イベントマーケティングとは

■イベントマーケティングとは

販売促進や市場開発など、企業や自治体経営の重要な要素となっているマーケティング。近年のITの普及と進化とともに、マーケティングといえばデジタルマーケティングが主流となっています。ウェブやメール、マーケティングオートメーションなどのツールを活用することで様々な施策が、リソースをあまりかけずに数多く実施できて、その費用対効果もわかりやすくなっています。

その一方で、人と人が直接あって話をして、同じ時間と空間と体験を共有する、リアルな場でのコミュニケーションも重要視されてきています。デジタル化で便利になることは多いのですが、信頼性や肌感、開発者の想いといったスペック情報以外の感性に訴えるものなどは、デジタルでは伝わらない、共有しづらいものです。

私たちは、“Face to Faceを科学する”をテーマに「月刊イベントマーケティング」を発行することで、マーケティング視点でのイベントのあり方を皆さまと一緒に考えています。注目のイベント紹介、イベントに使える最新テクノロジー、イベントの効果を上げるヒント、イベントで活躍する人、などを紙面やウェブサイト、メルマガやsnsで発信、相互コミュニケーションをとることで、皆さんのイベント環境を、よりよくしていきたいと考えています。

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■MICEとは MICE研究所とは
旅行会社やホテル、観光関係のワードとして「インバウンド」とともに注目されている「MICE」。企業ミーティングの“M”(meeting)、インセンティブトラベルの“I”(Incentive travel)、国際会議・学会つまりコンベンション/コングレスの“C”(convention /congress )、展示会・イベントの“E”(Exhibition / Event)の頭文字をとったものです。

わかりやすく言うと、ビジネスかアカデミックな知識や体験を共有するために、多くの人が集まることです。私たちはイベントマーケティングとMICEは親戚みたいなものだと考えています。”ビジネスイベント”とざっくり捉えるのもいいかと思います。

ここ10年ほどMICEが注目されているのは、主に観光立国、観光による地域創生という文脈があります。海外では一般観光(FIT=Free
Individual Travelers )に対してのMICE、つまりグループトラベルとかビジネストラベルという意味合いでカテゴライズがきちんとされているようです。

観光の中でのMICEは、①1人当たりの消費額が大きい、②大人数の予約が早めに入る、③団体なので、ターゲットを絞ったマーケティングや直接営業が効果を発揮する、④政治問題や流行に左右されずに、安定的需要予測が立つ、といったところです。
また、行政機関である観光庁がMICEを推進しているのは、⑤開催地域の経済・学術分野の発展という理由も大きいのだと思います。

またカジノを含むIR(統合リゾート)と関連してMICEが注目を集めています。いわゆるIR推進法やIR整備法で、IRの要件のなかに国際会議や国際展示場いわゆるMICE施設の建設も含まれています。

私たちMICE研究所は、このような観光産業の視点からだけでなく、イベント・集客交流産業という軸でもMICEを捉えています。
海外または県外から参加者が集まることで日本や地域への流入人口と消費額が増えるというのはあくまでもMICEの余沢です。
イベントを開催する主催者の目的である、主催企業・団体の経済的・学術的な発展と会員の交流促進などを通じ、イノベーションのきっかけをつくることがMICEの意義。その成果を高めるために、イベントの成果を向上する手法、多くのイベントが手軽に開催できるような環境づくりが、私たちの仕事だと考えています。

そのために、月刊イベントマーケティング紙面では大型で国際的なイベントだけでなく、少人数で行われるユーザー会などについても取り上げています。また、MICE研究所では、イベントの運営実務について知るため、取材や調査で得た知見を実践する場として、自分たちでもイベントを実施しています。8月末にイベントレジスト、ホットスケープの2社と共同で開催している、体験型マーケティングのカンファレンス「BACKSTAGE」のほか、「イベントの未来をつくる105人」というコミュニティに参画して「編集長に叱られる!」というトークセッションも実施しています。

イベントの定義に”楽しい”という言葉が含まれてはいませんが、誰もが「イベントは楽しいものだ」という暗黙の了解のようなものがあります。
いま社会は楽しく働く、楽しく生きるという方向にシフトしてきていると思います。そんな時代をつくるのは、「イベントの楽しさ」でしょう。私たちは楽しくイベントをやれる環境をつくることで、新しい世の中の創造に貢献していきたいと考えています。

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メンバー

「朝は苦手なんです…。ビールと焼鳥は大好きです。」

樋口陽子
月刊イベントマーケティング 編集長

2003年に展示会の専門出版社に入社。12年編集業務に従事し、展示会ユーザーである出展者の立場に立った専門雑誌などを企画。2015年に株式会社MICE研究所を共同創業。月刊イベントマーケティング編集長として、ビジネスイベント、体験型マーケティングを中心に主催者や企画者の声、制作の舞台裏を取材。BACKSTAGE2018の登壇を機に、MC、進行役の修行中。

 

「”楽しさ”、”盛り上がり”をデジタルやセオリーと
融合するのがイベントマーケティング」

田中力
株式会社MICE研究所 代表取締役
月刊イベントマーケティング 副編集長

貿易会社および物流会社勤務を経て、展示会の業界紙出版社に入社。国際商取引や国内外の展示会参加の経験を活かし、出展者・来場者目線での企画、海外展示会取材を担当。2015年7月に㈱MICE研究所を設立。イベントを企業の販売促進や地域マーケティングの視点で考える新媒体「月刊イベントマーケティング」を創刊した。また、体験価値マーケティングのイベント「BACKSTAGE」、中規模イベントのコミュニティ「ベニュ研」、出展者向けセミナーなども開催している。MPI Japan Chapter 広報・コミュニケーション担当理事、イベント学会展示会研究会発起人、日本展示会協会 会員交流促進委員会委員。

 

会社概要

会社名:   株式会社MICE研究所
住所:    〒105-0004 東京都港区新橋5-12-9 ABCビル5F
電話番号:  03-6721-5303
FAX番号:  03-6721-5704
代表取締役: 田中 力
設立・創業: 2015年7月1 日
資本金:   700万円
業務内容:   出版業(「月刊イベントマーケティング」発行)