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東京観光財団が刀剣博物館でユニークベニュー体験提供

東京観光財団が刀剣博物館でユニークベニュー体験提供 »

7月8日、東京観光財団は日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館と共催で「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」を開催した。

 

ユニークベニューとは、歴史と伝統のある建物や芸術文化に触れることのできる施設などで、会議やイベント、レセプション等を特別感を演出しながら開催できる会場のこと。東京には、東京都がもつ11の施設に加え、美術館や庭園、神社仏閣、テーマパークなどの施設が揃っており、2019年3月に東京都が発行した「Unique Venues TOKYO」には、刀剣博物館をはじめ57の施設が紹介されている。外観・内観、利用時の写真や簡易平面図、スペースごとに一覧になった面積や対応人数(着席時・立食時)、利用時間、飲食利用の有無などの備考とともに掲載。「Unique Venues TOKYO」の刀剣博物館のページをみると、1F講堂には160㎡の面積で100名(立食)、カフェスペース60名(同)とあった。

 

 

実際に行われた「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」には、関係者含め、約140名が参加。企業関係者が8割のほか、大使館、会場施設運営者、MICEプランナー、プレスも18メディアと多様な顔ぶれとなった。

 

刀剣博物館のロケーションは、両国駅から約5〜7分歩いた場所で旧安田庭園内に位置している。旧安田庭園の和風な門をくぐり、庭園を抜けて刀剣博物館がみえると、日本庭園と刀剣というイメージからは、よい意味でギャップのあるモダン建築な外観が現れる。

 

 

クロークに荷物を預け、1Fホール内に用意された受付を済ませて、オープニングの主催者挨拶が行われる1F講堂に入ると、ガラス張りの半円形ホールでさきほどの旧安田庭園が望める。ガラス面側には庭園との間にテラスがあり、LEDの灯りでほんのりと光るテーブルが夕暮れから夜にかけての風景を演出していた。

 

 

18時に開会された「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」のプログラムは約2時間。スタートから約30分ほど、講堂ステージ上で主催者挨拶や施設挨拶、忍者パフォーマンスが繰り広げられ、立食の料理が振舞われた。その後、参加者は4組に分かれ、刀剣研磨デモンストレーション(1F講堂)、刀剣等の展示ツアー(3F展示コーナー)、和楽器&ジャズセッション(1Fホールアトラクションスペース)、庭園散策(旧安田庭園)のプログラムを堪能した。

 

 

刀剣博物館でのユニークベニューとしての活用は初めてで、1F講堂での飲食提供も初と、チャレンジづくしとなった「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」。実際に会場側の現場スタッフとして対応した公益財団法人日本美術刀剣保存協会の荒川史人さんは、開催までの背景と初のユニークベニュー提供を通じての課題と期待をこう語る。

 

「ユニークベニューとしての開放については、3年以上前に東京都観光財団さんからお声がけがありました。きっかけとなったのは刀剣博物館の代々木から両国への移転です。建築家として著名な槇文彦さんによる設計で2018年1月にオープンして新しくなったことを機に、『Unique Venues TOKYO』への掲載を決め、そこから貸出規約や料金などの策定に取り掛かりました。

 

今回のようなイベントの受入れは初めての試みでしたのでして課題も多く、われわれ約30名ほどの人員をどう対応体制をつくるかといったほか、本来業務として文化財を残していく日本刀を伝えていくために展示品・保管品の保存状況確保を第一とした運用体制などが根本的な方向性としてあります。今回実施した後に、主催者さんのされたいこと、会場として対応できることを改めて整理するようにしたいです」

 

実際に、演出としての灯り、装飾の草花などは、防虫の観点から虫の誘因性の低いLEDや造花を採用するなど配慮している。また、荒川さんは、公益財団法人の事業制度、文化財の運用と保存に関する法制度の海外と日本の差などは、ユニークベニューを推進するうえでも段階的に検討するべき課題であるとし、それぞれの施設の存在意義に合致したイベント、日本らしいユニークベニューの展開を望む。

主催した東京都観光財団では、大きなトラブルなく開催できたことに安堵しながらも、実施してみて出てきた改善点の洗い出しをし、次の段階に向けて展開したいとしている。また、今回の参加者には、同施設の活用や他のユニークベニュー施設に意識を向けてもらいたい、とも話す。

 

参加した国際団体のマーケティング担当者は「刀剣博物館は日本人のわたしたちも知らない部分もあったりして新鮮でしたし、海外から日本を選択されたときに期待している体験プログラムだと感じました。予算に合えば活用してみたい」とし、よかった点として「東京の食材を使用した地産地消の立食メニューや、土に還るお皿やFSC認証のお箸の使用など、環境への配慮が素晴らしかった。もっと全面に出してもよいのでは」と評価していた。

 

 

 

ユニークベニューでのイベント開催は、特にロンドンの自然史博物館、パリのルーブル美術館を代表とする欧州の海外先進事例から、日本での実施を推進する動きが活発化している。イベント参加者の満足度アップを見込めるポイントとして位置づけられているユニークベニュー。参加者への“特別な時間”の提供が、会場側や主催側の双方にとってプレゼンスを発揮するためには、改善点のリストアップとその裏にある制度や組織体制の理解をあわせて進めることも重要だ。

 

国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏

国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏 »

9 7月, 2019

写真提供;東京ビッグサイト

国際見本市事始め

見本市というと、英語では、「フェア」、ドイツ語では、「メッセ」、フランス語では、「フォア」、イタリア語では、「フィエラ」、スペイン語では、「フェリア」と言います。

すべて「市」という意味から来ています。

そう言えば、日本でも、四日市、八日市、十日市などの名前が残っています。

政府主導で行った大規模展示会としては、明治政府がロンドンやパリ等で開催された万国博覧会に習って、国威発揚、技術紹介のために繰り返し行われた勧業博覧会があげられます。

「日本の展示会・見本市の簡単な歴史」

しかし、今日、私たちが考えるような近代的な展示会・見本市が日本で始まったのは、1950年代の前半と言えます。

ざっとどんな見本市が立ち上げられたのかを年次別に見てみましょう。

開催年           見本市・展示名 1949年 事務の機械展(後のビジネスショー) 1952年 全日本オーデイオ・フェア 1954年 日本国際見本市(大阪) ‘                     全日本自動車ショー(現東京モーターショー) 1956年 日本冷凍空調工業展(後に HVAC & RJAPAN に改称) 1960年 東京金物連合大見本市(後に東京金物グランドフェアに改称) メンテナンスショー 1961年 ジャパンウエルデイングショー(現国際ウエルデイングショー) 1962年 日本国際工作機械見本市(大阪) ‘                     東京ボートショー(その後東京国際ボートショーに改称) ‘                     運搬と荷役機械展(後に運搬包装機械展に改称) ‘                     日本電子工業展(後にエレクトロニクスショーと改称) 1964年 日本国際工作機械見本市(東京) ‘                     日本包装機械展(ジャパンパック)(後に日本国際包装機械展に改称) 1965年 1966年 東京国際グッドリビングショー 1968年 コインマシン・ショー(後にアミューズメント・ショーに改称)

