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特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ 特集テーマ

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14 3月, 2022

特集:リアル戦略の空間デザインとアプローチ

リアル戦略の空間デザインとアプローチ

「顧客創造」するマーケティングの場は、DXの浸透で届く範囲も、手法も選択肢が増え、細分化・多様化している。オンラインでもできるようになったイベントを「やっぱりリアルで」「どうしてもオフライン」でと選んだ出展者やプロモーション担当者の求める“成果”は、よりシビアになっているというプランナーも少なくない。リアルのマーケティング現場では、どんな戦略や手法で新しい顧客創造が進んでいるのか。変化するリアル戦略や空間デザイン・運営のアプローチを事例から紐解く。

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リアル戦略の空間デザインとアプローチ」の他の記事 0. 特集のテーマ リアル戦略の空間デザインとアプローチ 1. 共創型展示会×大型展示会=成果++   竹村 尚久さん SUPER PENGUIN 2. 空間に時間の概念をプラス  長崎 英樹さん シンユニティグループ 株式会社タケナカ 専務取締役 3. 多くの人に 体験してもらう  駒井 明日香さん サクラインターナショナル株式会社 4. コミュニケーションが生まれる空間  池田 和宏さん 東京企画装飾株式会社 (TEProS) デジタルプロモーショングループ 5. 変幻自在の展示ホール  藤岡 俊さん 西尾レントオール株式会社 RA 東日本営業本部 東日本施設営業課 課長 6. 人を幸せにする感情の伝達  吉武 聡一さん 株式会社乃村工藝社 NOMLAB 7. 企業の成長と変わる戦略  新田 慶太さん 株式会社フレッシュタウン 特販事業部イベント課マネージャー 8. 環境配慮とデザイン性を両立  石井 敦さん 株式会社昭栄美術 クリエイティブ部 課長 9. 空間をデジタルで楽しく、体験を創造する  石田 裕美さん 株式会社丹青社 CMI センター空間メディアプロデュース統括部1 部2 課 課長 10. テンプレートでデザインに統一感  竹下 隆造さん 株式会社 George P. Johnsonシニア アート ディレクター

 

協賛 SUPERPENGUIN、東京企画装飾、サクラインターナショナル、西尾レントオール SUPERPENGUIN株式会社

東京企画装飾株式会社

サクラインターナショナル株式会社

西尾レントオール株式会社

 

特集:リアルとオンラインで活きる イベントの映像 -0 特集テーマ

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5 2月, 2022

特集:リアルとオンラインで活きる イベントの映像

リアルとオンラインで活きる イベントの映像

1年半におよぶ新型コロナウイルス感染症対策のためのイベント制限も、緊急事態宣言が解除とともに、徐々に緩和されつつある。 そろそろ対面で集まろうという動きが増えつつある一方で、第6波を懸念してリアルイベント開催に慎重な声も少なくない。 オンライン配信への対応、ITでリアルを再現するXR、リアルなイベントでの映像演出。イベントがどのような形で進化しようとも、映像の力が必要なことは間違いない。

コロナ禍でイベント会社や映像会社がどのようにオンライン対応にシフトしてきたか、これからのリアルイベントバブルに備えて、 どのような準備をしているか、新たな技術やサービスなどについてとりあげる。

→ 次の記事 1. xR +インタラクティブ 疑似体験でなく特別な体験を シンユニティグループ

特集「リアルとオンラインで活きる イベントの映像」の他の記事を読む 0. 特集のテーマ 1. xR +インタラクティブ 疑似体験でなく特別な体験を シンユニティグループ 長崎 英樹さん 2. オンライン x イベント運営 リアルの強みがバーチャルで活きる  サクラインターナショナル 妙代 金幸さん 3. 映像機器 x 中継車 x スタジオ 多様なイベント形態から最適な選択を 西尾レントオール 石田 裕さん 4. 学会 x オンライン 学会に対応する独自システムを開発  ヒビノメディアテクニカル 中島 義人さん 5. RGB プロジェクター 小型軽量化で使い勝手良いRGBプロジェクター  クリスティ 根岸 健次郎さん 6. AIRR(空中映像)+非接触タッチセンサ 安心して操作ができる エアータッチディスプレイ 7. テレプレゼンスロボット×展示会/国際会議 遠隔地から見せる、参加できる temi

 

