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創業2年でテレビCM、3,350名のHRカンファレンスを仕掛ける——PeopleX石黒有晟さんが語るイベント戦略の核心

創業2年でテレビCM、3,350名のHRカンファレンスを仕掛ける——PeopleX石黒有晟さんが語るイベント戦略の核心

コースケ・よーこのミュートを解除 第266回

2026年10月30日配信 | ゲスト:石黒 有晟さん(株式会社PeopleX カンファレンス責任者)

【動画埋め込み:田中さんが手動で挿入してください】

HRスタートアップがカンファレンスに全社を巻き込む理由

2024年4月の創業からわずか2年半。株式会社PeopleXは、対話型AI面接サービス「PeopleX Recruit」を中核に据え、テレビCMの放映に至るまで急成長を遂げたHRスタートアップだ。そのPeopleXでカンファレンス責任者を務める石黒有晟さんが、第266回のゲストとして登場した。

石黒さん自身、イベントは「ほぼ素人」からのスタートだったという。新卒では営業畑を歩み、2社目のスマートキャンプ(BOXIL・SaaS比較サービス運営)で初めてイベント営業を経験。そしてPeopleXに入社してから、カンファレンスを1から立ち上げた。「イベント担当」として急きょ任命される人は業界に多いが、石黒さんはまさにその一人。だからこそ今回の話には、ゼロから大型カンファレンスを作り上げた実践の重みがある。

AI面接が当たり前になる時代

PeopleXの中心事業である対話型AI面接は、AIアバターが一次面接を丸ごと担う仕組みだ。候補者の回答をリアルタイムで理解し、自動で深掘り質問を投げかける。面接が終了すると、論理的思考力やチームワーク力など約20項目のスコアが出力され、人が最終判断を行う流れになっている。

「今の新卒学生はAI面接経験者と言われるくらい、もう当たり前の存在になってきている。中途・パートアルバイトの採用でも普及しています」(石黒さん)

書類選考で可能性を切り捨てたくないという人事担当者の思いと、100人全員の人柄を見たいというニーズが、AI面接の普及を後押しする。PeopleXのAIアバターには、ドラマ『VIVANT』(ヴィヴァン)で初代ブルーウォーカー(太田梨歩役)を演じた飯沼愛さんを起用。テレビCMとしても放映されており、展示会のブース出展時に「CMで見ました」と声をかけられることで商談のハードルが下がるなど、複合的なマーケティング効果が生まれているという。

カンファレンスは「会社のリズム」をつくるもの

PeopleXでは年間6回前後のカンファレンスを開催しているが、その位置づけが一般的な「マーケティング施策のひとつ」とは根本的に異なる。石黒さんが繰り返し語ったのは、セールスフォースのドリームフォースに近い思想だ。

「カンファレンスを1つの目印として、そこまでに新製品や大きなニュースを届けるために社内が動く。商談・受注を生み出す起点にもなる。会社全体のリズム、カレンダーのような役割をカンファレンスに担わせています」(石黒さん)

つまりカンファレンスは「当日だけのイベント」ではない。発表に向けて製品開発が加速し、メディアへの露出が生まれ、新たな商談につながる——その一連のサイクルを設計する装置として機能している。まだ日本では広く実践されている手法ではないが、急成長スタートアップがこのモデルを採用しているという事実は注目に値する。

3社共同主催「HR LEADERS CONFERENCE 2026」の舞台裏

2026年9月に開催された「HR LEADERS CONFERENCE 2026」は、PeopleXにとっても節目となる大型カンファレンスだった。最終的な申込者数は3,350名。HR・人事テーマのカンファレンスとしては国内最大級の規模に達した。

このカンファレンスが特異だったのは、PeopleX単独ではなく、リーディングマーク・Hajimari(ハジマリ)との3社共同主催で実施された点だ。石黒さんはその体制を「製作委員会方式」と呼ぶ。映画の製作委員会のように、各社が得意領域を持ち寄り、資金・リスク・ブランドを分担しながら1つの場を作り上げる。

リーディングマークは数百名規模の大手人事部長・CHROを京都・名古屋に招いた1泊2日の体験型カンファレンスを得意とし、HajimariはホテルをまるごとHRの体験空間に変えるイベントを手がけてきた。PeopleXは大型集客型カンファレンスで強みを持つ。この3社の色がそれぞれ違うからこそ、合わさることで「1社ではお呼びできない登壇者」「投じられる予算の拡大」「集客力の底上げ」という三重の効果が生まれた。

