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いま、「イベント」×「マーケティング」の理由~EMS Report#1

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なぜいま、「イベント」×「マーケティング」なのか。時代のトレンドは、どの方向に進んでいるのか。近代マーケティングの発祥の地、米国で開催された「EXPERIENTIAL MARKETING SUMMIT 2015」(5/11~13)を現地取材。さすがは大国米国という街そのものをイベント化した壮大な規模のBtoCイベントのお話から、コンファレンス先進国らしいBtoBイベントのお話まで、最先端をのぞいて、これからのイベントの未来を考えてみた。
3日間で25万円のイベント価値
「EXPERIENTIAL MARKETING SUMMIT 2015」(EMS)は、雑誌『EventMarketer』を発行する企業 出版社Access Intelligenceが主催する年に1回のイベント。Google/YouTube やMicrosoft、Pepsi など40社以上の大企業のマーケティング担当者がスピーカーとして登壇し、体験マーケティングの最新トレンドやリアル事例のストーリーを聞くことができる。イベント業界のコンファレンス&展示会としては最大の規模だ。これまでは「EVENT MARKETING SUMMIT 」とタイトルに“EVENT”と冠していたものを13回目となる今年から“EXPERIENTIAL”と改称し、初めてサンフランシスコを会場に開催された。3日間を通しての入場料は、代理店、パートナー企業が$2,196(約26万円*)、ブランド企業は$2,096(約25万*)と高価ながら、約1,500人ものマーケター、イベント関係者を集める。料金を高額に設定し、CEOやCMOなど“Chief of ~”の“C”の付く決裁権者などにターゲッティングしている。*1ドル=120円で換算(2015年5月11日)

phB_2015-05-12-09_37_26-0266参加者の目的は、講演だけでなく、最新サービスを展示する出展ブースで企業との商談や情報仕入に加えて動機づけのひとつとなっているのが、ネットワーキングだろう。スピーカーとの名刺交換はもちろんのこと(講演が終わると長蛇の列ができる光景は日本と同じ)、EMSでは参加者同士の交流が盛んだ。プログラム内容に朝のヨガタイムが組み込まれラフなコミュニケーション環境が用意されていたり、会場内でコーヒーや食事を摂る休憩スペースのベンチが円形や対面形だったりと対話のしやすいコミュニケーションデザインが会場に施されている。隣で一緒にサンドイッチをほおばっていた男性とひとしきり会話が弾み、自己紹介するとCoca-ColaのCMOで驚いたことがあったが、3日間の取材では至るところでこういった場面に遭遇した。

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