Home » Articles posted by 樋口陽子
樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている

商店街の人情とぬくもりモバイルオーダーでつなげる

商店街の人情とぬくもりモバイルオーダーでつなげる »

株式会社Showcase Gig(ショーケース・ギグ)は世田谷・松陰神社通り商店街(東京都)の地元有志と連携し、同商店街にショーケース・ギグのモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」が4月28日から導入されたことを発表した。

世田谷・松陰神社通り商店街でモバイルオーダーサービス『よりあい商店』として展開しており、商店街の馴染みのお店のテイクアウトメニューを注文できる。参加店舗は、人気店オーガニックなおばんざいも提供するオイスターバー『マルショウ アリク』、ウイスキー、カクテル、ワイン各種のお酒とおつまみを用意する『barオルガ』、コロッケ専門店『All About My Croquette』。「よりあい商店」ならではのユニークなテイクアウトメニューを自宅から手軽に注文でき、商店街のハシゴをしながら食卓で楽しむことができる。

メニューには、たとえば土鍋と米を持ち込んだり、フルーツを持ち込む「もちこみグルメ」や、好きなお皿を選ぶとお皿のイメージとその日の気分でシェフが特製盛り付けをしてくれる「皿ごとホームステイ」、お店のレシピを自宅で再現できる「おうちで調理実習」、各店の名物メニューが入っている「よりあいおせち」、冷凍・冷蔵キット「よりあい商店のつくりおき」など。外出規制が解かれた後に食べたい商品を注文しておくお店応援メニューも用意されており、商店街の人情とぬくもりを最先端のテクノロジーで、まるで常連のようなメニュー内容で届ける。

飲食店における集客・省人化、キャッシュレス化、CRMなどを支援し、店舗運営の効率化を目指すソフトウェア・パッケージを提供するショーケース・ギグでは、株式会社ユーボとの共同開発により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する飲食業界支援の取組みとして、店頭における完全非接触型注文パッケージ「O:der Locker(オーダー・ロッカー)*」を開発。また、新型コロナ対策相談センターも設置、東京都“業態転換支援助成金”にも対応している。

今回の連携は、地域における飲食店支援の一環として、モバイルオーダーシステムを活用した「よりあい商店」企画として共同で立ち上げたもの。「多くの方が外出自粛を強いられる今だからこそ、従来の商店街のぬくもりや情緒を残した中で、デジタルで手軽かつ身近に味わってもらいたいという想いから、『よりあい商店』を開始した」と経緯を話す。

世田谷・松陰神社通り商店街からはじまったこの取組みは、全国へ広げたいとしている。

*「O:der Locker」は、ショーケース・ギグのO:derプラットフォームと連携されたモバイルオーダー専用のスマートロッカー。飲食店の店頭に設置し、モバイルオーダーで事前注文決済された商品の受け取りを、完全対人非接触での店舗オペレーションを実現する。ロッカー内の照明には殺菌効果のある紫外線(UV)が使用されており、消費者の食生活の安定・安心をサポートする。

「よりあい商店」概要 ・よりあい商店特設ページ:https://yoriaishoten.com/ 「よりあい商店」ならではのオリジナリティ溢れるメニューや未来の予約ができる「タイムシフトオーダー」機能など、豊富なラインナップで展開。 ・注文専用ページ:https://yoriai-shoin.oderapp.jp

「個人の衛生管理」を訴求 ―“#SafeHandFish“プロジェクト

「個人の衛生管理」を訴求 ―“#SafeHandFish“プロジェクト »

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による需要増で街中では除菌抗菌液の在庫が逼迫。除菌抗菌液の在庫はあっても容器が不足しているケースもある。こうした状況を打破しようと、お弁当でおなじみのタレ瓶から生まれた”ケータイする除菌抗菌液” を、外出自粛や在宅勤務などで需要が高まるフードケータリングや中食業界に無償で提供し、生活者のもとへ届ける“#SafeHandFish”プロジェクトが広がっている。

 

“#SafeHandFish”プロジェクトは、企業ブランディングやセールスプロモーション事業を展開する株式会社エードットの企画に、飲食店舗・企業が提携・協力、4月20日からスタートしたもの。外出自粛による大幅な注文減少で、大量に余っていたお弁当用の調味料容器に除菌抗菌液を充填することで、多くの人へ届ける試みで、容器メーカーの救済にもつながる。