協賛 サクラインターナショナル株式会社

西尾レントオール株式会社

ウシオライティング株式会社 クリスティ営業部

いまがチャンス!海外展開 1  コロナ禍での各国の展示会開催事情

いまがチャンス!海外展開 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 »

2 9月, 2021

 

いまがチャンス!海外展開

国内のビジネスイベントでは、人数制限やガイドラインに則って、展示会やカンファレンスがリアルに開催されるようになり、オンラインとのハイブリッド化、完全オンラインのみの展示会のトライなど、移行期間中になってさまざまなチャレンジがある。 一方、海外では、国ごとに事情が異なっているものの、出展には渡航制限があり、まだまだリアル出展は難しいのが現状だ。各国の開催状況と、海外展開に必要な新たなサポート体制やマーケットプレイス新設、バックアッププランの情報をまとめた。むしろチャンスは広がっているのではないだろうか。

コロナ禍での各国の開催事情 米国の展示会

大型国際ビジネスイベントを振り返ってみると、「CES」がオールデジタルで開催してスタートした 2021 年。長年開催地としてビジネス観光客を集めてきた米国ラスベガスでは、6月1日からネバダ州のイベント開催制限が解除され、100% 収容率でのリアルイベントを再開した。6月8日には、ラスベガス・コンベンションセンターのウェストホールが開業し、13万㎡拡張して全体の総面積が 130 万㎡となり、世界2位の規模となった。また、広大な敷地を移動する手段として、Loop という地下トンネルを電動車で移動する新輸送システムも披露している。この新たなホールを使用して、2022 年の「CES」はリアルとデジタルのハイブリッドでの開催が CES 主催団体 CTA から発表された。

米国では、州ごとに状況が異なっており、シカゴでは6月11日に再開。なお、世界4大工作機械見本市と言われる「IMTS」は2年に1度のため 2022 年 9 月に開催するが、ハイブリッドと発表された。また「シカゴモーターショー」は例年2月開催を今年は7月15日から19日に延期している。

ニューヨーク(NY)では、制限を徐々に解除しており、「NY NOW」が 8 月8日から11日に Javits センターで、また「ニューヨーク国際オートショー」が 8 月 20日から 29日まで同会場で開催することを発表。また、BtoC向けイベントだが NY の夏の風物詩となっている「ニューヨークステートフェア」は、ワクチン接種が進みライブ音楽・エンタメ・フードの提供も再開し 8 月20日から約 2 週間実施する(6 月14日時点)。7月4日の独立記念日をワクチン接種率が中間目標である70%を達成したことからエンパイアステートプラザでイベ ントと花火で祝うことも発表した(6 月21日) 時点)。

欧州の展示会

ドイツ・ベルリンでは世界最大級のコンシューマーエレクトロニクス展の「IFA2021」が9月にリアル開催すると伝えられたが、5月に入って COVID-19 の変異種株の急速な出現とワクチン接種状況の進行が期待通りでなかったことから状況が変わり、一転して中止が発表された。

ドイツ見本市産業連盟(AUMA)によると、2021 年にドイツで開催される見本市は約 380 だが、すでにそのうち 60%の中止が決定。ドイツでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限措置として、2020 年 3月以降、同年 9 月と10 月を除いて見本市の開催は許可されていない状況が続いている。

現在は過去 7日間の人口10 万人当たりの新規感染者数が 3日連続で 100 人を超える自治体において「非常ブレーキ」を適用する連邦の感染症予防法により、大型イベントの開催が規制されているという。なお、感染者数が減少しつつある一部の州では再開の見通しがある。

イタリアでは、世界的な家具の見本市「ミラノサローネ」が複数回にわたって延期となっていたが、リアルの形式での展示会を 9 月5日から10日に開催することを正式に発表した。

フランスでは、6月9日に最大 5000 人・最大収容人数 50% 減にすることで開催可能に、またワクチン接種や検査の陰性を証明する衛生パスを導入、イベント会場など 1000 人以上が集まる場所への入場に必要となる。

各国、また国内の州によっても事情が異なり、100% のリアル再開へはまだ時間がかかりそうだ。一方で、オンライン展示会・カンファレンスも進化しており、来年以降、出展者はハイブリッド化への対応で海外展開に差をつける 機会になるかもしれない。

 

