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共創型展示会×大型展示会=成果++  特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ -1

共創型展示会×大型展示会=成果++  特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ -1 »

14 3月, 2022

特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ

共創型展示会×大型展示会=成果++ 竹村 尚久さん SUPER PENGUIN 株式会社 代表取締役

未来のイベントの在り方を様々な視点から模索し、トライしていく有志の集まり「EXXLAB(エックスラボ)」では、1月18日から20日まで虎ノ門ヒルズフォーラムで共創型展示会「KEEPITREAL」を開催した。

日本の各産地の展示会出展をサポートする空間デザイン会社のSUPERPENGUIN株式会社 代表取締役の竹村尚久さんは「ビジネス空間でのデザインのゴールとは、成果を出すこと。そして、そのゴールは段階的でもいいのではないか」と考えEXX-LABに参画した。また「新たな展示会の取組みは、例えば大型展示会と共存・連携できるもの、補完するものとして捉えると、新しい選択肢となる」とも期待する。

大型展示会の来場心理を読む

「次の出展計画を立てるため、会場に実際に人の流れを見にきました」 「次回、気合を入れているんで、また展示ブースのデザインの作戦お願いしますね」

2月、東京ビッグサイトで開催された大型展示会「東京インターナショナル・ギフト・ショー(以下東京ギフト・ショー)」の会場に視察にきた次回出展検討中の来場者と、会場ゾーニングと人流観察の肌感を情報共有しながら談笑する竹村さん。展示会場を歩いていると次々に出展者や来場者から声が掛かる。東京のキャラクターグッズ会社、佐賀の石鹸・洗剤メーカ…と、いずれも展示会に成果を求め、迷っていたときに竹村さんと出会って出展成功の転機になったという企業だ。以来、仕事の受発注に関係なく「展示台をあと10cm通路側に寄せた方がいいですよ」「展示品の数をいくつか間引くといいですね」と現場に合わせて、より集客できるブースへと最適化のアドバイスもする。

「主催者は会場まで来場者を誘引するけれど、その来場者が出展ブースに気付いて足を留める、製品・サービスを吟味する、説明を求めて話しかけるまでの流れをつくるのが、出展ブースなど“ビジネス空間”をデザインする私の役割です」(竹村さん)

大型展示会でどのブースを訪れるかを決める判断時間は平均3秒ともいわれる来場者の心の動きを、竹村さんは建築学の基礎である心理学思考から設計する。商品を起点にブースの形態から取り掛かるデザイナーもあるが、竹村さんがまず考えるのは購買心理ならぬ来場者の探究心。まずは会場全体マップのブース位置を確認し、探索する来場者の気持ちになると言う。何百と並ぶブースの中から効率的に探しているときには、探している相手がここにいるという符号を空間に落とし込み、瞬間でわかること。また、「バイヤー(来場者)は、不必要にはつかまりたくない」という心理があるので、ブースアテンドの対応もプル型であることなど、空間も行動もデザインする。

オンライン時代の出展者心理を読む

竹村さんが、もっと俯瞰的な視点を展示会に向けたのは、出展者の成果への本気度が相対的に高まっていることが一つの理由だ。そんな出展者心理に寄り添い、商品・サービスのブラッシュアップ、展示・出展手法のブラッシュアップの場を「KEEP IT REAL」では目指し、会場設計した。

「キーワードは『コミュニケーション』です。会場のメインにある1200mm 角の展示台を今回デザインしたのですが、展示された商品を全方位から囲って見ることのできる形式で、自然と前のめりになることもわかりました。出展者だけでなく様々な来場者が一緒になって語り合う、意見の交換をしあう場所として機能しました」(竹村さん)

また、来場者が感想や改善点などのフィードバックを手紙のように残し、客観的に商品体験を共有するスタイルも採用した。

1月の「KEEP IT REAL」出展者のなかには、その後に2月の「東京ギフト・ショー」に初めて出展する企業も。フィードバックからヒントを得たという出展者の一人は「置いただけでは意図の伝わらなかったものに『手作業』というキャプション一つ付けただけで、『だからこの値段設定なのね』と値付けへの説得力が増したんです」と話し、フィードバックの効果を感じ経験値をつんでいた。

