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田中力 MICE研究所

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田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。

ソトアソビをテーマに11月2日から開催 〜CYCLE MODE international 2019

ソトアソビをテーマに11月2日から開催 〜CYCLE MODE international 2019 »

3 9月, 2019

サイクルモード実行委員会では、今年で15回目を迎える日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLE MODE international 2019」を11月2日(土)から4日(月・祝)までの3日間、千葉・幕張メッセにて開催する。

会場内にはロードバイクやクロスバイク、スポーツe-BIKE、マウンテンバイク、ミニベロなど世界中で人気のスポーツ自転車ブランドの完成車から、ヘルメットやウェアなどの周辺グッズの最新モデルが勢ぞろい!ハイエンドなものから気軽に楽しめるモデルまで幅広く展示しており、1周約1kmのロング試乗コースで乗り心地を体感できる。 近年、アウトドア人口の増加に伴い、レース出場やサイクリングといった楽しみ方以外にも自転車旅やキャンプなど自転車の幅広い楽しみ方が注目を集めている。そうしたニーズに合わせて、今年は「ソトアソビ」をテーマに、MTBやグラベルロードといったオフロードタイプの自転車に加え、オフロードバイク関連製品を展示・試乗できる「オフロードバイクエリア」と、キャンプ道具を積んで自転車を楽しむ旅スタイル「自転車×キャンプ」を体感できる企画「アウトドアMixエリア」を新設。自転車を使った新たなアウトドアスタイルを提案する。 また、昨年に続き「スポーツe-BIKE」特設エリアも展開。ヨーロッパを中心に人気を集め、国内でも続々と最新モデルがリリースされているe-BIKEは、高いデザイン性と乗り手や環境を選ばずに走れる性能で様々なアクテビティに活用でき、ユーザーの注目が高まっている。さらに、世界的にも今注目の「e-sports」関連企画や、会場周辺道路を使用した熱いプロレース、キッズ自転車スクールなど様々なコンテンツを展開。自転車好きの方はもちろん、初心者の方やファミリーにもお楽しみいただける3日間となっている。

ソトアソビを提案する2つのNEWエリアと人気のe-BIKEエリア

・オフロードバイクエリア

欧米を中心に人気のオフロードバイクを展示・体験できる特設エリアが登場!MTBや電動アシストユニット搭載のe-MTBに加え、話題の新ジャンル・グラベルロードなどオフロードバイクが勢ぞろい!さらに、森の中や未舗装路をイメージしたオフロード専用試乗コースも設置し、性能を存分に体感できる!

・アウトドアMIXエリア

必要な荷物を積んでのライドやアウトドアを楽しむといったキャンプミックス、そしてクルマにキャンプ道具やMTB・グラベルロードなど自転車を載せ、出先のアクテビティとして楽しむスタイルなど、自転車を使った新しいアウトドアスタイルを体感できる特設エリアになっている!

 

・SPORTS e-BIKE EXPO

海外ではロードバイクやMTB・ツーリングバイクなど幅広い車種が発売され人気を集めている。2015年から展開してきた特設展示エリア「SPORTS e-BIKE EXPO」では、国内外の最新モデルが勢ぞろい!スポーツ自転車の進化を体感しよう!

CYCLE MODE international 2019 開催概要

◆日時 11月2日(土)    10:00~18:00  ※9:30~ 販売店関係者優先入場 11月3日(日)    10:00~18:00 ※9:30~ 販売店関係者優先入場 11月4日(月・祝)  10:00~17:00

◆場所:幕張メッセ 9~11ホール

◆主催:サイクルモード実行委員会(テレビ東京/テレビ大阪/テレビ大阪エクスプロ)

◆入場料(税込):【前売券】 前売券 1,300円 、女性券 1,100円、2日券 2,000円 【当日券】 当日券 1,700円 、WEB当日券 1,500円

※中学生以下無料 ※チームキープレフト会員は入場無料

◆お問い合わせ:サイクルモード事務局 TEL:03-3239-3155 (平日11:00~18:00)

◆公式ウェブサイト:https://www.cyclemode.net/

◆後援(予定):自転車活用推進本部、経済産業省、国土交通省、千葉県、千葉市、(一社)自転車協会 (一財)自転車産業振興協会、(公財)日本自転車競技連盟、 (公社)日本トライアスロン連合、日本マウンテンバイク協会、 (一財)日本自転車普及協会、日本経済新聞社(順不同)

前回2018年 開催実績

◆名称:CYCLE MODE international 2018 ◆日時:2018年11月9日(金・祝)~11日(日) ◆会場:幕張メッセ 9~11ホール ◆来場者数:25,660人 ◆出展者数:172社・団体(内海外出展者:22社) ◆出展小間数:528小間

セントレア隣接の国際展示場 Aichi Sky Expo 開業

セントレア隣接の国際展示場 Aichi Sky Expo 開業 »

30 8月, 2019

8月30日、愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」の開業式典が行われた。

愛知県で結成され世界各国で公演を行う和太鼓パフォーマンスグループ、DRUM TAOの迫力ある演奏に続いて、大村秀明愛知県知事が自動運転車会場入り。

2016年から急ピッチで整備を行い、国内最大級の展示面積6万㎡の広さをもつこと、日本唯一の常設保税展示場であること、空港直結で国内外からの好アクセスのほか、5G通信の対応など最先端設備などの優位性を説明した。またフランスGLイベンツと前田建設工業のコンセッションとしてのグローバルな展示場運営への期待、次世代産業見本市「グローバル・インダストリー」日本版開催について語った。

GL イベンツのオリビエ・ジノン会長、前田建設工業の前田操治代表取締役、国土交通大臣政務官工藤彰三氏、経済産業省政策統括調整官江崎禎英氏、在日フランス大使館臨時代理大使ジャン-バティスト・ルセック氏、UFI会長のグレッグ・ニューマン氏、日本展示会協会会長の浜田憲尚氏など、国内外のキーパーソンが来賓挨拶を行った。

レセプションでは、ホテルナゴヤキャッスルの地元食材を活かしたケータリングが振る舞われ、国内外のMICE関係者が舌鼓をうった。

オープニングセレモニー終了後には、EsportsやK-POPアイドルのコンサートなど「AICHI IMPACT 2019」が  こちら落としイベントとして、9月1日まで開催された。

展示会にアプリが新たな付加価値を  <br>【イベント進化論 その1 JAPAN PACK 2019の場合】

展示会にアプリが新たな付加価値を
【イベント進化論 その1 JAPAN PACK 2019の場合】 »

14 8月, 2019

(一社)日本包装機械工業会 事務局次長 阿部 公拓 さん(写真:左) ㈱ブレイブソフト イベントグロース事業部長 岡 慶彦さん(写真:右)

5月に開催されたJAPAN PACK 2019の出展者説明会は、出展手続きの説明に加えて、アプリやマッチングやオンライン招待状など、ITサービスに関する説明に多くの時間を割いていた。同展のデジタル化について、主催者とアプリ提供企業の両者にうかがった。

デジタル化は命題

――JAPAN PACKはどのような展示会ですか?

