農業×データ×イベント。研究機関に”営業”として採用された男の仕事術|農研機構WAGRI推進室・二宮芳継さん

コースケ・よーこのミュートを解除
農業×データ×イベント。研究機関に”営業”として採用された男の仕事術|農研機構WAGRI推進室・二宮芳継さん
コースケ・よーこのミュートを解除 第256回 2026年8月21日(金)12:00〜配信
「AIにとっての食材は、データだ」——配信の終わりに、コースケさんがそう例えた。どれだけ優れた料理人(ベンダー)が集まっても、食材(データ)なしでは料理はできない。その食材を、農業という現場から丁寧に集め、整え、使いやすく届ける——それが今回の舞台だ。
第256回のゲストは、農研機構 農業情報研究センター WAGRI推進室の二宮芳継(にのみや よしつぐ)さん。1960年生まれ、愛媛県宇和島市出身。法政大学卒業後、機械メーカーのSMC株式会社、米国ミネソタ州での教員インターンシップ、グンゼ株式会社での農業新規事業、そして2021年から農研機構——という、ひと筋縄ではいかないキャリアの持ち主だ。
グンゼ時代のエピソードが濃い。生糸事業からの撤退に伴い、取引農家との関係を継続するための農業新規事業担当として入社した二宮さん。当時、農産物流通の98%は市場・農協経由で、生産者は価格もセリで決まり、販路も収益も不安定だった。販売先もまた、生産情報がなく、品質・数量・価格の確保に苦労していた。
そこで二宮さんが目をつけたのが「市場外流通」——生産と販売を直接つなぐ仕組みだ。生産者は計画生産・安定収益が可能になり、販売先は品質・数量・価格を早期に確保できる。この仕組みを広めるために、5年間で2万軒以上の農家を訪問し、販売先500社を開拓した。
その経験を買われ、2021年に農研機構に迎えられた理由が「会員が増えない」という課題だ。農研機構が運営するWAGRI(ワグリ)は、気象・農地・収量予測・病害虫診断・市況など農業に役立つデータとプログラムを提供する公的クラウドサービス。通常の利用料は月4万円で、ICTベンダー・農機メーカー・資材メーカーがWAGRIのデータを活用して営農支援サービスを開発し、それを最終的に農家へ届ける構造になっている。研究機関が「営業として採用する」のは異例中の異例だ。
二宮さんが打った手は大きく3つ。まず価格設計の見直し——農業法人向け月1万円、教育機関向け最大月4,000円の割引プランと、1年間無料のお試し会員を新設。次に門戸の拡大——ICTベンダー以外にも農業法人・教育機関へターゲットを広げた。そしてイベント——「WAGRIオープンデー」と「WAGRIユーザー会」を企画・運営することで、認知と理解の促進を図った。
WAGRIのデータでとりわけ利用が多いのが、1㎞四方の精度で日照時間など14種類の気象要素を把握できる気象データ、農地データ、そして47都道府県の市場取引状況がリアルタイムでわかる市況データだ。農研機構が力を入れているのが、生育予測と病害虫診断のデータ。とくに病害虫AIの診断サービスは、葉の写真を撮ると病名・防除農薬まで案内されるもので、ある農薬メーカーが無償提供するサービスとして展開し、登録者は11万人に達している。農業従事者が100万人を切った今、多くの農家がすでに利用している計算になる。
WAGRIオープンデーは、会員企業がWAGRIを活用して開発した営農支援サービスをお披露目する場として始まった。初回の来場者は100人強だったが、今年は300名超を達成。特徴的なのは来場者の3分の1近くを自治体関係者が占める点だ。会員企業の約8割が「自治体に来てほしい」と希望するのは、農家一人ひとりへのリーチを自治体のネットワークで実現したいからだ——二宮さんがニーズを丁寧にヒアリングし、来場ターゲットの設計に反映してきた成果でもある。
イベントのポイントを問われた二宮さんの答えは「わかりやすさ」だった。病害虫AI診断、気象データ、市況データ——いずれも「こうすれば役に立つ」が直感的に伝わるサービスを前面に出す。特に市況データはAIと組み合わせることで「いつ、どの市場に出せば値が下がらないか」というアドバイスまで提供できるようになりつつあり、農家の出口戦略に直結する武器になっていると二宮さんは語った。
「わかりやすいサービスは、どんどん使ってみようという人を増やす」——その積み重ねで、当初目標の100社だった会員数は120社超へと拡大した。
配信では、以下のトピックを中心に話を伺った。
- 二宮芳継さんのご紹介、農研機構・WAGRIの事業紹介
- WAGRIのデータ構成と主な利用事例(気象・農地・市況・病害虫AI診断)
