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樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている

DECENCIA < > antenna* 揺るがない美肌を作るお手入れ講座レポート

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ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドDECENCIA(ディセンシア)。12月にコスメ、ライフスタイル情報などを掲載するメディアantenna* と共同で『冬のお肌のお手入れ体験講座』を初開催した。体験講座は、敏感肌に悩む女性antenna* 読者を対象に募集。抽選で選ばれた10名の少人数制で開催した。イベントのレポート記事を含め、前後にantenna* からDECENCIAに関連したPR記事を配信。このコラボ企画から、段階的・集中的に関心度の山をつくっていくアプローチ方法を、講座のイベントレポートと企画担当者のインタビューからお届けする。

 

「冬のお肌のお手入れ体験講座」は、antenna* のオフィスを会場に、学びと体験の2部構成で行われた。前半の学びには、DECENCIA(ディセンシア)の代表・山下慶子さんが、ブランド誕生のストーリーや今回講座の体験で用意された敏感肌用のスキンケアシリーズ「アヤナス」の開発ストーリーを紹介。また、商品企画・PRの角田日向子さんからは、敏感肌とストレスの関係性や肌科学の研究から生まれた特許技術「ヴァイタサイクルヴェール®」の特徴が丁寧に解説され、参加者はうなずきながら聞き入っていた。

 

学びのあとは、実際に美肌レッスンがスタート。参加者は一度メイクを落とし、一人ずつに用意された「アヤナス」シリーズ4点セットを基本ステップに沿って体験していく。

 

ローション、エッセンス、アイクリーム、クリームの順に、「毎日のお手入れを丁寧に行うこと」を基本に、角田さんが具体的に使い方を紐解いていく。

 

たとえば、「アヤナス ローション コンセントレート」は、顔の肌の上でのばすのではなく、手のひらにとってすり合わせてから。そうすると、体温であたためられ肌への浸透度がアップすると紹介。また、やさしくつけましょうという言葉にも、角田さんが左腕をのばし右手でこのくらいのスピードとレクチャー付きで解説。それをみて普段のセルフケアとの違いを学ぶ。

 

美肌レッスンのアヤナスの4ステップの仕上げには、学びのお話のなかで紹介された特許技術「ヴァイタサイクルヴェール®」が配合された「アヤナス クリーム コンセントレート」を深呼吸しながらハンドプレスして完了。その後、顔のコリをほぐすケアや「アヤナス」のリキッドファンデーションや化粧下地などのトライアルなどもあって、講座は1時間ほどで終了した。

 

ひと手間を加えることの理由がわかったり、やさしくという表現にもちょうどよい加減を知ったりすることで、正しいスキンケアで効果を感じた満足感が参加者の表情からもあふれていた。

 

イベント終了後、講座を企画した株式会社DECENCIA(ディセンシア)マーケティング部の多田隈文さんとantenna* 営業局セールス部の笠原澄香さんに今回の開催趣旨や効果についてお話を伺った。

多田隈 文さん(株式会社DECENCIA)

 

3段構成でのアプローチ

今回のスキームは3段構成になっています。美容家の方をキャスティングした記事の発信、体験講座というイベントの開催、そしてイベントレポートの発信、という段階構造です。記事を読んだ方がイベントに興味を持ってくださっても嬉しいし、逆にイベントにいらした方が商品の記事広告に触れてくれてもいい。それぞれが相互に作用し合うように設計しました。中でも講座という部分では、DECENCIA(ディセンシア)の公式サイトによる定期お届けサービスで、実店舗をもたない弊社にとって稀な、お客様と直接の接点が持てるアプローチです。実際に文字では伝えきれないけれど、体験してもらえたら一瞬でわかっていただける実感性を大切にしたい思いがありました。

 

また、antenna* さんとコラボには、信頼のおける人同士のネットワークの中で、ご参加いただいた方の声や口コミから、弊社商品に安心感を持っていただけるのではないかという思いもありました。

 

KPIの種を探す

今回の講座を含めたスキームでは、購入目標やそれに伴うCPAはあえて設定をしていません。もちろんそれらとは別に数値指標はおいていますが、この取り組みが弊社でも初ということもあり、フィジビリの要素も多分にありました。一度の企画でホームランを狙うというよりは、継続実施をすることでヒットを積み重ねるということを視野に入れた試行錯誤の一環として位置づけています。

 

ECサイト主体ならではのイベントでの発見

DECENCIA(ディセンシア)は、まだまだ認知度の低いブランドですが、使ってみるとその効果を実感しやすく、リピートしてくださる方が多いので、より多くの方に使っていただきたいと常々思っています。

 

そのため、今回は体験時期にもこだわり、肌の乾燥を実感し始める時期、かつ年末の忙しさでストレスや肌荒れを感じやすい12月にイベント時期を設定しました。そういう時期に弊社商品を体験していただくことで、より肌の違いを実感していただけるのではないかと思ったからです。またチャレンジの一つだったのが、いわゆる手の甲などではなく、お顔そのものに働きかけるアプローチです。いろいろと不安要素もありましたが、ECを主としている私たちが絶対にお目にかかれない、体験中のお客様の表情の変化や喜びの声を目の当たりにできたので、とても良かったと思っています。

笠原澄香さん(antenna* )

 

異なる訴求点での認知獲得を意識

今回のイベント前には、antenna* から記事を配信させていただきつつ、イベントの参加者の募集もしました。そしてイベントがあって、実際に体験された方の声が反映されたレポート記事を配信するという流れで、異なる訴求点での認知獲得を意識した設計になっています。

 

これまで「アヤナス」を利用されていた年齢層が40代前半を中心とした層と伺いました。今回の施策は、都市部に住まれている方で、20代後半から40代への訴求を想定されていたので、antenna* 読者とのボリュームゾーンである点ではマッチしている企画でした。

 

また、季節の変わり目で肌のピリピリ感や乾燥など変化を感じ、さらに忙しくてストレスを感じやすい年末の直前というタイミングが訴求に最適ということで、12月初旬にイベントをするために、10月の打合せから急ピッチで体験講座イベントに向けてスケジュールを組んでいきました。

 

体験という手応え

参加者の方とお話をしたなかで、DECENCIA(ディセンシア)さんのECサイトからカートには入れていたけれど、購入には至っていなかったそうなんです。でも今日体験をして「買います!」と仰っていただきました。

 

その会話から、購入ボタンを押す、最後のひと押しは、誰かからの口コミだったり、自分の体験だったり、といった信頼できるなにかがないと、次のアクションにつながらないんだということを改めて思いました。

 

継続的なイベントへ

今回、PR記事とイベントをクロスさせた取組みは初ということでしたが、短期間での効果というよりも長期的な視点での企画を念頭にご一緒させていただいています。今回のトライをもとに、ブラッシュアップして繰り返し展開していくことをイメージしています。