 

今回のプロジェクトは、国連のブリーフである、新型コロナウイルス感染症をクリエイティブで解決する呼びかけに則り、企画とクリエイティブをエードット、除菌液の提供をクリア電子株式会社、容器の提供を株式会社大石屋の3社協業で個人の衛生管理を訴求。日本人に馴染みのある醤油さし(魚型タレビン)の赤いキャップを、清潔さのシンボルで国連カラーであるブルーに変更している。

 

プロジェクト 提携店舗・企業は、代々木上原にあるミシュラン1つ星のフレンチレストラン「sio」、渋谷の体験型ケータリングサービス「Mo:take」、手作りの料理を手軽に楽しめる定額制テイクアウトアプリ「POTLUCK」、世田谷 池ノ上駅直近のフレンチビストロ「la toil」。飲食サービス計13店舗に無償提供する。

 

イベント向けにもケータリングを提供する「Mo:take(モッテイク)」の坂本英文さんは、「『Mo:take』は、日常に寄り添うをコンセプトに食の体験を提供しています。『#SafeHandFish”プロジェクト』にはコロナ対策の一環である除菌消毒を親しみやすいデザインで興味を持っていただき、除菌消毒をより日常化できる取り組みとして参画させていただきました」と語る。

 

東京ビッグサイト東展示棟2021年秋まで貸出休止へ

東京ビッグサイト東展示棟2021年秋まで貸出休止へ »

4月20日、東京ビッグサイトは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(五輪)延期に伴う貸出休止期間の大幅変更について発表した。

東京ビッグサイトでは、東展示棟、西・南展示棟と会議棟、青海展示棟と全館が五輪で利用されることから、2020年はそれぞれに貸出休止期間を設けていた。

今回の大幅変更では、東展示棟(全8ホール・66,140㎡)が、期間の延長を発表。五輪でIBC(国際放送センター)に利用される東展示棟は、当初は工事期間の2019年4月1日から撤去の2020年11月30日まで、1年8カ月の休止期間だったのを、今年12月以降も引き続き延長し、2021年の撤去工事完了の日まで使用できないことがわかった。撤去工事完了日の具体的日程は言及されていないが、同様の期間での利用制限となれば、追加で1年間は利用不可となり、利用制約は実質2年8カ月の長期におよぶ。

西展示棟(西全4ホール・29,280㎡)・南展示棟(南全4ホール・2万㎡)、会議棟については、2020年5月6日から9月30日までの約4カ月貸出休止だったが解除。2021年に同様の時期に貸出休止となる。また、青海展示棟(全2ホール・23,240㎡)は2020年7月15日から9月9日までの約2カ月間の貸出休止が解除された(青海展示棟は仮設展示棟のため、2021年以降の貸出については未定)。

東京ビッグサイト全館で約11万5000㎡の総面積のうち、約6割に当たる面積の東展示棟が長期間にわたって利用凍結となる影響は深刻だ。

2020年12月以降に予定していた展示会にはすでに企画・手配・募集を開始しているものも多い。展示会の主催者・支援企業を会員にもつ日本展示会協会では、2020年12月から2021年11月まで東展示棟が使用できなかった場合の損失額を約1.5兆円と試算*している(売上損失の内訳:主催者430億円、支援企業1440億円、出展者1.3兆円)。*日本展示会協会が3/31作成した要望書より。

2020年12月から2021年11月までには、すでに多くの展示会・イベントの予約があり、全館使用の「第30回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2020)」(2020年12月7日~12日)や「東京モーターショー2021」(例年は10月~11月)などの大型展示会も予定されていた。

 

 

自宅で企画展・常設展楽しむ ミュージアム動画を公開ーインターネットミュージアム

自宅で企画展・常設展楽しむ ミュージアム動画を公開ーインターネットミュージアム »

丹青社が運営するミュージアム・博物館・美術館の情報サイト『インターネットミュージアム』では、企画展・常設展のようすを伝える取材レポートと連動したミュージアム動画をオンラインで公開している。