特集「いまがチャンス!海外展開」の他の記事を読む 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 2 ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充  3 変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー  株式会社ビッグビート 代表取締役 濱口豊さん 4 言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣  トライフル 代表取締役 久野華子さん 5 開催地に応じた対応とデザイン 株式会社エキスポインターナショナル 岩本圭祐さん 6 調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (1)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (1) »

1 9月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる 大髙 啓二さん

VMD+五感空間ディレクター フォーハーツ株式会社 代表取締役/CEO

VMD+五感空間ディレクターとして、ロフトやガリバー(現IDOM)など幅広いジャンルのVMD導入を手掛け、国内だけでなく、中国でもリアル店舗を持つアパレル、インテリア業界やディベロッパーの経営者向け講演や実績をつくっている大髙啓二さん。6月末には「新小売 リアル店舗戦略」の書籍を出版し、ノウハウを学ぶことができる。今回は売上につなげる仕組みとして、いま求められているVMDの動向や五感空間、リアル空間の価値とは何かを伺った。

――BtoC のリアル店舗でも、BtoB のイベントでも、企業・ブランドが展開するリアル空間の価値が問い直されています。VMD +五感空間ディレクターとして、企業の課題解決をされてきた大髙さんに、現在の空間づくりでの変化について教えていただけますか

大髙 世界的なパンデミックで、EC サイトでの購入は急速に広がりをみせ、SNS のクチコミはメディアとしての影響力が高まり、そしてターゲットの世代の判断基準の変化にも合わせて、企業はオンラインとリアルを加速的につなげ、売上をつくる体制づくりに投資しています。オンラインだけ、リアルだけ、という片方の施策をするだけでは効果は弱い。そういう意味で、リアルを強くして、体験提供やメディア化でファンをつくる要素を盛り込んだ空間づくり、仕組みとしての新しいVMD が求められています。

―― 新しいVMD とは

大髙 VMD は、もともと米国でVisualMarchandising の略でVM として生まれました。オーバーストア現象のなか百貨店が差別化を図るため、人間の五感で83 〜87% を占める視覚効果を使って、売りたい商品を最大限に伝える手法として発展したものです。日本には1970 年代に入ってきて、VMD として表記する造語でアパレル、家具業界やスーパーマーケットなどで導入されています。

僕がいま、提案しているのは、新時代のVMDです。「Value Media Marketing Design」の売場デザイン。リアル店舗はいま価値をつくることが大事で、お客様がシェアしたいと感じるような体験を盛り込んだメディアとして、またリアルの行動をマーケティングデータ化できる場として、総合的にデザインすることが僕のVMD です。

――大髙さんの新しいVMD は視覚効果だけでなく、リアル空間での広い意味でのデザインなのですね

大髙 VMD は、これまでの定義では視覚効果で魅力的に見せる手法ですが、意義としてはずっと変わらず売上を上げることです。

ただ、まだまだディスプレイや陳列手法=VMD という図式の認識も残念ながらあって、それは部分的で、テクニックなんですよね。本来は、売上を上げる仕組みですから、僕が代表をするフォーハーツではVMD +五感で、「見せ方・売り方」だけでなく、「商品企画編集」から、什器や五感デザインを含んだ「空間デザイン」、そしてSNS 発信やイベント空間デザインなどの「プロモーション展開」まで全体を網羅して実施しています(図「ディスプレイや陳列の手法だけではないVMD」参照)。

例えば、昨年6 月に原宿にオープンしたスポーツショップの「OSHMAN’S」(前頁右下の写真)では、1年前からVMD アップデートプロジェクトとして参画しました。空間デザインでは什器のレイアウトは、楽しみながら迷える動線計画にも関係しますし、商品を手に取りやすい高さも細かく計算されています。店舗運営スタッフへのVMD 実地研修も行い、滞在時間を長くする、商品との接触率が上がる、などのポイントを、なるべく維持管理できるよう基準化し、簡単に再現できるようガイドライン制作をしました。VMD は個人の感性や主観によるものとして基準がないという課題もあるんです。また、五感デザインとして、フィッティングルームの香りや店内BGM を時間帯ごとに変化する3部構成のオリジナル音楽制作も実施しています。香りや音は記憶と感情への影響度が高いんです。リピート率や居心地の良さは滞留時間に関係します。

 

近年の傾向で、ブランドの路面店が成功している一方でセレクトショップがオンラインに押されて厳しい状況にあるんです。入店率を上げる、回遊性をよくして滞留時間を長くする、商品を手に取る接触率(アパレルならば試着率)を上げる、という組み合わせは購入率へとつながりますし、商品編集によって購入単価を上げるといったことがVMD の役割。