 

そういう意味では、次回のトライのためのベースをつくることを意識しました。たとえば、検索エンジンでのブランド名指名での検索数増加などにつながるような、認知されている状態をつくるため、イベントでも開発のストーリーや背景を伝えていただくなどは重要なポイントでした。

 

DECENCIA(ディセンシア)さんの「アヤナス」は、antenna* での記事配信でも潜在層への反応がある商品とは思いますが、体験してもらうことで新たな発信、誰かの体験で実際に感じたコメントが出ることの効果や丁寧に伝えたいというブランドメッセージの体感はまた別の層への波及へつながっていると思います。

 

季節の変わり目で肌が敏感になるタイミングを逃さずに展開された今回のイベント。少人数ならではの距離感はブランドへの親しみを生み、特許技術という少しむずかしそうなお話も開発ストーリーとともに聞き、すぐに体験することで、実感のこもったブランド体験となったようだ。

神戸発のクロスメディアイベント「078」開幕ー今年のテーマは風穴

神戸発のクロスメディアイベント「078」開幕ー今年のテーマは風穴 »

神戸発のクロスメディアイベント「078」がいよいよ本日4月27日から29日までの3日間、神戸市内で多拠点同時に開催される。

今回の開催場所は、次の6エリア。 エリア1 みなとのもり公園 エリア2 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) エリア3 東遊園地 エリア4 メリケンパーク エリア5 神戸ハーバーランド 高浜岸壁 エリア6 三宮センター街1丁目商店街 「078」は、都市で楽しむ「音楽」、「映画」、「アニメ」、「ファッション」、社会変化を加速させる「IT」、上質な「食」文化、次世代の「子ども」をテーマとした様々なコンテンツを掛けあわせ、都市生活の面白み、心地よさを追求していく参加型フェスティバルで、上記エリアでそれぞれのテーマを表現しつつも、ファッション×インタラクティブ「光る未来型ファッションショー&トークショー」といった融合型のコンテンツもあり、脱領域・超領域を目指すものとなっている。 テーマは風穴。各分野で独自に開催されてきたフェスティバルの単なる集合体となるのではなく、脱領域・超領域を目指すため、各分野を隔ててきた領域の間の壁に穴をあけ、これまでの都市生活を制約していたもの、あるいは常識・慣習を突き崩し、都市生活に新しい風を吹き込みたいとの想いが込められている。 「078」のメディアパートナーとなっている月刊イベントマーケティングでは、078interactiveで展開される「都市型フェスティバルの未来」(4/28)を中心に現地取材し、レポートをお届けする。 今年は、民家一軒貸切したハウス型提案の「LION HOUSE @078KOBE」や食料廃棄問題に警鐘を鳴らす国際イベント「DISCO SOUP」が078とコラボで展開「DISCO SOUP〜音楽×アート×輪廻の料理〜」が開催されるなど、イベントクリエイターにとっても、イベントの場づくりや食を考えるヒントがみつかりそうだ。 【イベント概要】 【078music】 2019 年は”メリケンパーク”と”みなとのもり公園”と“東遊園地”の3 会場で開催決定。 神戸らしい風景のあるメリケンパークのメインステージで、海外アーティストを迎え、 外国との密な関係性を育てて来た神戸らしいアティチュードを表現する。 また、みなとのもり公園では、夜の部にTECHNO が登場するほか、東遊園地では、圧巻のジャズの演奏が楽しめる。 ・078 music みなとのもり公園 日時: 4 月28 日(日)15:00〜21:00 TECHNO (予定) 4 月29 日(月)15:00〜21:00 TECHNO (予定) 開催場所:みなとのもり公園 ・KOBE JAZZ PHONIC CONCERT 日時:4 月28 日(日)13:00〜17:00 開催場所:東遊園地 ・078 music メリケンパーク 日時: 4 月28 日(日)11:00~20:30 4 月29 日(月祝)11:00〜21:00 開催場所:メリケンパーク SUDO (SCI+TEC, MOOD) System 7 (A-Wave/UK) AOKI takamasa 岡野弘幹/HIROKI OKANO SODA! にこいち toe DJ Hello Kitty THE NEATBEATS 【078film】 映画を通して神戸の”チカラ”をお披露目するをコンセプトに、気軽に楽しめる上映やステージイベントの展開は「若者が活躍する街・神戸」として、コンペや現在活躍中の若手登壇者によるトークショー等を開催する。 ぴあフィルムフェスティバル×078FILM ~最新コンペティション受賞作品・招待作品上映&トーク~ 日時:4 月27 日(土)、28 日(日) 開催場所:神戸ハーバーランド高浜岸壁 【4K 上映】美・能「羽衣 ~和合之舞~」 2018 年1 月30 日、銀座の観世能楽堂を貸切り、 本収録のためだけに上演された舞台で、総数7台の4Kの高画質カメラで収録。 日時:4 月27 日(土)、28 日(日) 開催場所:神戸ハーバーランド高浜岸壁 【078interactive】 【078interactive】 ≠IT =×

頭も身体もフル回転「ソラシティでスポーツを遊ぼうin ソラシティカンファレンスセンター」5/5開催

頭も身体もフル回転「ソラシティでスポーツを遊ぼうin ソラシティカンファレンスセンター」5/5開催 »

5月5日、主催、共催、後援をよくみると面白い組合せのイベントが開催される。

東京文化資源会議が主催、sola city Conference Center共催の「ソラシティでスポーツを遊ぼうin ソラシティカンファレンスセンター」だ。協賛は公益財団法人日本数学検定協会、株式会社インフィールド、そして、後援には公益財団法人日本サッカー協会と、なんとも文武両道な印象。

 

「ソラシティでスポーツを遊ぼうin ソラシティカンファレンスセンター」は、地域の歴史とスポーツの関係について学んだり、最先端のスポーツに触れたりと、スポーツがもつ多様な魅力を遊びながら体感できるイベント。子供からお年寄りまで、だれでも楽しみを見いだせるのがスポーツの魅力だとして、参加費は無料、事前の申込みも不要で参加できる。

 

JR御茶ノ水駅、地下鉄新御茶ノ水駅すぐのソラシティカンファレンスセンター全体を使って開催されるもので、イベント内容もスポーツ体験や謎解き遊び、ミニラウンドテーブル、講演会・対談と、頭も身体もフル回転しそう。

内容

(1) 『風船を使ったスポーツ、凹凸ボッチャ、オフィスde鬼ごっこ等』@2階sola city Hall 13:00~16:00

(2) 『ソラシティでスポーツの謎解き遊び』@1階 芝生広場(軍艦山)13:00~16:00

(3) ミニラウンドテーブル『広域秋葉原とeスポーツの持つ可能性』@2階Terrace Room 16:00~19:00

(4) 講演会・対談『神田発、日本近代スポーツの誕生』 講演者:木下秀明氏(元日本大学教授)@1階RoomA 16:00~18:00

 

