東京ビッグサイトの大規模改修工事と休館スケジュール【2026年10月最新】

東京ビッグサイトの大規模改修工事と休館スケジュール【2026年10月最新】ホール別にいつまで使えないのか

2026年10月27日の時点で、東京ビッグサイトの東展示棟のうち、4〜6ホールは大規模改修工事のために使えない。この制限は2026年12月末まで続く予定で、年が明けた2027年1月から2月中旬にかけては、全館が休館する予定とされている。ちょうど今週は、工作機械の国際見本市「JIMTOF2026」が、この改修中の会場で10月26日から31日まで開催されている。

展示会に出展する人も、来場する人も、「自分が行く展示会は、どのホールを使うのか」「その時期は、そもそも会場が開いているのか」という点が気になるだろう。この記事では、東京ビッグサイトの改修工事がなぜ行われているのか、ホールごとの休館期間はどうなっているのか、そして休館が展示会の開催にどう影響しているのかを、公式の発表と報道をもとに整理した。開催予定の展示会を日程から探したい場合は、東京ビッグサイトの展示会スケジュールであわせて確認してほしい。

2026年10月時点で使えないのはどこか

まず、いま使えない場所を整理しておく。東京ビッグサイトの屋内展示場は、東展示棟(東1〜8ホール)、西展示棟(西1〜4ホール)、南展示棟(南1〜4ホール)の3棟16ホールで構成されている。このうち現在使えないのは、東展示棟の東4〜6ホールの3ホールだ。

東1〜3ホールは、2025年7月から2026年3月末まで休館していたが、2026年4月以降は再び使えるようになった。西展示棟も、2025年1月から6月末までの休館を終えており、南展示棟と会議棟も、いまは通常どおり利用できる状態にある。JIMTOF2026の開催を伝える報道でも、使えないホールとして明記されているのは、東4〜6ホールのみだ。

東4〜6ホールが使えない期間は、2026年4月から12月末までの予定とされている。そして2027年の年明けには、全館休館が控えている。つまり、改修工事は「一部のホールだけが順番に使えなくなる」段階から、「ある期間だけ全館が閉まる」段階へ、少しずつ形を変えながら進んでいる。

東京ビッグサイトの会場構成をおさらい

休館の話を理解しやすくするために、会場の構成を簡単に整理しておく。東京ビッグサイトの総展示面積は115,420平方メートルで、国内最大級の規模を持つ。屋内の展示場は3つの展示棟に分かれ、そこに会議棟が加わる。

東展示棟は、東1〜8ホールとリンクスペースからなり、大型・大規模な展示会に対応する。西展示棟は、西1〜4ホールとアトリウム、屋上展示場を備えた2層構造で、多目的に使われている。南展示棟は、南1〜4ホールがあり、会議棟と連絡通路で直結している。そして会議棟には、大中小あわせて24の会議室があり、会議やセミナーにも利用できる。

今回の休館で使えないのは、このうち東展示棟の東4〜6ホールにあたる。東展示棟は8ホールあるので、東1〜3ホールと東7・8ホールは使える状態にある。ただし、ホールの位置関係や、東・西・南の各ホールへの進み方は、初めて訪れる人には分かりにくい。ホールの配置が気になる場合は、会場の案内図や模型を撮影した写真を、東京ビッグサイトの展示会スケジュールのページに掲載しているので、参考にしてほしい。

東京ビッグサイトの成り立ちや建築の特徴は、東京ビッグサイトの歴史と建築で詳しく紹介している。

なぜ東京ビッグサイトは改修工事をしているのか

東京ビッグサイトは、1996年に開業した施設だ。開業から30年が経ち、建物の設備も年月を重ねてきた。株式会社東京ビッグサイトが2025年の年頭に出した年頭のご挨拶には、改修の目的がこう記されている。老朽化が進行している設備の更新や機能向上を図るために、2023年12月から施設の部分休館を伴う大規模改修工事を、計画的に進めているという内容だ。

ここで注目したいのは、「部分休館を伴う」という進め方だ。全館を一度に閉めてしまうと、年間を通じて数多くの展示会が開かれるこの会場では、影響が非常に大きくなる。そこで、会議棟、西展示棟、東展示棟の1〜3ホール、4〜6ホールというように、エリアを順番に区切りながら工事を進め、会場の一部は使い続けられるようにしている。