リアル空間では、その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる仕組みが必要で、やれることはまだまだあるのです。

フォーハーツ株式会社のWebサイト

特集「リアル空間の価値 世界観とセレンディピティ」の他の記事を読む 1 その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる」  4Hearts 大髙啓二さん 「空間デザイン思考とオブジェ思考」SUPER PENGUIN  竹村 尚久さん  3「こころの動きをデザインする共感のしかけ」タケナカ長崎 英樹さん 4「「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値」三井化学x丹青社 5自信をもって立てる舞台」アディスミューズ 小澤 克幸さん 6商品とアートが融合」サクラインターナショナル 山﨑 貴予さん 7設定を読込み上手に嘘を」ジャパンレントオール 新妻 新伍さん 8「来場者視点を分析」George P. Johnson 八幡 佑希さん 9「試飲と展示が一体に」ボックス・ワン 伊藤賢治さん

 

 

配信に振り切った コロナ禍の施設の在り方を考える【特集】イベント会場と都市づくりを つなぐ人 より

配信に振り切った コロナ禍の施設の在り方を考える【特集】イベント会場と都市づくりを つなぐ人 より »

1 9月, 2021

フクラシアのブランド名で、貸会議室、イベントホール、宿泊施設の運営を行うマックスパートが2021 年1 月に開始した「出張型フクラシア配信サポート」。貸会議室の会社が部屋を貸さずに、利用者のオフィスでオンラインイベントができるサービスをはじめた。



ハードとソフトの環境整備

コロナ禍のイベント開催制限により同社の運営施設は、2020 年度の宿泊研修型ホテルの稼働が前年比70%減、貸会議室が50%減と、他社施設同様に厳しい状況になっている。

そのなかでマックスパートの会議施設フクラシアではオンラインイベントが約1,500 件行われている。そのニーズに応えるため、東京駅周辺のフクラシアブランド、東京ステーション、丸の内オアゾ、八重洲(東京)の3施設とフクラシア品川クリスタル(港南)に法人専用回線を導入するなど通信環境の整備、配信関連機器の拡充も行った。

ハード面だけでなくソフト面でのデジタル対応も進める。配信チームだけでなく、営業や会場担当など全スタッフを対象に、2か月半にわたり、週1 回オンライン知識を高める勉強会を実施した。利用者との打合せに、会場レイアウト図に加えて、配信システム構造図も使うようになった。

配信サポートを事業に

感染拡大第二波、第三波という言葉がメディアを賑わすと「コロナ終息まで待ってリアルイベントで取り返す、という考えから、このままイベント制限が続く覚悟で配信サービスを拡充し新規取組みに挑戦するように変わってきた」と亀田さんは、2020 年10 月にプロジェクトを開始し今年4 月にスマートコミュニケーション推進事業部が設立した背景を語る。

「100 点の満足でなく、120%の感動を提供して、ファンをつくろう」という同社の片山達哉社長の言葉がフクラシアのコンセプトになっている。「会議室をお貸しするだけでなく、お客様がイベントを通じてなにを実現したいかを理解し一緒に考えています。イベントが開催できない状況をどう改善していくか相談しあった結果、配信のサポートをすることになりました」と亀田さんは言う。

今年1 月には、出張型フクラシア配信サポートを開始。利用者のオフィスに機材を搬入設置、配信を代行する。貸会議室の事業とバッティングするようにも見えるが「お客様の課題解決という意味では同じ」(亀田さん)。

マックスパートではケータリング事業も行っており、亀田さん自身も担当していた。貸会議室としては競合の別会社施設にもサービスを提供するのも「特別なことではない」という。ホテル事業で培ったホスピタリティの高さは、コロナ禍で新しい需要となる企業の配信でも効果を発揮しそうだ。機材が多くスタッフもいかにも“ 現場” という雰囲気ではなく、ホテル並みの対応をすることで企業トップやVIP 登壇でも安心だ。