ミニラウンドテーブル「広域秋葉原とeスポーツの持つ可能性」は、主催者の東京文化資源会議の「広域秋葉原作戦会議」プロジェクトが企画するもので、広域秋葉原とは神田、御徒町、御茶ノ水、水道橋などを含むエリアのこと。広域秋葉原エリア内には、ゲーム文化の聖地でもある秋葉原だけでなく、スポーツの街である神田小川町や、eスポーツに関する大会も開かれている東京ドームシティ、eスポーツに関する公式の部活動があるデジタルハリウッド大学なども存在する。eスポーツを切り口に点を繋ぎ合わせ、広域秋葉原エリア全体で面としてeスポーツの聖地を作り上げていくにはどうすればよいか、またエリア内の資源や文化をうまく組み合わせることで、広域秋葉原発の新たなeスポーツを作り出すことができないかなどを議論する。

 

【プログラム】 16:00-16:15 主催者挨拶・趣旨説明:庄司昌彦氏(武蔵大学社会学部教授/当Project座長) 16:15-16:30 講演「地域とeスポーツの歴史的視座」加藤裕康氏(関東学院大学/社会学者) 16:30-16:45 講演「DHU e-sports部の取組み」 深澤明日美氏(デジタルハリウッド大学学生支援グループ) 16:45-17:00 講演「秋葉原はeスポーツを育てられるのか?」菊地映輝氏(東京工業大学/当Project PM) 17:10-18:55 ラウンドテーブル「広域秋葉原エリアがeスポーツの聖地になるためには」 古澤明仁氏(日本eスポーツ連合(JeSU)国際委員長/ (株)RIZeST 代表取締役社長) 吉岡有一郎氏(株式会社クロスブリッジ/ Akiba.TV株式会社 代表取締役) 玉置泰紀氏(KADOKAWA 2021年室エグゼクティブプロデューサー・担当部長) 加藤氏、深澤氏、菊地氏 庄司氏(モデレーター) 定員:70名

 

また、講演会・対談「神田発、日本近代スポーツの誕生」は、日本の近代スポーツ史に詳しい木下秀明氏に、スポーツがどのように我が国で受け入れられてきたかが語られ、神田地域の歴史に詳しい森田暁氏との対談を通じて 神田地域の特別な役割が明らかになる。東京大学、法政大学など多くの大学の発祥の地である神田は、お雇い外国人教師が持ち込んだ日本の近代スポーツの発祥の地でもあるという歴史が紐解かれる内容だ。

【プログラム】 1. 講演「神田と日本近代スポーツ」木下秀明氏(元日本大学教授) 2. 対談 木下秀明氏 × 森田暁氏(神田地域研究家) 3. 聴講者との懇談

 

スポーツで遊ぶ、スポーツとつながる1日で地域に根ざした歴史も学べる内容となりそうだ。

 

 

 

『ソラシティでスポーツを遊ぼうin ソラシティカンファレンスセンター』概要 ■日時 2019年5月5日(日) 13:00~19:00 ■会場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター アクセス( https://solacity.jp/cc/access/ ) 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ1・2階 〇JR「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩1分 〇東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結 ■入場料 無料、申し込み不要

※ミニラウンドテーブルについては参加人数確認のためにFBページ( https://tinyurl.com/akibaesports )より「参加」のクリックを。当日ぶらり来場も可

 

antenna*specialイベントの作り方 ヨガ1日講座で“MIZUNO”を体験する!

antenna*specialイベントの作り方 ヨガ1日講座で“MIZUNO”を体験する! »

創業113年のスポーツメーカーミズノでは2018年4月、大阪市北区茶屋町にミズノオオサカ茶屋町をオープンした。日常にスポーツを取り入れたライフスタイルを提案するグローバルフラッグシップストアだ。12月9日同店にて、ミズノとantenna*は共同で、『antenna* special “Ready!Lady!YOGA”』を初開催した。

 

イベントの体験レポートと合わせて、イベント+記事配信の組合せでコラボ企画を展開した担当者インタビューをお届けする。イベント時にはPR動画も撮影するなど、イベントの場を120%活用した事例になる。

 

体験イベントとして企画された「antenna* special “Ready!Lady!YOGA” ヨガ1日講座」は、ヨガプログラム、ウエアレンタル、店内ツアーの3つの体験が用意され、14時から3時間半にわたって行われた。参加者は、antenna* の募集に応募があったユーザーなど20名。女性限定イベントとして展開した。

 

会場は、7階層で構成されたミズノオオサカ茶屋町の7階で、ヨガ教室やランニングクリニックができるイベントホールのあるフロアからスタートした。参加者は、はじめに、ヨガ用ウエアをレンタルする『Ready!Lady!Rent』の無料体験で、手軽にヨガに参加できる気軽さを実感(通常は1週間700円)。ウエアが入った袋を開けた参加者から「わぁーっ、かわいい!」と、喜びや感動が混ざったような反応も聞かれた。

ウエアに着替えると、ヨガマットが用意されたスタジオで『Ready!Lady!YOGA スペシャル体験版』がスタート。しなやかなココロとカラダづくりを体感できるプログラムを、生活ヨガ研究所の代表であり、NPO法人日本YOGA連盟認定指導者のほかインド政府公認ヨガインストラクターの珠数孝先生が指導した。

 

『Ready!Lady!YOGA』は、もともとミズノオオサカ茶屋町が『Ready!Lady!PROJECT』シリーズの一つとして開催しているミズノオリジナルヨガレッスンで、通常4回で展開しているプログラム。今回は特別に1回で体験できるスペシャル体験版として提供した。ウエアレンタルも『Ready!Lady!Rent』として、トレーニングアパレルを中心に、トータルコーディネートがそろう1週間のレンタルサービスだ。プログラムもレンタルサービスもいつもは有料で展開している女性向け体験サービスで、「やりたいことを自由に、ためらわず挑戦したい」女性向けにミズノでは、最初の一歩をさまざまな内容で用意しサポートしている。

 

ヨガで汗をかいたあとは、参加者の表情もすっきり。今回、体験イベント用に特別に用意されたドリンクで水分をとって、休憩タイムにも笑顔があふれた。

 

2つの体験を終えた後は、店内ツアーも。7Fのスタジオから降りて、1〜6Fの店内を見て回り、熱心に靴やアパレル用品を手に取りながら、「あ、これカワイイー」とポロッと言葉が出るような自然な反応があったという。

 