展示会の成果を高めるトライの場を複数、段階的に持つことも、リアル戦略には有効だ。

 

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リアル戦略の空間デザインとアプローチ」の他の記事 0. 特集のテーマ リアル戦略の空間デザインとアプローチ 1. 共創型展示会×大型展示会=成果++   竹村 尚久さん SUPER PENGUIN 2. 空間に時間の概念をプラス  長崎 英樹さん シンユニティグループ 株式会社タケナカ 専務取締役 3. 多くの人に 体験してもらう  駒井 明日香さん サクラインターナショナル株式会社 4. コミュニケーションが生まれる空間  池田 和宏さん 東京企画装飾株式会社 (TEProS) デジタルプロモーショングループ 5. 変幻自在の展示ホール  藤岡 俊さん 西尾レントオール株式会社 RA 東日本営業本部 東日本施設営業課 課長 6. 人を幸せにする感情の伝達  吉武 聡一さん 株式会社乃村工藝社 NOMLAB 7. 企業の成長と変わる戦略  新田 慶太さん 株式会社フレッシュタウン 特販事業部イベント課マネージャー 8. 環境配慮とデザイン性を両立  石井 敦さん 株式会社昭栄美術 クリエイティブ部 課長 9. 空間をデジタルで楽しく、体験を創造する  石田 裕美さん 株式会社丹青社 CMI センター空間メディアプロデュース統括部1 部2 課 課長 10. テンプレートでデザインに統一感  竹下 隆造さん 株式会社 George P. Johnsonシニア アート ディレクター

 

協賛 SUPERPENGUIN、東京企画装飾、サクラインターナショナル、西尾レントオール SUPERPENGUIN株式会社

特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ 特集テーマ

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14 3月, 2022

特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ

リアル戦略の空間デザインとアプローチ

「顧客創造」するマーケティングの場は、DXの浸透で届く範囲も、手法も選択肢が増え、細分化・多様化している。オンラインでもできるようになったイベントを「やっぱりリアルで」「どうしてもオフライン」でと選んだ出展者やプロモーション担当者の求める“成果”は、よりシビアになっているというプランナーも少なくない。リアルのマーケティング現場では、どんな戦略や手法で新しい顧客創造が進んでいるのか。変化するリアル戦略や空間デザイン・運営のアプローチを事例から紐解く。

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リアル戦略の空間デザインとアプローチ」の他の記事 0. 特集のテーマ リアル戦略の空間デザインとアプローチ 1. 共創型展示会×大型展示会=成果++   竹村 尚久さん SUPER PENGUIN 2. 空間に時間の概念をプラス  長崎 英樹さん シンユニティグループ 株式会社タケナカ 専務取締役 3. 多くの人に 体験してもらう  駒井 明日香さん サクラインターナショナル株式会社 4. コミュニケーションが生まれる空間  池田 和宏さん 東京企画装飾株式会社 (TEProS) デジタルプロモーショングループ 5. 変幻自在の展示ホール  藤岡 俊さん 西尾レントオール株式会社 RA 東日本営業本部 東日本施設営業課 課長 6. 人を幸せにする感情の伝達  吉武 聡一さん 株式会社乃村工藝社 NOMLAB 7. 企業の成長と変わる戦略  新田 慶太さん 株式会社フレッシュタウン 特販事業部イベント課マネージャー 8. 環境配慮とデザイン性を両立  石井 敦さん 株式会社昭栄美術 クリエイティブ部 課長 9. 空間をデジタルで楽しく、体験を創造する  石田 裕美さん 株式会社丹青社 CMI センター空間メディアプロデュース統括部1 部2 課 課長 10. テンプレートでデザインに統一感  竹下 隆造さん 株式会社 George P. Johnsonシニア アート ディレクター

 