阿部 包装機械とその周辺技術が集まる包装産業の総合展として、今回で32回目となります。近年は、製造工程のライン化が進んだこともあり、包装の前工程である食品加工、後工程の梱包・集積・検査機器の出展も増え、それらを制御するITやセンサリング、統括管理システムも多く出展されています。

 

――出展者の課題とは

阿部 廃プラなどの環境対応とゼロディフェクトという作業ミスを減らすことが課題になっています。生産ラインの自動化が進んでいる現在、どれか一つでも機械が故障するとライン全体が止まり大きな損害となるので信頼性の向上は大きな命題となっています。また、生産ラインは工場によって異なるので同じ製品がない、オーダーメイドであることも特長になっています。これらのことから、会場では新製品を見て回るというより、じっくりと商談する来場者が多く、バイヤーの本気度が高い展示会だと思っています。先ほど申し上げたように1つの生産ラインに多様な機械が含まれるので、出展者どうしの横のつながりから、新たなビジネスが生まれることも多いです。

 

ーーリアルの場の特長を活かしたJAPAN PACKで、今回アプリ導入やマッチングシステムなど、デジタル化が進んでいますね

岡 私も出展者説明会でお時間をいただき、弊社で開発させていただいたアプリの説明や出展成果が向上する活用法をお話しさせていただきました。 阿部  ITの展示会になったわけではないんですけど、たしかに今年はデジタルシフトがJAPAN PACKの大きなトピックスだと思います。

 

ーーデジタル化推進の目指すところは?

阿部 ProPak AsiaやPACK EXPO International など海外の包装機械の展示会に行くことが多いのですが、実際に使ってみると便利ですよね。必要な情報をすぐ調べられるし情報更新も早い。 岡 展示会の光景というと、たくさんの資料を抱えながらガイドブックをチェックしている来場者の姿が浮かびますが、海外の会場ではスマホを片手に、という方が多いですよね。

展示会の参加体験・出展意義が変わる

ーーどのようなものをデジタル化しましたか? 阿部 展示会の告知といえば招待状の送付は欠かせませんが、今回は「デジタルインビテーション」という名称で招待状をPDFのフォーマットにして、出展者ご自身で内容を追記・拡充できるようにしています。これにより、印刷・郵送に加えてメールなどでも送れるようになり、海外も含め多くの方にも告知しやすい環境になりました。また、商談マッチングサービスの「EventHub」を導入して、新規ビジネスパートナーの開拓と会場内での商談活性化を促進します。そしてもっとも期待しているのが、「JPアプリ -JAPAN PACK 公式アプリ-」です。

ーーJP アプリはどういうものですか 岡 数多くの展示会やイベントのアプリ制作のノウハウを結集した弊社の「eventos」のプラットフォームを使って「JPアプリ」を提供させていただいております。

阿部 アプリの導入でいろいろなことができそうだと期待しているのですが、まずは集客につながる情報発信ですね。

岡 FAXが読まれなくなったように、いまメールも開封率が下がっています。メールボックスに未読が溜まっている方は多いのではないでしょうか。一方アプリはプッシュ通知が可能で、スマホを持っていれば、新しい情報が入った時に、使う人の設定にもよりますが、バナーで情報がでたり、通知がきたりするので、ほとんどの人が認識します。 阿部 最新情報を順次お送りできるのは素晴らしいですよね。印刷物の締切を意識せずにプログラムづくりにも時間が掛けられるます。

岡 アプリは情報の質を高める効果もあります。ウェブ検索は、広告やSEO対策を施したページが上位に表示、必ずしも検索した人の疑問に答えられる情報に触れられるわけではありません。アプリはダウンロードしている時点でその展示会の情報が欲しい方をフィルタリングしていますし、送る内容も事務局や出展者からの情報に限られているので、信頼性の高い情報しか流れません。

阿部 コンテンツの良し悪しというのは、記事そのものの内容もさることながら、読む人にマッチしているかどうかが大きいですよね。

 

ーーほかにもアプリ導入のメリットは?

岡 プッシュ通知やバナー広告で、アプリは展示会主催者様に新しいマネタイズによる収入を提供できます。 阿部 会場内に出展者ブースの告知広告を設置することがありますが、同じようにアプリ内でバナー広告の掲出や、メッセージを送ることができます。出展者様の集客・出展効果が向上する新しいサービスメニューが加わったという位置づけです。 岡 展示会場での来場者にリッチな参加体験を提供できるのもアプリの特長です。プッシュ通知でセミナー開始のアラートや会場までの誘導もできますので、会場内にいる時間を有意義に過ごせるように、その時々に必要な情報を提供します。 阿部 プレスの皆さまへの情報発信も強化したいと考えています。会期中に工業会や出展者から予定外の発表がされることもありますので、それを会場内で取材をされているプレスの方だけに配信して、取材対応をいただくことにも威力を発揮しそうです。

岡 また、当初バナー広告のリンク先は出展者の公式サイトを考えていたのですが、ブースへ誘導する会場図面のポインティングページをつくっていただくことを推奨されています。 阿部 せっかく会場に来ていただいてるので、目の前にある出展ブースに誘導したいですからね。

岡 位置情報を取得するビーコンとアプリをリンクすると、ブース誘導も効果的にできますね。

阿部 今回はまずアプリの導入をして、次回開催以降でビーコン導入を検討したいですね。

映像機器のプロフェッショナルが一堂に<br> JVR協会業務担当責任者会議

映像機器のプロフェッショナルが一堂に
JVR協会業務担当責任者会議 »

30 7月, 2019

7月19日、ホテルイースト21東京で日本映像機材レンタル協会(JVR協会)の業務担当責任者会議が実施され、会議には59社109名が出席した。

冒頭の挨拶では、中島義人会長(ヒビノメディアテクニカル代表取締役社長)が、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会、大阪万博や統合リゾート(IR)の設置、など国家的な事業が続き、映像・音響の果たす役割が大きく、会員の人材・機材・ノウハウを結集してサポートが必要と呼びかけた。