店内では、体の重心バランスの計測をして足に最適なインソールを作るためのデータ計測ができる「足圧計測体験」、脚にかかる衝撃を計測する「インパクトフィッター体験」なども行われた。

 

さまざまなブランドを扱うスポーツ量販店とは異なり、ミズノブランドがずらっと揃うミズノオオサカ茶屋町では、旗艦店ならではの種類の多さに、意外なラインナップを見つけて立ち止まる姿も多かった。

 

イベント終了後、企画したミズノ株式会社コンペティションスポーツ事業部第1事業企画販促部企画戦略課の郷沙央里さんとantenna* 広報の北見裕介さんに今回の開催趣旨や効果についてお話を伺った。

 

郷沙央里さん(ミズノ)

 

ヨガ体験イベント企画のワケ

 

ミズノの持っている課題意識として、「アスリート」や「メンズ向け」のような世間イメージが強く、実際には多くの女性向け商品の取り扱いがあるのに認知が低いということがありました。加えて、ヨガイベントは普段から手ぶらで参加できるものとして開催があるものの、それ自体の認知も課題でした。ミズノの旗艦店は全国で大阪と東京の3箇所ですが、そのなかの一つである今回の会場ミズノオオサカ茶屋町では、ヨガだけして帰られるというお客様も多かったんです。ですので、イベント自体に、「ミズノのウエアを着用できる」「実際に体を動かしてウエアの着用感を試せる」「ヨガ体験後に店舗見学ツアーを行う」という要素を取り入れました。

 

イベントのKPI設定

 

一番は「認知を増やしたい・広げたい」というところが最も大きな目標設定のポイントになっていたので、ヨガ体験イベント自体には数値的に特別な設定はしていません。それよりもむしろ、イベントではストレートに「ウエアを着用して着心地の良さを感じるなど、ミズノだからこそできる体験」を参加者の方に伝えたい思いがありました。

 

KPIとして重要になってくるのは、イベント実施後にantenna*さんを通じた記事の配信後の反応と考えて設計しました。

 

コラボイベントで感じた体験価値

 

実は、イベント後にお客様の実際の反応を振り返って、「意外と、認知を広めるだけがイベントの目的ではなかったな」ということに初めて気が付きました。というのも、ミズノでは、ユーザーエクスペリエンスをプロモーションの中でも大事にしています。そんな中で、今回いらしていただいたお客様から、素直に、喜びや感動が混ざったような「ウエアが可愛い!」「靴が可愛い!」「ヨガ、気持ちよかった!」といったお言葉を伺えました。体験を通して、お客様の中にこういった出会い・発見による驚きや喜びが芽生えるんだ、という瞬間を目の当たりにできたのが、私たちにとっても非常に大きな収穫のある発見でしたね。

 

北見裕介さん(antenna*)

 

体験している風景を情報として切り出す

今回のコラボ企画のゴールは、ミズノさんのブランドイメージとしてある「アスリート」や「メンズ向け」という印象を、「スポーツライト層、女性向け」のラインナップもあることに気づいてもらうことでした。従来型のプロモーションでは、テレビCMや交通広告で広く認知をとる、という訴求方法もありますが、提案したのは、“情報を多重にみせていく”という方法です。

 

実際にミズノさんでは女性タレントさんを起用した店頭POPなど、すでに女性向けにも訴求されていました。そこでantenna* では、実際に体験している風景をみせていくことで、別の価値を提案できるのではないかと思っています。

 

いま、生活者の方が接触するメディア数・情報量は多くなりすぎています。そんななかで、1回の情報接触で認知が大きく上がる、イメージアップするということは正直、むずかしい。一つのブランドを訴求するには、複数の角度から情報を出していくことと、複数回接触していくことが必要です。体験イベントでは、普通に生活している方に参加していただいて、日常のなかのひとコマの体験としてシーンを切り出すことができます。その写真を記事のサムネイルとして出すのと、パンフレット用の撮影写真を出すのとでは、たとえ同じようなヨガ体験の場面設定をしたとしてもどうしても受け取る側の印象は変わりますよね。

 

イベント自体は普段、店舗で開催しているものですし、公式サイトからの発信ではなく、トレンド情報としてのantenna*の記事をみて「あっ、私も行ってみたいな」と思ったら行くことができる、そんな動線をつくるように企画しました。

 

イベント現場力

今回の体験イベント企画をミズノさんとコラボさせていただいて、すごいと思ったのは、郷さんを含め、イベントの現場にいたミズノの6名の皆さんが、ご自身の業務分担やできることを当たり前にこなしていく機動力でした。

 

たとえば、広報の方は、体験イベント中の参加者さんのようすをPR動画として撮影されていましたし、郷さんはご自身のネットワークを活用されてヨガ後の参加者の皆さん用にドリンクを調達されていたりと参加者視点で必要なモノを用意され、自然に分担していました。皆さんがそれぞれに判断してテキパキと動かれていたという印象です。

 

一つのイベントとしてのKPIがあるというより、イベントがあって、それぞれの業務のなかでKPI設定があるというあたり前の場面に出会った印象です。だからなのでしょうか、イベントだからと特別に対応している感じではなく、いつもの業務を当たり前にしている場が今回はイベントだったというくらい、新鮮に感じました。実際に店舗を体験するという内容でしたし、「あっ、いつもの通りにするだけでイベントは成立するんだ」という点は、発見でもありました。

 

 

参加者には、ミズノのことをあまり知らなかったり、名前を知っているけれど着たり使ったりしたことの少ないという層もいたという。実際にリーチしたかった層だ。それがミズノがantenna* とコラボした理由でもある。ウエアの着用体験などは、アパレルでの試着とも異なる、「着る」の先の、体を動かして「使う」体験が重要だが、新しい層にも「わたしも使ってみようかな」と自然なアプローチのきっかけをつくる体験イベントになったようだ。

 

 

Largo × antenna* トレンド情報としてエスプレッソ文化 伝えるイベントを開催

Largo × antenna* トレンド情報としてエスプレッソ文化 伝えるイベントを開催 »

 

2019年2月9日(土)、ホテルやレストラン向けエスプレッソ用コーヒー豆等の商品を展開するLargoと、良質な東京ライフを送るための外出先、イベント、グルメ情報などを掲載するメディアantenna*の共同主催で、「Largo <>antenna* チャンピオンバリスタとエスプレッソの楽しみ方講座」が開催された。

 

Largoはコーヒー事業を手がけるUCC上島珈琲株式会社(以下UCC)が展開するエスプレッソ豆のブランド。antenna*はファッションやライフスタイル、グルメなどのトレンド情報が見られるスマートフォンアプリだ。

イベント会場は、横浜・中華街付近にある、Largoブランド初のコンセプトショップLargo Cafe&Bar Lounge presented byUCC。

 

