武蔵一宮氷川神社ライトアップとプロジェクションマッピング「時結びの杜」開幕へ 楼門・樹木・光の雲海で綴る、大宮の四季と物語【11月7日〜23日・入場無料】

武蔵一宮氷川神社ライトアップ「時結びの杜」開幕へ 楼門・樹木・光の雲海で綴る、大宮の四季と物語【11月7日〜23日・入場無料】 埼玉県さいたま市の武蔵一宮氷川神社で、ライトアップイベント「時結びの杜(ときむすびのもり)」が2026年11月7日(土)に開幕する。会期は11月23日(月・祝)まで。入場は無料で、昨年は5万人を超える来場者を集めたイベントが、今年も境内に帰ってくる。開幕に先立つ11月6日(金)には、報道関係者向けの内覧会が開かれ、18:30からの点灯式を経てプロジェクションマッピングが披露された。

武蔵一宮氷川神社ライトアップ「時結びの杜」開幕へ 楼門・樹木・光の雲海で綴る、大宮の四季と物語【11月7日〜23日・入場無料】

埼玉県さいたま市の武蔵一宮氷川神社で、ライトアップイベント「時結びの杜(ときむすびのもり)」が2026年11月7日(土)に開幕する。会期は11月23日(月・祝)まで。入場は無料で、昨年は5万人を超える来場者を集めたイベントが、今年も境内に帰ってくる。開幕に先立つ11月6日(金)には、報道関係者向けの内覧会が開かれ、18:30からの点灯式を経てプロジェクションマッピングが披露された。

大宮の歴史と文化を、未来へ結び直す

「時結びの杜」という名称には、世代を超えてこの街に息づいてきた歴史や文化を受け継ぎ、未来へつないでいくという思いが込められている。「時結び」は大宮の歴史・文化を未来へ結び直すこと、「杜」は神聖な空間と人々の営みを象徴する言葉だ。題字は、元号「令和」の文字を手掛けた書道家の茂住菁邨さんが担当した。

制作を手掛けるのは、シンユニティグループ(テプロス、シムディレクト、SWAG、タケナカ、プレストーンが参加)。ゼネラルプロデューサーは長崎英樹さん、クリエイティブディレクターは野原久美子さんが務める。主催はさいたま市、共催は(公社)さいたま観光国際協会と(一社)賑ノ杜で、武蔵一宮氷川神社や埼玉県立大宮科学技術高等学校、大宮の商業施設・事業者など多くの団体が協力している。

今年の三つの見どころ

今年の見どころとして紹介されているのは、楼門のプロジェクションマッピング、動き出す樹木、そして光の雲海の三つである。

中心となる楼門プロジェクションマッピングは、建築美が際立つ楼門を余すところなく使った大迫力の映像演出だ。凹凸の多い複雑な構造を生かした繊細な映像に加え、大宮の歴史・自然・文化を四季の移ろいに重ねて上映する。桜、見沼の水、鉄道のまち大宮、祭り、盆栽、杜、祈りといった街のモチーフを、大宮の土地に宿る「光の精霊」がめぐっていく物語性があり、このイベントのために書き下ろされた楽曲も用意されている。

楼門の手前では、参道の両側に立つ二本の大樹にも映像を投影する。境目なく浮かび上がった樹木が、突然生き物のように動き出すという趣向で、楼門マッピングの待ち時間も楽しめる内容になっている。

足元に広がるミストに、色や模様が変わる映像の光を重ねた「光の雲海」は、見るだけでなく光の中に入り込んで遊べる体験型の演出だ。小さな子ども連れでも楽しめるコンテンツとして案内されている。

高校生・地域との協働でつくる空間

参道では、竹あかりが三の鳥居へと来場者を導く。この竹あかりは、埼玉県立大宮科学技術高等学校の生徒による作品だ。同校の生徒は会場の一部の制作にも携わっており、アーチ状の投影演出も含まれる。この取り組みは、さいたま市のテレビ広報番組でも「高校生のアイデアが、杜に灯る」として紹介されている。