続いて、正会員であるレンタル企業各社の近況報告が行われ、拡充した機材やサービスを紹介。同業である会員各社がクロスレンタルなどの協力体制への情報共有の場ともなっていた。メーカー会員の各社PRでは4K対応や高輝度製品など、各社の最新機器を紹介された。協会のホームページ委員会では、会員各社の取組のほか、全国の桜開花の様子をレポートするなど、会員各社が楽しんで参加できる取組みについて発表し、多くのメンバーの参画を呼びかけた。

 

パネルディスカッションPart1は、ISE2019の視察ツアー報告として(株)シネ・フォーカスの新井正紀さん、(株)タケナカの鈴木彩芽さん、(株)映像センターの鶴川和也さんが登壇した。(Part1,2ともに、進行は(株)シーマの石丸隆さん、アシスタントはヒビノ(株)の菊地利之さんが務めた)

3年ぶりのISE視察となった新井さんは、大型のLEDの展示をする貴重な機会とし、2mmピッチ以下のファインピッチが充実している印象をうけたという。また修理しやすいLEDなどレンタル用のLED製品などに付いても触れた。また8Kのマルチオペレーターや1人で組める同時通訳ブースなど、多様な製品について説明した。

はじめてISEに参加した鈴木さんは、大型の湾曲LEDやロールスクリーンなどで注目を集めたLGブースや、サムスンの0.84mmピッチのTheWallなど、多様な映像表現を可能にした高精細LEDによる空間づくりが印象的だったという。

鶴川さんはソニーのCrystal LEDの美しさが印象に残り、ぜひクライアントに提案したいと思いをのべた。また、高精細と高輝度が求められる一方で、コンテンツ制作の時間・費用がかかること、重量の大きいプロジェクターの設置は時間がかかるなど、オペレーターならではの視点で展示されていた機材について説明した。

パネルディスカッションPart2は、InfoComm2019について、コセキ(株)の増子達也さん、(株)光響社の播野祥磨さん、(株)新協社の辻洋平さんがパネリストを務めた。

増子さんは、会場に入る前に訪れたタイムズスクエアのLEDビジョン広告に驚いたという。その規模だけでなく、透過型LED、OLEDや、多層レイヤーで多くのものを混ぜて見せる演出が参考になったという。会場では、LEDや3Dホログラム、Hypervisionなどの性能が高い機材の印象が強かったが、それを活かすコンテンツの重要さも感じたという。

播野さんは、水槽にモニターがつかるデモンストレーションで注目をあつめていた防水モニターに言及。屋外の現場など実用性の高さを評価。またパナソニックブースで展示していたe-Sports Arenaパッケージについても、興味を示した。

辻さんは、博物館・病院・店舗などテーマごとに商品を紹介したLGブースで展開された、透過型LEDやガラスに貼り付けられるLEDフィルムなど抜け感がありデザイン性も高い製品に可能性を感じ、今後より狭いピッチの製品の開発が期待されると語った。

パネリスト6人からは、オペレーター視点での機器への要望や、機材の進歩による映像表現の可能性など、さまざまな意見が交わされた。

パネルディスカッションと尾﨑求副会長(映像センター代表取締役社長)の閉会挨拶の後には、懇親会が行われ、さらに多くの映像関係者があつまり、様々な意見交換を行った。

立ち上がれ出展者!  – 寄稿 桜井悌司 氏 <br>  日本の展示会産業を活性化させる方法

立ち上がれ出展者! – 寄稿 桜井悌司 氏
 日本の展示会産業を活性化させる方法 »

17 7月, 2019

立ち上がれ出展者! 日本の展示会産業を活性化させる方法

桜井悌司(日本貿易振興機構元監事・展示事業部長)

「問題意識」

日本社会は、おおよそ上下関係で成り立っていることが多い。官庁・お役所は民間企業の上に立ち、金融機関は、借り手の企業の上に立ち、親会社は子会社や部品会社の上に立つといったイメージである。

展示会・見本市を成立させるための主体と言えば、①展示会場保有者、②展示会主催者、③展示会サービスプロバイダー(施工業者等)、④出展者、⑤来場者の5者である。展示会産業でも、大規模展示会場保有者、とりわけ東京ビッグサイトは、展示会主催者の上に立っている。しかし、地方の展示会場保有者にとっては、展示会主催者は神様と言えるかもしれない。また展示会主催者は、展示会サービスプロバイダーを下に見ているきらいがある。展示会主催者と展示会プロバイダーとの関係は、日本展示会協会の役員構成を見れば、一目瞭然である。プロバイダーの会員が圧倒的に多いにも拘らず、役員数はごく少数である。また展示会主催者は、出展者の上に立っているという印象である。読者の中には、そんなことはないという人がいるかも知れない。展示会主催者にとって、出展者は重要なクライアントであり、大切に接していると言うに違いない。

しかし、出展者の立場から見ると、高い経費をかけて出展するからには、最大の関心事は、たくさん商談があり、成約に結びつけることが出来るか否かが重要なのである。そのように商談が可能になる環境づくりを展示会主催者がしっかり講じているかを考えると、はなはだ心もとない。出展者の観点から言うと、展示会主催者が、可能な限り、良質の(レベルの高い)来場者を多数動員してくれること、及び、自分たちが出展戦略・戦術を立案する上で参考となる来場者の詳細かつ正しいデータを提供してくれることが一番大切なことである。

しかしながら、展示会主催者は、そのような基本情報を与えてくれないのである。言い方を変えれば、出展者は、展示会主催者に軽くみられているということになる。したがって、出展社から主催者に要望すべきことは2つある。 1) 主催者にもっともっと良質のビジターを多数集めるように強く要望すること 2) 主催者に来場者の正確かつ詳細な情報を求めること

