキッチンなのか」の投げかけからスタート。続いて「料理の本質を考える3つの視点」と題し、東京カリ〜番長こと水野仁輔氏、パターン・ランゲージの手法をつかってレシピの抽象化を研究するコークッキング の伊作太一氏、分子調理法で話題の宮城大学教授の石川伸一氏が独自の視点から新たな料理の可能性を紐解く。また、英国のキッチンデザイナーのJohnny Grey氏と、日本のシステムキッチンデザインを手掛けてきたLixilの小川裕也氏が「空間デザインに見るキッチンの位置づけ」を語り、かつての「場」としてのキッチンと今後の進化を聞く。午前中はあえてテクノロジーの要素は入れず、料理やキッチンそのものが持つ可能性を深堀りすることが狙いだ。

午後は、いよいよテクノロジー&キッチンがテーマだ。前半は海外勢の話からスタート。海外のスタートアップでは、社会課題からプロダクトやサービスが生まれており、その一つとして「これからのレシピ~デジタル化の先にあるもの」をパネルディスカッションで展開。また、IoT化したキッチンを横串でつなぐOSの最前線を探る「キッチンOSの覇権争い」、食材調達をテーマとした「キッチンコマースの未来」のほか、家庭で手づくりビールが楽しめる商品PicoBrewを事例とした「サービスデザイン成功のポイント」と、未来的なテーマがリアリティとともに語られる。

午後の後半は、日本のスタートアップと大企業の取り組みを、それぞれ紹介。スタートアップ3社による「Startup Showcase」(Oisix共催)、パナソニック社内イニシアチブであるGame Changer Catapultによる「キッチン家電メーカーが挑むキッチンイノベーション」だ。さらには予防医学研究者である石川善樹氏が語る「我々は”未来”をどう捉えればよいのか」、クックパッドの小竹貴子氏とBiotope佐宗邦威氏による「料理で解決出来る社会問題をデザイン思考で考える」が続く。最後は元エバーノート会長で現在は総務省「異能ベーション」プログラムアドバイザーを務める外村仁氏らによるパネルディスカッション「日本におけるこれからのSmart Kitchenとは」で締めくくり、スピーカーと参加者全員でのネットワーキングディナーへと続く。

田中さんは、「Smart Kitchen Summit Japan」の開催は、自分のミッションとも符合すると話す。大手家電メーカーに10年勤め、コンサルティングファームではハイテク企業に向けた多数の成長戦略・新規事業戦略の立案・実行支援というキャリアを振り返りつつ「『日本の技術を世界に』を人生のミッションとしています。日本の優れたテクノロジーや人財を、世界にいい形で発信し、繋げてイノベーションを起こし、世の中をより豊かにしたい」と熱い思いをもつ。

「まずは『Smart Kitchen Summit Japan』を通じて、食・料理の領域にパッションを持つ各分野のプロフェッショナルが繋がることがその第一歩だと考えています。それぞれが持つアイデアを組み合わせてコミュニティや事業へと展開し、日本の新しいキッチンやライフスタイルをデザインする場に進化させていきたい。このテーマで世界を変えてみたいと考える皆さんに参加いただき、たくさんの仲間がいることを知っていただきたいですね。そしてコラボレーションに参加いただくことで、一緒に何かを始めるきっかけになれば、うれしいです。」

 

 

Smart Kitchen Summit Japan

日時:8月25日(金)

会場:GRID / 6F ATTIC(東京都千代田区平河町2-5-3)

定員:150人

参加費:一般40,000円*ランチ、ネットワーキングディナーを含む

主催:シグマクシス、Next Market Insights

https://www.sigmaxyz.com/sks_japan2017/

 

*「Smart Kitchen Summit Japan」優待チケットプレゼント

「イベントマーケティング」の同記事をお読みいただいた方限定で、一般チケット4万円が3万2,000円(8,000円引)になる優待コードをプレゼントいたします。

申込みページ:http://eventregist.com/e/sks_japan2017

優待コード:SKSJ17

 

<お申込みの手順>

1.下記チケットページのURLをクリックください

http://eventregist.com/e/sks_japan2017

Smart Kitchen Summit Japanのチケットページ内の「プロモーションコードを入力」の白枠に上記優待コードを入力(コピー&ペースト)し、適用ボタンを押してください。

(前後に半角が入ってしまうと、コードが適用になりませんので、コピー時にご注意ください)

3.チケットの金額が¥40,000から¥32,000になっていることを確認し、枚数を「1」を選択ください。

(*プロモーションコードの入力後、適用ボタンを押すと、金額が¥40,000→¥32,000になります)

4.申し込むボタンを押して完了です。

(*イベントレジストへの登録が初めての場合は、そのままイベントレジストへの登録へお進みください)

 

イベントの本音トーク 第①回<はじめの一歩>

イベントの本音トーク 第①回<はじめの一歩> »

企業・個人の「働き方の選択」を共有したイベントとして、今年2月に初開催された「働き方を考えるカンファレンス2017」。主催者の一般社団法人at will work理事日比谷尚武さんと、同イベントの制作・運営責任者を務めた株式会社ホットスケープ代表取締役前野伸幸さんに、イベントを無事に終えたいま、あのとき実際はどう思っていたのか、本音で語っていただきました。