協賛 SUPERPENGUIN、東京企画装飾、サクラインターナショナル、西尾レントオール SUPERPENGUIN株式会社

東京企画装飾株式会社

サクラインターナショナル株式会社

西尾レントオール株式会社

 

100トンからゼロへ サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜

100トンからゼロへ サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜 »

9 3月, 2022

100トンからゼロへ 第6回サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜 イベント・展示会レポート

100トン。なんの数字かわかるだろうか。 Sustainable Event Professional Forum 2022で紹介されたこの数字、答えは2021年に開催された「サステナブル・ブランド国際会議」のイベントによる二酸化炭素(CO2)排出量だ。

同イベントを主催する博展の白川陽一氏によると、同社は2030年までに、ゼロエミッション型のイベントを目指すということで、まずは「サステナブル・ブランド国際会議」をテストケースとして、数値化して可視化することが始まった。この計算を行ったのは国際航業株式会社。計算してみると、イベントが重要視しているプログラムに比例してそれぞれのプログラム排出量が構成されていることもわかった。

杉7,000本が一年間で吸収する量に値する100トンの排出量は、1人あたりの参加者に当てはめると約25kg、杉2本分程度ということだ。 この2本を1本にする取り組みを考える。ただし、イベントの価値を損なわず、イベントの目的からズレることなくということが求められる。

今年は参加者がどこから、どの交通手段で来場したかも細かく調査しており、レポートの精度が増すことが期待される。4月4日からの東証「プライム市場」では気候変動リスクの開示義務が始まる。

今後は企業のイベントにもサステナブルな視点が求められ、イベントのCO2をオフセットすることがスタンダードになる可能性がある、と株式会社セレスポの越川延明氏も考える。 MICEは期間が定まっている活動のため、実証実験の場としても優れている。海外ではイベントでトライアルして成功した取り組みを開催市に還元し、巻き込んでいく流れもある。 この業界が循環型社会のよい手本となり、サステナブルな取り組みを引っ張っていくためにも、業種業界の垣根を超えた知見の共有により、共同で創造していくことの重要性が示された。

「サステナブル・ブランド国際会議2022 横浜」は、2月24日~25日にパシフィコ横浜で開催された。 共催の「Sustainable Event Professional Forum 2022」は24日に開催された、MICE・イベント関係者・DMO認定法人に対象者を限った特別セミナーだ。 「共創」で実現するサステナブルなイベント・MICEと題し、Circular Initiatives & Partnersの安居昭博氏によるイベントの循環型経済の海外事例、そして産廃業を主体とする株式会社モノファクトリー中台澄之氏による循環ビジネスの最先端がまず紹介された。

両者に共通していたのは「サーキュラー」(循環)ということだ。また、直接のイベント関係者ではない2人から見れば、イベントは開始から終了までのタイミングがはっきりしているため、計画的にリユースやリサイクルの最適化も可能で、循環型社会の取り組みができるということだ。

取材・文:徳田裕子

万博開催地のメリットを最大限引き上げたい 第 1 回 大阪・関西万博 開催支援 EXPO 展示会開催宣言  (株)イノイベント 森嶋勝利 さん

万博開催地のメリットを最大限引き上げたい 第 1 回 大阪・関西万博 開催支援 EXPO 展示会開催宣言 (株)イノイベント 森嶋勝利 さん »

8 3月, 2022

万博開催地のメリットを最大限引き上げたい 第 1 回 大阪・関西万博 開催支援 EXPO (株)イノベント執行役員 森嶋勝利さん

2025年開催の「大阪・関西万博」まで残り3年。いわゆる万博ビジネスには、各国パビリオン、企業パビリオン、またイベントなど民間参加の余地があるが、参加方法や参加企業のパートナー探しには迷う声もある。そんな情報をまとめて取得できる「大阪・関西万博開催支援EXPO」が3月にインテックス大阪で初開催される。「個社のビジネスチャンスももちろん、MICE業界全体がバージョンアップするチャンス」とも話す事務局長/(株)イノベント執行役員の森嶋勝利さんに初開催への想いを聴いた。