まさに官民挙げての輸出振興の時代でした。

日本を代表する錚々たる産業の見本市で、伸び行く日本を象徴するイベントだったと言えます。

「大阪国際見本市」と「東京見本市」について

1954年4月には、大阪で「第1回日本国際見本市(大阪)」が開催されました。

これは、全業種をカバーする総合見本市(一般見本市)でした。翌1955年5月には、「第1回日本国際見本市(東京)」が開催されました。1960年からは、東京と大阪で交互に開催されるようになり、名称も「東京国際見本市」、「大阪国際見本市」となりました。

東京国際見本市は、第21回が行われた1995年で幕を閉じました。大阪国際見本市は、2002年の第25回で終了しました。もはや総合見本市の時代は終了したのです。

業種を特定する専門見本市も徐々に開催されるようになりました。

1962年には大阪で、「第1回国際工作機械見本市」が開催され、1964年には、東京でも同見本市が開催されました。大阪国際繊維機械ショーは、1976年に大阪で誕生しました。

現在では見本市都市としては、東京が圧倒的に優位に立っていますが、大阪は見本市発祥の地であったことを忘れるべきではありません。

ネパールYouMe School創設者シャラド・ライさんに聴く「なぜ、学ぶか」の原点 〜「縁と自分事の大切さ」に気づく 中原中学校国際交流イベント〜

ネパールYouMe School創設者シャラド・ライさんに聴く「なぜ、学ぶか」の原点 〜「縁と自分事の大切さ」に気づく 中原中学校国際交流イベント〜 »

5月29日、柏市立中原中学校の体育館には、全校生徒447名と教員、保護者らが集まり、国際交流会「無限大の夢ふくらむ学校を、僕の故郷ネパールに」が開催された。

 

 

学習のモチベーション その本質伝えたいと企画

交流会イベントに登壇したのは、シャラド・ライさん。ネパールの辺境に生まれたが、学びの機会に恵まれ、日本に留学する機会を得て、日本企業に入社。現在は、NPO法人YouMe Nepal代表理事として母国ネパールに恩返しすべく活動を続けながら、東京大学大学院で日本の教育システムを学び母国に持ち帰ろうと学び続けている。

この交流会は、中原中学校校長として4月に就任した藤崎英明先生が初めて企画した国際交流のイベントだ。遡ること半年前、藤崎先生はライさんと教育関連のイベントのスピーカー同士として出会い、学び続ける重要性と学びへの気持ちを改めて強く感じたことをきっかけに、いまの中学生たちにも伝えたいと熱望し、赴任早々に国際交流イベントとして企画し実現したもの。「何より、学習のモチベーションについて、その本質を子どもたちに伝えたかった」と語る。

 

国際交流会は、給食後の5〜6校時の平常授業を総合学習に切り替えて展開。ライさんが全校生徒の集まる体育館に、ネパールの正装で立ち、柔らかな笑顔で「ナマステ」と挨拶すると、生徒らは少し恥ずかしそうに「ナマステ!」と返し、和やかな雰囲気のなか、講演はスタートした。

 

 

10才のとき起きた奇跡

講演でライさんは、「国づくりは子どもたちの未来づくりから」をテーマに、インド北東部と中国に挟まれた内陸の国で、世界一高い山であるエベレスト山がある国であること、日本の餃子に似たモモという料理などに触れながら、ネパールのことをわかりやすく解説。そして故郷での学習環境について紹介していった。

 

ライさんの故郷は首都カトマンズから東へ220㎞に位置し、北にはエベレスト山を望むことのできるコタン群。ネパールでも田舎のほうで、電気もガスもなく、ベンガル虎も出没するという地域。ライさん自身は地元の学校には1時間半歩いて通っていたという。そんなライさんに転機が訪れたのが、10才のとき。ネパール全国で99人が選ばれる国立学校に入学できる1人に選出されたのだ。「奇跡が起きた」とライさんは表現する。それから小学4年から高校卒業までをカトマンズにあるその学校で過ごした。全寮制の学校で、長い休みのときに自宅に帰ったが、3000mほどの標高のある山を2つ越え、3日間をかけた里帰りだったという。

 

教育が必要な本当の理由

「いまの自分があるのは、国が学校へ行かせてくれたおかげ。だから、国に恩返しをしたい」という思いを持ちながら、どう恩返しをしたらよいか具体的に考えたのは、日本へ留学した大学生時代。自分の故郷の友人が何をしているか調べたところ、友達のほとんどが中学校を卒業できずにいたこと、中国、マレーシア、インドなど国外へ出稼にでていたことを知る。さらに調べるとネパールからは毎日1500人ほどが国外で労働し、その内容は12時間以上の過酷な労働環境であること、悲しいことに毎日3〜4名が亡くなって遺体で戻ってきており、ライさんの親戚でも2人亡くなった、という過酷な状況にも直面したことを語った。

こうした事実をライさんは「ニュースでみたり、ひとから聞いたりしたことではなく、自分の隣人に起こっている現実です」と言い、その原因を「教育」だと話す。実際に、ネパールの学校に私立もあるが、大都市のみで、学費が高い。8割は公立で、ほとんどの子供たちは公立に通うしかない。さらに公立の学習環境の質は低く、子供達が何時間もかけて通っても、時間通りに始まらない、教材の到着も予定より3〜4ヶ月後で、給食もない、などシステムやマネジメントに課題を抱える。2010年にライさんが調べた際には、地元の中学校で卒業試験を受けた71名全員が不合格で高校へは進学できなかったそうだ。その状況は3年間続いていたとも話す。

 

ライさんは、教育が必要な理由について、読み書きができるようになることだけではないと説明する。「教育というのは、自分の頭脳を使って、自分の人生をどう過ごしたいのか、どんなひとになりたいかと、自分の意思で、自分の1日、一生を生きることができるようにするためのもの」と柔らかく語気を強めた。

 