 

(写真左)

日比谷尚武/一般社団法人at will work理事。「働き方を考えるカンファレンス2017」広報担当。ロックDJでもある。

(写真右)

前野伸幸/株式会社ホットスケープ代表取締役。「働き方を考えるカンファレンス2017」制作・運営責任者、同社でカンファレンス・出展ブースの事務局を行う。国内屈指のカジノプレイヤーでもある。

「働き方を考えるカンファレンス2017」:企業・個人の「働き方の選択」を共有したイベント。

 

テーマ<はじめの一歩>

 

前野 今年2月に開催された「働き方を考えるカンファレンス2017」は、イベントの企画・運営を25年以上やってきたなかでも、特殊なイベントでした。ジャンルが業界や職種での区切りなわけではないし、主催組織も一社単独でも共催というわけでもなく、個人や企業が集まった一般社団法人。事前の打合せはweb会議で進め、メンバー全員が顔を合わせたのはイベント当日だったなんてことも初めての経験でした。

日比谷 働き方について新しい考え方を広げるという目的のために昨年5月に立ち上がった一般社団法人at will workという組織が、その目的である「働き方を選択できる社会づくり」を広げるために実施した初めてのカンファレンスだったので、わたしもこういうジャンルってなんていうのか聞いたことないです。

前野 ここまで参加者とコンテンツの多様性があるものはまだ少ないですが、社会的課題をインタラクティブに解決するカンファレンス形式のイベントが最近ふえてはきています。面白いのは、新しい人たちによる新しいイベントの誕生の予感があることですね。

これまで初開催時に課題になる“集客”も、SNSなどのコミュニティ経由で興味関心の高い層に届く時代になって、イベントが開催しやすい環境になったことも背景にあると思います。それにともなって、イベントの企画・運営側への相談内容も変わってきたなと感じています。そんな問合せもふえてきたので、イベント担当に初めてなる方のための自社セミナーをはじめるきっかけにもなりました。

日比谷 今回なんかだと、イベント運営の経験者がいなかったので、「なにから始めればいいのか」という状態のスタートだったと代表理事の藤本から聞きました。

前野 そうそう、私が藤本さん(一般社団法人at will works代表理事)にはじめてお会いしたのが昨年6月で、会場・日程・規模は決まっていたので、まずはイベント当日までに、何をしなければいけないのかタイムスケジュールと、会場構成のイメージ参考になるレイアウトの2つをお渡ししました。

日比谷 僕は昨年12月に理事として正式にジョインしたのですが、11月の時点でカンファレンスの準備について話を聞いたり、情報交換をしていました。 そのとき実質3ヶ月前にもかかわらずスケジュール通りいっていなくて(笑)。協賛関係もほぼこれからというハラハラドキドキな感じでした。

前野 当初はイベント制作・運営の責任者でしたが、最終的には収支のバランスシートをみながら、スケジュール管理をするプロジェクトマネジメント的な役割も同時並行していきました。54名登壇したカンファレンスのスピーカー事務局とブースゾーンの出展事務局も弊社が兼ねていたので、リアルタイムで進行具合を把握することができたのは、安心ではありました。

日比谷 主催者としては、新しい考え方を”伝える”ためにスピーカーとプログラムにぎりぎりまでこだわり、そして”広げる”ために広報に力を注いでいて、理事5人+1人では手一杯だった、イベントの場でそのメッセージをどう描くかにまで手が回っていなかったんです。前野さんと一緒につくることで、制作で時間的に厳しくなってしまう前にアラートを出してくれる存在がいることや、制作にかけるべきコストや逆にコストの削りどころをみつけて代替アイデアを提案いただけたことで、クオリティを担保することができました。

前野 モノやサービスを伝えるためのイベントであれば、機能・性能の比較で購入に導くことができても、考え方を伝える、さらにはできたばかりの組織として大勢に第一声を届けるような大切なイベントの場合には、リアルの場でブランド価値を上げ、メッセージを体感してもらえなければムーブメントとして波及していきません。イベントの品質、ブランディング面で僕らができることを突き詰めていきました。

日比谷 コンセプトを骨太にして強くしていくことが主催者の用意すべきことで、どうアウトプットするかはプロがいる。考え方を伝える思い系のイベントでは集まってよかったで終わりがちですが、伝えて、広げてなんぼです。イベント品質や、ブランディングづくりは絵としてソーシャルや動画の展開を意識するうえでも重要だと感じました。次回へ向け継続性という課題もでてきますが、1回開催して土台ができたことは大きい。イベントは手法としては古典的ですが、ネット情報でのインプットとは違う、生のエネルギーなどの伝達力があります。大事にしていきたいですね。

 

 

 

<お知らせ>株式会社ホットスケープでは、6月9日(金)に、第1回 HOT SCAPE Biz セミナー 「失敗しないイベント・セミナー会場選びのポイント」を開催。詳細・申込みは、こちら。イベントやセミナーを実施する際、重要なポイントや、成功のために必要な第一歩が学べます。

こころを測る 空間が変わるイベントも変わる!?