「Life with Museum(ミュージアムのある暮らし)」をコンセプトに運営する『インターネットミュージアム』は、日本最大級のミュージアム情報サイト。1996年のサイトオープン以降、全国約7,900館のミュージアム情報と年間2,000件以上の企画展・イベント情報を発信している。

メインコンテンツのひとつである「取材レポート」は、文化施設や展示に関する専門的な知見を持った担当者が自ら企画展や常設展に赴き取材・撮影・編集を行っている。インターネットミュージアムのYouTubeチャンネルでは、この取材レポートと連動した4191本(2020年4月15日現在)の動画を公開。レポートと動画を合わせて観ることで、自宅にいながら全国各地の企画展・常設展のようすを楽しむことができる。

最新取材レポートには、現在臨時休館中の国立新美術館「古典×現代2020 ― 時空を超える日本のアート」(開幕日未定~6月1日)、渋谷区立松濤美術館「いっぴん、ベッピン、絶品! ~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画」(前期:開幕日未定~4月26日、後期:4月28日~5月17日)などが掲載中。

『インターネットミュージアム』編集長の古川幹夫氏(丹青社 文化空間事業部)は、「日本には個性的なミュージアムが各地にあり、それぞれが特徴的な活動を行っています。大規模な展覧会はもちろん、規模は小さくとも企画が光る展覧会を積極的に紹介することで、皆さんにミュージアムへ足を運んでいただくきっかけになればと思っています」と、ミュージアムの魅力を『インターネットミュージアム』で、たくさん見つけてほしいとする。

また、『インターネットミュージアム』では現在、新型コロナウイルス感染予防にともなう全国のミュージアム休館情報をまとめた「新型コロナウイルス感染予防にともなう、ミュージアム休館情報」も公開している。

ニコニコネット超会議2020 東大寺から疫病退散を祈願

ニコニコネット超会議2020 東大寺から疫病退散を祈願 »

日本最大級の動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」は、政府の緊急事態宣言を受け、「ニコニコネット超会議」の開催にあわせ、4月11日(土)~4月15日(水)の日程で奈良県の東大寺をはじめ、日本の由緒ある神社仏閣の法要、神事を生中継する。

仏教が国難に立ち向かってきた歴史をたどるというコンセプトだ。東大寺からの生中継について発表された4月9日は、聖武天皇が、天下の安泰と、命あるものすべての繁栄を望み、世に蔓延する疫病や飢饉、国家の危機を乗り切ろうとして造立し、完成した日。752年の4月9日(1268年前)に、東大寺の盧舎那仏像、通称”奈良の大仏”に開眼供養を行っている。

「ニコニコ生放送」では、東大寺の僧侶が盧舎那仏に疫病退散を祈願し行う法要を生中継。盧舎那仏像の御前からネット生中継が行われるのは、約1270年に及ぶ東大寺の歴史上初めてとなる。

番組では法要の生中継のほか、視聴者に向けて「ご自宅で平穏な気持ちになって欲しい」という願いをこめ、盧舎那仏像のお姿を映し続ける定点生中継も行われる。

株式会社ドワンゴでは、7日に政府から発表された「新型コロナウイルス感染症」の拡がりに伴う緊急事態宣言の発令を受け、出演者・スタッフなどネット超会議に関わるすべての皆様の安全を第一に考慮した結果、各公演や企画の中止・延期・変更の決定を発表している。

▼4月7日時点の発表内容

【中止公演・企画】 ■ 超歌舞伎 Supported by NTT『御伽草子戀姿絵』 ■ NTT超未来研究所 presents ミカカランドONLINE! ■ ニコニコネット超会議2020×EGOIST LIVE TOUR 2020 side-A「chrysalizion code 404」 ■ 超ボーカロイドエリア ■アイドルマスター スターリットシーズン(超ゲームスタジオ from 闘会議2020) ■ みんなで作る!ネットからの差し入れ超カレー

【延期公演・企画】 ■ VTuber Fes Japan ■ VOCALOID Fes supported by 東武トップツアーズ ■ 超ZUNビール

【変更】 ■ 超テクノ法要×向源 ■ 超ナマケット(事前番組の中止) ■ 超ゲームスタジオfrom闘会議2020 ほか

4月9日に発表されたなかには、人気コンテンツ「超テクノ法要×向源」も。東大寺からの生中継の後日には、天台宗総本山である比叡山延暦寺と、延暦寺と関係の深い古社 日吉大社での伝統的な法要と神事を生中継でお届けるとしている。

