NexTech Week 2026【秋】、11月11日から幕張メッセで開催 出展企業の告知が相次ぐ プライベートAI、AIエージェントの導入支援、NTT東日本との共同講演も

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NexTech Week 2026【秋】、11月11日から幕張メッセで開催 出展企業の告知が相次ぐ プライベートAI、AIエージェントの導入支援、NTT東日本との共同講演も

RX Japan合同会社が主催する先端技術の総合展「NexTech Week 2026【秋】」が、2026年11月11日(水)から13日(金)までの3日間、千葉市の幕張メッセ(1〜3ホール)で開かれる。AI、量子コンピューティング、ブロックチェーン、ロボット、XRなど7つの展示会を併催し、出展は約380社、来場は2万人から2万5,000人を見込む。開催まで3週間を切り、出展企業からの告知が相次いでいる。株式会社Athena Technologiesは、機密データを社外に出さない「プライベートAI」をブースで体験できるとし、株式会社クオンティアは、NTT東日本との共同特別講演を発表した。株式会社バイタリフィも、AIエージェントの構築支援サービスを紹介する。来場には事前の登録が必要で、登録は11月10日まで無料だ。

NexTech Week 2026【秋】の概要:7つの展示会を併催

主催者の公式サイトによると、NexTech Week 2026【秋】は、11月11日から13日まで、幕張メッセの1〜3ホールで開かれる。開催時間は、出展企業のリリースでは10:00から17:00とされている。併催するのは、第7回AI・人工知能EXPO、第5回AI時代の人材・組織改革EXPO、第7回量子コンピューティングEXPO、第7回ブロックチェーンEXPO、第1回ヒューマノイドロボットEXPO、第1回フィジカルAI EXPO、第1回XR産業活用展の7つ。主催者が10月6日に公表したリリースでは、出展は約380社(予定)、来場は25,000人(予定)としている。公式サイトの来場見込みは、20,000〜25,000人だ。

今回の目玉のひとつが、初開催の「フィジカルAI EXPO」。工場、物流・倉庫、小売・店舗、食品などで、AIを現場で動かして社会実装につなげる専門展だ。リリースによると、現場を「見る」「学ぶ」「判断する」「動く」の4つのエリアで技術を紹介する。見るでは、AIカメラやLiDAR、IoT。学ぶでは、世界モデルやデジタルツイン。判断するでは、エッジAIや予知保全AI。動くでは、産業用ロボットや、搬送ロボット(AMR/AGV)、自律フォークリフトなどを扱う。独立のエリアとして、「ロボットハンド&エンドエフェクターWorld」と「部品・コンポーネントWorld」も設ける。出展では、AgiBotとA Genius Technologyがロボットを、ミネベアミツミがヒューマノイド向けのハンド製品を展示する予定とされている。

XR産業活用展は、「XR・メタバース総合展」から、産業での活用に特化して新設された。XRによる設計や遠隔作業の支援、デジタルツインによる可視化、産業用メタバース、教育・訓練での活用などを扱う。そのほか、展示、商談、セミナーに加えて、社会実装を進める共創のプログラム「The Circle」が新たに始まる。技術者と事業会社の議論の場、ワークショップや勉強会、ハッカソン、PoCや共同研究につながる接点づくりなどを予定している。公式サイトでは、同プログラムは「coming soon」の表示となっている。

来場登録と料金:11月10日まで無料、以降は11,000円

入場には、事前の来場登録が必要だ。公式サイトの来場案内によると、登録は11月10日(火)まで無料で、その後は自動的に有料(11,000円、税込)に切り替わる。部長職以上の人は、VIP来場登録が無料で用意されている。主催者は、4月の「NexTech Week 2026【春】」(東京ビッグサイト)の開催実績として、来場者が33,612人だったと公表している。前回開催との比較は、121%だ。なお、公式サイトによると、セミナーは多数開かれ、主な講演者には、経済産業省、Sakana AI、クレディセゾン、スギ薬局、花王、デンソー、日産自動車の関係者が名を連ねる。

出展情報(1)Athena Technologies:機密データを外に出さないプライベートAI

株式会社Athena Technologies(東京都文京区、代表取締役:阿部武さん)は10月21日、小間番号4-1に出展すると発表した。2023年12月の設立で、金融、インフラ、官公庁、防衛産業など、セキュリティ要件の厳しい組織向けに、プライベートAIの基盤を提供するAIスタートアップだ。リリースによると、ブースでは、サービス2つと、プロダクト3つを紹介する。

サービスは、閉域環境でのマルチAIエージェント、フィジカルAI、数理最適化を使った、企業固有の業務課題向けのオーダーメイドのAIソリューション(課題整理から本番運用まで一貫して支援)と、NVIDIAの「DGX Spark」を使って、機密データを社外に出さずに生成AIを使える環境を構築する導入支援(ハードウェアの調達、LLMの選定・チューニング、社内展開・運用までを提供)。プロダクトは、閉域ネットワークやオンプレミスで使えるAI運用基盤「Athena Platform」(LLMの利用管理、アプリの配備、利用記録の監査を一元化)、閉域環境で生成AIを日常業務に使えるアプリケーション「Athena Works」、生成AIの入出力をリアルタイムで検査する、日本語に特化したガードレール「Athena Firewall」(プロンプトインジェクション、機密情報の漏洩、有害な出力を検知・遮断)の3つだ。ブースには技術コンサルタントが常駐する。無料のオンライン個別相談も受け付けている。リリースには、導入実績や性能の数値は記載されていない。