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25 4月, 2017

商業・文化施設などの空間づくりを行う株式会社丹青社と理化学研究所発のベンチャーである株式会社Kokoroticsは、ワークプレイスでの従業員の気分・心地の微妙な変化を測定できるスマートフォンアプリ「KOKOROスケール for Workstyleを共同開発した。 きっかけは、2015年9月に実施した、丹青社の本社オフィス移転。「こころを動かす空間づくり」を掲げる丹青社として、空間と「こころ」の関係性にも着目し、そのパイロット調査に取り組んだ。本社移転を機に取り組んだワークスタイル変革の狙いは、クリエイティビティと業務効率の向上。その効果測定に「KOKOROスケール」にアレンジを加えて、「KOKOROスケール for Workstyle」を共同開発し、自らのオフィス空間で従業員の「こころ動き」がどのように変化したのか80名を対象に調査を行った。KOKOROスケール for Workstyleの共同開発を担当した丹青社の菅波紀宏さんと工藤鉄也さんは、「アプリを導入し、1日数回データを入力してもらうことで、いつ、どこで何をして、どんな気分〔やる気・快適さ〕だったか、気づきやひらめきがあったかリアルな実態を捉えることができました。経験値や感性などのアプローチに、さらに定量的なデータを加えて、より良い空間づくりにつなげていきたい」と話し、こころという主観的な気分・心地を定量化し、こころと空間の関係性の数値化にチャレンジしたと解説する。理化学研究所・片岡洋祐博士が脳科学の知見に基づいて開発した気分・ 心地の測定ツール「KOKOROスケー ル」をベースにしており、脳内物質「ドーパミン」「セロトニン」の働きに基づく気分尺度(安心感と不安感、やる気と無気力など)を横軸および縦軸にした4象限マトリクスで人の心の動きを捉える。片岡博士は「たとえば、不安や緊張感が強いときは無理にリラックスしようとしてもなかなか思い通りに気分をコントロールすることは難しいですが、興味のある話題などで一度ワクワク感を上昇させると、その後、不安が軽減されやすい、ということがKOKOROスケールでわかってきました。空間や イベントにも脳科学を入れることで、 いろんな道筋がみえてくる」と話す。たとえば、天井をあえて低くし、そ の先に吹き抜けをつくることで生ま れる心理変化を利用した空間構成や、イベントのプログラム順に活かせるかもしれない。「今回のアプリはオフィス空間向けでしたが、イベントや公共空間など、次の改善につなげることができるのではと期待しています」(丹青社 菅波さん・工藤さん)。

分析結果:クリエイティビティの向上「アハ体験(気づき・ひらめき)は、コミュニケーション系の活動で多い」という結果から、部門を超えたコミュニケーション機会を増やす施策を実施すれば、より創造性が高まる可能性があることが導き出された。

[Interview with Event Organizers] #5 TORYUMON「接点つくり、ハードルを下げる」

[Interview with Event Organizers] #5 TORYUMON「接点つくり、ハードルを下げる」 »

Interview with Event organizers #5 TORYUMON

九州を中心とした学生向けの起業促進イベント「TORYUMON」が、3月18 日に福岡で開催される。

主催は、シード・アーリースタートアップの出資を事業とするベンチャーキャピタルF Ventures。代表の両角将太さんは、昨年2月に福岡でVC を立ち上げるまで、サムライインキュベートに在籍、起業家向けのベンチャー支援イベントを年間200 本をこなしていたという。

「当時もいまも、イベントを運営しているというよりも、イベントというスタイルでコミュニティをつくる、というアプローチをしています」(両角さん)

ベンチャーイベントはいまでこそ渋谷や六本木、五反田と場所も広がりをみせ、毎日のように開催されるようになったが、両角さんがはじめた頃は黎明期。天王洲という立地にもかかわらず集客し、年間200 本の定期運営ができるまで、起業家と支援企業のハブを育てた経験を持つ。大きな成果の一例には、IBMBlueHub につながった提案がある。 ここでのベンチャー企業・大企業とのつながりや、リソースとなる人材・資金をつくる巻込み方のノウハウなどが基盤となり、VC として独立した。両角さんが次にしたかったことは、出身地である福岡で起業家をふやすことだ。特に学生の起業支援をしたいのだという。

「就職で福岡を離れてしまう学生が多い。選択肢の一つとして起業があることも知ってほしい」と、海外では技術ベースでの学生起業家が多く、大学数も多い福岡にはポテンシャルがあると話す。

今回主催する「TORYUMON」は、九州の学生を対象とし、登壇者にはCAMPFIRE 代表の家入一真氏や短期集中プログラミングキャンプTECH::CAMP を設立したdiv 代表の真子就有氏など福岡出身の起業家、福岡発ベンチャーの株式会社ヌーラボ代表橋本正徳氏、ウミーベ代表のカズワタベ氏、そして、最近福岡オフィス開設を発表したメルカリ代表の山田進太郎氏など、18 名の豪華なメンバーが集まる。