「おかげ様で協賛の企業様も想定よりご協賛いただけたこともあって、投資できる幅がかなり広がりました。最後はもう投資をしまくって、とにかく多くの方に来ていただくイベントにしようと。今のところ来年もまた一緒にやりましょうという話になっています」(石黒さん)

一橋大学の伊藤先生、早稲田大学の入山先生、パナソニックの木下さんといった錚々たる登壇者を迎えられたのも、この3社体制があってこそだ。

共催のきっかけは「代表同士の繋がり」と「プレゼンの一本勝負」

共催打診のプロセスも興味深い。PeopleXの代表とリーディングマーク・Hajimariの役員がもともと繋がっていたことを起点に、石黒さんがプレゼンの機会をもらい、直接提案した。結果、両社から即断のOKが出た。

「いいカンファレンスを作る思想を共有していて、かつ強みと弱みが違うと分かっていたから」という石黒さんの言葉は、共催を成功させるうえで示唆に富む。声をかけたのはこの2社だけ。1発目でまとまったのは「ラッキー」と謙遜しつつも、それは偶然ではなく、日頃のコミュニケーションと世界観の共鳴があってこそだろう。

編集部の視点:カンファレンスを「会社の背骨」にする発想

今回の石黒さんの話を聞いて印象的だったのは、カンファレンスを「施策」ではなく「会社の時計」として設計しているという発想だ。多くの企業では、カンファレンスはマーケティング部門か営業部門が主導する刈り取り型の場として設計されがちだが、PeopleXはそうではない。

製品発表、メディア露出、ファン獲得、商談創出——それぞれを個別最適ではなく、カンファレンスという一点に集約させることで、全社の推進力を引き出している。しかも協賛収入の3社分配という仕組みも取り入れ、財務的にも持続可能なモデルを作り上げている点は、イベントプロデューサーや事業会社のイベント担当者が参考にできる視点だ。創業2年半でここまで洗練されたモデルを実践しているという事実に、改めて驚かされた。

▼ 今回のトークテーマ

  • 石黒さんのキャリアとPeopleXの事業紹介
  • 対話型AI面接「PeopleX Recruit」の仕組みと広がり
  • 「HR LEADERS CONFERENCE 2026」企画・運営の舞台裏
  • 3社共同主催(製作委員会方式)の実態と効果
  • テレビCMとイベント出展の相乗効果
  • カンファレンスを「会社のリズム」にする経営的な発想

GUEST

石黒 有晟

株式会社PeopleX カンファレンス責任者

新卒入社の営業職を経て、スマートキャンプに入社。BOXIL事業・営業代行事業の責任者としてイベント営業も経験。2025年にPeopleXに入社し、カンファレンスを1から立ち上げ、現職。

▼ MC
コースケ(ヒラヤマ コウスケ=イベントレジスト株式会社 代表取締役 CEO)/ よーこ(樋口 陽子=月刊イベントマーケティング 編集長)

