VISUALogicとPRESSTONE、韻シストBANDの新曲「Wine Ya Budy」MVを制作 LEDセットとカメラトラッキング、リアルタイムCGで撮影、メイキング動画も公開

Wine Ya Budy

VISUALogicとPRESSTONE、韻シストBANDの新曲「Wine Ya Budy」MVを制作 LEDセットとカメラトラッキング、リアルタイムCGで撮影、メイキング動画も公開

株式会社シンユニティ(東京都千代田区、代表者:武仲秀晃さん)は2026年10月19日、グループのクリエイティブブランド「VISUALogic(ヴィジュアロジック)」と、音楽制作会社「PRESSTONE(プレストーン)」が、韻シストBANDの新曲「Wine Ya Budy」のミュージックビデオ(MV)を制作したと発表した。MVは、壁面と床面に構築したLEDのセットに映像を映しながら撮影し、そこにカメラトラッキングのシステムとリアルタイムCGを組み合わせて、カメラの動きとCGの空間を連動させている。MVは2026年8月からYouTubeで公開されており、10月16日には、制作の裏側を紹介するメイキング動画も公開された。LED、カメラトラッキング、リアルタイムCG、XRの技術を、楽曲の世界観を映像の空間にするために使った例だ。

制作体制:映像はVISUALogic、音はPRESSTONE

リリースによると、制作はシンユニティグループの2つのブランドが分担した。VISUALogicは、監督、プロデュース、撮影、編集、CGの制作までを一貫して担当した。PRESSTONEは、レコーディング、ミキシング、マスタリングを担った。映像と音楽の制作を同じグループ内で進めたことになる。

クレジットは次のとおり。プロデューサーはVISUALogicの能登俊輔さん、ディレクターは同じくVISUALogicの野原久美子さん。レコーディング、ミックス、マスタリングは、PRESSTONE(branch studio)の栃尾恒樹さんが担当した。MVの制作は、VISUALogicとされている。リリースに添えられた写真のキャプションでは、韻シストBANDのメンバーとして、ベースのShyoudogさん、ドラムのTAROW-ONEさん、ギターのTAKUさんが紹介されている。

撮影手法:LEDに囲まれて演奏し、カメラの動きとCGを連動

撮影の特徴は、実際のLEDの映像に囲まれた環境で、出演者が演奏した点にある。リリースによると、壁面と床面にLEDのセットを構築し、そこに映像を表示しながら撮影した。さらに、カメラの位置や動きを読み取るカメラトラッキングのシステムと、リアルタイムで描画するCGを組み合わせ、カメラが動くのにあわせて、CGの空間も連動して変化する。後から合成するのではなく、撮影の現場でその空間を成立させる手法だ。

リリースでは、ギターのTAKUさんが撮影をふり返り、巨大なLEDディスプレイの上に乗って、本当にその世界に入っているかのような感覚だったと話している。出演者が映像の中にいる実感を持って演奏できる点は、LEDの空間で撮影することの特徴といえそうだ。なお、リリースには、LEDの規模や台数、使用した機材の名称、撮影の場所や日数についての記載はない。

MVは8月に公開、メイキングは10月16日に公開

MV「Wine Ya Budy」は、2026年8月からYouTubeで公開されている。10月16日には、メイキング動画が同じくYouTubeで公開された。リリースによると、VISUALogicは、韻シストBANDのライブでのVJにも参加している。VJとは、ライブの現場で映像をリアルタイムに操作して演出する役割のことだ。MVの制作とライブの演出の両方に関わっていることになる。

VISUALogicとPRESSTONE:シンユニティグループのクリエイティブ部門

VISUALogicは、映像、照明、音響を横断したトータルディレクションを手がけるクリエイティブブランドだ。公式サイトは、「リアルとバーチャルを繋ぎ、新しい体験を生み出します」と掲げ、イベントやステージでの経験と最新の技術を組み合わせるとしている。ソリューションとして、ライブステージ、センサー・トラッキングシステム、リアルタイムグラフィックの生成、ビジュアルシミュレーション、プロジェクションマッピング、照明・レーザーのコントロール、インタラクティブコンテンツ、グラフィック・映像制作を挙げる。実績の欄には、AR配信やxR配信、プロジェクションマッピングなどが並ぶが、今回のMVに関するLEDを使った手法についての記載は、公式サイトでは確認できなかった。拠点は、東京の江東区大島、大阪の港区築港、名古屋の中村区亀島の3か所だ。

PRESSTONEは、レコーディングや音楽制作を中心に、音にまつわるクリエイティブを手がける。公式サイトによると、大阪と東京に、イマーシブサウンドに対応した自社のスタジオを構え、CMの音楽、イベントの音楽、アーティストの作品の制作、レコーディング、マスタリングなどを行う。大阪のスタジオが「branch studio」、東京のスタジオが「grid studio」だ。サイトの作品例には、今回の「Wine Ya Budy」のほか、二条城の「2026 SAKURA NIGHTS」や、武蔵一宮氷川神社のプロジェクションマッピング「時結びの杜」などが並ぶ。公式サイトの下部には、シンユニティグループの一員であることが記されている。

株式会社シンユニティについて

株式会社シンユニティは、2015年5月の設立で、本社は東京都千代田区六番町1-9のシンユニティ東京ラボ。資本金は9,984万円で、未上場だ。公式サイトはこちら。イベントマーケティング内のシンユニティ特設サイトはこちら。なお、リリースに報道関係者向けの個別の問い合わせ先は記載されておらず、PR TIMESの共通フォームが案内されている。

展示会やイベント演出と地続きの技術

LEDの壁面や床面と、カメラトラッキング、リアルタイムCGを組み合わせた撮影は、展示会やイベントの会場演出に使われる映像技術と地続きの分野だ。ステージの映像やライブの演出で培った技術を、MVという別の形で見せたことで、技術の使い方が分かりやすく示された。メイキング動画も公開されており、撮影の様子を確かめることができる。イベントの主催者や制作会社にとっては、LEDを使った空間演出で何ができるのかを、具体的な映像で確かめられる機会になりそうだ。

概要

項目 内容
作品 韻シストBAND「Wine Ya Budy」ミュージックビデオ
制作 VISUALogic(監督、プロデュース、撮影、編集、CG)、PRESSTONE(レコーディング、ミキシング、マスタリング)
主な技術 LEDセット(壁面・床面)、カメラトラッキング、リアルタイムCG、XR
クレジット Producer:能登俊輔、Director:野原久美子(以上VISUALogic)、Recording, Mix & Mastering:栃尾恒樹(PRESSTONE / branch studio)
MV公開 2026年8月からYouTubeで公開
メイキング動画 2026年10月16日にYouTubeで公開
発表 株式会社シンユニティ(2026年10月19日、PR TIMES)

参考

株式会社シンユニティ プレスリリース「VISUALogic × PRESSTONE、韻シストBANDの新曲『Wine Ya Budy』MVを制作」(2026年10月19日、PR TIMES)
「Wine Ya Budy」MV(YouTube)
メイキング動画(YouTube)
VISUALogic 公式サイト
PRESSTONE 公式サイト
株式会社シンユニティ 公式サイト

 

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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