会場の外にも、イベントに合わせた企画が広がる。平成ひろばでは、参道沿いで「まるしぇ」が開かれる。11月7・8日、13〜15日、20〜23日の13:00〜21:00に、灯りとグルメを楽しめる。大宮門街では11月6日から、日本画と歌を組み合わせたアートライブが行われ、作品は11月23日まで大宮門街WEST 5Fで観られる。そのほか、Bibliでのオリジナルランタン作り(有料)、大宮の5スポットをめぐるまちなか回遊クイズラリー(参加無料)、氷川茶庭で販売されるイベント限定商品「時結びの菓」など、街歩きと組み合わせて楽しめる仕掛けがそろった。

来場前に知っておきたいポイント

開始時間は決まっておらず、短い映像を繰り返し上映しているため、開催時間内ならいつでも楽しめる。一方で、混雑時には入場規制を行う場合がある。公式では、週末より月〜木曜日がおすすめとされており、遅い時間はさらにねらい目だという。楼門前での場所取りはできず、整列は17時以降、係員の案内に従う。

イベント専用の駐車場はなく、公共交通機関の利用が推奨されている。飲み物の持ち込みは可能だが、食べ物の持ち込みと会場内での飲食は不可(氷川茶庭内を除く)。ペットの同伴は、身体障害者補助犬を除き禁止されている。荒天や機材トラブルなどにより、予告なく中止・変更となる場合もあるため、最新情報は公式Instagram(@tokimori_hikawa)で確認したい。金・土・日・祝に限り、楼門脇の特別ルートから入場できる優先入場チケットも導入されている。

編集部の視点

入場無料のライトアップイベントは各地で増えているが、「時結びの杜」の特徴は、神社という場の歴史性と、大宮という街のモチーフを一本の物語にまとめている点にある。映像技術そのものを見せるのではなく、桜や見沼、鉄道、盆栽といった地域の資産を、光の精霊という案内役を通して来場者に手渡す設計になっている。昨年に続く開催で、再訪する人にも新しい発見がある構成を意識しているのだろう。

もう一つ注目したいのは、高校生の参加や周辺施設との連動である。竹あかりや会場の一部の制作を高校生が担い、周辺の店舗や商業施設では連動企画が展開される。会場内で完結させず、来場者を街の回遊へとつなげる流れは、体験型イベントが地域に経済効果を波及させるうえで参考になる。優先入場チケットのように、混雑緩和と収益の確保を両立させる仕組みが入った点も、今後の運営の行方を見るうえで興味深い。

無料で5万人規模が訪れるイベントだけに、混雑対策は最大の課題になる。平日を勧める、遅い時間帯を案内する、混雑予想を事前に公開するといった工夫は、来場者側の行動を変えるための情報発信として有効だ。来場を検討している人は、公式情報を確認したうえで、時間帯に余裕を持って出かけてほしい。

開催概要

  • イベント名:武蔵一宮氷川神社ライトアップ2026「時結びの杜」(プロジェクションマッピング)
  • 会期:2026年11月7日(土)〜11月23日(月・祝)
  • 時間:月〜木 17:30〜20:00(最終入場19:30)/金・土・日・祝 17:30〜21:00(最終入場20:30)
  • 会場:武蔵一宮氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407)
  • アクセス:JR大宮駅東口から徒歩約15分
  • 料金:入場無料
  • 主催:さいたま市
  • 共催:(公社)さいたま観光国際協会、(一社)賑ノ杜
  • 制作:シンユニティグループ
  • 問い合わせ:さいたま市 経済局 商工観光部 観光国際課 048-829-1365
  • 公式サイト:https://www.symunity.co.jp/event/hikawa_mapping2026/

武蔵一宮氷川神社で開催されるそのほかのイベント情報はこちらからご覧いただけます。

開催中のイベントや今後の予定は、全国の展示会スケジュールでもまとめています。

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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