また、建設業界紙の建通新聞が2026年9月に報じたところによると、現在進行している改修は、東展示棟の建築・設備工事(第2期)と、会議棟の電気設備の改修(第3期)にあたる。同じ記事は、東京都が次の大規模改修に向けた基本構想づくりを始めていることも伝えている。対象は会議棟、西展示棟、東展示棟、東新展示棟、南展示棟の5棟で、基本構想の履行期限は2027年3月15日とされ、具体的な工事の時期は未定だという。いま進んでいる工事の先にも、設備の更新が続いていく可能性があるということだ。

休館スケジュールを時系列で振り返る

ここからは、改修工事が始まった2023年12月から現在までの流れを、順番に見ていく。なお、期間は公式発表や報道で「予定」として示されているものも多く、工事の進み具合によって変わる場合がある。

2023年12月〜2024年8月末:会議棟の部分休館

最初に休館に入ったのは、会議棟だった。業界サイトの展示会スケジュール情報によると、会議棟の部分休館は2023年12月から2024年8月末までとされている。改修工事の最初の段階にあたる。

2025年1月〜6月末:西展示棟の部分休館

次に、西展示棟が2025年1月から6月末まで休館した。先ほどの年頭のご挨拶でも、1月から6月にかけて西展示棟を部分休館とすることが案内されている。西展示棟は、西1〜4ホールとアトリウム、屋上展示場を備えた施設で、この半年間は使えない状態が続いた。

2025年7月〜2026年3月末:東展示棟1〜3ホールの部分休館

2025年7月からは、東展示棟の1〜3ホールが休館に入った。同じ年頭のご挨拶でも、7月から東展示棟の1〜3ホールを部分休館とする予定が案内されている。この期間中も、東4〜6ホールでは通常どおり展示会が開かれていた。1〜3ホールの休館は2026年3月末までの予定で、4月以降は再び使えるようになっている。

2026年4月〜12月末:東展示棟4〜6ホールの休館(現在)

2026年4月からは、入れ替わるように東4〜6ホールが休館に入った。これが、いま私たちが直面している状況だ。2026年12月末までの予定なので、この期間に東京ビッグサイトで開かれる展示会は、すべて東4〜6ホールを除いた会場で開催される。

2027年1月〜2月中旬:全館休館(予定)

そして2027年の年明けには、全館が休館する予定とされている。期間は、1月1日から2月15日ごろまでだ。この全館休館については、大規模改修工事による休館 全館 2027年1月から2027年2月中旬までとして、当サイトのスケジュールにも登録している。

なお、2028年の1月から2月中旬にも、同じような全館休館が予定されているという情報が、一部の業界サイトや個人のブログで紹介されている。ただし、この点は公式発表での裏付けを、本稿の時点では確認できていない。2028年の年明けの利用を検討している場合は、東京ビッグサイトの利用照会のページや、主催者・会場に直接確認してほしい。

いま何が起きているのか:JIMTOF2026に見る面積縮小の影響

JIMTOFマップ改修工事が、展示会にどのような影響を与えているのか。いま開催中のJIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)は、その具体例として分かりやすい。

JIMTOF2026は、2026年10月26日から31日までの6日間、東京ビッグサイトで開催される。前回までは火曜日から日曜日の開催だったが、今回は月曜日から土曜日に曜日が変わった。開催を伝えるMONOistの記事(2025年8月5日公開)によると、東展示棟の4〜6ホール、つまり会場全体の面積のおよそ22%にあたる約2万5000平方メートルが使えない中での開催になる。

月刊イベントマーケティングが、株式会社東京ビッグサイトの事業推進部長である菊池徹さんに取材したJIMTOF2026の展示会開催宣言では、この影響が具体的に語られている。JIMTOF2026の総展示面積は92,850平方メートルで、前回の118,540平方メートルからおよそ21.7%縮小した。これまで工作機械の展示を東展示棟に集中させていたが、東展示棟の3ホールが使えないため、工作機械の分類を南展示棟に移すという変更も行った。

こうした調整の結果、出展社数は1,134社、小間数は4,422小間となった。社数は前回のおよそ9割を維持できたという。一方で、面積が限られる中で小間の割り当てを調整したため、出したかった展示物を出せなかったり、想定より小さなスペースになったりした出展者もいたそうだ。このほか、積層造形のエリアは出展者を募らず、主催者側の企画として展開することになり、学生向けの企画も、一か所に集めるのではなく分散して実施される。

JIMTOF2026の開催概要は、当サイトのJIMTOF2026 第33回日本国際工作機械見本市のページにまとめている。

2027年の全館休館で、展示会はどうなるのか

東4〜6ホールの休館は、使える面積が減るという形で影響が出ている。これに対して、2027年1月から2月中旬の全館休館は、東京ビッグサイトで展示会そのものが開けなくなる期間が生まれる、という点で性格が異なる。