――初開催の背景を教えて下さい

森嶋 2019年に大阪で「[関西]統合型リゾート産業展」を開催したことがきっかけです。IRも新しい産業として、区域決定などのタイミングをみて引き続き開催していく意向です。そのような中、大阪のIR候補地・夢洲では、もう一つ大きなトピックスとして大阪・関西万博が2025年にあります。夢洲開発という視点ではIRと万博は両輪で動いていますので、もう一つの成長エンジンである万博も「大阪・関西万博開催支援EXPO」として、われわれが得意としているBtoB向けの展示会をすることで、万博開催を盛り上げようと初開催に至りました。

――東京・関東圏と大阪・関西圏では2025年大阪・関西万博への関心度の差がありますが開催地では機運は上がっていますか

森嶋 大阪経済界の皆さまは「万博を盛り上げていきたい!」と口を揃えておっしゃいます。特に、60−70代の方にとっては1970年の「大阪万博」が幼い頃の思い出に残っている方がとても多くて、ポジティブな印象をお持ちです。小さい頃、憧れた、行って楽しかった記憶としてあって、現在経営者になられている方は、もう一度万博が大阪に来るのならば、自社が「万博の役に立ちたい」、また「ビジネスとして関わりたいけれど、どうしたらいいのか」という声を頂いています。その後押しをしたいですね。

――出展者さんの傾向と特徴は

森嶋 全体で約150社になりますが、エリアは地元大阪・関西エリアの企業様、そして事業規模としては中小企業層が多く、業種ではディスプレイ・内装関連を中心に、パビリオンで使用される物品・サービス、ステージ演出、警備、清掃、人材関連などさまざまな出展が予定されています。今回は、万博開催の3年前ですので、パビリオンの建設、内装関連企業さんが多くなりました。これから2〜3回と重ねていく予定ですが万博会期が近づくにつれて販促グッズや印刷・サービスなど具体的な提案に変わっていく、フェーズに合わせた内容に変化する展示会になりそうです。

――今回の展示会には、どのように参加して欲しいと考えていますか

森嶋 まず、開催地となる地元・大阪にはこれだけの技術やサービスがあることを知っていただき、発注に繋げていただきたいですね。最新技術としてAR技術などもあれば、伝統技術としての花火なども出展されます。また、大阪は繊維の街ですから、ユニフォーム制作会社さんも。関連サービスとしてクリーニングもあげられますし、地元企業で一気通貫してオーダーができれば大阪開催での意味が出てくると考えます。開催地のメリットを最大限に引き上げることをミッションに、観光という側面もある万博に、観光以外の波及効果のメリットを少しでも多く見出せるよう、展示会という形で機会提供し、後支えできればと思います。

「第 1回 大阪・関西万博 開催支援 EXPO」開催概要

会期:2022 年 3 月15日(火)・16日(水) *オンライン展示会:2022 年4月4日(月)~8日(金) 会場:インテックス大阪 主催:大阪・関西万博 開催支援 EXPO 実行委員会 共催:(一社)日本ディスプレイ業団体連合会

 

 

動画インタビュー

3月11日(金)12:00~配信 コースケ・よーこのミュートを解除

 

協賛  : 飯田電機工業株式会社

いまがチャンス!海外展開 1  コロナ禍での各国の展示会開催事情

いまがチャンス!海外展開 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 »

2 9月, 2021

 

いまがチャンス!海外展開

国内のビジネスイベントでは、人数制限やガイドラインに則って、展示会やカンファレンスがリアルに開催されるようになり、オンラインとのハイブリッド化、完全オンラインのみの展示会のトライなど、移行期間中になってさまざまなチャレンジがある。 一方、海外では、国ごとに事情が異なっているものの、出展には渡航制限があり、まだまだリアル出展は難しいのが現状だ。各国の開催状況と、海外展開に必要な新たなサポート体制やマーケットプレイス新設、バックアッププランの情報をまとめた。むしろチャンスは広がっているのではないだろうか。

