洗浄総合展など6つの専門展が11月18日から東京ビッグサイトで開催 洗浄総合展は136社・団体が出展、量子コンピュータの特別企画やPhysical AIの講演も

洗浄総合展 / VACUUM真空展 / sampe Japan 先端材料技術展 / スマートファクトリーJapan / 高精度・難加工技術展 / 表面改質展  東京ビッグサイトにて6つの専門展を開催! ~加工技術分野と、製造現場を支える機器・サービスを幅広くご紹介!~

洗浄総合展など6つの専門展が11月18日から東京ビッグサイトで開催 洗浄総合展は136社・団体が出展、量子コンピュータの特別企画やPhysical AIの講演も

日刊工業新聞社は、2026年11月18日(水)から20日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで、「洗浄総合展」「VACUUM真空展」「sampe Japan 先端材料技術展」「スマートファクトリーJapan」「高精度・難加工技術展」「表面改質展」の6つの専門展を開く。11月4日に発表した。各展の出展規模は、洗浄総合展が136社・団体、VACUUM真空展が79社・団体、sampe Japanが111社・団体、スマートファクトリーJapanが148社・団体、高精度・難加工技術展が216社・団体だ。この記事では、開催の概要、各展の見どころ、講演とセミナー、出展社の情報を整理する。イベマケスケジュールの洗浄総合展のページもあわせてご覧ください。

開催の概要:11月18日から20日、東京ビッグサイト東1〜3ホール

会期は、2026年11月18日(水)、19日(木)、20日(金)で、時間は各日10時から17時までだ。会場は、日刊工業新聞社のリリースによると、東京ビッグサイトの東1〜3ホールだ。入場料は、入場登録をした人、招待状を持参した人、中学生以下が無料で、それ以外は1,000円になる。入場の登録や、出展社の検索、講演の情報は、6展合同の公式サイトで案内されている。

6つの専門展:洗浄から真空、先端材料、スマートファクトリーまで 6つの専門展は、モノづくりの加工技術と、製造現場を支える機器やサービスを幅広く紹介する。リリースによると、各展の内容は次のとおりだ。 洗浄総合展(東1ホール):洗浄機器・システム、洗浄剤など、産業洗浄の最新の製品と技術。主催は、日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社。出展は136社・団体、272小間(11月4日時点) VACUUM真空展(東2ホール):半導体、FPD、LED、食品、医療、分析機器、自動車などを支える真空機器・装置。主催は、日本真空工業会、日本表面真空学会、日刊工業新聞社。出展は79社・団体、168小間(10月21日時点) sampe Japan 先端材料技術展(東3ホール):CFRPやCFRTPなどの先端複合材料、セラミック材料、成形加工、評価・計測の技術。主催は、先端材料技術協会(SAMPE Japan)、日刊工業新聞社。出展は111社・団体、133小間(11月4日時点) スマートファクトリーJapan(東2〜3ホール):情報の管理・処理システム、製造設備、ロボティクス、AIなど。主催は日刊工業新聞社。出展は148社・団体、228小間

6つの専門展:洗浄から真空、先端材料、スマートファクトリーまで

6つの専門展は、モノづくりの加工技術と、製造現場を支える機器やサービスを幅広く紹介する。リリースによると、各展の内容は次のとおりだ。

  • 洗浄総合展(東1ホール):洗浄機器・システム、洗浄剤など、産業洗浄の最新の製品と技術。主催は、日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社。出展は136社・団体、272小間(11月4日時点)
  • VACUUM真空展(東2ホール):半導体、FPD、LED、食品、医療、分析機器、自動車などを支える真空機器・装置。主催は、日本真空工業会、日本表面真空学会、日刊工業新聞社。出展は79社・団体、168小間(10月21日時点)
  • sampe Japan 先端材料技術展(東3ホール):CFRPやCFRTPなどの先端複合材料、セラミック材料、成形加工、評価・計測の技術。主催は、先端材料技術協会(SAMPE Japan)、日刊工業新聞社。出展は111社・団体、133小間(11月4日時点)
  • スマートファクトリーJapan(東2〜3ホール):情報の管理・処理システム、製造設備、ロボティクス、AIなど。主催は日刊工業新聞社。出展は148社・団体、228小間(11月4日時点)
  • 高精度・難加工技術展(東1〜2ホール):高精度加工や難加工を実現する技術と機器。3Dプリンター技術と試作加工受託の特設ゾーンがある。主催は日刊工業新聞社。出展は216社・団体、236小間(11月4日時点)
  • 表面改質展:耐摩耗性や耐久性を高める表面改質の技術と関連機器。最新技術の実演コーナーがある