講座は午前と午後の2回。同じ内容で、それぞれ最大15人のantenna*読者が招待された。講座の内容は、抽出技術などを競う大会「UCCコーヒーマスターズ」で2019年チャンピオンに輝いたユーシーシーフードサービスシステムズ㈱所属の梶谷理早さんの淹れるエスプレッソやカフェラテ等を楽しみながら、梶谷さんとantenna*編集長の小川智宏さんによる対談を聴く、という体験と対談の二部構成。

 

この日は雪の降る天候ではあったが続々と集う参加者を前に、早速イベントが幕を開ける。「Largoのことや店のことを知って、好きになってもらいたい」という思いが込められた挨拶とともに、チャンピオンバリスタの梶谷さんが登場。梶谷さんは今年1月に行われた「UCCコーヒーマスターズ」のエスプレッソ部門で優勝、次回は9月に行われる大会「ジャパンバリスタチャンピオンシップ2019」に出場予定とのこと。挨拶後、早速エスプレッソ抽出へと移る。

 

エスプレッソマシンや抽出用の器具が揃うカウンター前に、参加者達が集う。梶谷さんはエスプレッソを淹れる傍ら、一つひとつの器具について、動作を交えながら説明を行っていく。

まずは機械で豆を挽き、

挽いた豆の粉を、秤の上にセットしたブラインドシェイカーなる容器の中に、今回使用する19gをぴったり測り入れ、

ホルダーに均一になるように詰める。

 

その後、タンパーと呼ばれる器具で

均一に圧力をかけ、ホルダーの中の粉を押し固める。(=タンピング)

最後に、エスプレッソマシンにホルダーをセットし、抽出。一度に2杯、淹れることができる。

こうして仕上がったものを、3回混ぜる。これには、淹れたてのエスプレッソの表面にできるクレマ(=上に浮いている泡)と下部の液体を混ぜる効果があるとのこと。混ぜる前と飲み比べてみると、舌触りの滑らかさが全く違うのがわかる。

 

本場イタリアでは、エスプレッソには砂糖を入れて飲むのが一般的らしく、Largoの店舗内にも、グラニュー糖とブラウンシュガーの2種類が用意されていた。

おすすめのブラウンシュガー入りエスプレッソを口に含むと、まろやかで厚みのある甘さが口内に広がる。梶谷さん曰く、「最後に少し溜まった砂糖をぐいっと飲むのも美味しい」とのこと。

梶谷さんが全員分のエスプレッソを淹れている傍ら、待機中の参加者は、Largoコンセプトショップだからこそ楽しむことのできる4種類のエスプレッソを試飲したり、豆の香りを試しに嗅いでみたりといった体験を楽しんでいた。

続いて、新しいLargoの缶を開ける作業へ。普段業務用の販売のみで、900gもの豆が入ったこの缶を開ける機会は、一般には滅多にない。

専用の器具を使って参加者代表が開封を行うと、その瞬間から、閉じ込められていた豆の香ばしい香りがあたり一体に広がった。「ローストナッツやチョコレートのような香り」と、梶谷さんは表現する。

その華やかな香りの秘密は、UCCが独自開発した「アルミ特殊缶」にあるという。

まず、最初に炒りたてのコーヒー豆をマイナス2℃の冷気で急冷し、香り成分を豆に閉じ込める。そして、そのまま豆をアルミ特殊缶に密封する。すると、3週間の熟成を経て、香りがアップするのだそう。

 

あまりにも豊かな良い香りを前に、開けたての豆を試食してみる参加者達。

 

 

続いて、お待ちかねの対談タイムへ。

antenna*編集長の小川さんの司会進行で、エスプレッソの一般的な楽しまれ方や梶谷さんがバリスタへの道を志した経緯、先日行われたばかりの大会「UCCコーヒーマスターズ」の詳細など、“エスプレッソの深い話”が、入門部分から少しマニアックなものまで、多岐にわたる方向に展開されていく。

途中、参加者にカフェラテが配られる。先ほどのエスプレッソとは違った深い味わいを感じつつ、さらなるエスプレッソの深い話へと惹き込まれていく参加者たち。

 

最後に質疑応答タイムがあり、対談は終了。

参加者側からの質問も、「バリスタ」という職業の定義や練習の詳細、エスプレッソ用とドリップ用のコーヒー豆の違いや、エスプレッソの風味の表現の仕方、エスプレッソと合う食べ物など、多様な分野に渡るものが見られた。本日得た知見を前提に、さらにエスプレッソの世界を深堀りするような質問が多かったのが印象的だった。

 

エスプレッソと一緒に楽しめる特製のスイーツが提供されたところで、イベント自体も終了へ。

インテリアもお洒落で落ち着く雰囲気のLargo店内で、思い思いの場所で参加者にカフェタイムを楽しんでもらい、自由解散。そんな、カフェらしいまったりとした流れで、イベントは幕を閉じた。

 

複数の参加者に、本日のイベントの感想を聞いた。

「友人に誘われて参加しました。コーヒーは好きですが、エスプレッソはほぼ未体験な中で、今日飲んでみたら、原液のような濃さでも意外と美味しく飲みやすく、驚きました。自分が知らなかった飲み方を知ることができて、楽しかったです」

 

「ネットで調べてイベントを知りました。数種類のエスプレッソを飲み比べたり、最初の美味しい淹れたての一杯を飲んだりしながら、味の違いが比較できて面白かったです。最後のお菓子の甘みも、エスプレッソと合わせると口の中で溶け合ってカフェラテのようになって、とても美味しく感じました。ドリンクのカフェラテは泡が細かく、口当たりが良くて感動しました」

 

 

参加者が帰られた後、今回のイベントを企画されたお二人に、企画意図を含めお話を伺った。

箭内道彦氏、小橋賢児氏らがクリエイティブディレクターにー「東京2020NIPPONフェスティバル」

箭内道彦氏、小橋賢児氏らがクリエイティブディレクターにー「東京2020NIPPONフェスティバル」 »

4月4日、東京2020組織委員会は、東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」のキャッチフレーズ、組織委員会主催プログラムの企画概要およびコンセプト映像について発表した。

 

公式文化プログラムは、”オリンピックは、スポーツの祭典としてだけでなく文化の祭典(文化オリンピアード)でもある”というオリンピズムの第1の根本原則とオリンピック競技大会の39条に法って行われるもので、1912年ストックホルム大会から1948年のロンドン大会までは芸術競技としてメダルの授与もあった歴史がある。1992年のバルセロナ大会以降は現在の文化プログラムとして実施されているもの。

 