▼ 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=TesHzG2LtTY

AIによる文字起こし

よーこ:はい、皆さんこんにちは。イベントマーケティングのよーこです。
コウスケ:こんにちは。イベントレジストのコースケです。
よーこ:はい。10月30日の金曜日、266回目のコウスケ・よーこのミュートを解除、始まりました。この番組はイベントレジストの平山幸介さんとイベントマーケティングの樋口よーこがイベントの中の人やプロをゲストにお呼びしてお話する番組です。その道のプロだからこそ思うリアルな価値やイベントの魅力をお話しいただきます。ということで始まりましたけれども、だいぶあの季節の変わり目というかですね。
コウスケ:急にね。
よーこ:急に寒くなってきましたけれども。
コウスケ:そうですね。
よーこ:寒いね、要は寒いねっていうあれなんですが。すいません。えっと、今日はですね、今月が結構展示会についてのお話に、コンサルの方や、ウェブサイトの作り方など、展示会のテーマでお話ししてたんですけれども、今日はですね、改めてこれまでもカンファレンスについてのお話を伺うことが多かったんですけれども、そちらにちょっと戻ってですね、カンファレンスの作り方ということを、HR・人材系のカンファレンスを手がけていらっしゃる方、ゲストにお呼びしてお話を伺っていきたいと思います。では、ゲストの方をご紹介したいと思います。今回のゲストはですね、株式会社PeopleX カンファレンス責任者の石黒有晟さんです。
石黒:あ、こんにちは。よろしくお願いします。
よーこ:あ、こんにちは。石黒さん、今日はご出演ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
コウスケ:よろしくお願いします。
よーこ:はい。今日はですね、石黒さんに、カンファレンス責任者から見た、今のカンファレンスの使い方というか活用の仕方の舞台裏を、お話し伺っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
石黒:はい、お願いします。
よーこ:あの、最近ね、人材育成とか人材獲得とか、企業の課題の筆頭にも上げられるテーマの、HRのカンファレンスということなんですけれども、最初にですね、まずは石黒さんの自己紹介とPeopleXさんの事業について、最初に伺わせていただけますでしょうか?
石黒:あ、はい。えっと、皆様初めまして。PeopleXでですね、カンファレンスの責任者をしております石黒と申します。よろしくお願いします。
よーこ:はい。
石黒:で、あの、私もともとはですね、実は今カンファレンスをやってはいるんですけど、ほぼ関わったことがなくてですね、キャリア的にはですね、PeopleXが3社目で、今1年ほどPeopleXに入ってから経ってるんですけど、新卒の1社目はですね、本当ずっと営業をやってましたと。そういったことをやってました。で、2社目で若干ちょっとイベントに近づいてくるんですけど、スマートキャンプというBOXILであったりとか、SaaS比較サイトを運営してる会社に入りまして、そこでBOXIL事業の担当であったりとか、営業代行事業の営業責任者とやりつつ、そこでイベントの営業をやったこともあるんですが、ほぼイベントに関しては素人でして、そこからPeopleXに入ってからですね、ちょっとイベントを立ち上げて今になってるという、そういった人間になりますのでよろしくお願いします。
よーこ:おお、ありがとうございます。じゃあ、同じようなお立場の方も結構、イベント関係者って急にイベントをやってくれって任命されることも結構あるじゃないですか。
石黒:はい。
よーこ:で、こんな規模のイベントをやるのってドキドキしている方もいらっしゃるかなと思うんですけれども、そんな視点でぜひカンファレンスの不思議とかですね、これどうなってるのっていうところも共有させていただけたらなという風に思っております。
石黒:はい、お願いします。
よーこ:お願いします。まあ、簡単にPeopleXさんについてもご紹介をいただいたんですけれども、改めてPeopleXさんでの事業の中で、カンファレンスを開催されていらっしゃるところですが、並走して、カンファレンスだけではなくて色々とさまざまな役割があると思うんですけども、どんな事業を展開されていらっしゃるんでしょうか?