以下様々な観点から問題を分析してみよう。最初に断っておくが、本原稿の意見は筆者の個人的見解である。

「欧州、特にドイツのケース」

展示会・見本市の後発国である日本とメッセの最先発国のドイツと比較するのは適当でないかも知れないが、良いことをその分野の先進国から学ぶことを歴史的にモットーとしてきた日本としては、是としよう。 ドイツには展示会業界を束ねる強力な組織がある。ドイツ見本市産業協会(AUMA)と呼ばれ、ほぼすべての展示会主催者が加盟している。AUMAは、1907年に設立された組織で、少し前の数字では、38の展示会主催者と38の出展者やビジター(来場者)を代表する組織によって構成されている。ここで注目すべきは、出展者や来場者が含まれていることである。日本展示会協会の場合、展示会主催者、展示会場、展示会関連企業の3者によって成り立っていることと比較すれば違いは一目瞭然である。 では、AUMAの運営資金はどこから出ているのであろうか? 会員による会費とAUMA FEEからの収入によって運営されている。AUMA FEEとは、出展者が、スペース代に加え、1平米あたり、0.6ユーロを支払うものである。すなわち、ある出展者が100平米のスペースを購入した場合、AUMA FEEとして、60ユーロをAUMAに支払うということである。AUMAの予算がいかに大きいか容易に想像できる。

「ドイツの展示会の第三者認証」

ドイツには、AUMAとの密接な連携のもとに1965年に創設されたFKMという展示会の第三者認証機関が存在する。FKMのメンバーは約70社。展示会データの監査は、FKMが委託する公認会計士事務所が実施している。約250社の展示会について事後チェックを行っている。公認会計士事務所は、具体的には、展示会終了後、主催者を訪問しデータチエックを行う。

AUMA/FKMが把握するデータは、次の3つ。①個々の展示会のデータ(来場者、出展者、展示面積等)、②企業、出展者に関するデータ、③業種別のデータであるが、とりわけ、来場者のデータは、相当詳細なデータが手に入る。例えば、正確な来場者数、国別、州別、業種別の来場者、来場者の訪問日数、来場者のレベル等々である。出展者が次回参加時に、出展戦略に役立つ情報である。

「何故、出展者は前述の2つの要求を主催者にしなければならないのか?」

上記2つの要求の内、まず第1の「主催者にもっともっと良質のビジターを多数集め るように強く要望すること」について説明する。日本の展示会主催者を分類すると、①民間の展示会主催者(外資、内資)、②商工業団体、組合、③マスコミ関係等々となっている。従来より、日本の展示会は商談型というより、PR型と言われているように、主催者も出展者も慣れあい的な面もあった。

最近になって、コストパーフォーマンスの観点から商談型展示会への移行が図られてきたが、まだ途上にある。良い展示会と言えば、質量ともに充実した出展者と来場者の双方に恵まれたものを言うが、多くの主催者は、出展者集めに多くのエネルギーを使うことになるので、質量ともに揃った来場者の誘致まで手が回らない。民間の主催者は、展示会の組織がビジネスなので、それなりに質量ともに良好な来場者を誘致することにエネルギーを使うが、その他の主催者ともなると、展示会の開催は業務の一部であるので、きめ細かい来場者誘致までは力が入らないことになる。

展示会は出展者さえ集まれば、絵になるので安心してしまうのだ。したがって、出展者は、主催者に対し常に来場者誘致にもっと注力するように要求する必要があるのだ。出展者誘致と来場者誘致のエネルギーの配分が50-50か、できれば40-60で来場者誘致に力を入れてもらうように主張すべきである。

2番目の要求事項は、「主催者に来場者の正確かつ詳細な情報を求めること」である。これは何を意味するかと言うと、日本の展示会主催者の多くが、正確な来場者数や出展者の意思決定に役立つような詳細な来場者情報を提供していないということである。

日本にも展示会の第三者認証制度が存在する。経済産業省の肝いりもあり、2012年4月に「日本展示会認証協議会」が発足し、第三者認証制度が開始された。2012年度から18年度までの7年間の実績をみると、わずか85本で、年度あたり12本の展示会しか認証を受けていないのである。(詳細は日本展示会認証協議会のホームページを参照のこと)

年間数百本ある展示会の中で、認証を受けていない展示会が圧倒的に多いのである。主催者の言い分は、認証料にコストがかかる、手続きが面倒等と言ったことであるが、要するに、やりたくないということである。その理由は、入場者数の水増し状況やあいまいさを知られたくない、詳細な来場者データをとるのは、手間暇がかかるからイヤだといったことである。

来場者統計について、いくつかの例でもって説明しよう。日本の展示会第三者認定機関である「日本展示会認証協議会」によれば、「会期中、1人を1回のみカウントする」ということになっている。下記の表は、日本を代表する食品・飲料の展示会であるFOODEXとスーパーマーケットトレードショーの来場者の数字である。両方とも人気のある展示会で展示場は常に賑わっている。

両展示会共に、来場者(VISITOR)の合計の数字を公表している。この数字だけでは、1人のビジターが3日間通っても1とカウントしているか、説明が無いのでわからないが、両展示会とも恐らく来場者(VISITOR)方式を採用している筈である。相当混んでいると思えても、1日に2万から3万人の入場者である。

FOODEXとスーパーマーケットトレードショーの来場者登録数 第87回東京インターナショナルギフトショー春2019の総来場者数

次に、東京インターナショナルギフトショー春2019の数字をみると、読者は混乱するものと思われる。4日間にわたって、東京ビッグサイト全館で展開される大型展示会である。この展示会では、来場者(VISITOR)という概念が無いと考えられる。4つの展示会を同時開催し、1つの招待券で4つの展示会を見学できる。1人の来場者が4つの展示会を見学すると4人にカウントされているものと思われる。来場者(Visitor)ではなく、訪問数(Visit)のカウント方式である。一番来場者の多い①のギフトショーだけでも、1日平均47,898人の入場となっており、前述の2つの食品・飲料の混み具合からみても誇張された数字ではないかと想像したくなる。出展者は、下記の数字の根拠を主催者に問い合わせるべきであるが、主催者は、自発的に数字の根拠を説明することが望まれる。

第87回東京インターナショナルギフトショー春2019の総来場者、於:東京ビッグサイト 4日間

もう1例を示すと、毎年11月に行われる東京都主催の「産業交流展」と中小企業基盤整備機構(中小機構)主催の「新価値創造展」の来場者データである。産業交流展の14,221人〈1日平均4,740人〉と新価値創造展の12,420人〈1日平均4,140人〉は会期中に訪れた来場者数で数日訪問しても1人とカウントしている。これは理解できるが、延べ来場者の方は理解に苦しむ。展示会のことをわかっている人は、この数字を見ると何かおかしいと思うはずである。数年前は、来場者数の4~5倍の延べ訪問が報告されていた。東京都や中小機構のような政府機関でもあいまいな数字を発表していることは残念なことである。(それぞれのホームページを参照のこと。)多くの出展者は、展示会主催者に来場者の数字の根拠を常々質問すべきである。