【視聴URL】 4月11日(土)20:00~ 【疫病退散・鎮護国家】東大寺から国宝・盧舎那仏像(奈良の大仏)生中継:超テクノ法 要×向源@ニコニコネット超会議 視聴URL:​https://live.nicovideo.jp/watch/lv325186304 

4月14日(火)2:30~ 【疫病退散・鎮護国家】比叡山延暦寺・日吉大社から山王祭例祭などを生中継:超テクノ 法要×向源@ニコニコネット超会議 視聴URL:​https://live.nicovideo.jp/watch/lv325186445

【ネット超会議 公式ハッシュタグ】​#ネット超会議2020

イベント開催概要 イベント名: ニコニコネット超会議2020 Supported by NTT 開催日時 : 2020年4月12日(日)~19日(日) 主催   : ニコニコ超会議実行委員会 公式サイト: https://chokaigi.jp 公式Twitterアカウント: https://twitter.com/chokaigi_PR 企画一覧 :ニコニコネット超会議2020公式サイトよりご確認ください。 https://chokaigi.jp 超特別協賛:NTT

バーチャル空間での法人イベント即日開催へー「clusterスターターパッケージ」の販売スタート

バーチャル空間での法人イベント即日開催へー「clusterスターターパッケージ」の販売スタート »

バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社は、2020年4月7日から企業のオンラインイベント、カンファレンスをバーチャル空間で即日実施できる「clusterスターターパッケージ」の販売を開始した。

「clusterスターターパッケージ」では、バーチャルイベントプラットフォームである「cluster」上で企業のイベントやカンファレンス開催に必要な「会場」「演出」「スクリーン」「音響」等の一式が用意されており、即日開催ができる。

 

これまでも「cluster」は、ユーザーが誰でも無料でイベントを開催できたが、一方で法人イベントでは会場や演出の制作を発注する必要があった。

新型コロナウイルス感染症の影響で、バーチャル空間でのイベントについて問合せが相次いでいた同社では、「『会場』『演出』等を選択可能な形で提供、実施に向けた細かい調整や打ち合わせなどのコミュニケーションコストを最小化し、企業様へバーチャルイベントを簡単に即日実施頂きたい」と一式揃ったパッケージとしてリリースしている。

「cluster」では、2018年8月31日に世界初のVR音楽ライブとして実施したバーチャルYouTuber輝夜月さんの「輝夜 月 LIVE@Zepp VR」や、2020年3月15日に日本最大級のeSportsイベントRAGEが公開した世界初のeSports専用バーチャル施設「V-RAGE」の制作運営。2020年3月24日にはKDDI主催のカンファレンス「KDDI ∞ Labo MUGENLABO DAY 2020」の制作運営を行っている。

「clusterスターターパッケージ」についての問合せは、enterprise@cluster.mu(クラスター株式会社 担当:成田さん)まで。

 

 

第1回 イベント未来予想図2020–コミュニティ文化とイノベーションを加速するイベントの仕掛け方

第1回 イベント未来予想図2020–コミュニティ文化とイノベーションを加速するイベントの仕掛け方 »

11月27日、イベントの未来をつくる105人のコミュニティが主催するシリーズイベント“データからひも解くイベントの未来ラボ”が開催された。第1回目には、イベントプラットフォームを提供するイベントレジストの小笹文さんとPeatix藤田祐司さんが登場。「コミュニティマーケティング」(日本実業出版社)著者で、CMC_Meetupを主宰する、パラレルマーケターの小島英揮さんとともに、イベントの未来予想図を語った。

 

プラットフォーム創設のストーリー

小島 きょうのテーマは、『イベント未来予想図』。イベントに関わっている方が多く参加されて、これからイベントってどうなるんだろうという関心の高い層かと思います。ある意味、日本で誰よりもイベントの裏側を見てきたイベントレジストとPeatixというイベントプラットフォームを提供する2社からお二人を招いてお話を聞いていきたいと思います。

 

小笹 イベントレジスト(以下、イベレジ)は2011年の3月に創業しました。私自身は新卒でリクルートに入社後、Googleに移り、Google時代の同僚の一人だったヒラヤマとイベントレジストを立ち上げ、執行役員COOをしています。