コロナ禍での各国の開催事情 米国の展示会

大型国際ビジネスイベントを振り返ってみると、「CES」がオールデジタルで開催してスタートした 2021 年。長年開催地としてビジネス観光客を集めてきた米国ラスベガスでは、6月1日からネバダ州のイベント開催制限が解除され、100% 収容率でのリアルイベントを再開した。6月8日には、ラスベガス・コンベンションセンターのウェストホールが開業し、13万㎡拡張して全体の総面積が 130 万㎡となり、世界2位の規模となった。また、広大な敷地を移動する手段として、Loop という地下トンネルを電動車で移動する新輸送システムも披露している。この新たなホールを使用して、2022 年の「CES」はリアルとデジタルのハイブリッドでの開催が CES 主催団体 CTA から発表された。

米国では、州ごとに状況が異なっており、シカゴでは6月11日に再開。なお、世界4大工作機械見本市と言われる「IMTS」は2年に1度のため 2022 年 9 月に開催するが、ハイブリッドと発表された。また「シカゴモーターショー」は例年2月開催を今年は7月15日から19日に延期している。

ニューヨーク(NY)では、制限を徐々に解除しており、「NY NOW」が 8 月8日から11日に Javits センターで、また「ニューヨーク国際オートショー」が 8 月 20日から 29日まで同会場で開催することを発表。また、BtoC向けイベントだが NY の夏の風物詩となっている「ニューヨークステートフェア」は、ワクチン接種が進みライブ音楽・エンタメ・フードの提供も再開し 8 月20日から約 2 週間実施する(6 月14日時点)。7月4日の独立記念日をワクチン接種率が中間目標である70%を達成したことからエンパイアステートプラザでイベ ントと花火で祝うことも発表した(6 月21日) 時点)。

欧州の展示会

ドイツ・ベルリンでは世界最大級のコンシューマーエレクトロニクス展の「IFA2021」が9月にリアル開催すると伝えられたが、5月に入って COVID-19 の変異種株の急速な出現とワクチン接種状況の進行が期待通りでなかったことから状況が変わり、一転して中止が発表された。

ドイツ見本市産業連盟(AUMA)によると、2021 年にドイツで開催される見本市は約 380 だが、すでにそのうち 60%の中止が決定。ドイツでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限措置として、2020 年 3月以降、同年 9 月と10 月を除いて見本市の開催は許可されていない状況が続いている。

現在は過去 7日間の人口10 万人当たりの新規感染者数が 3日連続で 100 人を超える自治体において「非常ブレーキ」を適用する連邦の感染症予防法により、大型イベントの開催が規制されているという。なお、感染者数が減少しつつある一部の州では再開の見通しがある。

イタリアでは、世界的な家具の見本市「ミラノサローネ」が複数回にわたって延期となっていたが、リアルの形式での展示会を 9 月5日から10日に開催することを正式に発表した。

フランスでは、6月9日に最大 5000 人・最大収容人数 50% 減にすることで開催可能に、またワクチン接種や検査の陰性を証明する衛生パスを導入、イベント会場など 1000 人以上が集まる場所への入場に必要となる。

各国、また国内の州によっても事情が異なり、100% のリアル再開へはまだ時間がかかりそうだ。一方で、オンライン展示会・カンファレンスも進化しており、来年以降、出展者はハイブリッド化への対応で海外展開に差をつける 機会になるかもしれない。

 

特集「いまがチャンス!海外展開」の他の記事を読む 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 2 ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充  3 変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー  株式会社ビッグビート 代表取締役 濱口豊さん 4 言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣  トライフル 代表取締役 久野華子さん 5 開催地に応じた対応とデザイン 株式会社エキスポインターナショナル 岩本圭祐さん 6 調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展 

イベントビジネスの未来予測 2021 (1)

イベントビジネスの未来予測 2021 (1) »

1 9月, 2021

2021年、イベントビジネスはコロナ禍の苦境をどう乗り越えていくのか。 月刊イベントマーケティングがお届けする、新春企画「イベントビジネスの未来予測2021」。 この企画では、紙面取材やイベント企画でお世話になったイベントビジネスの当事者や分野の有識者の皆さんに、この1年の変化予測を伺います。