7名でスタート、4年で218名に

その気持ちを胸にライさんは大学4年の時、ネパールの故郷に学校を建てようと決心。バイト代20万円を貯め、現地で10万円の出資を募って、計30万円で2011年にYouMe Schoolを創設する。校舎と1人の先生と7名の生徒からスタート。4年後の2015年には新校舎をつくって、生徒は218名になった。また、2017年にはもう一つ別の場所にも学校を建設、210名が通っている。「もちろん最初から順調だったわけではありません」と、ライさんは当初、描いているビジョン、これからつくろうとしている世界を理解してもらうことに苦労したそうだが、時に笑われ、時に馬鹿にされることがあっても強い信念で楽しみながら続けていると笑顔で伝えた。

 

そして、ライさんはYouMe Schoolに現在通う生徒たちの学校生活について、うれしそうに紹介した。一番遠くて片道3時間半かけて通ってくる生徒もいる。ライさんは、日本の小学校・中学校で見聞きしたなかで、良いと思ったことは真似をして取り入れていると話す。和の心の教えとして、「時間を守ること」「約束を守ること」はYouMe Schoolでも学びとして伝え、自分の学校は自分たちで掃除するという習慣も実践している。

 

ライさんのみる未来

創設から8年で生徒数400名以上になったYouMe School。ライさんのみる未来はもっと大きい。「ネパールの子供たちは500万人います。いま、400人の子供たちの未来をつくっているけれど、500万人の子供たちにとって、全員にいい未来をつくりたい」として、現在はオンラインでの教育に力を注いでいる。ソフトバンクでの経験も生かし、インターネットの力で教育を提供しようと昨年から取り組んでいるものだ。YouMe Schoolの隣の群の市の、若くリーダーシップを持った市長と共に取り組み始め、オンライン教育に必要な発電機やインターネットのための設備の導入や必要な人員を派遣し、2つの公立学校でプロジェクトを行っている。

 

ライさんは、中原中学校の生徒たちに、最後に伝えたいこととしてこう伝えた。

「人生でなにをしたいか、まだ探している途中だと思う。やってみて、飽きて、別のことをやったりすることもあるかもしれない、実証実験の時期だと思う。大事なことは、そうしたトライをやり続けること」と言う。ライさん自身は、現在32才。「僕は将来、自分の国に帰って、たくさんの子供たちの未来をつくるために、国のリーダーになりたい、という夢があります。それが僕の人生で登りたい山。皆さんも自分の未来、どんな山を登りたいか、探し続けてください」

 

後半には、ライブ動画配信でネパールのYouMe Schoolの生徒たちと中原中学校の生徒たちをリアルタイムにつなぐ試みも展開。ネパールの通信回線は2Gと通信環境にギャップがあるため、声が届かずに対話がスムーズにはいかない場面にも、中原中学校の生徒たちは、大きく手を振って応答。一瞬、ライブ配信がつながると、中原中の生徒らは興奮したようすで、声を届けようと体育館中に響く元気いっぱいな「ナマステ!」の挨拶をした。

 

ライさんの講演、ライブ配信による交流のあとには質疑応答の時間が設けられ、「好きなネパール料理は?」「授業は何時間?」「日本の印象は?」「好きな言葉は」「不安はないの?」など質問が約30分間も続き、やむことがなかった。一つひとつの質問に丁寧に回答、終わるごとに大きな拍手が鳴る。とりわけ、さいごの質問にあった「不安」に対して、ライさんは、「サッカーのメッシ選手を知っている?メッシ選手にサッカーすることに不安かと聞くのと同じで、いま楽しいという気持ちしかない。不安はありません」という言葉には、感嘆の声が漏れ、大きく盛り上がった。

 

 

国際交流会で気づいてほしかった2つのこと

 

藤崎先生は、生徒たちにこの会のはじまりに、2つのことに気づいてもらいたい、としてこう話してからスタートしていた。

ひとつは、この会のきっかけになった“縁”について。

「ライさんとは教育イベントのスピーカー同士という共通項があっても、話すことはなかったかもしれない」と振り返る。Facebookでイベントへ登壇することを投稿したところ、教え子だった吉田真佑さんから「そのイベントに僕の同僚だったライ君も出るので話してみてください」とコメントがあって、縁がつながった。藤崎先生は「もし、吉田君の一言がなかったら、この場はきっとありませんでした」と点と点だった物事や人が、人を介してつながりをもつ“縁”の大切さを伝えた。そして、「もしかしたら、このあとさらに興味をもって知ろう、つながろうとすれば見聞を広げることができる」と縁が導く出会いの素敵さを説いた。

 

もうひとつは、ライさんのもつ“当事者意識”だ。

「自分の国の教育を変えようとしている姿から、熱量を感じてほしい」と話す。日頃、「日本は政治が悪い」などと聞いたり、あるいは「クラスが面白くない」「勉強がわからない。教え方がわかりにくい」と言っていたりとするならば、それを自分から変えようとしてほしい、ということだ。

 

 

同イベントには、ライさんと藤崎先生との縁をつないだ吉田真佑さんも参加。会の冒頭で、吉田さん自ら、元同僚としてライさんを紹介するとともに、ネパールとのライブ中継に使われた回線手配も、吉田さんが準備をした。ライさんが4年在籍し、吉田さんが務めるソフトバンクでは、社外活動を奨励しており、ライさんの活動も支援、吉田さんの国際交流会への参加も快諾している。

 

吉田さんはライさん在籍時に席を並べた仕事仲間でもあり、同イベントを企画した藤崎先生とは中学時代に師弟の関係で、先生がはじめて担任としてクラスをもった、教え子一期生でもある。吉田さんも藤崎先生とライさんをつなげたきっかけをつくってから、わずか6か月後に国際交流会の舞台をともにしたことを喜んでいた。

 

 

考え方、意識が変わった

国際交流会後、中原中学校の生徒たちが書いた感想文には枠いっぱいに感じたことやライさんへのメッセージが書き込まれていた。「他の人になにか言われてもあきらめずに、これからの国のことや、人のことを考え学校を作っていて、すごくかっこよかった。(中略)この講演を聞いて、自分の考え方とか、意識みたいなものが変わった」(中学3年生・男子生徒)、「今、私は進路を考えて、1歩ずつ大人へと近づいていこうとしている。そこでまよってしまったとき、ライさんのように、大きな目標を見つけ、そのブロックをどうにかしてくずせるようにたくさんの努力をぶつけることをしたい。」(中学3年生・女子生徒)、「あたりまえがあたりまえでないこともあると改めて知ることができた。今ぼく達はあたりまえがあたりまえのように今、この時間を過ごしている。自分たちにとってはあたりまえだとしても、あたりまえじゃない人もたくさん世の中にはいると思うから、このあたりまえのように生きている時間をもっと大切にいきていこうと思った。あたりまえがあたりまえじゃなくなる前に」といった声も聞かれた。ネパールのYouMe Shoolの生徒たちもライブ配信での交流を楽しんでいたようだ。