洗浄総合展:28回目、日本最大級の産業洗浄の専門展

洗浄総合展は、1984年に始まり、今回で第28回になる。公式サイトでは、洗浄機器、洗浄剤、評価・測定装置、水処理、乾燥装置、防錆剤など、産業洗浄に関する製品、技術、サービスを幅広く扱う、日本最大級の専門展と紹介されている。対象は、金属加工、自動車、電子・精密部品など、製造現場の多様な業種で、会場では超音波洗浄の実演も予定されている。公益社団法人日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社が主催する。

洗浄総合展の講演とセミナーは、次のとおりだ。特別講演は、会議棟605・606で開き、定員は200名で無料だ。IFBテクノロジーズの荒木和成さんが、「ファインバブル洗浄の基礎 〜最適化のコツ〜」を講演する。出展者セミナーは、セミナー会場A(東2ホール内)で、定員100名の無料で開き、Ecoclean、カイジョー、セントラル硝子、日鉄エンジニアリングが登壇する。有料のセミナーもある。「洗浄ビジネスセミナー」は11月18日の13時から15時までで、定員が50名、会員が4,000円、非会員が5,000円(税込)だ。「洗浄技術フォーラム2026」は11月19日の13時30分から16時10分までで、定員が100名、会員が11,000円、非会員が14,300円(税込)になる。

洗浄総合展の出展社:小間番号と展示内容

6展合同の出展社の一覧と、各社の発表から、洗浄総合展の出展社の小間番号と展示内容を紹介する。

株式会社インテクノス・ジャパン(東ホール1、W-76):「マクロ粒子」の見える化

株式会社インテクノス・ジャパンの展示テーマは、「測っている でも みえていない—マクロ粒子管理から製品のキレイへ」だ。同社の出展ページによると、粒子の計測器を複数展示し、技術の解説員が、ブースで洗浄についての相談に応じる。各製品のページに書かれている内容は、次のとおりだ。

液中マクロパーティクルカウンタ「PC5000」は、純水や低粘性の溶液の中の粒子を、粒径の範囲ごとに自動で数える。製品のページでは、従来の導電率やTOCによる水質の監視は、センサの電極の間を通る水のイオンや有機物の濃度を測るため、底部に偏って沈む異物を捉えられないと説明している。10マイクロメートル以上のマクロ粒子は、重力で沈みやすく、従来の方法で「きれい」と判定された水にも残るという。測定は、光遮へい式の粒子計数法を定めたISO 21501-3に準拠する。運用の形は2つあり、本体の内蔵ポンプで貯水タンクや洗浄槽から直接吸引するスポット測定と、送液の系統につないで粒子数を時間の軸に沿って連続で記録するオンラインの常時監視だ。フィルタの前後の差でフィルトレーションの妥当性を評価したり、貯槽の中の経時変化から清掃の時期を判断したりする使い方が紹介されている。校正は年1回を推奨し、国内のサービスセンターで行う。

表面清浄度パーティクルモニタ「PartSens」は、クリーンな製造環境の表面についた粗大粒子を、数秒で数えるポータブルの機器だ。粒子の大きさ(最長径)と個数を測り、反射性粒子、非反射性粒子、繊維に分類する。検出できる最長径は、非反射性粒子が2マイクロメートルから、反射性粒子が25マイクロメートルから、繊維が50マイクロメートルからで、いずれも3000マイクロメートル超までだ。左右からLEDの光を斜めに当て、CCDカメラで立体的に浮かび上がった粒子だけを検出する視斜光方式で、ISO 14644-9に準拠する。測定は10秒以下で、検出エリアは2.68平方センチメートル、画像の解像度は3872×2764ピクセルだ。表面の粗さが2マイクロメートル以上の対象には、専用のテープリフトパッドで粒子を移してから測る。清掃や洗浄の前後を比べれば、対策の効果を評価できる。前室、エアシャワー、床や壁、搬送のパレット、ウエアやグローブの清浄度の検査などが用途に挙げられている。