石黒:あ、はい。えっと、PeopleXはですね、2024年4月に創業した会社でして、今で設立2年半ほどの会社になってますと。で、事業としてはですね、AI×HR(人事)の領域とですね、AI×営業の領域という形でして、その2つのプロダクトを中心に展開してます。プラス人材紹介事業もやってますし、グループでいくと研修の事業で、あとは私が見てるようなカンファレンス、あとは広告関連の事業というところを幅広くやってるという形ですと。で、今、一番メインがですね、今映させていただいてるんですけども、対話型のAI面接というところで、もう面接をAIがやるという形でやっておりまして、おかげ様でここがすごくニーズが強くてですね、すごく事業が伸びてまして、今だと本当にテレビCMとか今させていただいてまして、もしかしたらお分かりになる方もいらっしゃるんですけど、ここに映ってる女性の方が、ドラマ『VIVANT』(ヴィヴァン)で初代ブルーウォーカー(太田梨歩役)を演じた飯沼愛さんを起用させていただいてまして、先日の土曜・日曜日の番組中でもちょっとCMを流させていただいてですね、そういった形でようやくテレビCMも流せるような状態ぐらいまではうまく事業成長してるというような形ですね、という会社になっております。
コウスケ:なんかAIの中でも激しく成長してますけど。
石黒:あ、そうですね。
よーこ:こちらの対話型AIなんか聞いてはいるしイメージはできるんですけど、経験がないので、どんな風なサービスになるんですか?
石黒:あ、はい。えっと、それこそもう各社様、一次面接の代わりに使っていただくような形でして、もうAIが全て面接を完結できるような形になってます。分かりやすく言うとAIのアバターですね。この女の子のアバターがですね、いくつか質問をして、候補者さんが回答するとその内容をちゃんと理解してさらに深掘り質問もAIが自動で判断をしてですね、投げかけてくれまして、なのでもう会話が全然スムーズに進むような形になってます。で、終了すると、それぞれ評価の項目は大体20項目ぐらいあるんですけど、例えば論理的思考力とかチームワーク力とかいろいろあるんですけど、そういったのが点数で出てきて、最終それを人が見てですね、合否を判断するというような形で活用されてる形になります。
よーこ:なるほど。
コウスケ:ま、もしかすると今日も石黒さんAIかもしれないですもんね。
石黒:実はでもそういうことですよ。
コウスケ:そういうことですよね。
石黒:いや、ま、本当の生身の人間ではありますけど(笑)。でも本当そういうことです。
よーこ:ええ、でも、まあ、人事の方にしてみたらとてもね、この面接っていうシーンって手間が溜まっていらっしゃるし、そこもAIにプロンプトすればこう聞きたいことだったりとか、一次面接で必要とされる情報のインプットはできて、採用活動の次につなげるステージを作れるっていうことですよね。
石黒:あ、そうです。そうです。なんでやっぱ人事の方も本当だと100人応募者がいれば100人全員と面接をしてちゃんと人柄とかを見たい、でもやっぱりどうしても書類選考で落とさざるを得ないっていう事実がある中で、AI面接を使うことによってじゃあ100人全員ちゃんとAI面接受けていただいて、そのお人柄とかも分かった上で合否をまず出せるっていうところで、なんかちゃんと人と向き合うというか、ちゃんと人の可能性を捨てたくないみたいなところで導入したい会社が非常に多いっていう感じにはなってますね。
コウスケ:なんかちょっと前に面接を受けに来る人が実はAIだったんじゃないかってありましたよね。
石黒:あ、ありましたね。はい。
コウスケ:いずれにしてもそういうフェーズに入ってるっていうことですよね。大きな流れとしてはね。
石黒:まあ、そうですね。はい。そうですね。まあちょっと、あれはだいぶ特殊ケースな気もしてますけども、まあとはいえ、もうなんか皆さんが特に学生さんとか、もう面接行ったらAI面接をまずやるっていうのが結構当たり前の世界にはなってきてるっていうのはもう間違いない事実ではある感じですね。
よーこ:へえ。え、2024年創業っていうことでしたけれども、AI面接のトレンドってもう2024年時点ではもうぐっと成長しているところですか?
石黒:そうですね。はい。かなり急速に成長してまして、2024年から25年にかけて1つの潮目を迎えたというか、かなりまた拡大していってる市場という形でして、今の新卒の学生さんはAI面接経験者みたいに言われてはいたりしますので、かなり当たり前の存在になってきてるっていう形ではあります。まあ特に新卒は特にで、中途もパートアルバイトさんの採用も結構普及はしてきてるっていう状態ですね。
よーこ:へえ。そのアバターってカスタマイズするものではなくてあれなんですかね?
石黒:あ、そうですね。あの、これはちょっとこの女性のアバターを統一にさせていただいてるんですけども、やろうと思えば技術的には一応カスタマイズはできるはできるんですが、まあとりあえずこのもう女性のアバターで1本でさせていただいてる形ですね。
よーこ:あ、はい。じゃあ、今の入社1年目の人にとってはすごいお馴染みの方というか。
石黒:そうですね。なんでおそらく下手すると学生さんからはかなり認知度が高いキャラクターみたいな形になりつつあるって感じです。