「東京2020NIPPONフェスティバル」の開催の時期は、2020年の聖火リレーがはじまり、東京に注目があつまる4月からパラリンピックの閉幕の9月までで、国・自治体・文化団体等と連携し、日本文化を国内外へ発信する文化フェスティバルを全国で展開する。事業体系としては、組織委員会主催の4つのプログラムと、組織委員会が共催する自治体等が行う特別な文化プログラムが行われる。現在も、各自治体からの相談を受け付け、企画調整中だという。

 

キャッチフレーズは、「Blooming of Culture 文化は、出会いから花開く。」。東京2020組織委員会副事務総長の小宮正章氏は、「4月は桜の開花時期にもあたり、四季を楽しむ日本文化から委員会で検討開発した」と解説した。

また、組織委員会主催のプログラムとして、キックオフイベント、開幕直前イベント、パラリンピック開幕直前イベント、東北復興イベントの4事業について、企画概要とともに制作関係者が説明した。

 

キックオフイベントは、“大会に向けた祝祭感”をテーマに、東西を代表する無形文化遺産・舞台芸術の歌舞伎とオペラの融合による世界初の舞台。歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、オペラ歌手のプラシド・ドミンゴさんがコラボレーションする。

 

開幕直前イベントは、“参加と交流”をテーマに、日本文化を通じて様々な人々が踊りや歌の交流を通して参加し、交流する場を創出するもの。

 

パラリンピック開幕直前イベントは、“共生社会の実現”をテーマに、障がいのある人やLGBTを含めた多様な人々が参画し、待つ中で様々なアートやパフォーマンス活動などを展開する。企画・制作担当者はクリエイティブディレクターの小橋賢児さん(LeaR株式会社代表取締役)が務める。

 

東北復興イベントは、“東北復興”をテーマに、東北各県や東北絆まつりと連携し、東北各地・東京を舞台とした文化プログラムを2020年5月から7月の期間、キャラバン展開。各会場で東北の人々のメッセージを巨大人形『モッコ』(東北弁のおだずもっこが由来。お調子者、人気者)に託し、国内外へ東北の現在の姿を発信する。クリエイティブディレクションは、クリエイティブディレクターで東京藝術大学学長特別補佐・美術学部デザイン課教授の箭内道彦さんが務める。

 

今回、クリエイティブディレクターとして就任した小橋賢児さんは音楽フェスティバルのディレクター経験などから「ひとりのアーティストから気づきのきっかけをもらうことがある。さまざまなマイノリティ、生き方のひとと出会って、相手を知って、自分を知る。そんな回遊ができて、クロスオーバーするような、違う個性、同じ鼓動をテーマに、ほんとうの意味でのダイバーシティインクルージョンを音楽を通して感じて欲しい」と話した。

 

また、箭内道彦さんは福島県郡山市の出身であることを踏まえ、「東北というと、遠慮深いというイメージがあるかと思う。じつは、クリエイティブな土地。モッコを命名した宮藤官九郎さんも宮城出身で、面白いひと多い。もともと東北にあったなにかを生み出すパワー。胸の奥に秘めたユーモアは復興の力になっていたと思う。文化・アートは東北復興の役割をもっている。伝統文化や若いアーティストとのセッションをしていきたい」と語った。

同時に発表されたコンセプト映像は、東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムをモチーフに、律と律動、伝統と革新などをテーマに制作され、フェスティバルのマーク制作者の野老朝雄さん、アルゴリズミック・デザインを慶應義塾大学SFC環境情報学部准教授の松川昌平さん、和太鼓演奏を太鼓奏者の林英哲さんが担当している。

東京2020組織委員会は、現時点では、開催日・場所・構成内容は未定も多いが、東京2020のレガシーになる文化事業になる、としている。

東京ビッグサイト青海展示棟で初の展示会が開催

東京ビッグサイト青海展示棟で初の展示会が開催 »

4月1日から開業した東京ビッグサイト青海(あおみ)展示棟で行う初の展示会が4月3日から開催している。

初の展示会は、リード エグジビション ジャパンが主催する「第3回AI・人工知能EXPO」(4/3〜5)。同展示会は、東京ビッグサイト西展示棟で開催する7つの専門展で構成される「コンテンツ東京2019」との同時開催の展示会のため、無料巡回バスを運行していた。

単独展示会でも集客力のある「第3回AI・人工知能EXPO」には、朝10時30分からはじまる特別講演、メルカリとNTTの『注目の2社が語るAIビジネス』に長蛇の列ができたという。セミナー会場の約1800席とサテライト会場約1200席はあっという間に埋まった。

東京ビッグサイト青海展示棟へのアクセス 青海展示棟は、江東区青海1丁目に位置し、従来からある東京ビッグサイトからの距離は最寄り駅のりんかい線国際展示場駅、ゆりかもめ国際展示場正門駅からいずれもひと駅の距離(青海展示棟の最寄り駅はりんかい線東京テレポート、ゆりかもめ青海*お台場海浜公園からも利用可)。

総展示面積は23,000m²で、面積11,620m²の展示ホール2つで構成される。ホール間は、ひさしが設置され、天候に左右されず通行できる。 なお、青海展示棟は仮設で、設置期間は2019年4月~ 2020年11月の予定。     青海展示棟 アクセス タイムラプス 道案内  東京ビッグサイト青海展示棟から西展示場までの巡回バスで行ってみた 青海展示棟のAホールからBホームをまっすぐ進んでみた 関連記事:MICE施設 MICEニュース

マルケト福田氏、アドビシステムズ専務執行役員に就任

マルケト福田氏、アドビシステムズ専務執行役員に就任 »

アドビ システムズは2019年3月6日、2018年10月に米国アドビ本社が発表したマルケトの買収を受け、日本での事業戦略説明会を行った。

 

説明会では、アドビ システムズは3月1日付でマルケトとの統合を完了。統合にともない、マルケトの代表取締役社長アジア太平洋日本地域担当プレジデントであった福田康隆氏は、アドビシステムズの専務執行役員マルケト事業統括に就任。アドビ システムズ代表取締役社長で、日本およびAPAC(アジア太平洋地域)代表のジェームズ・マクリディ氏が率いるリーダーシップチームのメンバーに加わる。

 

ジェームズ・マクリディ氏は「マルケトのソリューションはユーザーから高い評判を獲得し、関係性を構築している。統合後も国内のユーザーやパートナーとの関係性を継続してほしい」と期待を語る。

 

クリエイティブ分野のAdobe Creative Cloud、PDFフォーマットや電子サイン機能を加えたデジタルドキュメント関連のAdobe Document Cloud、デジタルエクスペリエンス分野のAdobe Experience Cloudという3つのクラウドソリューションを展開するAdobeだが、今回の統合についてアドビシステムズ専務執行役員でAdobe Experience Cloudを統括する鈴木和典氏は、「マルケトソリューションが加わることで、アドビがもつ(Adobe Experience Cloudにおける)分析からコンテンツ管理、パーソナライゼーション、広告、コマースといったさまざまなソリューションに加え、マルケトのもつリード管理、アカウントベースドマーケティング技術を合わせ、両者のお客様への提供が可能になる」と語った。なお、アドビ システムズでは昨年5月にMagentoを買収、コマースクラウドが追加となり、ECサイト上で統合された顧客体験の提供ができるようになった。