- WAGRIオープンデーの設計——来場目標・ターゲット設定・継続の工夫
- 告知:WAGRIユーザー会(2027年1月頃開催予定)
🌐 農研機構(National Agriculture and Food Research Organization) https://www.naro.go.jp/
🌐 WAGRI(農業データ連携基盤) https://wagri.net/
ゲスト
二宮 芳継(にのみや よしつぐ)さん
農研機構 農業情報研究センター WAGRI推進室
1960年4月6日生まれ(66歳)。愛媛県宇和島市出身。法政大学社会学部応用経済学科卒業。1984年 SMC株式会社(機械メーカー)入社。1988年 米国インターンシップとしてミネソタ州ミネアポリスに渡り、小学校〜大学で日本の歴史・政治・経済などの教鞭を取る。1989年 グンゼ株式会社入社。生糸事業撤退に伴い農業新規事業の責任者として採用され、「市場外流通」の仕組みを構築。5年間で農家2万軒以上を訪問し、販売先500社以上を開拓。生産者と販売先の双方が計画的に動けるサプライチェーンの整備に貢献した。2021年4月 農研機構 農業情報研究センター WAGRI推進室に入所。研究機関として異例の”営業担当”として採用され、WAGRIオープンデー・WAGRIユーザー会などのイベント企画・運営を通じて、会員獲得と利用促進に取り組む。当初目標100社だった会員数を120社超へと拡大した。
MC:コースケ(ヒラヤマ コウスケ=株式会社イベントレジスト 代表取締役 CEO)/ よーこ(樋口 陽子=月刊イベントマーケティング 編集長)
▼YouTubeチャンネル
イベマケ 月刊イベントマーケティング
▼Podcast
コースケ・よーこのミュートを解除
動画URL:
書き起こし(AIによる自動書きおこし、誤りがある場合があります。)
【樋口陽子】皆さん、こんにちは。イベントマーケティングの樋口陽子です。
【ヒラヤマ コウスケ】こんにちは。イベントレジストのコースケです。
【樋口陽子】8月21日、金曜日、256回目のコースケ・よーこのミュートを解除、始まりました。この番組は、イベントレジストのヒラヤマ コウスケさんと、イベントマーケティングの樋口陽子が、イベントの中の人やプロをゲストにお呼びしてお話しする番組です。その道のプロだからこそ思う、リアルの価値やイベントの魅力をお話しいただきます。ということで始まりましたけれども、今日のゲストの方の分野は農業というところで、なかなか普段聞けない分野のお話を伺えるのかなというふうに楽しみにしております。早速なんですけれども、今日のゲストをご紹介したいと思います。今回のゲストは、農研機構農業情報研究センターWAGRI推進室、二宮芳継さんです。
【二宮芳継】はい、こんにちは。農研機構の二宮です。今日はよろしくお願いいたします。
【樋口陽子】よろしくお願いします。二宮さん、今日は農研機構さんの会議室からですかね。
【二宮芳継】はい、そうですね。
【樋口陽子】ありがとうございます。普段はイベントだったりとか、マーケティングの担当の方のお話を聞くことは多いんですけれども、農業のことで私も知らないことが多いので、それって何ですかっていう基本的な質問もしちゃうかと思うんですけれども。
【二宮芳継】よろしくお願いします。
【樋口陽子】今日は二宮さんにですね、WAGRIオープンデーというイベントの舞台裏についてお話を伺っていきたいと思っております。早速、自己紹介の方からお願いできますでしょうか。
【二宮芳継】では、スライドを用意しましたので見ていただけますでしょうか。自己紹介をさせていただきます。名前は二宮芳継と言います。生年月日が1960年生まれですから、もう66歳になっております。出身地は愛媛県の宇和島市というところです。出身学校は法政大学を出ております。職歴なんですけれど、大学を卒業しまして最初にSMC株式会社という機械メーカーに入りまして、その後アメリカのインターンシップの試験を受けまして、1年間だけですけれどもアメリカのミネソタ州ミネアポリスというところで、学校の方で日本の歴史から政治経済などの教鞭を取りました。日本に帰国しましてから、グンゼ株式会社というところに入ったんですけれども、こちらはグンゼが生糸の事業をやっていたんですけれども、そちらの事業から撤退するという時に、それまでのお取引先の農家さんとの取引というのが結構ありましたものですから、それを継続するために農業の新規事業というのをやってくれないかということで入社いたしました。