もちろん、フクラシアのデザイン性が高い会場から配信・収録はさらに上質な接遇をしながら配信・収録も行うことができるので、コロナ終息後の稼働回復にも一役買いそうだ。

会場の枠を超えた事業展開が、新しい会場の価値を見出していく。

亀田 直人 さん 株式会社マックスパート スマートコミュニケーション 推進事業部 2007 年4 月 に入社。 2018 年ケータリング事業部 マネージャーを経て、 2019 年ホテルフクラシア晴海 支配人に 2021 年4 月 新事業、スマートコミュニケーション 推進事業部 事業部長に就任。

 

 

 

コロナ禍と緊急事態宣言によってイベントのリアル開催がことごとく中止・延期になり、厳しい状況に追い込まれたイベント施設の担当者たち。そのなかから、配信サポートを事業として立上げ、リアルイベントと競合ともなりえるオンラインイベントのサポート・推進をはじめた、マックスパート。

フクラシアのブランドで展開する貸会議室やイベントホール運営会社の危機を、真逆の事業に取り組むことで救うことができるか。

月刊イベントマーケティング70号(4月30日発行)の特集「イベント会場と都市づくりをつなぐ人」より

イベントビジネスの未来予測 2021 (1)

イベントビジネスの未来予測 2021 (1) »

1 9月, 2021

2021年、イベントビジネスはコロナ禍の苦境をどう乗り越えていくのか。 月刊イベントマーケティングがお届けする、新春企画「イベントビジネスの未来予測2021」。 この企画では、紙面取材やイベント企画でお世話になったイベントビジネスの当事者や分野の有識者の皆さんに、この1年の変化予測を伺います。

【チケッティング】 イベントレジスト株式会社 代表取締役/CEO ヒラヤマ コウスケさん

<Keyword>

不確実性(はイノベーションを生む) 思考(を止めない) 変化(にチャレンジする) −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

2020年から現在にかけて、人類に突きつけられている現実は、元々人間は多様な価値観の中で共存している事、また生存するためは「変化への対応」が不可欠な事を、未知の伝染病という試験紙がより強く浮彫にした年。

また現在のインフラとしてのインターネットの重要性と限界を同時に感じられた年であり、世の中のデジタルリテラシーが向上した年。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

市場の変化に対応する「顕在ニーズ」への対応も重要だが、引き続き、「潜在ニーズ」にチャレンジするイノベーションを進めていく。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えてください

業界のデジタルリテラシーが上がっている結果、広範囲にわたるデジタルシフトの加速化が予想され、デジタル化が進んでいない領域に改めてチャレンジする一方、変化や手法だけにとらわれず、企業としての存在意義を改めて深化していきたい。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

30年ぶりに全く海外滞在のない1年が経過し、海外滞在欲が過去MAX。

イベントレジスト株式会社のWebサイトはこちら

 

【会場】 アスノシステム株式会社 メディアサービス部 部長 楠 徹平さん

<Keyword>

テレワーク(ワーケーション) 出社ありきのテレワークから、 テレワークそのものが働き方の中心に・・・?! −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

大変な1年で大きな影響もありましたが、自分達のビジネスにとってはポジティブに捉えております。コロナウィルスにより、世の中のイベントが強制的にオンライン化され試行錯誤の2020年でしたが、良い面と悪い面がより顕在化され、結果として「リアルでやる価値」が再認識されたのではないかと思います。

働き方改革も結果として5年10年進んだと言われていますが、デジタルを活用しながら、よりリアルの場を参加者全員で盛り上げていく、そんな機運が高まってきていると感じています。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

2021年はリアルイベントにはより成果が求められるようになるのではと考えます。高度なコミュニケーションが必要なもの、体験・見聞など五感を刺激しより感性が磨かれるというところにリアルイベントのニーズはシフトしていくと考えております。

企業内イベントでいうと、チームビルディング・ビジョンメイキング、フィールドメソッド・越境学習など、個の考える力や組織力を高めるようなものへのニーズは今まで以上に高まるのではないかと考えています。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えて ください

検索ポータルサイト(「会議室.COM」ほか)としては、単にハードな部分だけを紹介するのではなく、よりソフトな部分をお伝えしていくことが必要になると感じております。

リアルでやる効果や意味をお伝えしながら、先述のとおり、ユーザーにとっては単なる場所ではなくて、そこではどういう価値が提供されて何が得られるかがより問われるようになると思いますので、事業者の「念い」や「コンセプト」「人の魅力」も伝えていければと思います。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

2020年キャンプデビューをしました。絶賛、焚火の魅力にどっぷりとはまっております。

アスノシステム株式会社のWebサイトはこちら

 