では、会場を使えない展示会はどこへ移るのか。Innippon(2026年7月27日公開)は、2026年4月から12月の東棟の改修休館に伴って、年間30本を超える大型展示会が、幕張メッセやパシフィコ横浜へ振り替えられると伝えている。2026年の部分休館の際にも、首都圏のほかの大型会場に展示会が分散したことになる。

2027年の年明けの全館休館についても、同じような動きが出ると考えるのが自然だ。ただし、どの展示会がどこに移るのかは、展示会ごとに主催者が決めることで、会場側が一括して発表するものではない。また、開催時期そのものをずらす展示会もあれば、開催しない年が生まれる展示会もあるだろう。毎年1月から2月に東京ビッグサイトで開かれている展示会を目当てにしている場合は、早めに主催者の公式サイトで、会場と日程の変更がないかを確かめておくほうがよい。

休館中に展示会の受け皿になる会場

東京ビッグサイトが使えない期間に、首都圏の展示会の受け皿として名前が挙がるのが、幕張メッセとパシフィコ横浜だ。前述のInnippon(2026年7月27日公開)も、東棟の改修休館に伴う振替先として、この2会場を挙げている。このほか、規模は小さいが、東京ビッグサイトと同じ有明エリアにある「有明GYM-EX」も、中小規模の展示会の候補になる。

幕張メッセは、千葉県千葉市美浜区にある複合コンベンション施設で、国際展示場の展示ホール1〜8(54,000平方メートル)と展示ホール9〜11(18,000平方メートル)を中心に構成される。展示ホール1〜8は可動間仕切りで分割でき、展示会から大規模イベントまで幅広く使える。最寄りはJR京葉線「海浜幕張」駅で、徒歩約5分、東京駅からは京葉線快速でおよそ30分だ。

パシフィコ横浜は、横浜・みなとみらい地区にある複合コンベンション施設だ。展示ホールは面積20,000平方メートル、天井高19mの無柱空間で、4つのユニットに分割できる。2020年には隣接地に「パシフィコ横浜ノース」が開業し、約6,300平方メートルの多目的ホールが加わった。みなとみらい線「みなとみらい」駅から、徒歩約3〜5分で行ける。

有明GYM-EXは、東京2020オリンピック・パラリンピックで体操競技、新体操、トランポリン、ボッチャの会場になった施設を改修して、2023年5月18日に開業した展示会場だ。東京都が中小企業の振興のために整備し、運営は東京ビッグサイトが担っている。展示面積は約9,400平方メートルで、幕張メッセやパシフィコ横浜よりかなりコンパクトだ。その分、東京ビッグサイトの大型展示会がそのまま移れる広さではなく、小・中規模の展示会やイベント向きの会場と考えたほうがよい。最寄りはゆりかもめ「有明テニスの森」駅で、徒歩約5分。りんかい線「国際展示場」駅からは徒歩約17分と離れているため、東京ビッグサイトに通い慣れた人も、行き方は確認しておきたい。なお、東京ビッグサイトの全館休館中にこの会場がどう使われるかは、私たちは確認できていない。使いたい場合は、主催者の発表か、運営側の案内を確かめてほしい。

どの展示会がどの会場に移るのかは、展示会ごとに主催者が決めることなので、東京ビッグサイトの休館中は、これまで東京ビッグサイトで開かれていた展示会が、別の会場で開かれることがある。会場が変わった場合は、最寄り駅やアクセスの方法もまるで変わってしまう。毎年参加している展示会があるなら、会期だけでなく、会場もあらためて確かめておいてほしい。全国の主要な展示会場を知りたいときは、その他の会場の一覧が役に立つ。

来場者・出展者が押さえておきたいポイント

使用するホールは展示会ごとに違う

2026年12月末までは、どの展示会も東4〜6ホールを使えない。そのうえで、東1〜3ホール、西展示棟、南展示棟のどこを使うのかは、展示会ごとに異なる。同じ東京ビッグサイトに行くのでも、入口や最寄りの出口が変わるため、事前に主催者の公式サイトで、開催ホールを確認しておくと安心だ。

館内の混雑と飲食の状況は変動しやすい

面積が縮小している分、人気のある展示会では、通路や休憩スペースが混み合いやすくなる可能性がある。会場内の飲食店も、営業時間や店舗の構成が、開催中の展示会や改修の進み具合によって変わる。館内のレストランやコンビニの場所は、東京ビッグサイトの展示会スケジュールのページにまとめているので、来場前の参考にしてほしい。