出展情報(2)クオンティア:NTT東日本との共同特別講演は13日12:30から

株式会社クオンティア(東京都港区、代表取締役社長:吉沢耕太さん)は、10月21日、第7回AI・人工知能EXPOに、小間番号6-58で出展し、会期最終日の11月13日(金)に、NTT東日本との共同特別講演を行うと発表した。講演は12:30から13:15までの45分間で、幕張メッセの特別講演会場(着席300席、立見300席)で行う。形式は壇上での対談だ。タイトルは、「データ基盤整備はゴールではない、勝負は“その先” 〜AX×AIエージェントで加速する、現場起点のデータドリブン推進〜」。登壇者は、クオンティア取締役の姚卿さんと、NTT東日本デジタル革新本部の川本貴之さん(企画部データドリブン推進部門課長)だ。

リリースによると、講演では、NTT東日本のデータドリブン推進部門が、クオンティアと協力して、AIエージェントを使った現場起点のデータ活用のモデルづくりに取り組んでいることを紹介する。現場でのデータ活用の課題認識と、取り組みの背景、定着させる進め方の設計と実践の知見が、主な論点だ。ただし、紹介する取り組みは検証の段階にあり、特定のサービスの提供を前提にしたものではないと、リリースは明記している。聴講は無料の事前申込制で、展示会の来場登録とは別に、講演番号A-10を選んで申し込む。

ブースでは、クオンティア単独の事業として、「AI Agent導入支援サービス」を紹介する。現状の把握から、組織内での内製化(CoEの立ち上げ)までを、「Discover」「Validate」「Build」「Scale」の4つの段階で支援するコンサルティングだ。リリースは、製造業のDX支援で設計資料の探索を約95%減らした事例や、大手の金融系SIerで、1年間の伴走により、AI活用を全社の標準として制度化した事例を挙げている。いずれも同社の説明で、第三者による確認ではない。なお、ブースの紹介は、共同特別講演の取り組みとは関係がないと、リリースに書かれている。

出展情報(3)バイタリフィ:Difyでつくる AIエージェントの構築支援

株式会社バイタリフィ(東京都渋谷区、代表取締役:水谷靖隆さん)は、10月21日、AI・人工知能EXPOに小間番号12-10で出展すると発表した。展示するのは、オープンソースのプラットフォーム「Dify」を使って、専門的なプログラミングの知識がなくても、AIのアプリケーションをつくるための支援サービス「AIエージェントDRIVE」だ。環境の構築、開発の支援、リリース後の保守までを手がけ、RAG、外部との連携、カスタマイズ、OCRの強化、セキュリティの相談にも対応する。ブースでは、同社がDifyでつくったデモのアプリを展示する。希望者には、来場前に、生成AIの導入について説明する機会も用意している。

回帰直前に出展者が積極的に広報

展示会の開催が近づくと、出展企業が、自社のブースの内容やセミナーの登壇を、リリースで告知する動きが増える。今回の3社の告知は、小間番号、展示するサービス、講演の日時と番号、来場登録の流れなどを、具体的に示しており、来場者が事前に訪問先を決めるときの材料になる。クオンティアのように、展示会の会場で、ユーザー企業との共同の講演を組む例は、出展を単なるブースの展示にとどめず、導入の実例を示す場として使う形といえる。一方で、来場者は、出展企業の説明と、第三者の検証とを区別して、内容を見極める必要がある。

出展情報の一覧と開催概要

名称 NexTech Week 2026【秋】
会期 2026年11月11日(水)〜13日(金) 10:00〜17:00(出展企業のリリースによる)
会場 幕張メッセ(1〜3ホール)(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
主催 RX Japan合同会社
併催展 AI・人工知能EXPO、AI時代の人材・組織改革EXPO、量子コンピューティングEXPO、ブロックチェーンEXPO、ヒューマノイドロボットEXPO、フィジカルAI EXPO、XR産業活用展
規模(予定) 出展約380社、来場20,000〜25,000人
来場登録 11月10日(火)まで無料、その後は11,000円(税込)。部長職以上はVIP来場登録が無料
出展:Athena Technologies 小間番号4-1 プライベートAI基盤「Athena Platform」、「Athena Works」、「Athena Firewall」、DGX Spark導入支援など
出展:クオンティア 小間番号6-58(AI・人工知能EXPO) AI Agent導入支援サービス。11月13日12:30〜13:15にNTT東日本との共同特別講演(講演番号A-10)
出展:バイタリフィ 小間番号12-10(AI・人工知能EXPO) Difyによる「AIエージェントDRIVE」

幕張メッセで開催される展示会

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田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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