【企画・運営】 株式会社xpd マーケティングソリューションズ部門 ゼオ事業部 ブランドディレクター/演出家 武田 泰典さん

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新たなリードジェネレーションの考え方 5G #イベントあるから頑張れる −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

弊社は企業のコミュニケーションを最大化させるためのイベントプロデュースをしておりますので、無観客ライブ配信、バーチャルイベント、コロナ禍にてハイブリットイベントと完全オフラインイベントと一通り経験しました。ツールのおかげで一人でも配信ができることもあり、オンラインイベントが思わぬ形で普及した1年でした。

ただ一方、集客はできるけど、意外と売りに繋がらない、離脱率が高い、ながら聞きで刺さらないなど、多くの課題が出ました。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーの マインド シフト、ニーズの変化は?

、目的によったシナリオがより求められます。つながりを深めたいのか、リードの獲得なのか。ツールや演出も含めたイベント設計で、コンテンツの価値を上げていくことが必要です。

さらに、BtoBですから“確度の高いリードの獲得”がより重要になります。そのための一つの手法がハイブリット。配信で全国の来場できない顧客をカバーしつつ、現地では重要顧客を招待し、特別な体験をしてもらう。その体験設計も必要です。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

演出家という視点で「5Gのイベント活用」です。特にBtoBイベントは長年進化が求められてきませんでしたが、イベントビジネスが進化するチャンスです。

例えば、5Gでは現場にてAR・VRによる特別な体験ができる、オンラインでは視聴者がカメラを選べるマルチアングルやVRによる没入感などが進化する、といったBtoBイベントに取り組んでいきます。

♯イベントあるから頑張れる。ビジネスはイベントなくして成功な し。明るい未来を作っていきます。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

ゼオはグループ再編成で、株式会社xpd ゼオ事業部に変わりました。より多角的なコミュニケーション戦略をご提案いたします。

株式会社xpdのWebサイトはこちら

 

 

 

【GoTo 沖縄MICEレポート編】創発と癒しのOKINAWA MICE -1日目 新様式MICEを体験-

【GoTo 沖縄MICEレポート編】創発と癒しのOKINAWA MICE -1日目 新様式MICEを体験- »

16 1月, 2021

10社11名のインセンティブ旅行を扱うMICEバイヤーとともに巡り、体験し、現場の声を聴いた15の施設・コンテンツ・ディスティネーション。海外から国内リゾートへと開催地変更が進む企業インセンティブの視点から沖縄MICEの最前線を紹介する。

1日目は新様式MICEを体験。

ホテルコレクティブ非接触型検温からスタート

2020年4月にグランドオープンした新しいホテル。全260室。国際通りの中心部と立地が良く、480㎡・250㎡の宴会場も持ち、ミーティング・インセンティブ向き。

大宴会場では通常時シアター476席(ソーシャルディスタンス維持レイアウトでは175席)、円卓30卓300名(同円卓19卓114名)等で案内中だ。非接触型検温タブレットも導入し、コロナ対策も徹底されていた。ラグジュアリな空間づくりのため修学旅行は受け入れない方針。

ホテルコレクティブの公式サイトはこちら

 

沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハの徹底した対策

那覇空港から車で10分。全269室。698㎡を含む11の宴会場をもつホテル。

6月に県内ホテルでも先行しコロナ対策を施した内覧会を実施。9月にはWITHコロナ社会の新しいバンケット様式説明展示会で入場制限・参加者管理体制整える事前登録システムと入退場ゲートを県内企業と協力して開発し披露するなど、日々アップデートを重ねる。

館内のいたる所で、マスク着用や空気除菌清浄機の設置などピクトグラムサイン(全20種)を掲出し、常に意識するよう、あえて過剰にしていると話す。飲食配膳は、提供用と下げる用のそれぞれのスタッフを用意する徹底ぶり。大型インセンティブ案件は2022年に800名規模の問合せが、そのほか2021年に医療系学会などMICE開催が予定される。

沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハの公式サイトはこちら

 

沖縄コンベンションセンターで大規模展示・商談会

沖縄初上陸の「ツーリズムEXPO ジャパン 旅の祭典 in 沖縄」、「ResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市2020」が沖縄コンベンションセンターと近隣の宜野湾市立多目的運動場で開催された。会期中の来場者数は24,174人を集めた。

沖縄コンベンションセンターの公式サイトはこちら

 