創業時は、いわゆるソーシャルチケッティングと呼ばれる会社が台頭してきた年で、私たちは2011年11月にサービスをリリースしました。今は、皆さんに比較的BtoB寄りのイベントプラットフォームとして認識いただいているかと思いますが、実は最初はPeatixさんのように、toCの個人向けに展開していたんです。周囲にBtoBのマーケティング担当者が多かったこともあり、リリース後3カ月でBtoBへと方向転換しました。今年7月に日本経済新聞社に株式譲渡して、今はグループ会社という位置付けになっています。

サービスとして最近のトピックスでは、『KAOPASS』と呼ばれる顔認証で受付ができるようになりました。それ以外にも、例えば、MAやビーコンなどを組み合わせて、エンタープライズのお客さまからニーズのある機能を提供しています。

 

藤田 僕のキャリアからお話すると、インテリジェンス(現パーソル)という人材紹介の営業から、2003年頭に黎明期のAmazonに移り、Amazonにいたメンバーで、Peatixの前進になるOrinocoという会社を2007年に創業しました。

Peatixのサービス自体は、2011年の5月に開始しています。ちょうど、震災の直後、世の中が自粛ムードで、例えばエンターテインメントのイベントが全然できない時期でした。震災復興のためにNPOがかなり立ち上がっていた時期だったので、われわれとしては、いわゆる草の根の活動をしている人たちを支援しようというところからはじめて、当初からコミュニティーをサポートするという形で展開しています。

自分たちでもたとえばイベント主催者のための「イベントサロン」というコミュニティや「コミュコレ!」という地域軸で面白い活動をしているひとを集めたコミュニティの運営もしています。今、ユーザー数は400万人を超え、世界でも27カ国で使われて、拠点もかなりふえてきました。

 

プラットフォーム後の変化イベントの集客

小島 まだイベレジやPeatixのようなプラットフォームがなかった頃、それこそ僕がAWS時代にイベントを担当していた当初は、参加登録一つとっても“毎回”CGI作成の発注をしたり、主催者であるにもかかわらず参加者データをすぐに確認できず取り寄せが必要だったり、さらに有料でと、買い切り型でイベント開催のハードルが高かった。

プラットフォームができて、こうしたことが解消されただけでなく、データが扱いやすくなって、イベンター側のスキルが、プラットフォームによってPDCAを回せるようになった。これはイベントを進化させているのではないかと思います。

小笹 申込みを受付中にもイベントページのPV数、申込数をグラフとしてみられますし、リストなどをみられるので、目標としている数だけでなく、層に届いているのか、来てもらえているのかがわかると、次の集客の施策を回すことができます。主催者さんもよくみていらっしゃいます。

藤田 BtoCイベントだと、チケット業界ではデータを渡しませんというところもあります。Peatixではフォームでデータは取れるようになっていますが、主催者がいつでも自由に情報を引き出せるというのは実は大きい変化だと思います。

 

 

 

アフターデジタル OMO時代のイベント活用術

小島 リアルとデジタルは割と分断された世界だったのに比べて、もともとオフラインだった行動がモバイルやセンサーによってオンラインデータになりIDに紐づく融合した世界観のことを「アフターデジタル」と言われます。イベントもとても変わってきていると思うんですが、いかがですか。

小笹 少し前まではデジタルはそのイベントを補完するものとか、イベントをどうやって

デジタルで後に残そうとか、そう考えられていたかと思いますが、その視点がガラリと変わったのが、一昨年行ったSalesforce主催の「Dreamforce」というイベントでした。

サンフランシスコを1週間ほぼジャックするような大規模な年次カンファレンスで、17万人が参加します。それは、イベントの中だけで完結するのかなと思っていたんですけれど、ふたを開けてみたら、17万人の参加者の後ろで1300万人の人がライブストリーミングを視聴しているんですよ。キーノートのセッションスピーカーもカメラに向かって語りかけていて、建て付けとしては公開収録なんだと感じました。

その体験から、イベントのつくり方って、そのイベントをどれだけパーフェクトに、すてきな感じに仕上げるかっていうことじゃないんだなって、ものすごいマインドセットが変わりました。