産業交流展2018と新価値創造展2018の来場者数と述べ来場者数

 

「何故、出展者は、主催者から軽くみられていると思わないのか?」

以上の点から、出展者は、主催者から軽くみられているということが理解できると思うが、出展者は、実際にそう思っているであろうか? 残念ながら、多くの出展者は、そうと思っていないと判断される。何故なら、①誰も上記の事実を語る人がいない、語る人がいなかった。、②日本の展示会産業では当たり前ないしは通常のことなので、誰も不思議に思わない、思わなかった、③欧州の展示会事情を知らないので、比較できない。さらに、出展者の中には、誇張された来場者の数字を歓迎するものもいるという。何故なら、来場者数が大きければ大きいほど、展示会参加の稟議書を提出する際に、上司の決裁が容易になるからである。しかし、日本の展示会産業が、本当の意味でPR型から商談型に移行する意志がある場合、この問題を解決しないと先に進まないのである。

「ではどうすればいいのか」

まず最初に、出展者が主催者によって軽くみられていることに出来るだけ早く気づくことである。次のステップは、出展者が団結することである。何故なら個々の出展者が主催者にクレームしても相手にされないからである。最初に説明したように、主催者と出展者は上下の関係にあるからだ。

日本にも同じ業界で出展者の意見交換の場を持っているケースがある。例えば電機工業会には、「展博委員会」というのがあり、定期的に集まっては、意見交換をしている。筆者がジェトロでの展示事業部長時代(2001年~03年)には、展博委員会と展示会の第三者認証について真剣に議論したものだ。「展博委員会」と同様の組織を業種別につくり、主催者と協議するのである。食品やギフト類の展示会の場合には、全国の地方庁や地方庁の第三セクターの組織が大規模に参加している。彼らがまとまり、より良い成果を上げるにはどうすればいいのか、どうすれば商談に結び付けることができるのか、何を主催者に要望するのか等につき、意見交換を行う場をつくり、より良い来場者を多数誘致し、正しくかつ詳細な来場者のデータの公表を要求すれば、主催者も少しは考えるようになるだろう。「全国都道府県出展者連絡協議会」と言ったイメージである。前述のAUMAには出展者も会員であるが、例えば、日本展示会協会には、出展者の会員は存在しない。同協会に入会する可能性を検討するか、一層のこと、「日本出展者協会」、「日本出展者協議会」、「日本出展者連盟」のような団体を設立する方法も考えられる。

ここ十数年、協会、組合、工業会等が、展示会の組織を展示会主催者に委託するケースが増えている。このような場合、出展者の直接のコンタクト先は委託業者になるが、委託業者は必ずしも当事者能力を持ち、責任ある態度をとってくれるかわからない。。重要なことは、協会側が、開催目的やコンセプトを遵守し、委託業者をしっかり監督できるかどうかである。委託業者が勝手に展示会を運営するようだと出展者の利害は大いに損なわれよう。

以上のことを実現するのは、非常に難しいことである。実現するとしても相当の時間がかかることが予想される。永遠に実現されないかもしれない。しかし、日本の展示会産業の真の発展を望むのであれば、避けて通れない道なのである。

弱者である出展者が、唯一、いつでもできることは出展するにあたって、主催者に、「どのように来場者誘致をしているのか? 来場者誘致作戦?」、「来場者数のカウントはどのようにやっているのか? カウントの根拠は?」、「来場者のもう少し詳細なデータを入手したいのだが、提供して欲しい」、「展示会の第三者認証を受けているか?受けていない場合は何故か?」という質問をすることである。これ等の質問を多数の出展者が恒常的に行えば、少しは状況が変わるかも知れない。

展示会主催者は、謙虚に出展者や来場者の声を聞く習慣をつけるべきである。

文:桜井悌司(日本貿易振興機構 元監事・展示事業部長) 2019年7月 

うんこミュージアムが東京お台場に <br> 先行事前予約チケット販売開始

うんこミュージアムが東京お台場に
先行事前予約チケット販売開始 »

14 7月, 2019

うんこミュージアムが東京お台場に

最先端アミューズメント空間「うんこミュージアム TOKYO」が8月9日(金)、お台場のダイバーシティ東京プラザ2階にオープン。

横浜駅前「アソビル」2階に期間限定で開催されている「うんこミュージアム YOKOHAMA」に続く第二弾として、「MAXうんこカワイイ」をコンセプトに進化してダイバーシティ東京プラザ2階にオープンする。すべての「うんこミュージアム」の総本山として、国籍や年齢に関係なく全世界のウンカー(うんこを出す人々)に、うんこを通じた新しい体験を提供する。

触って、撮って、遊んで!ウンターテイメント体験がパワーアップ!

「うんこミュージアム TOKYO」は、巨大オブジェから小さなうんこが飛び出すうんこボルケーノのある「大広場」、可愛くてキラキラしたうんこが並ぶ「ウンスタジェニックエリア」、世界のうんこグッズを知ることができる「ウンテリジェンスエリア」、うんこのゲームが楽しめる「ウンタラクティブエリア」の4エリアで構成されている。

「うんこミュージアム YOKOHAMA」でも人気を博したコンテンツたちが、新しいフォトスポットやゲームを追加したり、デザインを刷新するなどアップデートして登場。さらに、「うんこミュージアム TOKYO」でしか楽しめない「ウンベルトの間」、「うんこファクトリー」、「うんコンビニ UNKO MART」、「うんこ白刃どり」が新コンテンツとして登場する。「YOKOHAMA」よりも規模が大きくなり、拡大した空間に広がるうんこの世界を楽しめる。

1.可愛くてキラキラしたうんこが彩る「ウンスタジェニックエリア」を規模拡大し、新しいフォトエリア「うんコンビニ UNKO MART」が登場。 「うんコンビニ UNKO MART」は、様々なうんこグッズが陳列されているウンスタジェニックなコンビニ風フォトエリアです。グッズを使った撮影はもちろん、一部のうんこグッズは購入してミュージアム内で活用することができます。 ウンスタジェニックエリア

2.クソゲーコーナーが、「クソゲーセンター」に大進化!クソみたいなゲームが7つ登場! クソゲーセンターの他にも、ウンタラクティブエリアには新ゲーム「うんこ白刃どり」が追加。落ちてくるうんこを両手で受け止める、シンプルながら難易度の高いゲームです。 クソゲーセンター