ガンガラーの谷で模擬レセプション体験

鍾乳洞を会場にした、めずらしいユニークベニュー。

コロナ感染症防止に対応した新スタイルでレセプションを実施した。今回は着席で仕出し弁当を用意、食事中に利用するマスクケースもセッティングされ、アルコール提供はせず、ステージ上のショーを堪能した。

ガンガラーの谷の公式サイトはこちら

 

 

 

 

【特集】リアルイベント復活の舞台裏

【特集】リアルイベント復活の舞台裏 »

11 8月, 2020

コロナウイルスとイベント業界の戦いは続いている。参加人数制限の緩和は8月末まで延期。目まぐるしく変わる情勢のなかイベント人が奮闘する姿をお届けする。

特集 リアルイベント復活の舞台裏 インタビュー

 

【主催者(展示会)】 日本能率協会 理事 小宮 太郎さん 「商談機会の創出」

 

いよいよ展示会が再開する。7月29日から31日の3日間、インテックス大阪で関西ホテル・レストランショーほか5展が開催。自粛ムードもあるなか、開催を決断した一般社団法人日本能率協会理事の小宮太郎さんにうかがった。

 

【PCO(学術集会)】日本コンベンションサービス 上田 達也さん「リアルとウェブ融合が主流に」

 

医学系学術集会運営や学術団体の組織運営をサポートする日本コンベンション サービス(株)の上田達也さんが、bravesoft(株)の「イベ博」に登壇した。

 

【会場運営】マグネットスタジオ 薗田 光史さん「お客様目線で、いま必要な情報を」

 

都内12会場で、コンサル・運営を手がけるマグネットスタジオでは、「DON’T STOP EVENTS」のメッセージを掲げた特設サイトを開設。主催者・制作会社200名の生の声を集め、いま必要な情報でイベント開催の後押しをする。

 

コロナに負けないイベント業界からのメッセージ

緊急事態宣言から条件付きながイベント開催ができるようになった。イベント関連企業の方々に、コロナ禍での事業の影響、イベント再開へ向けた準備、これからのイベントはどうなっていくのかをうかがった。

 

【レンタル・運営】西尾レントオール 稲葉 哲哉さん「必ず戻ることを信じて」

 

 

【家具レンタル】モニック 佐藤 欽哉さん「品質の高さが、いま活きる」

 

 

【プロデュース】サクラインターナショナル 妙代 金幸さん 「IT会社に変身!?」

 

 

【イベント警備】JSS  倭文 浩樹さん 「病院警備で 感染対策を蓄積」

 

【特集】映像がつくるイベントの未来 Part 1 -映像演出の進化-

【特集】映像がつくるイベントの未来 Part 1 -映像演出の進化- »

15 6月, 2020

主催者は、オフラインイベントの代替としてのオンラインイベントだけではない、リアルもバーチャルも併催した形の新型イベントをプランニングする必要がでてきそうだ。

制約のなかでのイベント開催では、映像が大きな役割を果たしている。

映像は、オフラインのリアルイベント内での表現手段としてだけでなく、オンラインイベントへの参加スタイルが定着しつつあるいま、 新たな参加手段として、外に向けて、いつ、誰に、どのように伝えるか、全体設計から構築しなおす必要がでてきた。

特集「映像がつくるイベントの未来」では各社の配信パッケージプランや新しい表現を追求するメーカーの動きまでをPart 1〜Part 4まので全4回で紹介する。(※Part 4は掲載準備中)

リアルイベントとオンラインイベント

それぞれの特性を生かし、目的によって使い分けができるようになったとも言える。

 

 

映像演出の進化が 新たな情報の伝わり方を生む ―― タケナカ/シムディレクト(シンユニティグループ)

トップクリエイターが制作した映像コンテンツを最先端の映像・音響機器を運用して、会場に非日常空間をつくりだしてきたイベントの映像会社。コロナ禍でイベントが中止になっているなか、その高いビジュアル技術をどう活かしているのだろうか。

代替ではなく新しい価値を

プロジェクションマッピングやライブイベント、展示会などで映像を用いた空間づくりをてがけるシンユニティグループは、バーチャルイベントのトータルソリューションを開発。