その当時、市場や農協を通して農産物の流通が行われているのがほとんどだったんですけれども、生産者は販売の情報がなくて、価格もセリで決定されていたため、収益が不安定でした。販売先も、生産の情報がなくて販売計画や価格の設定、品質・数量の確保がなかなか難しかったというのがあります。そこで目を付けたのが「市場外流通」というものでした。生産と販売を直接つなぐことで、生産者は計画生産が可能になり、生産ロスも減少でき、価格も契約時に決定されるということで経営計画が立つようになり、収益も上げることができました。販売先の方はですね、生産者を指定できることで、販売計画が早期に立って価格や品質・数量が確保でき、売上や収益が向上しました。そういった新規事業を成功させるために、5年間で約2万軒以上の農家を回りました。それと、販売先の方も約500社以上を開拓しております。
そういったことを踏まえまして、2021年なんですけれども、農研機構農業情報研究センターWAGRI推進室というところに入ったんですけれども、WAGRIというのは先ほどもちょっとご紹介しましたが、気象や農地、収量予測など農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスで、新規の会員がなかなか増えないということで、会員を増やしてほしいという依頼を受け、研究機関としては珍しく営業として採用されました。新規会員を増やすために、営業をすることだけでなく、WAGRIオープンデーやWAGRIユーザー会などのイベントを企画しました。ICTベンダーさんや農機メーカー、資材メーカーなどの通常会員だけでなく、門戸を広げるために農業法人や教育関係者には割引料金で利用できるプランというのも設定しました。また、どのようなデータか試すために無料で利用できるお試し会員というのも作りました。当初目標会員数は100社でしたが、現在は120社を超えています。私の自己紹介は以上です。
【樋口陽子】二宮さん、市場づくりをされていらっしゃるという経歴でしたけれども、改めてなんですが、農研機構さんの事業について簡単にご紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
【二宮芳継】かしこまりました。まずは農研機構とはどういったところかというところなんですけれども、農研機構というのは農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行うというところです。次にWAGRIなんですけれども、WAGRIというのは農業のデータを利用して生産性を飛躍的に高めるという役割があります。今までの農業の問題を解決するのにこれを役立てていこうということで普及を進めているんですけれども、どういった概要かといいますと——青いところをWAGRIと思ってください。左から、気象とか農地とか、生育の予測、統計データ、病害虫のデータ、こういったものがあります。主なデータといたしましては、肥料、農薬、農地のデータ、気象のデータ、市況のデータがあります。この中で特に一番よく使われているのが、気象のデータです。1㎞四方の精度でデータが取れる気象データなんですけれども、日照時間など14の気象要素が取れるというのも一つの大きな特徴です。よく使われているのが日照時間などで、他のデータでは取れないため人気のものになっています。
次に市況のデータというのがあります。こちらは47都道府県の市場の取引状況が見られるデータです。これは出口戦略、販売戦略などに使われております。こういったもろもろのデータをいろんな組み合わせにしていって、営農支援のサービスを作っているところが多いです。その中の一つに病害虫AIの診断があるんですが、病気や害虫にやられたかなというところを写真に撮ったら、AIがどういった病害虫があるかを診断してくれます。その診断した内容の説明を図鑑形式で行ってくれて、どのようにすればいいかということで農薬の情報も教えてくれるというものです。
WAGRIのご利用料金についてですが、データを利用する会員さんというのは月4万円というのがかかります。データを利用する方のほとんどがICTベンダーさんや農機メーカー、資材メーカーさんで、そういったところがサービスを作り、最終的に農家さんに提供するというものです。最近は大きな農業法人さんもできましたので農業法人割引というのを作っておりまして、そちらの料金が月1万円です。学校でも研究に利用したいというところが増えまして、そういったところに関しましては最大月4,000円でも利用できるということになっております。データの内容を理解していただくためにお試し会員というのを無料で1年間利用できるものも設定しました。WAGRIの説明は以上です。