よーこ:そうなんだ。なるほど。ありがとうございます。なんかちょっとインプットしましたけれど、自分もやってみたいなって思った(笑)。
コウスケ:しました(笑)。
よーこ:ちなみに、あの、改めてカンファレンスの責任者ということで戻って、石黒さんに改めて質問なんですけれども、御社ではもうカンファレンスね、結構されていらっしゃるという風に伺っていて、規模も大きくなっていらっしゃるということですけど、まあ今の話からもAI面接がすごく主流になってきてっていうところの発信者としてカンファレンスを展開されていらっしゃる感じですか?
石黒:あ、そうですね。はい。まあ、そこはイメージそういう形になりますね。で、えっと、一応弊社のカンファレンスの役割というか、機能的なところもお話しした方がなんかしやすいかなと思ってまして、なんか通常の会社さんで結構カンファレンスで1つのマーケティング施策として扱われることのが多いかなと思ってはいるんですけど、弊社の場合は、結構会社全体の経営のスケジュールというかリズムを作るっていう役割でカンファレンスを実は開催をしてまして、一番イメージに近いのは、これまだまだ先輩すぎてあれなんですけど、やっぱセールスフォースさんがやってるドリームフォースなんですよ。なんかあれを実現したいっていう思いでやってます。
コウスケ:うん。
石黒:で、あれもセールスフォースでドリームフォースを元に1年のスケジュールというか、カンファレンスがあるからそこまでにユーザーさんに何か伝える新しい機能とか新しい製品とか大きいニュースを届けるためになんかあれを1つの目印として皆さん頑張っていらっしゃって、それを起点に商談とか受注をたくさん生み出していくっていうところがあるんですけど、弊社も結構そこに似てまして、カンファレンスをちょっと今年6回ぐらいやってるんですけど、それぞれにやっぱり何かしら大きなニュースを持ってくるっていうところを1つやっぱり決めていますので、なんで社内が全てカンファレンスの発表に向けて新製品を作ったりとか新しい目玉になるような機能を作ってでそこで発表をして、きちんと各メディアさんに取り上げていただいたりとか、あとはお客さんの姿を届けてでそこから新しく商談を生み出して受注につなげていくというところで、1つちょっと会社のリズム——何かのカレンダーかもしれないですけど——なんかそういった位置付けでさせていただいてるような形にはなってます。
よーこ:うん。へえ。新製品発表会の場でもあり、というところで新規ユーザーの獲得もありつつも、こうブランディングにちょっと近いような使い方。
石黒:あ、それもありますね。はい。なんで結構いろんなものを総合的にカンファレンスにこう詰めてるっていうかなり大事な位置付けでやってますね。
よーこ:直近では9月にHR LEADERS CONFERENCE 2026という形で展開をされています。こちらもかなり大きな規模のカンファレンスになりますか?
石黒:あ、そうですね。はい。これ最終的には3,350名ほどの方からお申し込みをいただいておりまして、おそらく開催の人事テーマだと結構日本、まあ最大級だと言いすぎかもしれないですけど、本当そのクラスの規模のカンファレンスになっておりますと。で、基本的にはここにご登壇者様を載せさせていただいてますけども、本当に一橋大学の伊藤先生とかあとそれこそ早稲田大学の入山先生、あとパナソニックの木下さんであったりとか、本当に錚々たる方々にご登壇いただいてですね、本当大規模なものでやってるという形になります。
よーこ:あの、年5・6回のうちこちらのカンファレンスは、特にどんなミッションのあるカンファレンスになりますか?
石黒:あ、はい。えっと、それでいくとですね、これに関してはちょっと下の方をスクロールしていただくと、主催者の欄を見ていただくと多分かなり下の方にロゴが載ってるとこなんですけど。
よーこ:ああ、上ですね。その上です。あそこです。
石黒:あ、はい。で、これちょっと実はですね、いつもと違う取り組みをやってまして、弊社って自社単独で主催をするケースがほとんどなんですけど、このカンファレンスに関しては弊社とあとHR系のですね、リーディングマークさんとHajimari(ハジマリ)さんという会社さんと組ませていただいて一緒に主催をしていますと。で、これいわゆる製作委員会って弊社は呼んでるんですけど、分かりやすいのだと、結構映画とかだとなんか製作委員会でこう映像を作る人たちもいれば、いろんな役割に分けて、いろんな会社さんが協力しながら、資金もこう皆様でリスク分担しながらやってると思うんですけども、弊社のこのカンファレンスもですね、実はこの3社さんで、いろんなこう役割分担がそれぞれ違いますので、強いところに集中をしてそこの場を仕上げて最高のカンファレンスにするっていう形でやってますので、なんか弊社の中でいくとこれがなんでしょうね、この3社で組んでHR・人事向けのカンファレンスを最高のものに仕上げるっていう、まあこれに関してはただただそれだけで開催をしてるっていう感じの位置付けになってます。