液中金属粒子モニター「OilWear」は、潤滑油の中の金属の摩耗粉を、オンラインでリアルタイムに自動で分析する。特許を取得した技術で、フローセルに流した液体の「影」をCMOSセンサで撮像して解析する。測定の範囲は4マイクロメートルからで、AIによる形状と大きさの自動分類は20マイクロメートルからだ。粒子数、粒子径の分布(4〜1000マイクロメートル)、気泡の検出と判別、摩耗粉や繊維の形状の分類、液中の画像を出力する。気泡を粒子と分けて数え、粒子数から除外できるため、従来のパーティクルカウンタで起きていた気泡の誤検知を解消するとしている。摩耗粉は、切断摩耗、滑り摩耗、疲労摩耗などに分類して分布の傾向を表示する。動作圧力は100バールまで、液体の粘度は1280cStまで、保護等級はIP65だ。

部品清浄度検査用パーティクルスキャナ「MicroQuick」は、ISO 16232とVDA 19に準拠した、部品の残渣の検査に対応する。メンブレンフィルタをスキャンし、粒子のサイズ、個数、形状、分類を自動で解析して、レポートを作成する。従来の重量法や、人が顕微鏡で数える方法を、粒子計数法に置き換えることを提案しており、人による測定のばらつきや検査員の力量の差を抑えるのが狙いだ。測定の下限は25マイクロメートルで、画像解析の形状分類により、固形粒子か繊維か、反射性か非反射性かを判別する。材質は特定できないため、原因の追及には、別にSEM/EDXによる材質分析が推奨されている。オプションの「MicroTrap」は空気中の沈降粒子を、「MicroStamp」は平らな部品の異物や表面の残渣を、粘着シートで捕集して検査する。

日邦産業株式会社と株式会社塩:機能性気泡水「SIO」と整流ノズル

日邦産業株式会社は、株式会社塩と共同で出展する。同社の出展のお知らせによると、塩の機能性気泡水生成装置「SIO」と、整流ノズルを展示し、超音波にナノメートル領域の微細な気泡を加えることで得られる洗浄効果を、実際に見られるデモを行う。小間番号は、同社の記事には書かれていない。

SIOについて、日邦産業が2024年1月30日に出したお知らせ(ipros掲載)には、次の内容がある。SIOは、ウルトラファインバブルとマイクロバブルを発生させる装置で、機械加工と電子の分野で、加工の効率と洗浄の性能を高めるのに役立つという。消耗品、クーラントの使用量、消費電力を減らせる可能性があり、環境への負荷を下げ、SDGsとカーボンニュートラルにつなげられるとしている。ラインアップは、3つの発生方式を持つ「SIO」のMSシリーズ(毎分3〜120リットルの機種)、マイクロバブルとウルトラファインバブルの水を作る「SIO-V」のVSシリーズ(毎分3〜30リットル、特注にも対応)、クーラントの腐敗の防止と水質の改善のための循環型のSIO-V(毎分5〜6リットル)などだ。クーラントホースの先端に付ける「スナイパーノズル」や、ワンタッチの整流ノズル「REC-1/4」「REC-1/2」、ソケット式の「PSN-10」「PSN-8」もある。今回の出展で、どの機種を展示するかは、出展のお知らせには書かれていない。

日邦産業は、産業用の部品と材料の専門商社で、製造の機能も持つ。事業は、エレクトロニクス、モビリティ、メディカル・精密機器、エコ製品の4つの分野で展開しており、設計・評価・試作の受託も行っている。

テクノロール株式会社(W-06):洗浄装置・システムのエリアに出展

テクノロール株式会社は、「洗浄装置・システム」のエリアで、W-06に出展する。同社のお知らせによると、出展する製品と詳細は、決定しだい同社のページで順次公開される。同社は、オフセット印刷やUV印刷向けのローラーを中心に、樹脂とゴムの配合の設計から、ローラーや省力化機器の開発、製造、販売までを手がける会社で、本社は大阪府にある。同社のサイトの産業装置のページには、洗浄に関する機器として、ローラーの自動洗浄装置「ARC-Ⅱ」、印刷機のインキローラーの洗浄装置「ニューアークシステム」、粘着ローラーによる除塵装置「ダストハンター」が紹介されている。今回の展示でどの製品を出すかは、まだ発表されていない。