【樋口陽子】ありがとうございます。農業とITがだいぶ進んでいらっしゃるんだなというところと、生産性の拡大を目指したサービスというところで伺いましたけれども、冒頭のご説明で研究機関なのに珍しく営業として採用されて市場開拓に取り組んでいらっしゃるというところで、WAGRIオープンデーというイベントを活用して、WAGRIの理解促進だったり会員さんの獲得をされていらっしゃるイベントになるんでしょうか。
【二宮芳継】そうですね。WAGRIを利用していただいている会員さんの中でメインはICTベンダーさんで、このデータを利用して営農支援サービスを開発しているというところが非常に多いんですね。農業に入ってくるICTベンダーさんというのは少ないもので、今までだったらいろんなところから農業データを集めてこないといけないものを、WAGRIを利用すると1か所からいろんなデータが取れてサービスの開発が早くできますよということを、イベントを通じて認知してもらえるようにやっているというのがあります。
【樋口陽子】農業のデータがあれほどきめ細かくあって、AIも活用されながら生産の現場ができているんだなというのも改めて知るきっかけになったんですけれど。一番そのWAGRIオープンデーの目的というのは、それを活用されるICTベンダーさんだったり農機メーカーさんだったりへの利用促進というのが一つの大きなイベントの目的になるんでしょうか。
【二宮芳継】WAGRIオープンデーを開催した目的の一つは、会員さんに利用料金をご負担いただいておりますので、なるべくその方たちが開発された営農支援サービスをいろんな方に知ってもらうということで始めたというのがあります。
【樋口陽子】なるほど。WAGRIを活用してどんな支援サービスが展開されているか、ICTベンダーさんやメーカーさんがお披露目する場所でもあるんですね。やっぱりそこに参入してくる企業さんが、まだ取り組まれていないサービスを開発するためにも、こちらの場を活用されていらっしゃるんでしょうか。
【二宮芳継】そうですね。農業はまだまだDX化、デジタルを利用して作業の効率化をするというのが普及していないものですから、ICTベンダーさんが入ってくれて農家さんが使いやすいような見える化のアプリなどを作ってもらって、最終的にはそのデータを使うことによってどんなメリットがあるのかを知ってもらうようにアピールする場になっております。
【樋口陽子】ベンダーさんによく使われているヒット商品というか、どういう使われ方をされているんですか?
【二宮芳継】農家さんが見える形での事例でいうと、一番わかりやすいのが病害虫AIの診断サービスです。ある農薬メーカーさんがこういったサービスをやることで自社の農薬を広めたいということで、無償でやってくれているんですけれども、今11万人の登録があります。農業従事者は現在100万人を切っておりますから、多くの農家の方にすでに利用されているサービスになっています。いろいろ利用されている方は15〜16万人ぐらいかなというふうに推測いたします。
【樋口陽子】今、生産者さんもなり手だったり若手の人材確保というのも大事で、こういうテクノロジーの活用が一つ大きな要因にもなっているのかなというふうに感じました。
【二宮芳継】そうですね。篤農家という、農家の中でも優れた技術を持った方がいらっしゃって、こういったものは必要ないという方もいらっしゃいますが、やはり規模が大きくなると自分の目だけでは行き届かない大きさになっておりますから、従事している方々が病害虫を見つけるといったことに役立ちます。また、新規就農者という方が年間4〜5万人いるんですけれども、なかなか定着しないのは、こういった生産の時に病害虫にやられて収入になかなかならないということでやめていかれる方が多いものですから、新規就農者の方にも便利なサービスなのかなというふうに思います。
【樋口陽子】大事ですね。私はもう農業のことでいうと消費者になるので、そういう生産者の方の生産拡大につながらないと、物価高になってさらに野菜が取れなくなっちゃうなと思うので、今の現状を伺ってとても大事なサービスだなというふうに感じました。このWAGRIオープンデーのイベントに関して言えば、来場者数などの目標があるかと思うんですけれど、イベントを開催されることによって何か目標達成だったり市場での影響力の変化みたいなところはいかがでしょうか。