起業家が少ない現状について両角さんは「福岡では起業する学生が周囲に少なく、起業家との接点がないことでハードルを勝手に上げてしまっている」と起業に触れる場がないと指摘する。「TORYUMON」では起業した背景や起業家の雰囲気、感情など、ネットやSNS のテキスト情報では抜け落ちてしまう生の情報に触れることで、起業に興味を持ってもらえればと期待する。起業家には学生時代の話もしてもらうなど親近感を高める内容となりそうだ。

「起業家は守るものが少ない若い人からという持論もあります。まずは『TORYUMON』で生の情報に触れる、興味のきっかけをつくる場づくりからはじめて、福岡に学生起業家のムーブメントをつくりたい。世界に羽ばたく起業家を福岡、九州から輩出し、西から風が吹くと言われたいですね」

 

–Event Summary–

TORYUMON 2017 年3 月18 日(土)10:00-20:00 The Company(福岡市博多区) 対象:九州を中心とした起業・スタートアップに関心のある学生、学生起業家など 想定規模: ~ 200 名 主催:F Ventures

参加申込:http://eventregist.com/e/toryumon2017s?lang=ja_JP

 

月刊イベントマーケティング20号より

Innovator #12 京橋ファクトリー  企業とコミュニティとが 出会う価値     −

Innovator #12 京橋ファクトリー  企業とコミュニティとが 出会う価値     − »

31 10月, 2016

京橋ファクトリー 代表取締役社長 八木 太亮さん 執行役員 COO 前田 裕司さん

 

プロモーションやサンプリングなどをしたい企業と、スポンサーからの協賛を希望するコミュニティやイベント。その両者を結び付けるサービス、それが「スポンサークル」である。

サービス開始の2015 年8 月からわずか1 年強ながら、ランニングサークル、草野球チームといったサークル、料理教室やシェアハウス、女子会などのコミュニティ、さらには各種イベントにおいて、アルコール飲料メーカーやヘアケアメーカーといった企業からの協賛やサンプリングを提供し、マッチングを実現している。

「コミュニティには枕投げ大会や自治体の登録などもあって、実に多種多様です」と話すのは、スポンサークルを運営している(株)京橋ファクトリーの執行役員 COO 前田氏。

同社ではもともとビール好き女性のコミュニティ「ビール女子」を運営し、大手飲料水メーカーから協賛のオファーが絶えなかった。「セグメント化されているコミュニティには企業が価値を感じてくれる。しかしながら、企業がコミュニティを発掘することは難しいし、コミュニティ側から企業へのアプローチも現実的ではない。そんなマッチングしにくい環境にあった両者を結び付けるサービスとして立ち上げました」。現在、コミュニティ・企業の登録数はパートナー企業と合わせて約3,000 にもなる。

 

SNSやWEBメディアの効果で 企業にとって広報やCSにも

ユーザーニーズとしては、コミュニティが企業の協賛を求めているケース、企業が自社のサークルを活性化したいケース、イベントでスポンサーを探しているケースなど様々。「コミュニティ側の運営費削減や無料のプレゼントというところに満足していただいています。企業側は、効率的にサンプリングができる、商品やサービスの認知度が広まるという利点に加え、副次的な効果としてwebメディアに取り上げられることでCSR や広報的な効果も発生しています」。

代表取締役社長の八木氏も「当社の事業の中核となるサービスに成長しておりますし、win-win だというところで、コミュニティと企業がタイアップしているという文化が根付くことが理想です。そのためにも、今後とも認知度の向上とサービスの充実を図っていきたい」と話す。今後はイベントの運営も担当するなど、サービスを広げていく考えだ。

MICE の新しい可能性を拓く ユニークベニュー八芳園が創るコンテンツ 〜日本文化のエクスペリエンス・イベント 『WAZA DEPARTMENT 2016 』in HAPPO-EN

MICE の新しい可能性を拓く ユニークベニュー八芳園が創るコンテンツ 〜日本文化のエクスペリエンス・イベント 『WAZA DEPARTMENT 2016 』in HAPPO-EN »

17 10月, 2016

 八芳園では訪日外国人観光客へのおもてなしとMICE 誘致を目的に、イベントやインセンティブパーティを数多く手がけている。なかでも昨年、日本各地の職人技を体感できるイベントとして好評を博した『WAZA DEPARTMENT』の第二回を8 月31 日に開催。関係省庁、旅行会社、外資系企業、ホテルコンシェルジュなど、2,000 名を超える参加者に八芳園の「企画力」と「プロデュース力」をプレゼンテーションした。

 

「『WAZA DEPARTMENT』はヒトやモノを通して、技術や文化を知っていただくというイベント。ヒトに興味をもってもらい、その職人がいる町を紹介することで、そこへ足を運んでほしいのです」と話すのは八芳園 経営企画室・企画課係長の窪田理恵子さん。単に職人技を紹介するイベントではなく、そこには「地方の人たちと共創をして日本を発信していこう」という八芳園の思いが込められている。  第一回でコラボレーションした、福岡県「家具の町」大川市の職人から各地の職人へ。そのネットワークと絆は、瞬く間に全国へと広がって行った。