出展社の一覧には、洗浄総合展の出展社として、ほかにも次のような企業が掲載されている(一覧の掲載順で、一部の抜粋)。RMFジャパン株式会社(W-77)、IFBテクノロジーズ株式会社とアキモク鉄工株式会社(ともにファインバブル産業会、W-07)、アイオン株式会社(W-37)、愛西市商工会と有限会社大伸(W-25)、アクア化学株式会社(W-19)、アクトファイブ株式会社(W-43)、株式会社アタゴ(W-54)、安藤パラケミー株式会社(W-61)、IDROBASE GROUP S.r.l.(W-100)、イデア株式会社(W-13)だ。出展社の一覧は、公式サイトのページが途中までの掲載だったため、全社の紹介ではない。

VACUUM真空展:量子コンピュータの特別企画と基調講演

VACUUM真空展では、今年、「量子コンピュータ」をテーマにした特別企画を、主催者の展示ゾーンで実施する。量子コンピュータの方式と産業への応用を紹介するもので、協力企業には、アルバック・クライオ、大阪大学、京セラ、東芝、blueqatなどが入る。

基調講演は、メインステージで2回ある。11月18日の13時から14時までは、東芝の岡田俊輔さん(Q-STAR実行委員会委員長)が、「量子技術の現在地と産業化への道筋」を講演する。11月20日の11時から12時までは、京都大学の藤井啓祐さんが、「量子コンピュータ最前線」を講演する。出展者セミナーは、セミナー会場Bで、定員100名の無料で開き、アルバック、オプトラン、Nova Fabrica、堀場エステックが登壇する。

sampe Japan 先端材料技術展:ボーイングの講演と成形体験講座

sampe Japanでは、11月20日の13時から14時まで、特別ステージで、ボーイングのMichael Andersonさんが、航空機の材料と生産システムについて講演する。定員は150名で無料、逐次通訳が付く。出展者セミナーには、カネカ、サンワトレーディング、芝浦機械、ドイツ企業団、三菱ガス化学(以上は特別ステージ)と、フードリボン(セミナー会場C)が登壇する。

先端材料技術協会のブース(S-01)では、成形体験講座を開く。無料で、当日の受け付けのみ、所要時間は約30分で、各日11時からと14時から行う。熱可塑成形でくつべらを作り、持ち帰れる。

スマートファクトリーJapan、高精度・難加工技術展、表面改質展の講演

スマートファクトリーJapanでは、メインステージで2つの特別講演がある。11月18日の15時から15時50分までは、富士通の川西俊幸さんと鈴木源太さんが、「Physical AIが切り拓く次世代モノづくり」を講演する。11月19日の13時から14時までは、ジェムコ日本経営の古谷賢一さんが、「先進技術の導入による工場力強化」を講演する。いずれも定員は200名で、無料だ。

高精度・難加工技術展では、11月19日の11時から12時まで、メインステージ(東3ホール内)で、JAXAの沖田耕一さんほか3名が、「宇宙への挑戦がモノづくりを変える」を講演する。定員は200名で無料だ。

表面改質展では、11月19日の10時30分から12時10分まで、セミナー会場A(東2ホール)で、関東学院大学の堀内義夫さんほか3名が、「めっき・表面処理技術の最新動向」を講演する。定員は100名で無料だ。関東学院大学と千葉工業大学のブース(H-14)では、表面処理技術の実演を連日行う。

開催概要

  • 名称:洗浄総合展、VACUUM真空展、sampe Japan 先端材料技術展、スマートファクトリーJapan、高精度・難加工技術展、表面改質展(6展合同)
  • 会期:2026年11月18日(水)〜20日(金) 10:00〜17:00
  • 会場:東京ビッグサイト 東1〜3ホール
  • 主催:日刊工業新聞社ほか(洗浄総合展は、日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社)
  • 入場料:入場登録者、招待状の持参者、中学生以下は無料。それ以外は1,000円
  • 公式サイト:https://autumnfair.nikkan.co.jp/、洗浄総合展
  • イベマケスケジュール:https://www.event-marketing.co.jp/schedule/pan-exhibition-for-wash-and-clean2026/
  • 問い合わせ:日刊工業新聞社 イベント事業本部 第一イベント事業部

参考

東京ビッグサイトで開かれる、ほかの展示会・イベントの一覧は、こちらからご覧いただけます。

全国の展示会・イベントの開催スケジュールは、こちらでまとめて確認できます。

 

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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