【二宮芳継】こういった会員さんのサービスを展示するんですけれども、やはり会員さんのご希望も聞いて、どういった方に来ていただくのがいいですかというお話を聞くんですよ、いつも。そうしたら、大体8割方が自治体さんを選んでほしいというところが多いです。なぜかといいますと、このようなサービスを農家さん一人ひとりに説明するというのはなかなか難しいものですから、自治体さんのお力を借りて農家さんの方に広げていっていただきたいというご希望があります。最初に始めた時は100人ちょっとぐらいの来場者数でしたけれども、今年はおかげさまで300名を超す来場者があって、その中の3分の1近くは自治体の方になっているかなというふうに思います。
【樋口陽子】出展者の方のニーズに応えたイベントにどんどんと成長中というところですけれども、イベントを継続することもそうですし、目標を達成していくことをどんなポイントで改良されてきたのか、これからイベントを立ち上げる方や今継続中の方にとってもヒントとなるようなポイントがありましたら教えていただけますか。
【二宮芳継】このようなイベントをやっていて思うんですけれども、わかりやすいサービスを提供するのが大事なのかなというふうに思います。病気や害虫の診断をしてくれるというのも非常にわかりやすいサービスだと思いますし、気象のデータなんかでも、農業にとりましては天気というのは特に今、異常気象で作りにくくなっているんですけれども、そういった時にどのように対処しようかという時にこういった気象のデータを使うのが非常にわかりやすいのかなというのがあります。農家さんのところでなかなか若い人が入ってこない理由の一つに収益の低さがありますので、市場の取引状況がデジタルでわかるものを見て、いつごろにものを出せば値段が高くつくか、いつどこの市場に出せば値段が下がらないかといった出口戦略が見つけられやすいです。最近AIにかけて、ただのデータだけでなくアドバイスをしてくれるということになったら農家さんも非常に使いやすいものになってくると思います。わかりやすいサービスというのは、どんどん利用してみようかなという人が増えるものですから、そういったことに心がけてサービスを考えていただいているということで、うまくいっているんじゃないかなというふうに思います。
【樋口陽子】ありがとうございます。今年のWAGRIオープンデーは7月に開催されたばかりということで、最後に今後の活動について伺っていきたいんですけれど、WAGRIユーザー会なども実施されていらっしゃるということで伺いますが、最後に皆さんへのメッセージとして今後の活動のご予定などお聞かせいただけますでしょうか。
【二宮芳継】告知といたしまして、次に企画しているのがWAGRIユーザー会というものです。目的といたしましては、WAGRIに搭載されているAPIをご紹介してですね、新たな営農支援サービスの方を開発していただこうということで考えております。日程・会場の方はまだ未定です。毎年1月ごろに開催しておりますので、来年の1月にもまた開催する予定にしております。以上です。
【樋口陽子】ありがとうございます。最新情報もたっぷりいただきまして、今日は貴重なお話を伺うことができました。ちょっと駆け足になっちゃったところもあるかと思うんですが、とても今必要なサービスというところの情報が伝わったかと思います。今回のゲストは農研機構の二宮芳継さんでした。ありがとうございました。
【二宮芳継】ありがとうございました。
【ヒラヤマ コウスケ】普段聞けない農業のITの話、やっぱり二宮さんが言われていたように、わかりやすさというところが大事だなというのを改めて思いましたね。農業というところで、僕はAIそのものを例えるのに料理の話をするんですけれども、結局料理人と食材に例えると今後のAIの構造って見えてくるなと思っていて。今お話したイベントに来られるベンダーさんというのが優れた料理人というところで、それぞれ日進月歩で技術が進んでいる。でも共通しているのは、食材なしで作れる人はいないんですよ、料理で。AIにとっての食材はもう完全にデータなので、データがどうなっているかで、AIの使いやすさや便利さというのはどんどんどんどん変わっていくと思うので、そういう部分ではまさに農業のデータはドンピシャにそれができるかなというのは思いながら聞いていましたね。
【樋口陽子】市場を開拓されてきた中で、二宮さんだからこそのお話も伺うことができまして、貴重な教訓となりました。また改めて来週もお会いしたいと思います。今週ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。
【ヒラヤマ コウスケ】ありがとうございました。