3.公式キャラクター・ウンベルトによる「ウンベルトの間」が新登場。便器の中には宇宙が広がる… ウンベルトの間 4.物販エリア「うんこファクトリー」では、ここだけでしか手に入らない限定うんこグッズを販売。

 

うんこファクトリーとは

東京の新体験スポットとして、お台場から「MAXうんこカワイイ」日本文化を発信!「うんこミュージアム YOKOHAMA」はオープン後、約2ヶ月半で来場者数が10万人を突破、デベロッパー様や地方自治体様からのお問合せも殺到し、大きな反響をいただきました。結果、ご来場いただいた皆様の「うんこに対する固定観念を水に流す」ことができたのではないかと考えている、という。

この度、「うんこミュージアム」の「うんこはカワイイ」という新たな価値観をより多くの人に知ってもらうために、日本の中心地である東京・お台場に出展を決定。。お台場は、国内のみならず世界中から人が集まる、日本を代表する観光地で、「MAXうんこカワイイ」という日本発の新しいコンセプトを発信する場所としてふさわしいして決定された。

人気音楽プロデューサー「tofubeats」が「うんこミュージアム TOKYO」公式テーマソングを制作。ネット世代の音楽家として同年代から圧倒的支持を受ける人気アーティストであり、有名アーティストと多数コラボなどを行う音楽プロデューサーでもある「tofubeats」が、「うんこミュージアム TOKYO」公式テーマソングを完全書き下ろしにて制作することが決定。新進気鋭のアーティストによる「うんこ」をテーマにしたオリジナル楽曲も楽しめる。

【tofubeats プロフィール】 1990年生まれ神戸出身。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベントWIREに史上最年少で出演する。その後、「水星 feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。 メジャーデビュー以降は、森高千里、の子(神聖かまってちゃん)、藤井隆ら人気アーティストと数々のコラボをおこない注目を集め、3枚のアルバムをリリース。 2018年は、テレビ東京系ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」や映画『寝ても覚めても』の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ、10月には4thアルバム「RUN」を発売。 2019年はデジタルシングル第1弾として1月に竹内まりや「PLASTIC LOVE」のカバーをリリース。そして、デジタルシングル第2弾として「Keep on Lovin’ You」を5月24日(金)にリリースした。

【tofubeats コメント】 世界の誰もが知っているうんこという存在をモチーフに曲を書くなんてとても楽しそうな仕事です。 おしりから世界に開かれたメッセージを曲にしてみました。ぜひミュージアムとともに体験してみてください。

チケット販売開始!

夏休みのウンターテイメント体験は早い者勝ち!7月8日より、うんこミュージアム公式サイトにて先行事前予約チケット販売を予定している。 チケット予約サイト:https://reserve.ale-box.com/reserve/169

今後は各種プレイガイド等にて先行事前予約チケット販売を予定している。

うんこミュージアム TOKYO開催概要

正 式 名 称:うんこミュージアム TOKYO 住 所 :東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京 プラザ 2階 オープン日:2019年8月9日(金) 営 業 時 間:10:00~21:00 ※最終入場受付 20:00 定 休 日 :施設に準ずる 入 場 方 法 :事前予約によるチケット制(※空き状況次第では当日券もあり) 入 場 料 金 : <事前予約チケット> 大人(中学生以上) ¥1,600(税込)/子供(小学生)¥900(税込)/小学生未満 無料 <当日購入チケット> 大人(中学生以上) ¥1,800(税込)/子供(小学生)¥1,000(税込)/小学生未満 無料 施 設 面 積 :200.64坪 U R L :https://unkomuseum.com/tokyo Twitter :https://twitter.com/unko_museum2019/  @unko_museum2019 運 営 会 社 :株式会社アカツキライブエンターテインメント/株式会社カヤック

「うんこミュージアム

7月9日配信 既存のうんこ観を刷新するセッション【イベマケNews】

7月9日配信 既存のうんこ観を刷新するセッション【イベマケNews】 »

9 7月, 2019

火曜日の午後、皆さまいかがお過ごしでしょうか? イベントマーケティングの田中力でございます。お昼の配信に間に合わなかったですって? ノンノンノン タイトルをみてください。大好評につき開催期間延長した うんこミュージアムYOKOHAMAのレポートを書いたのですよ。 で、このタイトルだとお昼時はいかがなものか、という配慮です。いやあ、でもうんこミュージアムみたいな面白い企画をやりたいなぁ …でも、なかなか思いつきません。企画を考えるのはむずかしいなぁ。

そうだ、面白い企画のアイデアに困ったら、この人たちに聞こう!

BACKSTAGE 今年の注目のセッション その2 「トンガリカルテット〜攻めた企画で生きていくあの手この手〜

「トンガッた企画」に定評のある3人が、現役大学教員である「トンガッた芸人」をモデレーターに、企画の生み出し方や攻め方、イベント成立への道のりなどをトーク。オーディエンスも思わずトンガってみたくなるトークセッションです。

というわけで皆さま、BACKSTAGEはEarlyBird(早割チケット)発売中。 購入はこちらから https://eventregist.com/e/BACKSTAGE2019

… いけるぞ、このパターン – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

== 今週のコンテンツ == ■ 副編レポート「ライブエンタメの牽引者が一堂に ー DAWN2019 既存のうんこ観を払拭する」 ■ 国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏 ■ 月刊イベントマーケティング48号 6月30日号 PDFダウンロード開始 – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – ■ 副編レポート「ライブエンタメの牽引者が一堂に ー DAWN2019」 既存のうんこ観を払拭する リアルな体験へのニーズやスタイルが変化する現在の、感情を揺さぶる熱狂体験について議論するトークセッションと、ライブイベントのアイデアピッチバトルとネットワーキングが行われた。(月刊イベントマーケティング副編集長・田中)https://www.event-marketing.co.jp/asobuild190703 ■ 国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏 日本貿易振興機構(JETRO)でセビリャ万国博覧会課課長や展示事業部長を歴任したのち、日本展示会協会の事務局長も務めた桜井悌司さんに、日本の展示会・見本市のはじまりについてご寄稿いただきました。 https://www.event-marketing.co.jp/exhibition_history1 (写真提供:東京ビッグサイト) 月刊イベントマーケティング48号 6月30日号 PDFダウンロード開始 特集:態度変容のある映像 https://www.event-marketing.co.jp/47go/coverstory_corporate_event Copyright © 2015 MICE

