10月13日開幕「Japan Mobility Show Bizweek 2026」「CEATEC 2026」 三菱自動車、ティアフォー、埼玉大学、浅原技研の出展・登壇情報

10月13日開幕「Japan Mobility Show Bizweek 2026」「CEATEC 2026」 三菱自動車、ティアフォー、埼玉大学、浅原技研の出展・登壇情報

2026年10月13日(火)から16日(金)まで、幕張メッセで「Japan Mobility Show Bizweek 2026」(JMS Bizweek)と「CEATEC 2026」が同時に開かれる。直前の10月9日には、三菱自動車、埼玉大学、ティアフォー、浅原技研の4者が、それぞれの出展内容や登壇スケジュールを発表した。本稿では、2つの展示会の概要を押さえたうえで、4者の発表を順に整理する。

2つの展示会の概要:同じ会期、共通の来場登録

JMS Bizweek 2026は、日本自動車工業会(自工会)が主催し、日本自動車部品工業会が共催する。公式の概要資料によると、会場は幕張メッセの国際展示場 展示ホール2・3で、入場は無料、全来場者に事前登録が必要だ。展示は4つのゾーンで構成される。ゾーン1は「滞らないシステムで、広がる安心。」、ゾーン2は「環境も経済も、ともにより良い方へ。」、ゾーン3は「テクノロジーとともに、人がもっと人らしく。」、ゾーン4は「人もモノもデータも、すべてがシームレスに。」をテーマとする。出展社数は、8月27日時点の資料で215社(海外14社)。MONOistの報道では、9月18日時点で217社とされている。

JMS BizweekはCEATEC 2026と併催で、来場登録の仕組みが共通だ。報道によると、一度登録すれば両方の展示会に入場できる。CEATEC 2026の案内資料では、会期は10月13日〜16日の各日10:00〜17:00、主催は電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、共催はソフトウェア協会(SAJ)、テーマは「Transformation ─企業が、産業が、そして社会が変わる─」だ。入場は無料で、オンライン登録が必要となる。出展社数については、EE Times Japanの報道が821社・団体(初出展338、海外194)と伝えている。

三菱自動車:JMS Bizweekでモビリティビジネスを7点のパネルで展示

三菱自動車は、10月9日の発表で、JMS Bizweekに出展すると明らかにした。「モビリティビジネス」をテーマにしたパネル展示では、7つのサービスや取り組みを紹介する。コネクテッドカーのデータをAPIで提供する「車両データ連携API」、法人向けの「車両運行サポートサービス」(2025年9月提供開始)、EVの利用傾向や目的地を分析する各種レポート、使用済みのアウトランダーPHEVのバッテリーを再利用した自律型街路灯「THE REBORN LIGHT smart powered by Mitsubishi Motors」(MIRAI-LABOとの共同開発)、日立製作所と実証している可動式蓄電池「バッテリキューブ」、車両の状態を可視化する「車両データ評価書」、そして電動車スマート充電プランだ。スマート充電プランは、MCリテールエナジー、Kaluza Japan、三菱商事と共同で開発し、スマートフォンのアプリで充電完了時刻を設定すると、電力価格の安い時間帯に充電する仕組みで、同社の調べでは国内初という。

自工会の合同展示エリアでは、「動かし続ける、日本。」をテーマに、マルチパスウェイの取り組みとして、アウトランダーPHEVと、使用済みバッテリーを活用した街路灯のモックアップを展示する。また、10月14日(水)13:00〜14:30には、トークステージで未来モビリティ会議のパネルディスカッション「環境も経済も、ともにより良い方へ」が開かれ、三菱自動車の岸浦恵介さん(取締役 代表執行役社長 兼 COO)のほか、TBMの山崎敦義さん、ポスト石油戦略研究所の大場紀章さん、マツダの毛籠勝弘さんが登壇する。

ティアフォー:JMS BizweekとCEATECの双方で出展・登壇

自動運転ソフトウェアを手がけるティアフォーは、発表のなかで、JMS BizweekとCEATECの両方で、協業パートナーの計5つのブースを通じて自動運転技術を紹介するとしている。JMS Bizweekでは、自工会の合同展示内で、トヨタ自動車の「e-Palette」(ティアフォー開発の自動運転システムを搭載)と、いすゞ自動車の「エルガEV」自動運転バスの車両を展示する。展示ホール2のいすゞグループのブース(J04)では、エルガEVを活用した路線バスでの自動運転実証を紹介する。CEATECでは、ソニーグループのブース(4H450)で、ソニーのイメージセンサーを採用した自動運転向けの車載カメラを、損害保険ジャパンのブース(6H001-22)で、SOMPOグループの「SOMPO MobineX」における自動運転の協業事例を紹介する。