駅から会場までの道のりは、すでに整っている

会場までのアクセスで、駅側の工事を心配する人もいるかもしれない。ゆりかもめの「東京ビッグサイト駅」については、設備の更新と移動経路の改良を目的としたリニューアル工事が、2023年5月29日から2025年3月14日までの期間で行われた。ゆりかもめによると、トイレのリニューアルやバリアフリートイレの増設、省エネ型で耐震化したエスカレーターへの更新、幅の広い改札の増設などが実施された。

りんかい線「国際展示場」駅からの道のりも含めて、駅から会場までの歩き方は、りんかい線「国際展示場」駅から東京ビッグサイトまでのタイムラプス動画で確認できる。初めて訪れる場合は、あらかじめ動画で道順をイメージしておくと迷いにくい。

最新の情報を確認する方法

改修工事の期間や、会場の利用状況は、工事の進み具合によって見直されることがある。最新の情報は、次の方法で確認するのが確実だ。

会場の休館期間や利用の問い合わせについては、東京ビッグサイトの公式サイトにある利用照会(空き状況のお問合せ)のページで確認できる。展示会に出展・来場する場合は、その展示会の公式サイトに、開催ホールや会期が最新の情報として載っている。当サイトでは、東京ビッグサイトで開催される展示会を、会期や出展分野ごとに一覧で掲載しているので、全体像を知りたいときは東京ビッグサイトの展示会スケジュールを、会場を問わず探したいときは全国の展示会スケジュールを使ってほしい。

よくある質問

東京ビッグサイトの改修は、いつまで続きますか?

いま進んでいる東4〜6ホールの休館は、2026年12月末までの予定だ。その後の2027年1月から2月中旬には、全館が休館する予定とされている。さらにその先の改修については、東京都が基本構想づくりを進めている段階で、具体的な工事の時期は決まっていないと報じられている。

いま東京ビッグサイトで、展示会は開かれていますか?

開かれている。東4〜6ホールが使えないだけで、東1〜3ホール、西展示棟、南展示棟、会議棟は使える状態にある。2026年10月26日からは、JIMTOF2026が開催されている。

開催されるホールは、どこで確認できますか?

その展示会の公式サイトが、いちばん確実だ。展示会ごとに使うホールや会期が示されている。開催予定の展示会を一覧で探したい場合は、東京ビッグサイトの展示会スケジュールが使える。

2028年にも、全館休館はありますか?

2028年の1月から2月中旬にも、全館休館が予定されているという情報が、一部の業界サイトにある。ただし、本稿の時点では公式発表での裏付けを確認できていない。利用を検討する場合は、東京ビッグサイトの利用照会のページで確認してほしい。

休館・利用制限の早見表

ここまでの内容を、一覧にまとめた。期間はいずれも「予定」を含み、変更される場合がある。

対象 休館・利用制限の期間 状況
会議棟 2023年12月〜2024年8月末 終了
西展示棟 2025年1月〜6月末 終了
東展示棟 東1〜3ホール 2025年7月〜2026年3月末 終了(2026年4月以降は利用可)
東展示棟 東4〜6ホール 2026年4月〜12月末(予定) 現在休館中
全館 2027年1月〜2月中旬(予定) 予定

まとめ

東京ビッグサイトの大規模改修工事は、老朽化した設備の更新と機能向上を目的に、2023年12月から部分休館を伴いながら進められている。2026年10月現在は東4〜6ホールが使えず、この状態は2026年12月末まで続く予定だ。そして2027年1月から2月中旬には、全館が休館する予定となっている。

JIMTOF2026の例では、使える面積がおよそ21.7%縮小したことで、展示の配置や出展スペース、併催企画の形まで調整が必要になった。東京ビッグサイトで開かれる展示会に出展、来場する場合は、会場全体の状況とあわせて、その展示会が使うホールと会期を、主催者の公式サイトで確かめておくことが欠かせない。

改修の状況や開催予定の展示会は、変わっていくことがある。最新の日程は、東京ビッグサイトの展示会スケジュールと、全国の展示会スケジュールで、随時更新している。

参考にした情報

2025年 年頭のご挨拶(株式会社東京ビッグサイト)
東京ビッグサイト(国際展示場)が2023年12月から2026年12月まで部分休館(展示会イベントスケジュール)
東京ビッグサイト駅リニューアル工事について(株式会社ゆりかもめ)

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