 

企画した藤崎先生が「学習のモチベーションについて、その本質を伝える」を目的と話していた同イベントは、教科書の活字やネットニュースの伝え聞いた情報ではなく、目の前のシャラド・ライさんから等身大の言葉として、生徒たちが聴き、笑い、内省し、対話して得た生きた学びの場となっていた。

 

 

 

 

 

(取材・文=樋口陽子*藤崎先生の教え子第一期生で、吉田さんと同級生)

UFIが展示会の経済効果発表<br> – 日展協が翻訳資料を提供

UFIが展示会の経済効果発表
– 日展協が翻訳資料を提供 »

1 7月, 2019

国際見本市連盟(UFI)が「Global Economic Impact of Exhibitions 2019 Edition 」を発表。日本展示会協会が同資料を翻訳し、ご提供いただいた。

展示会産業が世界に与える経済効果(2019年版)

本報告書の要旨 p01 第1章:世界で開催される展示会の規模と直接支出 p04 第2章:展示会産業の経済効果 p09 第3章:調査方法   p16

本報告書の要旨 概要

世界で開催されているさまざまな展示会の経済的意義を定量化するために「オクスフォードエコノミクス」(OE)は、世界で開催される多様な展示会活動の総合的なモデルを開発、それは今や、展示会の経済的意義に関する近年のさまざまな研究の基準になっている。今回の調査のさまざまな結果が示すのは、直接支出と雇用の観点で見た世界の展示会産業の範囲だけでなく、展示会産業がより広い経済に与える全体的な効果の範囲といってよい。 今回の分析を行うにあたってOEが踏んだ手順は次のとおりである。

●UFIが所有している、展示会に関するさまざまな既存データ(販売された正味展示面積、来場者、出展者に関する数字など)を分析した。 ●UFIが所有している、展示会産業に関する歴史的データ、13か国における展示会の効果に関する、基準になっている公開された研究、さらに、180か国以上にわたる展示会産業に関する第三者データをそれぞれ分析した。 ●展示会産業の定量化がこれまで行われてこなかった国々における展示会活動を推定するために、経済的および旅行産業の諸データと、展示会産業が持つさまざまな効果との間の関係を示す計量経済モデルを開発した。 ●既存調査とモデル化された関係とを組み合わせることで、世界的な推計値を準備した。以前に行われた、展示会活動に関する国レベルの分析は、推計される世界合計の4分の3以上を示しており、これが1つの確固たる調査基盤となっている。

本資料は、調査と知見に関するカギとなる諸要素を提供しており、それは次の4つのカテゴリーに分類される。 1. 展示会産業の諸基準と直接支出 2. 経済効果分析 3. 調査方法 4. 産業比較 個別の国に関するプロフィール報告は、UFIに加盟する各協会のためにのみ制作されるべきだという考えから、世界調査の補足として追加するに留めた。 なお、本資料に関するより多くの情報を必要とする場合は、UFI調査担当マネジャーであるChristian Druart(chris@ufi.org)までコンタクト願いたい。 展示会の“資格”とは・・・ UFIは、ISO 25639-1:2008 (E/F) の定義に従っており、本資料でもその定義を採用する。本調査が持つさまざまな目的に沿って、展示会(exhibition)、展覧会(show)、見本市(fair)とは、「さまざまな製品、サービス、または情報を陳列し広めるための催し」をいう。展示会は、会議(conference)、大会(convention)、セミナー(seminar)、またはその他の企業・消費者向けの催しとは異なり、またフリーマーケットや路上マーケットを含まないが、次のものは含まれる。

●商取引展示会(trade exhibition):商取引を促進するための展示会であり、主な来場者も商取引を目的とした人たちである。商取引展示会は、時間を限って一般に公開されることがある。 ●一般公開展示会(public exhibition):もっぱら一般大衆のために開かれる展示会で、「コンシューマーショー」と呼ばれることもある。

本調査に使用された方法論に関する詳細は本資料の16ページを参照されたい。

経済効果の主な構成要素

●直接効果:展示会を計画し実行するために直接的に関わる直接支出と雇用であり、来場者や出展者が費やす展示会までの旅費、またその他の展示会関連支出もこれに含まれる。 ●間接効果:展示会に関わるより“川下”のサプライヤーがもたらす経済効果であり、サプライチェーン効果とも呼ばれる。具体的にいえば、展示会が開催される施設が必要とする、エネルギーや食材などの仕入れ、また、多くの展示施設が契約する専門的サービス(マーケティング、設備の維持、クリーニング、技術サポート、経理、法的・財務的サービスなど)の提供者に支払う費用がこれに含まれる。 ●誘発効果:従業員が賃金・給与をより広範囲な経済活動に費やすことをいう。例えば、ホテルの従業員が家賃、交通費、飲食、娯楽などのために支出する場合などがこれに含まれる。 経済効果を経済生産の観点で表現すれば、すべての事業販売、「中間投入を除外した事業販売」と定義されるGDP(国内総生産)、および雇用の総和であるといってよい。

展示会の直接効果(2018年)

●展示会、来場者、出展者の数:この年、180以上の国においておよそ3万2,000の展示会が開催され、3億300万人の来場者と500万以上の出展者がこれに直接関わった。 ●直接支出(事業販売):この年に行われた展示会は、来場者・出展社による直接的な支出、および追加的な展示会関連支出を合わせて、1,159億ユーロ(1,369億ドル)以上を生み出した。 ●直接GDPおよび雇用:世界全体で130万人の雇用を支援するとともに、687億ユーロ(811億ドル)の直接GDPを創出した。 ●この年、世界で約450万の出展者が1,150億9,000万ユーロ(1,360億9,000万ドル)を直接支出したとすると、世界全体で出展者1者あたりおよそ2万5,600ユーロ(3万200ドル)を直接支出した計算になる。 ●この年の直接GDP効果を687億ユーロ(811億ドル)とすれば、世界経済における展示会産業の世界の経済規模は72位にランクされる。

世界で開催される展示会の経済効果の総合計(2018年) 間接効果と誘発効果の両方を勘案すると、2018年、展示会産業は世界全体で次のような経済効果をもたらしたと考えられる。 ●2,751億ユーロ(3,250億ドル)の経済生産(事業販売)をもたらした。 ●320万人分の雇用を創出した。 ●世界全体の総GDPを1,672億ユーロ(1,975億ドル)押し上げた。