【チケッティング】 イベントレジスト株式会社 代表取締役/CEO ヒラヤマ コウスケさん

<Keyword>

不確実性(はイノベーションを生む) 思考(を止めない) 変化(にチャレンジする) −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

2020年から現在にかけて、人類に突きつけられている現実は、元々人間は多様な価値観の中で共存している事、また生存するためは「変化への対応」が不可欠な事を、未知の伝染病という試験紙がより強く浮彫にした年。

また現在のインフラとしてのインターネットの重要性と限界を同時に感じられた年であり、世の中のデジタルリテラシーが向上した年。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

市場の変化に対応する「顕在ニーズ」への対応も重要だが、引き続き、「潜在ニーズ」にチャレンジするイノベーションを進めていく。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えてください

業界のデジタルリテラシーが上がっている結果、広範囲にわたるデジタルシフトの加速化が予想され、デジタル化が進んでいない領域に改めてチャレンジする一方、変化や手法だけにとらわれず、企業としての存在意義を改めて深化していきたい。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

30年ぶりに全く海外滞在のない1年が経過し、海外滞在欲が過去MAX。

イベントレジスト株式会社のWebサイトはこちら

 

【会場】 アスノシステム株式会社 メディアサービス部 部長 楠 徹平さん

<Keyword>

テレワーク(ワーケーション) 出社ありきのテレワークから、 テレワークそのものが働き方の中心に・・・?! −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

大変な1年で大きな影響もありましたが、自分達のビジネスにとってはポジティブに捉えております。コロナウィルスにより、世の中のイベントが強制的にオンライン化され試行錯誤の2020年でしたが、良い面と悪い面がより顕在化され、結果として「リアルでやる価値」が再認識されたのではないかと思います。

働き方改革も結果として5年10年進んだと言われていますが、デジタルを活用しながら、よりリアルの場を参加者全員で盛り上げていく、そんな機運が高まってきていると感じています。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

2021年はリアルイベントにはより成果が求められるようになるのではと考えます。高度なコミュニケーションが必要なもの、体験・見聞など五感を刺激しより感性が磨かれるというところにリアルイベントのニーズはシフトしていくと考えております。

企業内イベントでいうと、チームビルディング・ビジョンメイキング、フィールドメソッド・越境学習など、個の考える力や組織力を高めるようなものへのニーズは今まで以上に高まるのではないかと考えています。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えて ください

検索ポータルサイト(「会議室.COM」ほか)としては、単にハードな部分だけを紹介するのではなく、よりソフトな部分をお伝えしていくことが必要になると感じております。

リアルでやる効果や意味をお伝えしながら、先述のとおり、ユーザーにとっては単なる場所ではなくて、そこではどういう価値が提供されて何が得られるかがより問われるようになると思いますので、事業者の「念い」や「コンセプト」「人の魅力」も伝えていければと思います。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

2020年キャンプデビューをしました。絶賛、焚火の魅力にどっぷりとはまっております。

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【企画・運営】 株式会社xpd マーケティングソリューションズ部門 ゼオ事業部 ブランドディレクター/演出家 武田 泰典さん

<Keyword>

新たなリードジェネレーションの考え方 5G #イベントあるから頑張れる −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

弊社は企業のコミュニケーションを最大化させるためのイベントプロデュースをしておりますので、無観客ライブ配信、バーチャルイベント、コロナ禍にてハイブリットイベントと完全オフラインイベントと一通り経験しました。ツールのおかげで一人でも配信ができることもあり、オンラインイベントが思わぬ形で普及した1年でした。

ただ一方、集客はできるけど、意外と売りに繋がらない、離脱率が高い、ながら聞きで刺さらないなど、多くの課題が出ました。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーの マインド シフト、ニーズの変化は?