1 年をかけて企画された第二回『WAZA DEPARTMENT』では、大川をはじめ、萩(山口)、徳之島(鹿児島)、有田(佐賀)、高崎(群馬)、中津(大分)、博多(福岡)、京都と8 つの地域の職人たちが参加した。イベントは1 階から6 階までのバンケットルーム、離れの「白鳳館」から庭にいたるまで、全館すべてを使って開催され、まさに非日常を提案するユニークベニューとなった。八芳園の「企画力」と「プロデュース力」がうかがえるブースをいくつかご紹介しよう。

2 階は職人技を見て、体験できるブース。建具の生産日本一を誇る大川では、その装飾に使われる「組子」が有名だ。これは釘を使わずに木と木を組み付けて、「麻の葉」など200 種類以上の図柄をつくっていく技法。参加者は大川組子の職人、木下正人の緻密な技に感嘆の声を漏らし、組子のコースターや木のスプーンづくり、八芳園のシェフが指導する巻き寿司づくりを楽しんでいた。

3 階の竹をモチーフにした「グレース」は有田焼のブース。七代目弥左衛門・松本哲が生み出すモダンな器に八芳園のパティシエがインスパイアされて生まれた「和のアフタヌーンティー」が披露された。プラチナをかけた三層の重箱にディスプレイされた和菓子や点心は、さながら宝石箱のような美しさを演出している。

同じく3 階にある大空間の「チャット」でプレゼンテーションされたのは、八芳園オリジナルブランドの「KIKI」。八芳園のスタッフが見つけた全国の食材と「行列のできるショコラティエ」野口和男とのコラボレーションで生まれた和のスイーツだ。桜・紫蘇・酒粕・竹炭など、厳選した和の食材を練り込んだチョコレートのほか、パウンド生地に米粉を使い、ホワイトチョコを合わせた新作のガトーショコラもお目見えした。

自慢の庭で、ひときわ目を引いたのは離れへと続く小道にディスプレイされた氷柱だ。氷の中に入っているのは博多織職人が使用する道具や糸。氷柱に浮かぶそれらを眺めつつ会場「白鳳館」に入ると、鳥をイメージしたストールがアート作品のようにディスプレイされている。ステージでは博多織とバイオリンのコラボレーションによるミニコンサートが行われ、参加者を花鳥風月の世界へと誘っていた。

イベントも終盤にさしかかった頃、1 階のガーデンフロアで「WAZA ENTERTAINMENT」と銘打ったパーティが始まった。 オープニングではVTR が上映され、八芳園の井上専務のあいさつに続き、大川の家具職人と作った櫓「KAGURA」で和のエンターテイメントが繰り広げられた。フロア続きの庭園から職人が登場。参加者の「よいしょ」のかけ声のなか、鏡開きが行われ夏の最後を飾る粋なパーティも終演。第二回『WAZADEPARTMENT』も幕を閉じた。

「八芳園の強みは、ウエディングで培った企画力とプロデュース力です」という窪田さん。お客さまの想いに向き合い、丁寧にヒアリングしながら、予想を超える企画を実現するのがモットーだ。選任スタッフが初回打ち合わせから当日までワンストップで担当。案件ごとにチームを編成し、コンセプトに沿って、内装・花・料理・器から箸の袋に至るまで、トータルプロデュースすることが可能だという。

また、日本文化を海外に紹介することは八芳園のビジョンでもある。「2020 年に向けて、私たちのOMOTENASHI で、お客さまと一緒に東京と、日本を盛り上げていきたいと思っています」(窪田さん) (文:西口みな子)

[Interview with Event Organizers] #4 「NoMaps2016」

[Interview with Event Organizers] #4 「NoMaps2016」 »

3 10月, 2016

No Mapsは地元愛でできている

BACKSTAGEのSession9「地域から日本とアジア、世界を変える為にイべントができること」に登壇した伊藤博之さんが実行委員長を務めるNoMaps2016が10月10日から7日間、札幌市内中心部のホール等や狸小路周辺を中心に市内広域で展開される。

No Mapsはこれまで10年間開催し国際的な知名度を得ている札幌国際短編映画祭を核に、音楽とインタラクティブ(IT先端技術など)を加えて再編成するもので、今年、プレ開催として実施するものだ。来年からの本格開催に向けて、さまざまな取組みが行われる。

事務局の廣瀬岳史さんは、No Maps成立の経緯について「2つの想いがタイミングよく融合した結果」だと語る。

一つ目は、映画祭側の、“イベントとしての認知度は高いが国内の短編映画市場拡大が遅れており需要喚起をしたい”という想い。もう一つは、音楽フェスを手がける(株)ウエスの小島紳次郎さんや初音ミクなどインタラクティブ事業を手がけるクリプトン・フューチャー・メディア(株)の伊藤博之さんが抱く“フロンティア精神がある地元北海道でSXSW(サウスバイサウスウエスト)のようなイベントを開催したい”という想いだ。

では、No Mapsの目指すところは日本版SXSWなのか?