全経済生産を2,751億ユーロ(3,250億ドル)とし、すべての展示会スペースを3,468万平方メートルと推計すると(「UFI2017年展示会開催場所世界マップ」の報告による)、2018年、展示会スペース1平方メートルにつきおよそ7,900ユーロ(9,400ドル)が生産されたことになる。 展示会産業は、工作機械や医療・手術機器といった大規模な産業分野よりも大きい直接経済生産(事業販売)をもたらした。 また、世界全体の総GDPのうち展示会産業が押し上げた1,672億ユーロ(1,975億ドル)という数字は、世界の全産業部門の中で56位の経済規模を持ち、ハンガリー、クウェート、スリランカ、エクアドルといった国々のGDPよりも大きかった。

直接効果

展示会来場者数の合計:3億300万人 来場者の国は180か国以上にまたがる。

直接支出(事業販売)の額:1,160億ユーロ(1,370億ドル) ここでいう直接支出とは、展示会を計画・実施するための費用、展示会に関連する旅費、およびその他の直接支出(来場者と出展者による支出)をいう。

直接GDPに占める展示会産業の経済規模:690億ユーロ(810億ドル)

創出された雇用:延べ130万人分 世界の展示会によって直接的に生み出された雇用数

間接および誘発効果 経済効果の合計

経済生産(事業販売)の合計:2,750億ユーロ(3,250億ドル) 直接、間接、誘発生産の合計

世界GDPへの押し上げ効果:1,670億ユーロ(1,980億ドル) 世界GDPに対する直接、間接、誘発効果の合計

創出された雇用:延べ320万人分 世界の展示会によって直接的・間接的に生み出された雇用数

出展者1者あたりの経済効果:6万700ユーロ(7万1,700ドル) 屋内展示会施設1平方メートルあたりの経済効果:7,900ユーロ(1平方フィートあたり870ドル)

第1章:世界で開催される展示会の規模と直接支出 世界で開催される展示会の規模と直接支出の概要

本章では、世界で開催される展示会活動の規模と範囲を要約する。ここで用いられる主要な尺度は次のとおりである。

●展示会における直接支出の額 ●展示会のために販売された正味のスペース(平方メートル) ●来場者および出展者の数 ●展示会に関わった直接的な雇用人数 このうち、展示会のために販売された正味のスペース(平方メートル)、来場者および出展者の数に関するデータはUFIが提供したものを用い、展示会における直接支出の推計額に関するデータはオクスフォードエコノミクス(OE)が開発した計量経済モデルに基づいている。 「展示会における直接支出」とは、「展示会、展示会への旅行、およびこれらに付随するさまざまな展示会関連活動の計画および実施のなかで直接的に発生する支出」をいう。この定義に従えば、展示会への参加者が支出する費用(旅費や登録料など)、展示会主催者が負担する旅費、出展者が支出する費用(スポンサー料、展示物制作費、展示会場以外の場所で開かれるイベントのために出展社が負担する費用など)、展示会主催者およびホストが支出する費用、および、その他一部の展示会関連費用もこれに含まれるといってよい。 展示会における直接支出はまた、多様な産業によって直接的に提供されるさまざまな製品・サービスの全体像を捉えており、それゆえに、展示会の経済的意義を示すための最も明確な尺度といってよい。われわれの要約分析の大半が展示会における直接支出と展示会参加者の数に焦点を当てているのも、こうした理由があるからである。

展示会の定義

UFIは、ISO 25639-1:2008 (E/F) の定義に従っており、本資料でもその定義を採用する。本調査が持つさまざまな目的に沿うために、展示会(exhibition)、展覧会(show)、見本市(fair)とは、「さまざまな製品、サービス、または情報を陳列し広めるための催し」をいう。したがって展示会は、会議(conference)、大会(convention)、セミナー(seminar)、またはその他の企業・消費者向けの催しとは異なり、フリーマーケットや路上マーケットを含まないが、次のものは含まれる。 ●商取引展示会(trade exhibition):商取引を促進するための展示会であり、主な来場者も商取引を目的とした人たちである。商取引展示会は、時間を限って一般に公開されることがある。 ●一般公開展示会(public exhibition):もっぱら一般大衆のために開かれる展示会で、「コンシューマーショー」と呼ばれることもある。

分析対象の地域

本調査では、展示会データ、直接支出の推計、および全体的な効果を地域および世界レベルで分析した。本調査に含まれる地域区分は次の6つである。

●アフリカ

イベント大賞は建仁寺と博報堂のMR<br> – JACEイベントアワード

イベント大賞は建仁寺と博報堂のMR
– JACEイベントアワード »

17 6月, 2019

日本イベント産業振興協会(JACE)は6月12日、ホテル雅叙園東京で総会を実施。また、第5回JACE イベントアワード表彰式を行い、すでに発表された8作品のなかから、「 最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞) 」 「イベントプロフェッショナル賞」の発表と表彰が行われた。

日本イベント大賞は、臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺とhakuhodo-VRARがてがけた「MRミュージアム in 京都」が選ばれた。国宝「風神雷神図屏風」を題材にHoloLens通して、3Dで技術をもちいてその場にいるかのような体験と絵画にまつわるストーリをエンターテイメント性高いコンテンツにしあげた。伝統とテクノロジーの融合がいま求められているCool Japanとマッチする点も高く評価された。

イベント業務管理士の投票によって選ばれるイベントプロフェッショナル賞は、講談社、電通などがてがけた「MOVE 生きものになれる展」が獲得。動く図鑑をコンセプトに、観察者の視点ではなく、来場者が生き物の着ぐるみなどを身に付け、生き物になった体験をし、生物多様性や他社理解を促すとともに、知識への興味を喚起した。同イベントは好評を博し、東京開催以降は日本全国で実施、現在はアジア諸国で実施されており、今後も全世界で展開される。

中村利雄審査委員長は、「応募作品が昨年を大きく上回る171作品。なかでも自薦71と、JACEイベントアワードが浸透してきたことを感じる。スポーツ、アート、地域振興、災害復興、産業・技術の発展、企業・商品のプロモーションなど、多彩で多様な分野のイベントの応募があり、イベントがさまざまな場所で大きな役割を果たしていることをあらためて実感」と感想を述べた。

各賞の受賞者には賞金の他、日本で唯一のLEGO®認定プロビルダーの三井淳平氏制作の、オリジナルトロフィーが贈られた。

■優秀賞(部門賞)

