日本劇場技術者連盟が「劇場技術者認定講座」を2会場で開催 10月11日は静岡・下田市、11月2日は東京・豊島区の萬劇場

日本劇場技術者連盟が「劇場技術者認定講座」を2会場で開催 10月11日は静岡・下田市、11月2日は東京・豊島区の萬劇場

日本劇場技術者連盟が「劇場技術者認定講座」を2会場で開催 10月11日は静岡・下田市、11月2日は東京・豊島区の萬劇場

一般社団法人日本劇場技術者連盟は、舞台スタッフの基礎から実践までを学び、資格の認定を受けられる「劇場技術者認定講座」を、2026年10月11日(日)に静岡県の下田市民文化会館で、11月2日(月)に東京都豊島区の萬劇場で開く。下田会場は第3級の認定講座で、受講者を募集している。申込期間は10月8日(木)までで、記事の公開日である10月5日時点では、締め切りまで3日となっている。萬劇場会場は初級・中級・上級を対象とし、小劇場での演劇上演を体験しながら学ぶ構成だ。

劇場やホールの運営は、少人数のスタッフに支えられていることが多い。連盟の認定講座は、そうした現場に即した人材育成の取り組みだ。本稿では、連盟の公式サイトに掲載された2会場の案内を整理する。

少人数運営の劇場に合わせた「劇場技術者検定」の講座

日本劇場技術者連盟は、舞台進行、舞台照明、舞台音響の人材育成を目的に、劇場技術者の検定制度を設けている。連盟の劇場技術者検定の案内ページは、この制度を、少人数で運営せざるを得ない劇場の実態に即したものと説明している。資格は級に分かれており、第1級は迫(せり)や回転舞台などを備えた劇場で自主制作に携わる技術者、第2級は簡素な舞台機構の劇場で市民の舞台芸術を支える技術者、第3級は劇場技術に興味を持つ市民が想定されている。

認定講座は、この級に応じて、舞台の基本知識から実習までを学ぶ場だ。今回の2会場の講座は、いずれも連盟が主催している。

10月11日は下田市民文化会館で第3級 受講料は高校生500円から

下田会場の講座は、「第3級劇場技術者認定講座」の名称で、2026年10月11日(日)の午前9時から午後5時まで開かれる。会場は、下田市民文化会館(静岡県下田市4丁目1-2)だ。チラシによると、舞台スタッフの基本知識から、舞台の機能や機構、舞台のセッティング、調整、進行などを学ぶ初級の認定講座で、講座の最後には筆記試験が行われ、合格すると第3級劇場技術者としての資格が認定される。

講師は、連盟の理事長である齋藤譲一さん、理事で演出・舞台監督の大木玉樹さん、下田市民文化会館のスタッフが務める。募集人数は高校生以上の40名程度で、先着順だ。参加費は、一般が4,000円、劇場従事者が2,000円、高校生が500円で、テキスト代、認定登録料、保険料が含まれる。申込期間は9月1日(火)から10月8日(木)までで、予定人数に達した時点で締め切られる。

申し込みは、チラシの裏面にある申込用紙に必要事項を記入し、下田市民文化会館の事務所へ持参するか、メールまたはFAXで送る方法だ。問い合わせと申込先は、下田市民文化会館(電話0558-23-5151、FAX 0558-23-5311、メールss-hall@vmail.plala.or.jp)となっている。共催は公益財団法人下田市振興公社、後援は下田市教育委員会、協力は静岡県立下田高等学校定時制バンドだ。地域の公共ホールと地元の学校が関わる形で、講座が運営される。

11月2日は萬劇場で初級・中級・上級 上演体験を通じて学ぶ

東京会場は、新進芸術家技術者のための人材育成事業として行われる「劇場技術者認定取得講座」だ。2026年11月2日(月)に、豊島区の萬劇場(東京都豊島区北大塚2-32-22、JR山手線の大塚駅北口から徒歩約4分)で開かれる。対象は初級、中級、上級で、チラシは、小劇場で演劇制作と舞台スタッフの仕事を楽しみながら学ぼうと呼びかけている。

講座の特徴は、実際の上演を体験する点にある。チラシによれば、実験小劇場での「銀河鉄道の夜・短編」の上演体験を通じて、舞台、照明、映像、音響の基本的な技能を学び、受講者の経験に応じて、第1級、第2級、第3級の劇場技術者として認定される。当日の流れは、オリエンテーション、映像と照明の講習、演劇公演のリハーサル、本番の順に進む。

時間は、初級講座が17:00から21:30まで(受付16:30から)、中級・上級講座が10:30から21:45まで(受付10:10から)だ。定員は20名程度となっている。受講料は、初級講座に参加する学生と中高校生が1,000円で、中級・上級を受ける一般は4,000円とされ、資料代や教科書代などが含まれる。申し込みは、住所、氏名、年齢、学校名または会社名、メールアドレス、電話番号などを、FAXまたはメールで連盟事務局に送る。認定書に住所、氏名、年齢を記載するため、正確に書くよう求められている。

このほか、特別講演として「劇的なるもの」が予定されている。また、連盟の公式サイトには、公演のみの参加も募集していると案内されており、チケットの申し込みはGoogleフォームから行える。

2会場の違い

2会場の講座を比べると、次のとおりだ。

項目 下田市民文化会館 萬劇場(東京都豊島区)
日程 2026年10月11日(日)9:00〜17:00 2026年11月2日(月)初級17:00〜21:30、中・上級10:30〜21:45
対象の級 第3級 初級・中級・上級(第1〜3級を認定)
定員 40名程度(先着順) 20名程度
費用 一般4,000円、劇場従事者2,000円、高校生500円 初級の学生・中高生1,000円、中・上級の一般4,000円
申込 10月8日(木)まで、会館へ持参・メール・FAX FAXまたはメールで連盟事務局へ

編集部の視点――現場の人材を「認定」でつなぐ

展示会やイベントの現場でも、会場の設営、照明、音響、進行は欠かせない要素だ。劇場技術者の認定講座は、舞台や劇場に限らず、会場運営に関わる人の基礎知識を整える機会として見ることもできる。特に下田会場は、高校生が500円から参加でき、地域の若者が舞台の仕事に触れる入口となっている。

萬劇場の講座では、座学だけでなく、リハーサルから本番までを通して上演を体験する設計が目を引く。学んだ内容を、そのまま実際の舞台で試せる構成だ。一方で、下田会場は申込期限が目前に迫っている。参加を考える場合は、早めに会館へ問い合わせたい。

問い合わせ先

下田会場の問い合わせは、下田市民文化会館(電話0558-23-5151、メールss-hall@vmail.plala.or.jp)が窓口だ。萬劇場会場と連盟全般の問い合わせは、日本劇場技術者連盟事務局(電話・FAX 03-3991-6402、メールrenmei-honbu@teec-or.jp)で受け付けている。詳しい案内は、日本劇場技術者連盟の公式サイトに掲載されている。

(出典:一般社団法人日本劇場技術者連盟公式サイト「認定講座の開催日程」、劇場技術者検定について。講座の詳細は、サイトに掲載された両会場のチラシによる)

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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