藤田 「アフターデジタル」の考え方で言うと、Peatixはサービサーという立ち位置になるかと思うんです。行動属性みたいなものをデータとして取れるようになって、それをどう活用するかという意味で。Peatixの場合には、それぞれのイベントがどういう属性を持っているかをすべて持っています。

例えば、小島さんが過去に参加したイベントから、きっとこういうイベント好きだよねというレコメンドとしてメールなどでお知らせをしています。われわれが行動属性をデジタルとして料理をして、皆さんに届けることによって、リアルな場とつないでいくみたいな感じになっている。

また、ここはいろんな議論があると思うんですけど、いわゆる信用経済的な流れでいえば、イベントにも、参加者にも信用スコアみたいなものがあるかなと。主催者にとってはスコアが悪い参加者に来ないでと言うために必要なのではなくて、参加率が悪いかもしれないとあらかじめわかっておけば、オーバーブッキングにしておこう、といった判断の最適化につながっていくと思います。

 

イベントの多様性が生み出すイノベーション

小島 イベントプラットフォームがあるから簡単に集客したり、申し込みを受けたりできる。それによって、いろんな、今までだったら考えられないイベントもたくさん出るようになって、その多様性がイノベーションにつながっていく、そんな流れを感じますがどうでしょうか。

藤田 1970年代にアメリカのスタンフォード大学の社会学者の方が提唱していた、弱い紐帯っていう、弱いつながりを表す概念があります。

一方で、じゃあ、逆に強いつながりって何かっていうと、家族であるとか、すごい親友であるとか、ものすごく近しい人が逆に強いつながりで。つまり、弱い紐帯っていうのは、こういうイベントでたまに会ったり、2週間に1回顔を見るみたいな感じのつながりなんですが、実はそれこそがすご強いんだっていう考え方です。まさにコミュニティとかイベントっていうのは、そういう場になっていくと思うんです。

小笹 心理的な安心感のある、一回心がちょっと緩くなって、いろいろな情報発信ができたり、他の普段の社会、自分の社会とは違う人とコミュニケーションが取れるようになったりする。そうすると、まさにリアルが溶解していくというか、自分はもっと広がってっていいんだ、というようなところのブーストになるのがイベントや、コミュニティだったりするのかなっていう気はしますね。

そうすると、来る人たちのマインドセットがちょっとずつ変わってきている、ということでもあって、主催者さん側もイベントをどうつくっていくか、は大事かなと思います。

小島 主催者の言いたいことだけ言うイベン ト、1対 N のイベントはおしまいなんじゃな いかなと思います。  日本人にはいま閉塞感が出てきているので、 それを突破する場っていうのはいろんな意味 で求められる。個人からも求められるし、社 会からも求められると思います。じゃあ、その 場にどう皆さんがつくるイベントをどう差し込 んでいくか、そういう発想で考えていくと、イ ベントって今まで以上にすごく大事なポジショ ンを得るんじゃないかなと思います。

 

ドバイ万博1年延期を検討へ

ドバイ万博1年延期を検討へ »

2020年10月20日から開催予定の「2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)」を運営する委員会は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3月30日、1年の延期を検討すると発表した。延期に関する最終決定は、国際博覧会(BIE)の総会で行われ、新しい日程が決められる。

中東・アフリカ地域では初開催となるドバイ万博は10月20日から2021年4月10日を予定しており、190カ国以上が参加を表明。期間中に約2500万人の来場を見込んでいた。

日本では、3月23日、ドバイ万博日本館へ新たに8社、1団体の協賛が決定が発表され、合わせて27社・1 団体が参加表明している。

なお、運営委員会では、すでにチケットを購入している場合、今後の更新情報について直接連絡する、と案内している。

2021年7月23日開幕へ 史上初の延期

2021年7月23日開幕へ 史上初の延期 »

国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)、東京都、日本国政府は、2021年に開催される第32回オリンピック大会の新日程に合意した。

オリンピック競技大会は2021年7月23日から8月8日まで開催される。また、パラリンピック競技大会の新しい日程についても、2021年8月24日から9月5日まで開催されるということで合意された。