・時空超越美術賞 MRミュージアムin 京都〈京都府京都市〉

・アオウミガメの涙賞『OGASAWARA 50 COLORS』小笠原色いろ展〈小笠原諸島〉 ・音感アップデート賞 落合陽一.日本フィルプロジェクト (Vol.1 耳で聴かない音楽会Vol.2変態する音楽会)〈東京都〉 ・アーバンスポーツ賞 CHIMERA GAMES 〈東京都〉

・扇子ビリティー賞 Sense Your Aroma Gallery 〈東京都〉

・イベントで復元賞 第24回春姫道中〈愛知県名古屋市〉

・あかりひとづくり賞 燈籠祭〈三重県北牟婁郡紀北町長島(長島港)〉

・こども共感賞 MOVE 生きものになれる展〈東京都〉

取材:MICEニュース

コンベンション協会代表理事に近浪弘武氏

コンベンション協会代表理事に近浪弘武氏 »

17 6月, 2019

6月11日に六本木アカデミーヒルズで、(一社)日本コンベンション協会(JCMA)の第4期社員総会が実施された。今回は役員の任期満了による改選が行われ、日本コンベンションサービス代表取締役社長の近浪弘武氏が、代表理事に就任。2年ぶりの代表理事職となる。前代表理事の武内紀子氏は副代表理事に、相談役の舩山龍二氏は留任。

また、ユーリンクの鵜澤明氏が理事から監事に、KNTーCTグローバルトラベルの髙浦雅彦氏、フジヤ執行役員の田村俊彦氏、キッセイコムテック常務取締役の寺島弘氏、パシフィコ横浜の馬鳥誠氏、ムラヤマの藤田博樹氏が、新しく理事に就任した。

第4号議案の2019年度基本方針は 1)コンベンション事業分野を産業として確立 ・関連業界団体(JNTO、JCCB、日展協、JACE、MPI)との横串連携強化 ・対外的な広報活動強化 ・要望の取りまとめや提言活動 2)グローバル戦略の推進 ・新規MOU締結取組先の検討 ・主催行事への参加勧誘、人材交流を推進

3)次世代人材の交流、育成、提言を推進 ・若手従事者の協会活動への参画を拡大 ・業界への若手従事者の人材獲得と育成支援 ・関連業界団体との連携を検討

4)会員拡大施策の推進 5)その他 中長期計画の検討 などが盛り込まれ承認された。

JCMA 新役員体制

 

 

(記事制作:MICEニュース

道場、MeetUp、メンターシップの3大プロジェクト発表<br>  (一社)マーケターキャリア協会

道場、MeetUp、メンターシップの3大プロジェクト発表
(一社)マーケターキャリア協会 »

17 6月, 2019

マーケターキャリア協会が3大プロジェクト発表

マーケターのキャリア構築支援を目的に今年3月に発足し、すでに526人が加盟している「一般社団法人マーケターキャリア協会(MCA)」が6月13日、協会の具体的な取組みである「3大プロジェクト」を発表した。

3大プロジェクトの概要 1)MCA道場

理事7名による月1回のワークショップ。定員は100人、会場はインフォバーンの本社。 卒業課題を提出して修了した参加者に茶帯を進呈。 2020 年にはマスタークラス開講予定で、終了者は黒帯認定となる。受講価格に定価は設けられておらず、会員は第1回目の講座を受けたのち、自分で支払いたい金額を決めて2回目以降の受講を開始する 第1回目は富永朋信理事が講師となり、「マーケターのキャリア構築に必要なこと」(仮)をテーマに実施する。

2)MCA Meet Up

毎回テーマを決め、ディスカッションとネットワーキングパーティを通じた、会員同士の交流促進が狙い。 第1回は7月23日に、「女性マーケターとして、キャリア × 人生の幸せをどう実現するか(仮)」をテーマに実施。パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務取締役の山口有希子氏が基調講演やパネルディスカッションのモデレーターと務める。

3)MCAメンターシッププログラム

月1回 90分 x 6ヶ月間、著名マーケターとの 1対1の有償メンタリング メンターが参加者の考え方や関連した経験を共有、気づきを与える。1人のメンターが担当するのは最大3名と少人数制。そのため応募者の中からメンターとMCA事務局で選考を実施する。参加費は6万円。

(一社)マーケターキャリア協会(MCA)について

MCAは「マーケターの価値を明らかにする」というビジョンのもと、今年年3月1日に設立。以下の3つのミッションを掲げている。

・ビジネスを動かすマーケティングの貢献度を可視化する ・プロフェッショナルとしてのマーケターのキャリア構築を支援する ・ビジネスパーソンのマーケティング思考を育成する

MICEニュース編集部

気づき、考え、アクションする「いまこそ応援!東北復興イベント2019」が開催中

気づき、考え、アクションする「いまこそ応援!東北復興イベント2019」が開催中 »

品川シーズンテラスでは、6月6日(木)まで「いまこそ応援!東北復興イベント2019〜知って、食べて、考える、被災地のこれから〜」が開催中だ。

 

商業施設・文化施設などの空間づくりを行う丹青社と富士通との共同開催で、2社はいずれも品川シーズンテラスにオフィスを置く“ご近所”同士。イベントでは、宮城県、福島県、岩手県の被災地産品等の直売会、『河北新報』の地域に根ざした新聞報道記事や震災当時と現在を比較する写真の展示、富士通や丹青社が携わってきた地域での活動紹介がパネル展示されている。また、今回特別展示として、写真家平林克己氏とコピーライター横川謙司氏による写真と言葉のメッセージ展『陽 ―HARU― Light &Letters展』も実施している。

主催者で、同イベントリーダーの丹青社 平地洋さん(東北復興プロジェクトリーダー)はイベント開催のきっかけを「『被災地のいまを知ってもらうことで応援したい』という思いがあり、物産と展示、シンポジウムというカタチで2017年に実施したのがはじまり」と話す。丹青社といえば、空間づくりのプロフェッショナルでイベント実施もスムーズな印象だが、主催者の立場でイベントを開催するのは苦労したという。

 

「博覧会や展示会でブース制作の経験は豊富でも、主催としてプログラムや準備を社内外と連携して行うのは苦労しました。デザインや制作というパートでは専門知識をもって段取り良く実施しますが、プロジェクトの主体となってみると、どう進めるのか、試行錯誤しながら進めました」(平地さん)

 

初回の開催後に品川ガーデンテラスにて別々に復興支援イベントを開催していた富士通から「次回は一緒に」と申し入れがあり、2回目からは共同主催として実施している。

 