よーこ:へえ。この3社さんはそれぞれが毎年御社のように5・6回カンファレンスされてるようなメンバーなんでしょうか?
石黒:あ、はい。えっと、それでいくとちょっと5・6回まではやってはないんですけども、リーディングマークさん、Hajimariさんに関してもどちらかというと大型のカンファレンスというわけですね、多分1泊2日の方式で、なんか大企業の人事部長さんとかCHROの方を例えば300名とか400名お呼びして例えばリーディングマークさんとかだと京都とか名古屋にお呼びして300名ほどして、1泊2日でいろんな体験をしながら一緒に過ごすみたいな、本当体験型のカンファレンスをやられてるのがリーディングマークさんであったりとか、Hajimariさんもこれ都内のホテルをですね、2日貸し切って1泊2日で本当にいろんな採算ソリューションの相談をですね、人事部長さんとかCHROの方に受けていただいて体験するみたいなところの企画をやってらっしゃるという形でして、なんか弊社は大型化のものが得意でこの2社さんに関してはそういった本当大手の人事部長さんとかCHROの方をお呼びしてのなんか数百名規模のものをやるのが得意という形で、ちょっと色が違うような形でなってます。
よーこ:なんか頼もしいパートナーさんと一緒に9月やるというのはじゃあ、ちょっと他のカンファレンスとは違った特別なカンファレンスなのかなと思うんですけれど。石黒さんはそれぞれカンファレンスを経験されてきた中で1社単独でやるのと3社で共同でやるのとなんか違ったご苦労だったりがあるかと思うんですけれど、9月に関して言うと、なんか特別にここが大変だなっていうところとか、準備期間が長いとか、普段のカンファレンスとの違いってありますか?
石黒:はい。えっと、それでいくとですね、これ、ありがたいことにですね、この組んだ3社それぞれですね、各社さんにも聞いてみないとなんですけど、結構思ったより大変なことがそんなに多くなかったというのが率直な所感でして、すごく各社カンファレンスとかイベント慣れしているっていうのもあってですね、結構阿吽の呼吸でさせていただいたりとか、あとは弊社がちょっとこう一番最後は責任を持つっていう立場で、ちょっとオーナーシップを一応持ってさせていただいたので、なんかいい意味で本当にすごく任せていただく部分も多くてですね、なんか本当に各社の強みが合わさってそんなに大変なことなくいい形に行けたなっていうのが今回の形ではあったっていう感じですね。
コウスケ:ふーん。
よーこ:うん。なんかそういうことを考えてらっしゃる担当者の方に気になっているのかなと思うんですけど、やっぱり共催すると集客力もアップしたりとか、幅も広がるっていうとてもメリットがあると思うんですけれども、最初にお声がけする、共催しませんかみたいなそのきっかけってどんな場所で生まれたのか、教えていただけますか?
石黒:あ、はい。えっと、それでいくとですね、この2社さん共にですね、弊社の代表とその役員さんがですね、繋がっていたというところで、そこでちょっと弊社側からお声がけをして、メールをお送りして、こういうことちょっと考えてるんで、ぜひご一緒したいんでご提案させてくださいっていうのでちょっとご連絡して、で、私からちょっとプレゼンしていただいて、ご参画いただいたっていう形になってますね。
よーこ:うん。なるほど。やっぱり普段からのコミュニケーションがあって、その考えていることや世界観が近いとあの割と最初のアプローチで一緒にやりましょうっていうところがスムーズに運んだ例なんですかね。
石黒:あ、そうですね。なんでどちらもカンファレンスの意義はこの2社さんと共に分かっている。で、かつなんかこう一緒に組んだ方がいいものできるし、それぞれ強みと弱み違うのも分かっているっていう関係性があったので、まあおそらくそこがあって、本当にお声がけしたのはこの2社さんだけで、で、2社さんからもあの即やりますみたいな形の、まあ結構ラッキーというか(笑)。
よーこ:(笑)。
石黒:だったかなと思います。
よーこ:うん。ええ、じゃあ9月に関しての3社共通のゴールっていうのはあったかと思うんですけど、この辺は目的と目標は違うかもしれないですけれども、どちらも達成されたんですか?