東京五輪をめぐっては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、3月24日に安倍晋三首相とIOCのトーマス・バッハ会長が「1年程度の延期」で合意。春開催案も挙がっていたが、ウイルスの感染収束への目処が立っていないことを踏まえて、準備期間を長くとれる日程に決まった。開催延期の新日程は、3月30日、主要な関係者のリーダー、IOCトーマス・バッハ会長、森喜朗東京2020組織委員会会長、小池百合子東京都知事、橋本聖子オリパラ大臣で合意したもの。

今回の新日程の決定は、1)選手とすべての関係者の健康を守り、COVID-19ウイルスの封じ込めを行う。2) 選手の利益やオリンピック競技の価値を守る。3)世界的な国際競技日程。の3点の主要な考慮に基づき、また、2020年3月17日のIOC理事会(EB)で確立された原則に沿ったもので、すべての国際競技連盟(IF)とすべての各オリンピック委員会(NOC)によって支持された、としている。

今後、組織委員会と都の課題としては、競技会場やボランティアの確保、人件費・維持費などの経費、チケットの再販売、スポンサー契約の継続交渉などの課題に着手していく。

イベント業界では、ウイルスの感染収束まで開催の目処が経てられないといった問題や、会期延期の対応をとる主催者もあるなか、会場問題は深刻だ。今回の東京五輪の1年の延期で、メインプレスセンター、国際放送センターが置かれる東京ビッグサイトなどの会場などの今後も懸念される。

 

▼新日程

オリンピック競技大会:2021年7月23日(金)~8月8日(日)

パラリンピック競技大会:2021年8月24日(月)~9月5日(土)

 

「IR(統合型リゾート)の現状と今後のイベント業界への効果」Live配信実施

「IR(統合型リゾート)の現状と今後のイベント業界への効果」Live配信実施 »

イベント向けアプリを提供するbravesoft株式会社は、4月2日(木)、セミナー「IR(統合型リゾート)の現状と今後のイベント業界への効果」をオンラインによるLive配信で実施する。

登壇者は、株式会社ホットスケープ代表取締役/株式会社カンファレンスファクトリー 代表取締役の前野伸幸氏。イベント企画・運営会社と施設運営の視点から、今後日本にできるIR(統合型リゾート)の見通しやIRの全体像、また、イベント業界・MICE業界との関わりや期待されるテクノロジーなどについて展開する。前野氏は、IR先進都市のラスベガスで開催されている「CES」や「AWS re:Invent」に実際に参加した経験からも、日本型IR開発のヒントを提供する。

bravesoft株式会社では、新型コロナウイルスの影響で延期になってしまっているイベント・MICE・セミナー・勉強会・展示会などのオフラインイベントを次の開催まで「オンライン」という形で繋ぎ、コロナ終息までに一件でも多くのイベントが生き残れるようにサポートする、としており、当初3月末までの期限を設けていたが、現在は期限を設けずにeventosを完全無料提供している。

4月2日のセミナーでは、eventosを利用してライブ動画配信を実施。アプリ内での「Liveアンケート」機能なども体験できる。

なお、当日はイベント主催者、主催関係者向けに、Live配信セミナーの「事前の準備」「配信の様子」「配信後どうなっているか」などの現地見学も可能となっている。※会場は、トライエッジ 御茶ノ水(東京都千代田区神田駿河台4丁目2-5 御茶ノ水NKビル 11階)。

 

 

▼オンラインでの参加の場合:アプリを起動 <申し込みの流れ>1)以下のアプリ(eventos)をダウンロード(iPhone)https://apps.apple.com/jp/app/eventos%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id1441941881(Android)https://play.google.com/store/apps/details?id=tokyo.eventos.portal&hl=ja2)アクセスキー「477948」を入力 3)オンラインでの参加をご希望の方は時間になりましたらアプリを起動してください。 ▼オフラインで来場される場合: 上記アプリ内の「IRセミナー申し込み」から入場チケットを申込み。チケットが発行されます。当日現地での精算。参加費:オンラインによる参加費 : 無料オフラインでの参加費:1,000円※当日現地にて現金精算

<開催概要> 4月2日19時00分〜20時30分(オンラインによるLive配信)

主催:bravesoft株式会社 協力:株式会社ホットスケープ 株式会社カンファレンスファクトリー プログラム提供:ホットスケープBIZセミナー