登壇は3件ある。14日(水)15:30からのJMS Bizweek「未来モビリティ会議」ステージプログラムには、執行役員の建川さんが登壇し、フィジカルAIによるモビリティの開発・運用サイクルを語る。15日(木)10:00からのCEATEC「6G×AIが創る未来社会」セッション5(国際会議場コンベンションホールA)と、同日13:00からのJMS Bizweek「未来モビリティ会議」ビジネスセッションには、CEOの加藤さんが登壇する。前者は次世代ITS通信と地域エコシステム、後者は商用車・物流データ・自動運転管制の連携がテーマだ。

埼玉大学:AIが音と色で心を整える感情フィードバックシステム

埼玉大学の先端産業国際ラボラトリーは、10月9日の発表で、JMS Bizweekへの出展を明らかにした。展示場所はゾーン3のブースS-69で、展示するのは「音と色で心を整えるAI感情フィードバックシステム」。ゾーン3のテーマである「テクノロジーとともに、人がもっと人らしく。」を、そのまま出展のテーマに掲げている。入場料や、併催される講演会などの参加料は無料だ。発表には、研究者名や、システムの仕組みと数値の詳細は書かれていない。

浅原技研:QDレーザブースでフィジカルAIの「眼」となる3Dセンサーを公開

岐阜県の浅原技研は、PR TIMESで公開したリリースで、CEATEC 2026への出展を発表した。会場は幕張メッセのホール8で、東証グロース上場のQDレーザのブース(8H122)に、台湾のMEMSミラーメーカーUltimemsとともに出展する。手のひらサイズのレーザスキャニングプロジェクターを光源にした3Dセンサーの実機を展示する。リリースによると、カメラや同期、計測ソフトウェアは浅原技研が組み合わせ、投影した縞をその場で3D点群に変換して、高さを色で表示する。位相シフト法、モアレ法、光切断法に対応する。

公開する展示ユニットの計測性能は、視野が46.0×44.0mm、XY分解能が0.046mm/pixel、Zレンジが2.5mm、Z精度が0.02mm。光源のモジュールは重さ約35gで、USB Type-Cで接続する。展示では、外観検査、ロボットへの搭載、装置への組み込みなどの相談に、技術者が対応する。創業者の浅原泉さんが案内役を務め、報道関係者のデモ撮影や取材も受け付けるという。浅原技研は2023年5月に設立され、2D・3D・AIの検査・3Dセンシングシステムを開発している。

併催のメリットをどう活かすか

今回の4者の発表は、JMS BizweekとCEATECの併催という形が、出展者にとってどう働くかをよく示している。自動車メーカー、自動運転のスタートアップ、大学、中小の計測機器メーカーが、それぞれ自社の展示だけでなく、他社のブースや共通のステージを使って情報を発信している。ティアフォーは、協業パートナー5社のブースと、JMS Bizweek、CEATECの両方のステージを組み合わせた。2つの展示会を横断して回遊してもらう設計の一例といえる。展示会の来場者にとっては、事前登録の1回で両方に入場できる利点があり、出展者にとっては、異業種の来場者に出会う機会が広がる。会期後に、来場者数や商談の成果がどう発表されるか、続報を待ちたい。

主な登壇スケジュール

日付 時間 内容 登壇者(発表者)
10月14日(水) 13:00〜14:30 JMS Bizweek 未来モビリティ会議 パネルディスカッション「環境も経済も、ともにより良い方へ」 三菱自動車 岸浦恵介さんほか
10月14日(水) 15:30〜16:30 JMS Bizweek 未来モビリティ会議 ステージプログラム「フィジカルAIが再創造するモビリティ開発・運用サイクル」 ティアフォー 執行役員 建川さん
10月15日(木) 10:00〜11:00 CEATEC「6G×AIが創る未来社会」セッション5(国際会議場コンベンションホールA) ティアフォー CEO 加藤さん
10月15日(木) 13:00〜14:30 JMS Bizweek 未来モビリティ会議 ビジネスセッション「滞らないシステムで広がる安心」 ティアフォー CEO 加藤さん

開催概要は、会期が2026年10月13日(火)〜16日(金)の各日10:00〜17:00、会場が幕張メッセ。JMS Bizweekは国際展示場 展示ホール2・3で開かれる。詳細はJapan Mobility Show Bizweek 2026 公式サイトとCEATEC 2026 公式サイトを参照のこと。

参考

三菱自動車 ニュースリリース「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2026に出展」(2026年10月9日)
埼玉大学 先端産業国際ラボラトリー「Japan Mobility Showへ出展します」(2026年10月9日)
ティアフォー「Japan Mobility Show Bizweek 2026とCEATEC 2026で出展・登壇します!」(2026年10月9日)
浅原技研 プレスリリース「【CEATEC 2026】手のひらサイズのレーザプロジェクターが3Dセンサーに」(2026年10月9日、PR TIMES)
Japan Mobility Show Bizweek 2026 出展・プログラム概要(PDF)
CEATEC 2026 案内資料(PDF)
MONOist:Japan Mobility Show Bizweek 2026は217社が出展
EE Times Japan:CEATEC 2026の出展概要

 

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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