 

廣瀬さんは「3分野がそれぞれ連携しイノベーションを生むという点でSXSWをリスペクトし学ぶところは多い。しかしそれが最終ゴールではない」と言う。No Mapsの名前は文字通り、地図のない場所の地図を創ろうという開拓者精神を表すもの。札幌・北海道を通じて多様なイノベーションをアジアに発信していく。ピッチコンテストやアイデアソン・ハッカソンを実施することで、海外の投資家や起業家の参加も視野に入れる。北海道で開催する意義は一次産業や観光といった地場産業に3分野のクリエイティビティを波及させ、さらなる発展を目指すというものだ。

映画・音楽・インタラクティブの3者が融合するNo Mapsには行政の支援も加わっている。札幌市はもともと映画祭の文化的側面だけでなく、経済的側面を重視し、映画祭をコンテンツビジネスの場として支援していた。音楽とインタラクティブの分野に広がりを見せNo Mapsへと進化するにあたっては、札幌市等のさまざまイベントがNo Maps連携事業として位置づけられている。札幌・北海道をクリエィティブ産業・IT産業の集積地としたい、起業家や就労者が新しいものを生むなら北海道という機運を醸成したい、という官民一体となったムーブメントが起こりそうだ。また創業支援制度の充実など「創造都市さっぽろ」の基盤づくりも狙い。インタラクティブ技術が向上し都心以外での事業化、働き場所という選択肢を増やしていることも追い風になっている。

廣瀬さんがNo Mapsの事務局に参加したきっかけは、所属するシンクタンクが受託した札幌国際短編映画祭の今後のあり方にかかる調査の案件だという。調査で得た情報や知見をもとにNo Mapsが札幌と北海道の発展のエンジンとなるように、施策を打っている。業界文化も共通言語も異なる3分野を、うまく融合させるべく日夜奮闘している。そんな廣瀬さんのエンジンは地元北海道発展にかける想い。No Mapsは多くの人の地元愛で作り上げられている。

9月9日には三度目の記者会見が行われ、「VRシアター」、「Tresor25years」など、分野をまたぐ新たなイベント内容も発表された。3分野の複合融合イベントの幕が開けようとしている。

「大型コンベンション施設が足りないので、街なかの色々な場所で分離開催することになった」と語るが、街なかで実施することで、市民への周知を高め、参加促進のプロモーションになる。日本になかなかない、街中がイベントの色に染まる新たな風景をつくりだしそうだ。

 

——EventSummary——

NoMaps2016

2016年10月10〜16日

札幌市内広域

主催:NoMaps実行委員会

https://no-maps.jp

イベントプランナーの履歴書 形のないものをカタチにする仕事 セールスフォース・ドットコム 田中裕一さん

イベントプランナーの履歴書 形のないものをカタチにする仕事 セールスフォース・ドットコム 田中裕一さん »

25 4月, 2016

形のないものをカタチにする仕事

田中裕一さん 株式会社セールスフォース・ドットコム マーケティング本部イベントマネジメントディレクター

クラウド型顧客管理(CRM)最大手のセールスフォース・ドッ トコムで、ユニークで先鋭的な「Salesforce World Tour Tokyo」などさまざまなイベントの運営を手がけるイベント マネジメント ディレクター田中裕一さんに話をうかがった。

 

——クラウドによる業務のオンライン化を推進するセールスフォース・ドットコムが、オフラインのイベントを盛んに開催しているのはなぜですか

田中 クラウドサービスを提供する弊社にとって、ユーザーコミュニティへ最新のサービス情報を提供したり、サービス利用に関するフィードバックを得ることはとても大切なことです。その機会としてフェイストゥフェイスによるコミュニケーションが効果的と考えており、弊社は創業以来さまざまイベントを実施。サンフランシスコで開催しているDreamforceは、ソフトウェア会社が主催する世界最大のプライベートイベントとして17万人がイベントに参加登録し、街全体がコンベンション会場となりました。

——グローバル企業の御社では、本国である米国が各国のイベントをコントロールしているのですか

田中 弊社には専門職としてイベントマネージャーがいます。米国本社だけではなく世界中にイベント担当者がいます。年に1回以上はグローバルイベントサミットがあり、本社のVP(ヴァイスプレジデント)がガイドラインやビジョンを発表し、各国のベストプラクティスを共有します。

ローカル・イベントの会場環境やディスプレイなどは各国の判断に委ねられていて、自由度は非常に高いと感じています。その中でオーディエンスにどう伝えるかというのが各国のイベントマネージャーの重要な役割になっています。

——自社のCRMを利用してイベントの効果測定を実施されていますか

田中 イベントには大きな投資をともないますので、PRやビジネス効果を分析するアナリストとも連携しながらイベントの効果を測っています。イベント開催前、中とその終了後のフォローアップでビジネスにインパクトを与えられるかが重要です。ライブの視聴者数をトラッキングするのはもちろん、ソーシャル上のブランドメーションでどれくらいリーチしたか、ニュースを見た視聴者がSNSでどれくらい拡散したか。そういった要素もトラッキングしています。イベントを実施するだけでなく、イベントで発表したストーリーを拡散するところまで考えるのがマーケティング部にいるイベントマネージャーの役割だと思います。