平地さんが3回目の見どころと紹介してくれた、特別展示の「陽 ―HARU―Light &Letters展」は、写真家平林克己氏が被災地で陽が昇る瞬間を撮影したもので、未来、復興、立ち直りをテーマにした写真に、コピーライター横川謙司氏が言葉を加えることで、よりわかりやすく提示する内容だ。写真だけ、言葉だけでは伝えるのがむずかしい、時間の経過や展示された東京と被災地の距離感などがメッセージとして、観る側の主体性を問う。こうした新たなプログラムは丹青社が行っているアクティビティでの出会いがきっかけだという。

 

「ゼロからスタートしたイベントで、つぎはぎだったかもしれないけれど、続けていくことで社外からお褒めや応援の言葉もたくさんいただいた。アクションを起こさなければ生まれなかった出会いもたくさんある」と平地さんは話す。

 

東北復興イベントプロジェクトの丹青社メンバーは32名、デザイン、制作、総務などさまざまな部署から集まり、当日現場ではさらに28名のアテンドスタッフが加わって運営する。

 

アテンド役のスタッフは丹青社の新入社員メンバーで、「東北復興イベント開催中です!」と元気に声をあげていた。6月6日(木)の開催は、11時から19時まで。直売会は品川シーズンテラス1階エコ広場で、パネル展示と特別展示は2階アトリウムで行っている。

 

 

MICE施設の価値を高めるスピーカー<br> JBL PROFESSIONAL「Intellivox」

MICE施設の価値を高めるスピーカー
JBL PROFESSIONAL「Intellivox」 »

31 5月, 2019

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天井が高くエレガントな会議室、重厚感のあるデザインで格式高い会議場など、MICE施設のもつ雰囲気が国際会議や学会のブランディングに関わる重要な要素になっています。

一方で、会議で最も大切なことは、講演者のスピーチを参加者全員に正確に届けることです。

重要な会議ほど、参加者は一字一句聞き漏らさないように、真剣に話に耳を傾けます。 しかし、天井が高かったり複雑な構造の会場では、音が乱反射し、反射音で濁ってスピーチが聞き取りづらくなります。

本来の音を届けると言う部分がおざなりでは、会議場としての価値は下がり、稼働率の低下につながるかもしれません。

MICE施設の価値を高めるクリアな音になっていますか?

会場の上質な雰囲気を保ちつつ、音を改善し利用者の満足度を高めたい。 そんな想いに応えるのが、アメリカの老舗スピーカー・ブランド “JBL PROFESSIONAL”の「Intellivox」です。

「Intellivox」は、音の出力範囲や強さをパソコンで制御する最先端のスピーカーです。音を反射する壁や天井への放射を抑え、耳に直接届く音を最大化することで、反響が多い会場でも隅々にまでクリアで均一な音を届けます。

しかも、一度設置してしまえば、日々の運用で難しい調整は必要ありません。スリムで目立たず、会場のイメージを崩さないのも大きな特徴です。

新潟コンベンションセンターのメインホールでは、元々フロント・スピーカーと76基の特注シーリングスピーカー組み合わせたシステムを採用していましたが、用途に応じた調整が毎回必要なうえ、調整しても明瞭度が改善されない場所があったそうです。

「Intellivox」の導入により、最前列から最後列まで場所による音量や音質の差がほぼなくなり、会場全体にクリアなスピーチを届けることができるようになりました。

さらに、音量だけ設定すればよくなり、EQなど他の調整がほぼ不要になったので、運用面の負担も劇的に減ったとのことです。

※新潟コンベンションセンターの導入事例

http://rittor-music.jp/sound/magazine/setsubi/79633 https://online.stereosound.co.jp/ps/17271518

「Intellivox」はグランキューブ大阪にも導入され好評を得ています。

※グランキューブ大阪の導入事例

http://www.stereosound.co.jp/media/jbl/201707/

「Intellivox」の詳細は以下をご覧ください。 https://proaudiosales.hibino.co.jp/Intellivox_Special_201906.html

「施設の価値を高めたい。」そう思うなら、まずは音から見直してみませんか?

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antenna* presents「インドア花見でコーヒーマリアージュ体験!supported by UCCドリップポッド」イベントレポート

antenna* presents「インドア花見でコーヒーマリアージュ体験!supported by UCCドリップポッド」イベントレポート »

2019年4月10日(水)、原宿のレンタルスペースにて、株式会社スペースマーケット(以下スペースマーケット)、UCCドリップポッド、antenna*の共同主催による「インドア花見でコーヒーマリアージュ体験!supported by UCCドリップポッド」イベントが行われた。

 

レンタルスペースのプラットフォームを運営するスペースマーケットが、スペースのオーナーと提携し、空間デザイナーによる演出を取り入れる形でセッティングされた今回のイベント会場。そこにUCCドリップポッド数台と、コーヒー・紅茶・緑茶など、14種類の専用カプセルを用意。コーヒー豆やティーリーフを密封包装したカプセルをセットし、すぐに抽出して楽しめる環境を、参加者に提供した。そして、グライダーアソシエイツが手がけるメディアのantenna*によって、告知及び集客、イベント内容の発信が企画当日の前後に渡って行なわれている。

 

当日はあいにくの雨だったにも関わらず、「天候・気温・花粉に左右されない」というインドア花見の強みが功を奏してか、事前にantenna*の告知を見て応募し当選した10組20名が参加した。女性が大半ではあったが、往年の友人同士や若い男女のカップルなど、その層は年齢・バックグラウンドともに様々であった。

antenna*で今回のイベント全般をディレクションしている北見裕介さんの挨拶で、イベントが早速幕を開ける。

 

そして、UCCよりアシスタントコーヒーアドバザイザーの資格を持つコーヒーエバンジェリスト・栄淳志さんが、講師役として続いて登場。

コーヒー全般についての深い知識に基づいた解説が、参加者に配られた世界地図を参照しながら進める形で始まった。コーヒーの主な産地、産地別の豆の生産量、各地域で取れる豆の味わいの違いについてといった話が、とても分かりやすい内容で、ときに参加者への問いかけを交えながら続いてゆく。

そして、本日のコーヒーコンテンツのメイン「コーヒーマリアージュ」の話題へ。今回は参加者のため、特徴が強い3種類のコーヒーを用意したという。それぞれに合うスイーツとともに、「新たな味わいの創造を楽しんでほしい」という思いに基づくチョイスだ。