石黒:あ、そうですね。はい。達成できたかなというのは思ってまして、まあとはいえ、具体的にこの数値を達成しますとかっていうのがあったわけではないんですが、もうこの3社で組んでとにかく業界で1番いいイベントを作ろうっていうところで、初めは2,500名ぐらいで考えてたんですけど、もう最終的には、あ、そうなんですよ、おかげ様で協賛の企業様もちょっと想定よりもご協賛いただいたっていうのもあってですね、ちょっと投資できる幅がかなり広がったっていうのもあって、もう最後はもう投資をしまくってとにかく多くの方に来ていただくイベントにしようということで、やったので、最終的には盛り上がりで、一応今のところ来年もまた一緒にやりましょうって話になってるので、おそらくちゃんと目的というかやりたいことは一定は実現できたんじゃないかなと思ってます感じですね。
よーこ:うん。なるほど。すごい勉強になります。はい。あの、ちなみにこうカンファレンスって私はイベントマーケティングとして取材に行くことが多かったりするので、結構増えてきたなっていうようなイメージもあって、とても主催先が増えるのはとても嬉しいことなんですけれども、逆に言うと主催される側からするとなんかカンファレンスが増えてくるとそのテーマがこう似てしまったりとか、そういうご苦労だったりっていうのはあったりしますか?
石黒:あ、えっとそれはやっぱ大いにありますね。で、特に人事向けのカンファレンスはまたこの1・2年で増えたなというやっぱ感覚は持っているので、すごくやっぱそこは困ってますと。で、だからこの3社で組んでやったっていうところがやっぱ大きいですね。なのであ、1社だとやっぱりお呼びできないような方もやっぱり呼べる幅が広がるのでお呼びできるようになる——登壇者様ですね——し、あとやっぱ使えるお金、予算も上がるのでやっぱいいカンファレンスを作るためにもできますし、あとま集客力ももちろん上がりますっていうところでやっぱいろんなところを打破するために3社で組んだっていうような流れになってるっていう感じです。
よーこ:うーん。じゃあ予想を超えた集客になったのもやっぱりその協賛で、開催方法をちょっと変えてアプローチが増えたっていうところが大きかったんですかね?
石黒:あ、そうですね。はい。やはりそこも大きいですし、あとはやっぱり思想的にカンファレンスで儲けるためにやってるわけではないので、カンファレンス単体の利益を出すものではないのでなので、できる限りの投資をこれは来場者に喜んでいただくため、来場いただいた会社に成功体験をしていただくためなので、やっぱ投資をめちゃくちゃしたっていうやっぱその部分は大きいと思いますね。
コウスケ:ふーん。なるほど。
よーこ:はい。なんかもっといっぱい聞きたいことがあるんですけれど。
石黒:はい。
よーこ:なんかもしあればですけど別に聞いていただいても。さっきおっしゃられたあの僕はすごくそうだなと思ったのはもちろん企業さんイベントやってそれぞれのゴール目的のためにやると思うんですけども、社内でそれに向けてプロダクトを動かすとか何かをするっていうのって時々話はあるんですけども、案外定量化されてない話で言うと、インターナルコミュニケーションだったり、事業を推進するためのこう大きなこう分かりやすい目標というか、そういうカンファレンスがある。で確かにそれSalesforceさんとか他の海外の企業さんって結構そういう動きをされてるのは多いですよね。だけどあんまり日本でも、もちろんやってるところもあると思うんですけども、なんかカンファレンスじゃなくてもブース出展とかでもなんかそういうのはなんか営業チャンスだからって出すケースも結構多かったりして、そこに向けて何かというよりはそこで刈り取ろうみたいなところだけでやったりみたいなところはあって、そこら辺が社内ですごくやられてるっていうのはすごくあの納得というかすばらしいなと思ったのと、一方でこう共催する時にその3社ともそういう感じでベクトルを合わせていくようなタイミングだったりとかっていうのはその辺りってどんな感じなんですか?
石黒:あ、そうですね。えっと、それでいくと、各社さんじゃあ社内で同じに何かを仕込んでるかどうかでいくと、やっぱそれはそこはもう各社さん任せになってるっていうのは、これは正直なところでして、で、とにかくこの3社の中でいくとそういう社内の動き云々というよりはもう最高のカンファレンスを作ってそこからこの3社と共にたくさんファンを作ってで生み出してで自社の商談につなげていこうっていう、まあ結構実利的なところで一旦目線を合わせていくという形ですね。っていうのと、あとちょっとこれお話ししきれなかったんですけど、3社のモデルってあの3社共にカンファレンスに費用を投資しているので、最終仮に多少利益が出た分っていうのは一応3社でちょっと分担できるような仕組みにしてたりもするんですね。なので、まあそういったことで、うまくいけば自社のリード獲得やファンのブランディングとかファン化にも繋がるし、多少頑張った分あの本当多少ですけどもお金も返ってくるみたいな感じで、やってるっていうそういうところはちょっと実利的なことも含めて一応目線合わせをしてるっていう感じですね。