 

——イベントマネージャーにはどのような人が向いているのでしょうか

田中 人とコミュニケーションを取ることが好きで、その能力が高いことは必須です。あとはストーリーの企画力やプロジェクトマネージメント力。立ち上げからクローズまで、マーケットのトレンドを感じながら、実行するやり抜く力が重要でしょう。

——昨年末の「Salesforce World Tour Tokyo2015」は各所で話題となっています

田中 両国国技館、ザ・プリンスパークタワー東京、虎ノ門ヒルズフォーラムという3か所で開催しました。お客様をイメージしながら、次の成長を考えたとき、多くのゲストや社員とメッセージや空気感を共有したい。そこで、特に日本の文化の象徴である両国国技館というのはベストな開催場所であると考えました。

 

——ゲストに著名人の方を招いたことでも話題になりました

田中 弊社のイベントでとても大切なメッセージは、お客様の事例と社会貢献活動の紹介です。基調講演では、NTTコミュニケーションズ、NPO 法人 CANVAS、、和歌山県 白浜町長、テスラモーターズからゲストをお招きしました。さらに今回は滝川クリステルさん、佐々木 かをりさんをお招きしたパネルディスカッションやiPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学山中伸弥教授によるスペシャルなど、参加者の間で、印象に残り会話が生まれていく要素を取り入れました。

自社の技術情報・プロダクトだけの話だと今のお客さんは満足しません。イノベーションや社会貢献活動の話やビジネスモデルなどの要素も必要なのです。山中教授のようにビジョン、ハードワーク、イノベーションがある方だからこそお客様は刺激を受けますし、新しい発想、アイデアへとつながっていきます。そして、参加者からセールスフォース・ドットコムのブランドのパワーも高まり、電波や口コミなどで広がり、マグネットのように人が集まるイベントとなり、ビジネス効果につながっていくと思います。

 

——最後に、イベントマネージャーやイベントに関わっている方々にメッセージを

田中 まずひとつは「アイデアを持たなければいけない」ということ。アイデアはひとつだけではなく、常に3つは持っていたいです。時には組み合わせて、時には選択肢としてあることで可能性が広がり、面白いものになります。さらに言えることは「イベントはサービスですので、本番まで形がない」ということ。紙に書いたものを作りあげていき、扉を開けたらはじめてそこに結果がでます。イベントのように、人生におけるこれからの目標や夢も形がありません。イベントディレクターになりたい、論文を書いてみたい、そういった目標があるなら、紙に書くなどして推し進めて実行するのみです。

 

田中裕一さん、Certified Meeting Professional 米国ネバタ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒業後、日本でのCOMDEX主催, 大手調査会社などを経て2012年にセールスフォース・ドットコムへ。

 

−ドローンとIoT が人の命を救う−  Innovator #08

−ドローンとIoT が人の命を救う− Innovator #08 »

25 4月, 2016

(一社)EDAC 代表理事 小澤 貴裕さん (写真:前列中央)

ドローンとIoT が人の命を救う−

各方面で話題となっている無人機「ドローン」。遠隔操作や自動操縦によって飛行できるという有用性を活かし、「ドローンが命を救う」をキャッチフレーズとして、2015 年9 月9日、医療現場でドローンを活用する「Project Hecatoncheir(プロジェクト・ヘカトンケイル)」がスタート。2016 年には一般社団法人EDAC(救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会)として組織化し、本格始動した。

メンバーには、いち早くドローンの医療導入に取組んでいた救急救命士であり専門学校教員の小澤貴裕代表/クラウド・ネットワーク基盤担当には東京大学発ベンチャー(株)リアルグローブ代表・大畑貴弘氏/行政アドバイザーに救急現場へのiPad導入で搬送時間短縮に成功した佐賀県庁職員の円城寺雄介氏/救命用ドローン機体開発担当にクリエイター岡田竹弘氏/生体医療用工学アドバイザーに元専門学校教員の沼田慎吉氏/広報・ドローン導入アドバイザーにドローン情報サイト「DRATION」の運営をする稲田悠樹氏が参画。救急医療、ICT、行政、機体という異分野のプロフェッショナルが集結し、2 年以内の実用化を目指す。

119 番通報から救急車が現場に着くまでの時間は約8 分半。小澤代表は「救急車が到着するまでに心肺蘇生やAED での一次救命処置が行われていたら…と思う場面が何度もあった」と、救急救命士時代を振り返る。何らかの方法で救急隊到着までに事故や火災の現場を把握したり、AED や薬剤を届けることで救える命は増える。そう考え、空からのアプローチが可能なドローンの有用性を感じていた。要はドローンによる救急・災害医療現場の「迅速な状況把握」と「医療器材や薬剤の搬送」だ。事故以外にも、大規模災害で人が立ち入れない現場やアプローチが難しい山間部地域など、様々なシーンでの活用が想定される。