 

アドビシステムズの専務執行役員マルケト事業統括に就任した福田康隆氏は「5年前にマルケトとしてスタートした2014年は日本のマーケティングオートメーション元年だった。社員は数名からスタートしたが、結果として日本法人では100名、『MARKETING NATION』と呼ぶユーザーコミュニティは2000名規模に拡大。年次やテーマ別に学び合うコミュニティが形成され、500社のパートナー企業と連携して企業のデジタルマーケティングの全体を支えてエコシステムをつくってきた。アドビの一員となって、さらに広いデジタルマーケティング、デジタルトランスフォーメーションを提供していけることをうれしく思っている。昨年秋の買収の発表後にはお客様からも高い期待の声をいただいている」と語った。

 

なお、マルケトの社員メンバーは、3月1日からアドビ社員となるが、当面は従来の六本木オフィスで業務に当たる。

 

今後の製品開発方針は、3月下旬に米ラスベガスで開催する「Adobe Summit2019」などで発表される。

スポーツ切り口 新「とらや」の空間力

スポーツ切り口 新「とらや」の空間力 »

– 特集 クライアントと創る空間デザイン – 店舗・店装 今回のクライアントは…. 株式会社虎屋 TORAYA AOYAMA TORAYA AOYAMA 店長 菅野 千恵子さん 株式会社丹青社 デザインセンター 可知 友貴子さん

――2018年7月に東京青山にオープンした新店舗「TORAYAAOYAMA」。老舗和菓子屋とらやのなかでも、軽やかな印象のお店です。コンセプトを教えてください。

菅野 この店では、「スポーツのおともに羊羹を」というフレーズを掲げています。「なぜスポーツに羊羹?」とよく訊かれますが、実は羊羹には低脂質・高糖質という特徴があり、手軽なエネルギー補給に向いています。植物性の原材料でつくられているのも強みです。

また、青山は2020年夏のオリンピック・パラリンピックのメイン会場に近く、日頃からスポーツを楽しまれる方が多い地です。そうした土地では、スポーツウェアのままでも気軽にご来店いただきたかったので、設計をお願いする際は、とらやのスタジオというキーワードをお伝えし、ヨガ教室やイベントを開催しやすいよう、可動式の商品台をつくっていただきました。

――老舗店の新しいチャレンジを空間デザインに落とし込むのには、どのように取り組まれていったのでしょう

可知「スポーツのおともに羊羹を」というフレーズが今回の店舗で表現するべきゴールであることをとらやさんと共有することからスタートしました。

“とらやのスタジオ”という新しいコンセプトの表現へチャレンジするなかでも、老舗の直営店であることを念頭に置き、デザインをご提案させていただきました。スポーツを切り口にした店舗のため、ランニングの途中に立ち寄れるステーションにもなるような、気軽で軽快な空間を意識しました。

店内のデザインは、店頭の“暖簾”と店内正面の“鐶虎”(かんとら)を際立たせるため、「木・モルタル・無彩色」というミニマルなマテリアルで構成しています。それらは羊羹の原材料が「砂糖・小豆・寒天」を基本とする厳選された素材に限られていることになぞらえたものです。また、店舗がもつ物販、喫茶、ヨガスタジオの3つの機能を1つの空間に落とし込むため、レイアウト、什器計画を十分に検討し実現しています。

――空間の第一印象はいかがでしたか 菅野  とらやの店舗が重厚感ならば、TORAYAAOYAMAは良い意味で軽やかな印象でした。空間に立ってみて、この店の目標にしようと思ったのは自然体であることです。販売員が自然体でお客様と接し、お客様も気軽に和菓子を楽しんでいただけるような空間にしたいと思いました。

可知さんにも一緒に考えていただきましたが、コンセプトの先にあることを考えなければいけないなと。「とらやはこうしたい」という思いも大切ですが、それを受けてお客様がどう思われるのか、そのお客様に私たちはどう向き合い、行動していくのかということを、より大切にしていきたいと思います。

①ヨガ教室。「教室のあとのお見送りはお客様との距離も近くなり階段を上がっていかれる姿は晴れやかです」(菅野店長)。 ②ヨガスペースをつくるため、中央の商品台にはキャスターを取り付けた ③「お客さま、スタッフ動線の想定シーン」は12 通り複数パターン作成され、空間の使い方を具体化 ④贈答エリアカウンター什器のスケッチ。接客に関わるすべての什器カウンターの内側の設計には取手の形状から棚のサイズまでデザインだけではなく、内側の棚の割り付けや可動域から、取っ手の形状までの細部の検討に最も時間を割いたという。立体的な手書きのスケッチにすることで平面図図面よりも想像しやすく共有していった

expo study meeting vol.01 「クリエイターはどうする? 2025大阪・関西万博」イベントレポート

expo study meeting vol.01 「クリエイターはどうする? 2025大阪・関西万博」イベントレポート »

2018年11月23日。2025年に開催される国際博覧会(以下万博)の開催国に、長い誘致期間を経て日本(大阪)が選ばれた。過去の万博の開催実績や、運営能力の高さなどが評価され選ばれた大阪には、国内外から約2800万人の来場が想定され、経済効果はおよそ2兆円と試算されている。

経済効果もさることながら、1970年万博の際に建設された「太陽の塔」を始め、万博にはさまざまな「クリエイティブ」が関わってくる。しかし国内のクリエイターには、万博の意義や、パビリオンやプログラムの選定方法など、さまざまなことが未浸透なのが現状だ。

2019年1月25日に心斎橋ビッグステップにて開催された「expo study meeting vol.01」は、大阪のデザイン事務所「株式会社バイスリー」と、同じく大阪のWebコンテンツ制作会社「株式会社人間」の2社が企画した、2025年大阪万博のための「勉強会」だ。

「バイスリー」と「人間」は万博の誘致活動として、自社の資金でフリーペーパー「はじめて万博」を共同刊行した実績がある。

第1回となる今回は、「クリエイターはどうする? 2025大阪・関西万博」のテーマを掲げ、2名の万博有識者をゲストに招き、来場者に向け、万博に関する講演を行った。

―過去の万博から学ぶ「開催成功」のかたち

二神敦(ふたがみあつし)さん

1972年生まれ、神戸在住。世界各国140以上の博覧会を巡った博覧会マニア。普段は阪神高速道路の会社員として働く。史上最大規模の上海万博には10回訪問。万博終了後の跡地を訪れるなど、“万博後”についても動向をチェックしている。