「リアルをバーチャルに “代わり”ではない新たな体感・体験価値」をモットーに掲げて、同社独自の高品質で細部にまでこだわる映像制作、VR、バーチャルキャラクター、インタラクティブ、プログラミング、配信、イベント運営のノウハウを駆使して、人とつながるさまざまな空間をつくりだしている。

同グループのバーチャル・エクスペリエンス専用ページでは、VR、AR、仮想空間・空間拡張技術をまとめた表現をXR(クロスリアリティ)として、現実の舞台空間、人物、音響、観客に加えて、バーチャル表現である3D空間、バーチャルキャラクター、イマーシブオーディオ、バーチャル観客を組合せて、リアルと現実が交差する空間づくりを紹介している。

たとえばバーチャル展示会(写真1)は、仮想空間のなかを3Dゲームのように自由に行き来し、振り返ると後ろの景色がみえる。立体映像で展示ブースを設置、近づくと立体映像の説明員がでてきて説明したり、実際の説明員とつないでリアルタイムで話ができる機能なども今後のアイテムとして加える予定だ。

※各ソリューションの映像は以下のYoutubeで観る事ができる。

 

㈱シムディレクト代表取締役の長崎英樹さんは、「プレゼンボタンを押したら画面に動画が流れる、商品概要のボタンを押すとスペックが表示される、というのは普通のウェブサイトと同じ。オンライン展示会とは言えるかもしれないが、バーチャルではない。私たちに求められているのは、リアルのイベントに近い、もしくはそれを超える体験を提供し、企業と人との新しい接点をつくること」と語る。

 

 

商品説明の動画をプロのプレゼンテーションへと昇華させるバーチャルスタジオ、BACKSTAGEでも注目を集めたJoinVisual(写真2)はアナライザー自体が映像演出にもなるインタラクティブ参加システム。

参加体験を向上させるソリューションをどう組み合せて、活用して、バーチャルイベントを設計するかはイベントプランナーの腕の見せどころだ。

表彰式、学会、展示会、ライブ、eSports、さまざまなタイプの催事があるが、最適なツールの組合せはそれぞれに違いそうだ。  イベントができないから仕方なくオンライン開催で代替するという現状から、オンラインとリアルの良いところを融合したハイブリッドイベントがアフターコロナの新しいスタンダードになりそうだ。

解像度とリアリティは比例する

「ほとんどのイベントは中止や延期になっているなか、バーチャルイベントのニーズは高まっています」と長崎さんは言う。

同社への問合せの多くは、映像をウェブで流すというシンプルなことではなく、リアルのイベントと同じような、あるいはそれ以上のコミュニケーションづくりだという。

1対多の一方通行の情報伝達はウェビナーで実現できるが、多対多や双方のコミュニケーションをオンラインで実現するには、人間がリアルの場で無意識に行っている、多くの情報を集めそれに対して複雑な処理を高速で行わなければいけない。

同社が得意とするクオリティの高いビジュアル演出とインタラクティブ技術があってはじめて、情報を得たり、体験・体感を共有したり、コンテンツを楽しんだり、良質なコミュニケーションの場を創出することができる。

 

エンターテインメントの体験価値向上においても、ディテールまで表現する高精細画像、イマーシブサウンドによる臨場感といった、リアリティを出す映像・音響演出が絶対条件となる。

これまでイベントの映像・音響演出の品質向上は、イベントに適した会場のなかで高機能な機材と高い能力のオペレーターを集約させて、最高の環境をつくる方向で進んできた。

しかし、コロナ禍の収束後に、オンラインへの移行やイベントのハイブリッド化が進むと、ユーザー側の環境でも品質の高いバーチャル体験ができるように、誰もがもつ汎用的な機材(PCやヘッドホン)などで、高性能な機材での演出に近い品質を擬似的に再現する技術や演出手法が求められそうだ。

たとえば2チャンネルのステレオヘッドフォンで10.1チャンネルのイマーシブオーディオのように聞かせるような技術だ。

「5Gが普及すれば高品質な映像を一人ひとりのデバイスに提供できるでしょう。当社はオンラインの会社へ舵を切ろうとしています」(長崎さん)。

現在、同社のソリューションを紹介するXR展示会を企画中。バーチャルマッピングなどエンタメ系の楽しいコンテンツも盛り込まれそうだ。

人と会う。直接話をする。

その手法にバーチャルという選択肢が加わることで、イベントのあり方が大きく変わる。いまはその過渡期にいるようだ。

 

【特集】映像がつくるイベントの未来

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