すべて試すべきアイデアだ   テックショップジャパン株式会社 代表取締役社長 有坂 庄一さん

すべて試すべきアイデアだ   テックショップジャパン株式会社 代表取締役社長 有坂 庄一さん »

4月1日、港区赤坂のアーク森ビルにTechShop Tokyoがグランドオープンする。 アイデアさえもっていれば夢はかなう場所、というコンセプトを聞いて、プレオ ープン中のTechShop Tokyoにモノづくり経験のない編集部も行ってみた。

——TechShopをまだ知らないという方にも簡単にどんなものか教えていただけますか

有坂 TechShopはアメリカ発の会員制オープンアクセス型DIY工房です。DIYというと日本では日曜大工を連想され、ベニア板にとんかち、釘での木工製作をイメージされるかと思います。4月1日からオープンするTechShop Tokyoは、金属加工・溶接、3Dプリンティング、皮の縫製もできる工業用ミシンまで、本格的な工作機械が約50種類あります。

——ひと通り機械をみましたがDIYよりもモノづくりと言ったほうが近い印象を受けました。どんなモノがつくれるんでしょうか

有坂 基本的にはアイデアさえあればなんでもつくれます。たとえば、店内に入る前に受付を通られたと思いますが、そのカウンターテーブルもそうですし、いまコーヒーを運んできたトレーもスタッフのつくったものです。

アメリカのスタッフから聞いた言葉が僕はTechShopらしくて好きなんですが、「悪いアイデアなんてない。すべて試すべきアイデアだ」と言うんですね。

 

——一歩踏み出す勇気が出る言葉ですね

有坂 アイデアはカタチになると話が弾みます。アイデアだけの会話の場合「…だからダメだよね」とネガティブな意見も出がちですが、面白いのは、プロトタイプを一つテーブルに置くだけで「ここをこうすればもっとよくなる」と、発言が前向きに、改善点としての意見に変わるところです。モノづくりの経験が無い人でも、モノがあるとそれをきっかけにアイデアが出てくるという感じで、カタチからアイデアへという流れになりやすいですね。

 

——アメリカでの使われ方を教えてください

有坂 いまアメリカにはオープン予定も含め10店舗が展開されています。平均して1店舗に1,000人の会員がいて、起業家や学生、クリエイター、または企業利用など、個人と個人、個人と企業会員同士のコミュニティができているのが特徴です。TechShopで生まれたプロトタイプが企業、ベンチャーキャピタルからの出資を得るなどして100以上のビジネスが生まれています。なかでもスマホやタブレットでクレジットカード決済ができるSquareという製品がTechShopでつくられた話は有名です。海中版のドローンとも言われる水中探索ロボットOpenROV は、実物をTechShop Tokyoで見られますよ。

 

——日本でもコミュニティの場となるでしょうか

有坂 ワークスペースは仕切りがなく、空間的にもオープンな状態です。コーヒーと自動販売機のあるブレイクエリアの前には黒板があって、音楽スタジオの掲示板にある「バンドメンバー募集」の貼り紙みたいに、アイデアを書いて「構造作家募集」としてもいいし、回路図を囲んで話し合う風景があっていいと思います。

理由は解明できていないんですが、アメリカでは店舗の会員が500人未満だと一人で作業をして帰ってしまうけれど、500人を超えるとコラボするという傾向があるようです。

また、人と人をつなぐのは人だというアナログな仕掛けもあります。TechShopには工作機械のエキスパートがいますが、彼らは個人のサポート以外にコミュニティづくりのマッチングサポートもするんです。ドリームコンサルタントと呼ばれるスタッフです。

 

——ターゲットとしては、どんな方に活用してもらいたいですか

有坂 ベンチャー企業やスタートアップにはWebサービスやスマホアプリが多いのに、それに比べるとハードウェアはまだまだ多くはないと感じます。

本格的な道具だけでなく、コミュニティがあることで、自分のアイデアを誰かの力を借りてカタチにすることもできるし、一度つくったプロトタイプをみてもらうことで別のプロフェッショナルに価値を足してもらうことだってできる。また、自分でつくる場所をもつことは、すぐに直すことができるということ。1ヶ月もここにきて仲間からのフィードバックを受け続けていれば独りよがりのアイデアよりは、きっと洗練されるはずです。このサイクルを早めることは試行錯誤を繰り返すリーンスタートアップの考え方と共通します。モノづくりもソフトウェアと同様にオープンイノベーションであるべきだと思っています。

ただ、矛盾するかもしれませんが、ビジネスユースをターゲットとしているわけではありません。あえて言えば、集まるひと、みんなオールターゲット。これまでモノづくりをしてこなかったひとにも、アイデアがあっても、なくても一度体験してほしい。こうした場が一般的になることで日本はもっと面白くなると思っています。

<協賛>

イベントレジスト株式会社 http://info.eventregist.com/service-display-ad

株式会社ブレイブソフト https://www.bravesoft.co.jp

株式会社レイ イベント事業本部 http://showtech.jp