よーこ:なるほど。ありがとうございます。はい。まあ1個だけ、石黒さんが広告も担当されていらっしゃると伺ったので、テレビ番組と組んだりとかというか、CMを流していらっしゃったりっていうような反響と、やっぱりイベントで受ける反響と、やっぱり広告のこうメディアのアプローチの仕方によっての反応の違いってどんな風に考えてらっしゃいますか?
石黒:ああ、そうですね。えっとそれぞれなんか単体で捉えてるっていうのはやっぱ複合的なものだとは思ってまして、なんか分かりやすく、別にテレビCMを見たからじゃあすぐお問い合わせいただくみたいな、やっぱ別に増えはするんですけど、やっぱ爆発的に増えるわけではないので、でも逆にこれがカンファレンスやりつつ、いろんな展示会出ててテレビCMやってると出展して、さっきのキャラクター——飯沼愛さんのアバターですね——をお見せしてると、あのこの間のテレビCMで見ましたっていうちょっと若干警戒が薄れた状態で話を聞いていただけるので、そういうところで、なんかより商談に繋がりやすかったりとか、なんかそういうちょっと接点の組み合わせで効果が最大化されてるっていう風には捉えてるっていう形ですね。
よーこ:はい。うん。総合的にやっぱり考えないとですね。
石黒:はい。そうですね。
よーこ:なるほど。ありがとうございました。はい。あの、ぜひまたカンファレンスもあるということなので、皆さん、PeopleXさんのサイトなど見てですね、チェックしてみていただけたらと思います。はい。ということで、石黒さん今日はあの貴重なお話をありがとうございました。
石黒:こちらこそ。はい。
よーこ:今回のゲストは株式会社PeopleX カンファレンス責任者の石黒有晟さんでした。ありがとうございました。
石黒:ありがとうございました。皆さんありがとうございました。
よーこ:はい。
コウスケ:なんかPeopleXさんすごい創業間もなくそんなに大規模なカンファレンスをどんどん上げてらっしゃるっていうのがすごいなと思ってたんですけど、9月のイベントのお話を聞くと、3社共同でのこう拡張性っていうのがすごく印象的でした。なんかやっぱりこう目的とかそのやり方とかっていうのはなんかすごく洗練されてるなというか、そこがなんか会社全体の方針になんか結構沿ってるなというか、まあそういうのもなんかマーケが主導してやってるとか誰かが営業主導してやってるみたいなところとはなんか会社の中での大きな重要性というか、それがなんか共有されてるんじゃないかなっていうのがお話を伺ってて思いましたね。
よーこ:うん。なんかやらなきゃいけないものというか。
コウスケ:うん。なんか1つ1つのこう旗を立ててそこに全社で向かっていくみたいなところが、うんうん、すごくスピーディに動ける理由なんじゃないかなという気も。リズムを作るっていう風にカンファレンスをとらえていらっしゃったっていうところも大きいんですかね。
よーこ:うん。うん。はい。
コウスケ:案外そんな多くないかもしれないですね。全体の経営リズムのこの発表に向けてやるぞみたいなこと。
よーこ:うん。
コウスケ:何かできたら発表するぞみたいなことはあるのかもしれないですけども。逆になんか毎年こうイベントやるからっていうことが流れになってて、まあ極端な話特にそんな大きな発表がなくてもやらないわけにはいかないみたいになってるケースもあるんじゃないかなっていうところで言うと、それの重要性が上がれば上がるほど、なんかこう社内が必死にやるみたいなところっていうのはなんかあるから、そのモチベーションがガッと上がってくるっていうとこで言うと、それが結果みんなに与える影響も大きなっていうお話でしたね。
よーこ:うん。はい。
コウスケ:はい。
よーこ:ということではい。今週もご視聴いただきましてありがとうございました。また来週お会いしたいと思います。
コウスケ:ありがとうございました。

 

 

#イベントマーケティング #HRカンファレンス #PeopleX #人事イベント #AI面接 #HRLEADERSCONFERENCE #カンファレンス運営 #共同主催 #イベント運営 #ビジネスイベント

 

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

次号 「AI xイベント」

132号特集: -AI xイベント
(2026年6月30日発行)

〜イベントの仕事はどう変わったか〜
・イベント担当者AI実態調査
・AI×BtoBマーケの現場
・AI×映像制作の現場

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2026-27年 編集計画(特集)

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