、目的によったシナリオがより求められます。つながりを深めたいのか、リードの獲得なのか。ツールや演出も含めたイベント設計で、コンテンツの価値を上げていくことが必要です。

さらに、BtoBですから“確度の高いリードの獲得”がより重要になります。そのための一つの手法がハイブリット。配信で全国の来場できない顧客をカバーしつつ、現地では重要顧客を招待し、特別な体験をしてもらう。その体験設計も必要です。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

演出家という視点で「5Gのイベント活用」です。特にBtoBイベントは長年進化が求められてきませんでしたが、イベントビジネスが進化するチャンスです。

例えば、5Gでは現場にてAR・VRによる特別な体験ができる、オンラインでは視聴者がカメラを選べるマルチアングルやVRによる没入感などが進化する、といったBtoBイベントに取り組んでいきます。

♯イベントあるから頑張れる。ビジネスはイベントなくして成功な し。明るい未来を作っていきます。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

ゼオはグループ再編成で、株式会社xpd ゼオ事業部に変わりました。より多角的なコミュニケーション戦略をご提案いたします。

株式会社xpdのWebサイトはこちら

 

 

 

いまがチャンス!海外展開 2  ―ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充

いまがチャンス!海外展開 2 ―ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充 »

31 8月, 2021

 

ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」 ―越境ECプロジェクト大幅拡充 日本貿易振興機構(ジェトロ)

2018 年からデジタルエコノミーへの対応を進めており、昨年のコロナ禍でのデジタルシフトでさらに海外展開支援を加速している日本貿易振興機構(以下ジェトロ)では、昨年度新たに通年型オンライン展示会への出展プロジェクトを開始した。デジタル・スキームを強化し、中堅・中小の海外ビジネスを後押しするデジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん、課長代理の栗原環さんに、現状を伺った。

977 社の出展を支援

「通年型オンライン展示会への出展プロジェクト『Japan Linkage』は、昨年度新たに取り組み、各地域・分野トップ8サイトに、977 社の出展を支援しています」(デジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん)

977 社という数字は、これまでのリアル展示会への出展支援と比べても、ほぼ同数で推移しているという。

今年度は、世界最大級の B2B トレーディングプラットホーム Alibaba.com はじめ、香港貿易発展局が運営する Hktdc.com Sourcing、 グ ロ ー バ ル メ デ ィ アInformaMarkets の 運 営 す る Saladplate、フランス発の専門 6 分野に特化した BtoB マーケットプレイス VirtualExpo、 韓国のEC プラットフォーム Ecplaza、EC21、米国アパレル専門 BtoB プラットフォームJOOR、インド発 BtoB オンライン展示会Tradeindia の8つのサイト(一部を除き募集締切済)で出展は継続中だ。

デジタルスクール実施も

「当初は『オンライン会議システムに不慣れ』という企業も多く、オンラインビジネススキルの不足が課題でした」と栗原環さん(同課長代理)は話す。そのためジェトロでは「デジタルスクール」を実施し、デジタル技術の活用法やツールの紹介を通じてスキル向上も支援する。

具体的に「Japan Linkage」プロジェクトでのマッチング成功事例をみると、Alibaba.com に出展した株式会社アトラス(福島県)では、果物・野菜皮むき機の動画を掲載し動きを訴求した事例や、Virtual EXPO に出展したサクラテック株式会社(神奈川県)では、医療分野のバイタルセンサーを出品し動画や企業ページコンテンツの工夫でスイス医療機関との成約に至った事例など、分野にもよるが動画などを駆使したといった報告もあり、栗原さんは「分野や特性によって成功要因は異なる。機能の使いこなしや検索キーワード設定が重要など、成功体験を共有する機会なども設けていく」とする。

今後の取組みについて、下笠さんは「現状では通年型オンライン展示会への出展が主流となる一方で、いずれリアル展示会とのハイブリッド化が進むでしょう。その時にいかに効果的にオンラインを使っていくか。リアルで短期に商談し、オンラインで長期に繋がっていく、組み合わせていただくことが成果につながるには重要になってくると思います」と語る。