3種のコーヒーは、爽やかな酸味と完熟果実のようなコクが特徴の「ハワイコナブレンド」、エチオピア産のモカとタンザニア産のキリマンジァロをブレンドしたフルーティな味わいが特徴の「モカ&キリマンジァロ」、そして“コーヒーの王様”とも称される中南米ジャマイカ産ブルーマウンテンを使用した「ブルーマウンテンブレンド」。

 

それぞれのコーヒーとともに、一緒に食べた時に合うものとしてコーヒーエバンジェリストの栄さんがセレクトしたとっておきのスイーツが、順々に運ばれていく。優しくスッキリと口内に広がるような酸=乳酸が特徴の「ハワイコナブレンド」には、同じくミルク系の滑らかな味わいを持つバターサンドクッキー。「モカ&キリマンジァロ」には、パンケーキの中にレモンのジュレが入ったレモンケーキを合わせ、互いの中に含まれる酸味をより引き立たせ、隠れた甘みを引き出す効果を狙う。そしてバランスのとれた甘みを持つ「ブルーマウンテンブレンド」には、濃厚な甘みを持つあんぱんがセレクトされた。

「コーヒーマリアージュには2つのやり方があります」と、栄さんは語る。1つは「同調」。酸味のあるコーヒーには酸味のあるフード、苦味には苦味、甘味には甘味という、同じ特色を持つ味わい同士を合わせる方法だ。そしてもう一つは「補完」。それぞれのコーヒーと合わせるフードが、互いに持たない味を、補い合い、新たな味わいの発見がある。

 

参加者のみなさんも、「普段は絶対に飲まないハワイモカだが、バターサンドと合わせたらとても美味しかった。酸味が消え、バターの甘さやまったりした感じがうまく綺麗に流れ、コーヒー効果ですっきりした軽い後味が残る。普段好んで飲んでいる重めのコーヒーとは、また違った楽しみ方ができた」「酸味のあるコーヒーは普段はあまり好きではないが、レモンケーキと合わせたら、酸味のあるものも意外と美味しいと感じた。ジュレの甘さが圧倒的に引き立っていた。今回のマリアージュで一番お気に入りです」など、口々に満足感をコメントに滲ませていた。

 

太っ腹なイベントタイムはまだ終わらず、なんと今日のイベントを総括したクイズが栄さんから出され、最後まで残った2名にドリップポッド本体がプレゼントされるという、ドキドキ◯×クイズ企画がスタート。

さらに、イベントの締めに配られたアンケートの回答者の中からも抽選で1名に、ドリップポッドがプレゼントされるという。

真剣にアンケートを書き込む参加者にも、その傍らでお代わりのドリップコーヒーが好みの味で提供されるという、終盤まで一貫されたもてなしぶりが見られた。

参加者がアンケートを書き終えると、イベントは閉幕モードに。「インドア花見」のコンセプトのもと、可愛らしく装飾された「映える」スペースで、思い思いに記念写真を撮る参加者の姿が、多数見受けられた。

 

参加者の複数名に、インドア花見の感想をインタビューした。

「ふだんからantenna*さんをよく使っていて、今回は“インドア花見”という響きが新感覚で新鮮だったのに惹かれてきました。自分自身花粉症なので、まだ花見ができていなかったこともあり。空間が可愛くて良かったです。期待していたマリアージュ、お菓子とコーヒーの組み合わせも美味しかったです」

「ゆっくり間近にお花見を見られるのではないか、という期待感のもと、“インドア花見”という言葉に惹かれて参加しました」

「自分が若かりし頃だったら、インドア花見のスペースはどんどん活用したかったと思います。苦手な虫も来ないし、可愛い装飾があるのも嬉しい」

 

イベント終了後、今回のイベントの企画・運営を主に担った、スペースマーケットの倉橋愛里さん、UCCの小牧美沙さん、antenna*の北見さん(※左から順)にお話を伺った。

 

倉橋さん「会社としては、今すでに周知されはじめている、パーティー利用や撮影スタジオとしてのレンタルスペース用途以外に、“企業様がイベント会場として使う場所”としての利用法を広めていきたいというタイミングでした。そんな中、今回のコラボイベントが行えて良かったです。レンタルスペースは、イベントに合わせた規模感の中で空間の演出が行いやすく、企業様のイメージに合った装飾をすることで、ご来場のお客様にも喜んでいただける場所作りができます。参加者と主催者の距離の近さも魅力だと思います。今回の“インドア花見”を一例に、今後も空間や体験をプロデュースすることで、おもてなしの場としてもより魅力的になるよう、そしてantenna*さんとも連携をしながら広く発信していけたら嬉しいです。」

 

小牧さん「スペースマーケットさん、antenna*さんとの共同開催でイベントをやれるということはすごく魅力的でした。スペースマーケットさんは、場所の提供だけでなく、そこにさらに演出を加えて、顧客満足度が高まる空間作りをされている。antenna*さんには、情報感度が高く、その情報からさらなる楽しみ方を自ら見出そうとする方が多くいるイメージです。そんな2社と協働して、コーヒーの純粋な奥深い楽しみ方や、マリアージュといった味わい方の多様性を、お客様と近い位置でお話しさせていただける機会が持てて、とても良かったです」

 

北見さん「スペースマーケットさんからご連絡をいただいて、“企業様のイベント利用”に使える空間の使い方の事例として、今回の企画を共に立てました。antenna*としてユーザーさんへの提供価値を考える上でも、非常に魅力的なコラボレーションでした。レンタルスペースを使ってみたいユーザーさんの心理的ハードルを下げられますし、画面越しでは伝わらない、プロとの直接的なコミュニケーションによって生じる知識もご提供できますから。来年のインドア花見に備えて、また“空間の使い方と、そこから生まれる魅力的な時間”の一事例として、今回のイベントに関する配信を行い、次回以降の企画に繋げていけたら嬉しく思います」

 

屋外における花見の、天候・気温・花粉に左右される心配点を払拭し、華やかな「インドア花見」空間の提供を行うスペースマーケット。また、屋外では香りが飛んでしまうけれど、室内でなら好みの香りのものを好きな種類分味わうことのできる、「コーヒー」を扱うUCCドリップポッド。その2社のメリットを総合し、antenna*によってトレンド感のある配信がなされることで、功を奏した今回のイベント。

 

今後はどのような魅力的な企業間コラボレーションが生まれ、新たな魅惑的時空間がプロデュースされていくのか。非常に楽しみな新年度は、まだ始まったばかりだ。

 

▽イベントで使用されたスペースはこちら

https://www.spacemarket.com/spaces/cfE0xeCgjgDpcjsI/rooms/Mhje5kO7hZ9wB4XE