ライブエンタメの牽引者が一堂に ー DAWN2019

ライブエンタメの牽引者が一堂に ー DAWN2019 »

9 7月, 2019

ライブエンターテインメントの未来を語る

7月3日、横浜駅直通の新感覚複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」で、ライブエンターテイメントのカンファレンス「DAWN2019」が開催された。

リアルな体験へのニーズやスタイルが変化する現在の、感情を揺さぶる熱狂体験について議論するトークセッションと、ライブイベントのアイデアピッチバトルとネットワーキングが行われた。DAWNは2017年に次ぐ2度目の開催で、アカツキライブエンターテインメント(株)と(一社)日本イベントエンターテインメント協会が主催する。

トークセッション

パネリスト: (株)株式会社SCRAP 代表取締役 加藤 隆生氏 (株)RED 代表取締役 宍戸 亮太氏 うんこミュージアム 総合プロデューサー 小林 将氏 (株)VAZ 代表取締役 森 泰輝氏 モデレーター: アローサル・テクノロジー(株) 代表取締役 佐藤 拓哉氏

 

■エンターテインメントとの関わりについて

リアル脱出ゲームを世に送り出した加藤氏は、そのきっかけは自身のミュージシャンとして自らのバンド「ロボピッチャー」のプロモーション用に創刊したフリーペーパー「SCRAP」の誌面連動企画だという。最初から謎解きゲームの企画をはじめたのではなく、特集の一つとして実施してヒットしたという。エンターテイメントのキーワードとして、物語体験・没入体験(イマーシブ)を掲げた。

 

SEKAI NO OWARI のマネジメントをする宍戸氏は、就職活動で数十社の音楽事務所の社長宛に履歴書を送りつけたこと、その事務所で新人発掘でライブハウス回りでセカオワに出会った自身の経験をふまえ、エンタメの根幹である”人の気持ちを動かす、感動させる”ということは、時代が変わって変わらないと語った。

 

うんこミュージアムプロデューサーの小林氏は、自身の日本マクドナルドでのマーケティング職を通じて得た話題の作り方を活かし、体験する前から話題になってその後も話題になるコンテンツとしてうんこミュージアムの着想を得たという。単体での体験は既視感がでてしまうが、体験に物語性を組み合わせ、意味を与えることでまったく別の体験を創造できる。と語った。

 

you tuberなど若年層のクリエイターをプロデュースする森さんは、音楽・体験コンテンツそのものに大きな変化はないかもしれないが、それを広める手法つまりマーケティングが大きく変わってきた。既存メディアでスターをつくるにはTV・CMに採用さるためのプロモーターへの営業力、コネクションが大きかったが、動画共有サイトやSNSがある現在は、SEOや関連動画のアルゴリズムの理解やバーティカルメディア活用法がわかる理系脳が必要だと自身の考えをのべた。また、正解のコンテンツをつくってから露出する方法から、多様性、納得性が高いものが求められるように変わってきたという。

■既存のうんこ観をくつがえす(うんこミュージアムYOKOHAMAのヒットの理由)

うんこドリルなど、ウンコの時代がきている。おしり探偵なども子供に人気。(加藤氏) ウンコやお尻は子供に強いワードで吸引力があるが、それだけでは新しくないので、ウンコの真逆にいる女子高生やインスタ映えを組み合わせた。(小林氏) 女の子や家族連れが「ウンコ」と叫ぶ不思議な空間だか、みんなスッキリ気持ちよくなっている。(宍戸氏) 発想もすごいが、女子高生のコメントをプロモーションに使うなど、マーケティングの力も大きいのでは(森氏) 既存のウンコ観に引き戻される要素はすべて排除した。(小林氏)

■次代のエンタメをリードするのは?

没入体験のイマーシブシアターに注目。先進エリアである欧州では、廃線となった地下鉄全体で行い、客もその一部となっている。そのほか牢獄で演劇をしたりしている。(加藤氏) ゲーム「あんさんぶるスターズ」のライブで、演者はすべてバーチャルで観客だけリアルで熱狂する場を体験し、新しいと感じた。(宍戸氏) 流行っているものはツイッター分析するが、数値だけでなく目視することで手触り感を感じたり、客と同じ検索方法を疑似体験することがアイデアにつながる。(森氏) 面白ものは主観。とがりへの引っ掛かり、感覚、自分の気持ち 熱狂感、深掘り感が必要。誰かが面白いと言っていることは、面白っぽいものにすぎない。(小林氏) センスは属人化するもので、それと分析の配分がむずかしい。(森氏)

■日本のエンタメの課題

受け手側のマインドセットを変える必要がある。美術館の名画にテクノロジーを融合することで価値をアップデートするなど。(小林氏) 日本のエンタメは周回遅れかも。欧米の演劇の規模が大きいのは、エンタメへの理解と熱、リテラシーが違う。いま中国のエンタメが著しく進化している。どう採算を度外視しているのか、エンタメへの信頼、強い熱意がある。(小林氏) 検索エンジンに投資が集まった米国と比べ、すぐに回収できる案件を好む日本との違いではないか。エンタメへの投資にはセンスが必要。(森氏) コンテンツが無料のテレビに慣れていること、地上波放送が強くほとんどの人が同じものをみている、という以前からの視聴スタイルから移行していないことも課題。(小林氏)

■ライブエンタメの価値は?

画面のなかでなく、空間上で起きることが日常のネガティブをポジティブにかえる。能動的なエンターテイメントほど、それを大きく変えてくれる。(加藤氏) ライブは人生を変える。自身がMr.Childrenをはじめて見た瞬間の感覚、をみんなに伝えたい(宍戸氏) 体験する前と後で見える世界、感覚、考え方が変わること(小林氏) 演者の立場でいうと、若い人が活躍できる分野、既存の常識からはずれた人が活躍できる分野。

ピッチ・コンテスト

前回の2019年は

 登壇者(ファイナリスト)と提案内容 1.Vtuber 富士 葵さん

バーチャル you tuber の夢を叶えるフェス「富士葵フェス」を企画。 著名アーティスとの共演や参加型のライブのほか、ファンとのギネス挑戦などのブース展開も提案した。

2.一般社団法人 日本フラッグハント協会 榊原 宏さん

 

赤外線を使ったサバイバルゲームを考案し、スポーツ市場拡大、インバウンドという世の中の流れにマッチするものにした。 会場を汚さない、子供でも参加できる。体力差・経験差がない、などの利点をあげた。