リアルでの展示会に出展した後、サンプルを送付したきりでビジネス継続が難しいケースも多々あるという。オンラインが加わり、いかに最新の情報を出し、繋がり続けることができるか、これからの海外出展のカタチもハイブリッド型での対応が求められる。

特集「いまがチャンス!海外展開」の他の記事を読む 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 2 ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充  3 変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー  株式会社ビッグビート 代表取締役 濱口豊さん 4 言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣  トライフル 代表取締役 久野華子さん 5 開催地に応じた対応とデザイン 株式会社エキスポインターナショナル 岩本圭祐さん 6 調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展  中島 健希さん 阿南 健太さん 7 日本唯一の CES公認代理店 米国出展支援 クリエイティヴ・ヴィジョン 吉野 昌秀さん 8 対応力と現場力で目的達成 -George P.Johnson  平澤 彰紀さん

 

東京2020 が開幕 復興五輪コンセプト聖火台で体現

東京2020 が開幕 復興五輪コンセプト聖火台で体現 »

27 7月, 2021

東京2020 が開幕 復興五輪コンセプト聖火台で体現

東京2020 オリンピック競技大会開会式が7月23 日、無観客の新国立競技場で開催された。入場行進はオリンピック発祥の地・ギリシャを先頭にあいうえお順で206 の国と地域、IOC 難民選手団が入場。

開催国として最後に入場した日本は、バスケットボール男子の八村塁選手とレスリング女子の須崎優衣選手が旗手を務めた。パレード曲には「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」などのゲーム音楽が流れ「勇者の行進」と選手を称えた。なお、入場行進はコロナ感染拡大防止の観点から、選手村に入村が認められている競技のみの参加とし、入村も協議開始5日前という制約の中、参加者は限定された。

「United by Emotion」のコンセプトのもと行われた開会式の演出には、寄せ木細工のように、自然な木の風合いを生かしたオリンピックリングの表現のなかに前回1964 年の東京オリンピックで各国選手団が持ち寄った種から育てた木の間伐材が使用されたこと。最新技術では1824台のドローンが上空でエンブレムや地球を表現したこと。1964 大会で廣村正彰氏をはじめとした開発チームがデザインし生まれたスポーツピクトグラムを、映像デザイナーの井口皓太氏のチームが進化させた動くスポーツピクトグラムがパントマイムのパフォーマンスとカメラワークでノンバーバルで体現されたことなどが、SNS 上でも話題にのぼった。

また、スタジアムでの聖火ランナーに医療従事者が加わったことや、歌舞伎役者の市川海老蔵氏が「暫」の演目で日本文化とともに邪気払いと無病息災祈願を表現したことなど、コロナ禍での演出も注目された。一方で、手話通訳のなかったことは多様性や調和をテーマにしている分、残念な点だった。

聖火台は、佐藤オオキさん率いるデザインオフィスnendo がデザインを手掛けた。開・閉会式演出企画チーム統括であった野村萬斎氏の「太陽の下に皆が集い、皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」というコンセプトに基づいて“ 太陽らしさ” を表現しているという。炎の燃料には次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギーを使用しており、水素は2011 年に発生した東日本大震災からの復興が進む福島県の施設で製造されたもの。聖火台だけでなく、炎のデザインを試行錯誤のうえで表現されていたこともnendo のサイトでは伝えられている。

炎のデザインとは、水素が燃焼時に無色透明の炎で目に見えないため、聖火として灯すには炎色反応によって着色の必要があったこと、炭酸ナトリウムを使用し黄色の炎を演出したことだ。バーナー付近から噴射される水溶液の量や向き、水素の量や火口の角度を繰り返し検討し、薪をくべたようにゆらめく炎の動きと形状になるよう調整をした。聖火を灯す燃料としては、水素の使用は五輪史上初めての試みだった。

東京2020 オリンピック競技大会では史上最多の33 競技339 種目が42 の競技会場で8月8日まで開催される。また、東京2020 パラリンピック競技大会開会式は8 月24 日に実施され、競技大会は9月5日まで開催される

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