「博覧会マニア」の異名をもつ二神敦さんは、1981年に開催された「神戸ポートアイランド博覧会」に一番乗りで来場し、当時の新聞でも報道された。それ以降、世界140か所の博覧会に足を運び、自他ともに認める「博覧会」の第一人者だ。

今回のイベントでは、過去9か国の「万博」を訪れた二神さんだけが知る、万博のあり方、そして万博が人々にもたらす影響などを話してくれた。

 

二神敦さん(以下、二神さん):「万博の失敗と成功の判断基準」にしている要素がこのふたつです。

 

 

一般的に「成功」といわれているのが、「愛・地球博(愛知)」「上海万博(中国)」「花の万博(大阪)」。

これまで、「最大の万博」といわれていたのが、「上海万博」。6410万人という大阪万博に対して、上海万博は7308万人という多くの来場者数を記録したわけです。

日本の場合、最近では「愛知万博」が一番大きな万博でした。当初から(来場者数などが)軌道に乗っていたかというとそうではなくて、開始前の内覧会は新聞でネガティブに報道されていましたが、結果大成功しました。

 

はじめは全然人(来場者)がいなかったんですけど、どんどん増えてきて、入場規制もかかりました。ゲート前に徹夜組が5000人待機したり、閉場時間には次の日目当ての徹夜組のお客さんが門を取り囲む形で集まっていました。

―開催中と開催後ではまた別物。それぞれの「成功と失敗」

先ほど「収益が大事」という話をしたんですが、それは運営側の問題で、それ以外の一般の方は、赤字であろうが黒字であろうが、あまり関係ないですよね。収益の話は、あくまで開催期間中の問題です。

万博が終わると、期間中には万博に関心がなかった人たちにも関心は広がっていくんです。期間後には「跡地がどうなったか」「博覧会によって、国民の気持ちがどう変わったか」、こういうことが一番大事になってくると思うんです。

「神戸ポートアイランド博覧会」は、当時の「太陽神戸銀行」が出展していたパビリオンを今もプラネタリウムとして残していますが、跡地である「神戸コンベンションコンプレックス」は現在あまり盛況していません。

その一方、同じ港町ということで、「横浜博覧会」の跡地である「みなとみらい21」は現在でも賑わいを見せています。「横浜博覧会」自体は、集客の面でも収益の面でも、大失敗だった。けど、街づくりとしては大成功ということですね。

―数字に踊らされない、人々の「万博の思い出」

海外の跡地も、もちろん色々訪れました。ヨーロッパ、アジア、アメリカなど。神戸が元々、何もない区画で万博を開催し、その後私自身が街づくりの様子も見ていたことで、「跡地」に興味を惹かれたんです。

シカゴ万博(1893年)の例では、パビリオンがいまだに美術館として残ってるんですね。元々残すつもりで作られたパビリオンだったから、今でも「博覧会やってよかったね」という気持ちがシカゴの人々の心に残ってるんです。

―鉄道乗客者数に見る、万博跡地の隆興

一方、我が国の跡地を最寄り駅の乗客数で比べてみました。やっぱりトップは大阪万博(1970)の跡地ですね。「つくば万博」(1985)、つくばエキスプレスの最寄り駅の乗客者数が、1日当たり5,276人。そして乗客数が一番少ないのが、「愛・地球博」(2005)の愛知です。「花の万博」跡地の鶴見緑地公園は入場無料、愛・地球博の跡地も入場無料ですが、今でも一番人を集めてるのは、入場料がいるにも関わらず、大阪万博の跡地である「万博公園」なんです。

 

愛・地球博の開催地であった愛知県は、開催中あれだけ人を集めたのに、今は低迷してるようで、「愛・地球博は財政面で成功とは言えなかった」と、去年も報道されていました。

その理由は、博覧会の会場に交通を連結するためにわざわざ鉄道を通したけど、万博が終わるとあまり乗客数が伸びなかったんです。愛知は大企業「トヨタ」の所在地でもあり、車社会なんですよね。

―「分りやすさ」と「描きやすさ」。万博ロゴマークの課題

二神さん:今回のテーマに沿って、少しデザインの話もということで、過去の博覧会を振り返ってみようと思います。

実は私、ロゴマークが大好きなんです。今回の誘致マーク公募の際も、デザイン能力なんてないにも関わらず応募しました。過去に、応募の謝礼といったレターセットが送られてきたことがあったので、「今回もそういったものがあるかもしれない……」という景品目当ての応募でした。

その後、一般投票作の内から3点の作品が最終選考に選ばれ、結果3に決定しました。

基本的にロゴマークは、子どもでも描けるデザインでないといけないと思うんです。例えば、絵日記に書けるぐらいの分かりやすさ。その点を考えると3かなーとも思いますね。

 

―安易な発想が誰かを傷つける? キャラクターデザインにも十分な配慮を

二神さん:続いて、マスコットキャラクターについてお話ししたいと思います。花の万博(1990)のボランティアをした際に「花ずきんちゃん」がプリントされたTシャツを着たけれど「高校生の男子にこのTシャツはキツいかな」なんて思ってましたね。大阪万博の際には、大人の男性にも似合うかっこいいキャラクターを、クリエイターのみなさんにデザインしていただきたいなと思います。

 

さすが数々の万博をリアルタイムで見てきた二神さん。大阪に住まう人間がおそらく一番気がかりであろう「収益」「広大な土地の事後処理」の問題も、過去のケースを用いて、分りやすい言葉で解説してくれた。

二人目の登壇者は井口 皓太(いぐちこうた)さん。武蔵野美術大学在学中に会社を立ち上げるほど、優れたクリエイティブの才能をもつ井口さんは、2015年のミラノ万博の際に日本のパビリオン設立に関わったクリエイターのひとりだ。実際に、現地で万博の構築に携わったクリエイティブの第一人者として、お話をうかがった。

井口皓太(いぐちこうた) さん

2008年武蔵野美術大学在学中に株式会社TYMOTEを設立。2014年に世界株式会社を設立。グラフィックデザインを軸にさまざまなデザインワークを行う。主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015 yellow pencil、NY ADC賞2015goldなど。京都造形大学客員教授。 ミラノ万博では日本館 FUTURE RESTAURANTのアートディレクター兼モーションデザインを担当。本プロジェクトは、ミラノ万博の展示デザイン部門で「金賞」を受賞。

―多彩なクリエイターが集った「ミラノ万博日本館」の制作

井口皓太さん(以下、井口さん):よろしくお願いします。井口皓太です。僕には個人で色々な肩書きがあります。肩書を固定しないで仕事してる感じですね。では早速ミラノ万博の話をしようかなと思います。

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