人手不足解消へ、コングレがAVITA、SMBCとアバター接客を本格始動 SHIBUYA SKYで先行運用

全国約90か所の施設運営を手がけるMICEの総合プロデュース企業・株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内紀子)は、アバター・AI技術を開発・提供するAVITA株式会社(東京都目黒区、代表取締役社長CEO:石黒浩)、三井住友銀行グループのSMBCバリュークリエーション株式会社(代表取締役社長:栗本雄太)と業務提携契約を締結し、アバター・AIを活用した施設運営の効率化・高度化に向けた協業を開始した。三社の強みを組み合わせ、MICE施設・文化施設・観光施設・商業施設・イベント会場等における人手不足への対応と顧客体験向上の両立を目指す。あわせて、コングレが運営をサポートする渋谷の展望施設「SHIBUYA SKY」において、2026年8月中旬よりアバターを活用した案内誘導業務の初期運用を開始する。

施設運営の構造的課題に三社が連携で挑む

国内の施設運営現場では、少子高齢化に伴う労働力不足と来場者ニーズの多様化が慢性的な課題となっている。さらに観光市場の回復によるインバウンド需要の拡大が加わり、限られた人員でいかに高品質なサービスを維持するかが重要な経営課題となっている。現場スタッフの負担や創意工夫に頼った運営には限界があり、十分な案内・接客体制の維持が難しくなるなど、従来の施設運営体制では対応しきれない構造的な課題に直面しつつある。

こうした状況を踏まえ、三社は「人とアバター・AIが協働することで『人の価値』を最大化する」という共通の方向性のもと協業を開始した。コングレが持つ施設運営オペレーションのノウハウと専門人材、AVITAが開発するアバター・AI関連技術、SMBCバリュークリエーションが持つ業務プロセス改革・生産性向上支援の知見を三者一体で組み合わせ、全国の施設を運営するさまざまな企業・団体に向けてソリューションを提供していく。

コングレの役割 施設運営ノウハウと専門人材で全体を統括

本協業においてコングレは、MICE施設・文化施設・観光施設・科学館等における施設運営ノウハウを軸に、導入施設に応じたオペレーション構築、施設管理・運営に関する専門人材の提供、営業・提案活動、導入後のオペレーション改善、施設オペレーションの全体管理を担う。

コングレはG7伊勢志摩サミット、地球温暖化防止京都会議、IMF・世銀総会などの主要国際会議をはじめ、学術集会・展示会・イベントの企画運営、全国約90か所の施設運営(国際会議場・展示場・カンファレンスホール・コンサートホール・科学館・展望台・水族館など)を手がけてきた。こうした長年の現場経験に裏打ちされた施設運営ノウハウと人材基盤こそが、本協業でコングレが担う中核的な役割だ。アバター・AI技術の導入を技術面だけで終わらせず、現場のオペレーションレベルで定着させる実行力を持つ点が、今回の三社連携においてコングレが果たす独自の価値といえる。

SHIBUYA SKYで先行運用開始 遠隔接客モデルの実証へ

三社協業の第一弾として、2026年8月中旬より「SHIBUYA SKY」での初期運用を開始する。SHIBUYA SKYは、渋谷スクランブルスクエアの展望施設として渋谷駅直結・直上に位置し、渋谷を象徴するランドマークの一つだ。コングレは同施設の運営をサポートしており、今回の取り組みでは1階エレベーターホールにおける乗降案内や待ち列誘導など、これまで現地スタッフの配置が必要とされてきた接客業務の一部にアバターを活用する。

この取り組みのポイントは、「場所や身体の制約を受けない」新たな働き方の実現にある。特定の場所に常駐するスタッフが担ってきた業務を遠隔化することで、人員配置の柔軟性を高め、スタッフが他の業務に集中できる環境を整える。ここで得られたノウハウをもとに、人手不足や顧客体験向上に課題を抱える全国の施設への展開を段階的に進めていく計画だ。

アバター接客「AVACOM」とAI技術で何が変わるか

今回の協業で中心的な技術基盤となるのが、AVITAが提供するアバター接客サービス「AVACOM」だ。マルチプラットフォームに対応した遠隔接客・AIによる自動応答・多言語対応を実現しており、Webサイト上でのオンライン接客から、施設内の受付・案内端末まで幅広い場面での活用が可能だ。

三社が想定する主なユースケースは多岐にわたる。MICE施設・ホール・カンファレンス施設での受付・案内・問い合わせ対応、文化施設・博物館・美術館・科学館等での展示解説・館内案内、観光拠点・公共施設での多言語案内・インバウンド対応、大型イベント・展示会・期間限定催事での来場者案内・商品説明・導線案内、商業施設・店舗でのキャンペーン案内や販売促進、さらにはスタッフ向けのAIロールプレイング研修まで含まれる。接客ログや問い合わせデータを活用した施設運営改善・FAQ整備・業務プロセス見直しまでをデータドリブンで進める仕組みも構築していく。

協業概要・各社情報まとめ

協業内容 アバター・AIを活用した施設運営の効率化・高度化ソリューションの共同開発・提供
先行事例 SHIBUYA SKY(渋谷スクランブルスクエア展望施設)にて2026年8月中旬より初期運用開始
対象施設 MICE施設・文化施設・観光施設・科学館・商業施設・イベント会場 等
株式会社コングレ 代表:武内紀子 事業:MICEのトータルプロデュース、コンベンション、展示会・イベント、施設運営等 https://www.congre.com/
AVITA株式会社 代表:石黒浩 事業:アバター接客サービス「AVACOM」、AIロープレ「アバトレ」等の開発・提供 https://avita.co.jp/
SMBCバリュークリエーション株式会社 代表:栗本雄太 事業:先端技術を活用した生産性向上施策の設計・導入・運用およびコンサルティング
AVACOM詳細 https://avita.co.jp/avacom

出典:AVITA株式会社 プレスリリース「AVITA、コングレおよびSMBCバリュークリエーションと、アバター・AIを活用した施設運営高度化に向けた協業を開始」(2026年8月)

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