3.株式会社ハッピー・プランナーズ 鹿股 幸男さん

ドローンに風船をつけて、割り合う「バルーンバスターズ」を提案。シンプルな分、ルールや複数チーム制など遊び方が創造できることが特長。世界大会や協会設立などを目指す。

4.一般社団法人 日本キャンドル協会 神田 悠さん

キャンドルの文化と職業を浸透させることが目標。教室運営、資格認定なども行っている。 CandleRoom表参道やDAIKANYAMA NOELなどの実績があり、 Candle に なにかを加えて、暗闇を活かしたイベントを創出する。

 

5.ArtHub.jp 野呂 翔悟さん

似顔絵イベント「Nigaoe Tokyo Festibal」の提案。パーソナライズされた体験をて提供する。似顔絵をかく時間がかかることによる参加人数制限は、美術学生の参加、オリジナルグッズ販売、参加者による作品づくり、ライブペインティングなどのコンテンツの充実で課題を解消する。

 

6.東京電波女子

診断テストで5タイプに別れたシンデレラストーリを体験してもらう。「1日シンデレラ体験」 それぞれに、ウェルカムドリンクで内面から美しくなる「シンデレラクレンズ」、メイク講座と道具をお持ちかえりできる。「シンデレラメイク」、メイクにあったヘアレンジ「シンデレラヘアー」、ネイリストの技を伝授「シンデレラネイル」、VIVIモデル藤井さきさん監修のファッションコーディネートの「シンデレラファッション」などがうけられる。

ピッチバトル優勝者

優勝者は、「バルーンバスターズ」を提案した。 鹿股幸男さん。 家族向けであること、みんながやってみたいと思うところなどが評価された。 鹿股さんには、アソビル地下1階または3階のイベントスペース利用権(100万円分までの無料使用権)と企画実施の際のイベント協会によるキャスティング、メディア露出、マーケティングサポート(50万円相当)が送られた。

ネットワーキング

 

トークセッション、ビッチバトルの終了後には、アソビル地下一階のPITCH

7月2日配信 気がつけば5年目に突入【イベマケNews】

7月2日配信 気がつけば5年目に突入【イベマケNews】 »

4 7月, 2019

火曜日のお昼どき、皆さまいかがお過ごしでしょうか? イベントマーケティングの田中力でございます。さて、梅雨だったり暑かったり、時候の挨拶が難しいまま7月に入りました。 今年も半分が過ぎましたねぇ。早いものです。などと言っていたら、弊社も第4期の決算期を終え、5年目に突入しました。 プロレスラーの引退興行さながら、1年掛けて5周年企画をやりたいと思います。まずは企画を考えるところからはじめたいと思います。 せっかくだから、みんなが元気になるような、夢のある企画を… …なかなか思いつきません。企画を考えるのはむずかしいなぁ。そうだ、夢のある企画のアイデアに困ったら、この人たちに聞こう! BACKSTAGE 注目セッション 「ガンダムがTOKYO2020を盛り上げる!天野式スポーツマーケティングの極意」

Jリーグ最強の企画屋と言われた天野春果さんが、 TOKYO2020の組織委員会で、G-SATELLITE プロジェクトを始動。

大人が大真面目に宇宙空間に耐えられる装甲を持つガンプラを作り 小型衛星に載せようとしています。

「大人の本気を引き出す巻き込み方」「制約が多い中で産み出されるクリエイティブ」、そしてこの「体験」を通じて伝えたいメッセージは何なのかに迫ります。

巻き込まれた大人たち(失礼)も参加予定!

というわけで皆さま、BACKSTAGEはEarlyBird(早割チケット)発売中。

購入はこちらから https://eventregist.com/e/BACKSTAGE2019

… 当分このパターンでいこう – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

== 今週のコンテンツ == ■ ネパールYouMe School創設者シャラド・ライさんに聴く「なぜ、学ぶか」の原点 〜「縁と自分事の大切さ」に気づく 中原中学校国際交流イベント〜 ■ 動画と写真でわかる 東京ビッグサイト南展示棟 開業 ■ イベマケ総復習 5月31日号特集 「エンゲージメント高める 社内イベントづくり」 ■ イベマケNews ピックアップ

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – ■ ネパールYouMe School創設者シャラド・ライさんに聴く 「なぜ、学ぶか」の原点 〜「縁と自分事の大切さ」に気づく 中原中学校国際交流イベント〜

記事では、国際交流会をなぜ開催したのか、企画者の校長先生の想い、キッカケとなった背景、その場をどう生徒の皆さんが受け止めたのかを書きました。

講演者として登壇したシャラド・ライさんの信念と行動が熱量としてつながっていく1時間半。生徒さんから質問が途切れずに続くのを目の当たりにして、学びを改めてマインドセットしてくれた濃厚な生きた教科書に触れてるようでした。

実は、この企画者の校長先生は、中学時代、担任の先生でした。文中に紹介する吉田君も同級生。そんな縁あるイベントレポートです。

(月刊イベントマーケティング編集長・樋口)

https://www.event-marketing.co.jp/contents/18652/動画と写真でわかる 東京ビッグサイト南展示棟 開業

6月28日、開業に先立ち、展示会主催者と関係メディアを対象に、東京ビッグサイト南展示ホールの内覧会が行われた。南展示棟は総展示面積2万m2で、1Fと4Fの2層構造。各フロアには面積5,000m2の展示ホールが2つ。間仕切りの開放で1万m2に。また、会議棟と南展示棟を結ぶ連絡通路を新た設置。西展示棟1F、4Fからのアクセスもできる。7月3日からは、南ホールではじめての展示会として「インターフェックスWeek」が開催される。 https://www.event-marketing.co.jp/bigsight/minami_open190701 ■イベマケ総復習 5月31日号特集 「エンゲージメント高める 社内イベントづくり」

エンゲージメント高める 社内イベントづくり

エンゲージメント高める 社内イベントづくり »

2 7月, 2019

エンゲージメント高める 社内イベントづくり ブランドと顧客の深く良好な関係を構築し、Win-Win で双方向なコミュニケーションをつくる、エンゲージメント・マーケティング。関係構築は顧客との間だけでなく、企業とスタッフ、スタッフ同士の間にも重要だろう。個の力からチームで戦う組織をつくるための、社内イベントを活用したエンゲージメント向上の手法について学ぼう。