「SCAJ 2026」10月14日開幕、過去最多の約560社が出展 テーマは「Brew the Future」、利き珈琲選手権やチャリティーオークションも

「SCAJ 2026」10月14日開幕、過去最多の約560社が出展 テーマは「Brew the Future」、利き珈琲選手権やチャリティーオークションも

一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ、会長:長谷川勝彦さん)は2026年10月8日、「SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2026(SCAJ 2026)」の注目プログラムを発表した。会期は10月14日(水)〜17日(土)の4日間、会場は東京ビッグサイト南展示棟1〜4ホール。テーマは「Brew the Future(コーヒーの未来を、共に創ろう)」で、発表によると出展者数は過去最多の約560社に達する。

会期・会場と入場料

開場時間は、南1〜2ホールが10月14日(水)〜16日(金)の10:00〜17:00(最終日の16日は16:00まで)、南3〜4ホールが14日(水)〜17日(土)の10:00〜17:00。公式サイトの出展案内では、1階の南1〜2ホールを水曜から金曜の3日間開催のBtoBを主軸とする展示エリア、4階の南3〜4ホールを水曜から土曜の4日間開催し、BtoB来場者に加えてCoffee Village目的の来場者や一般来場者との接点にもなるエリアと位置づけている。土曜の17日は南3〜4ホールのみの開催になるため、来場日の選び方に注意が必要だ。

入場料は、事前登録が2,000円(税込)、当日が3,000円(税込)で、招待状を持参した場合は無料。4日間共通で、業界関係者だけでなく一般の来場も受け付けている。公式サイトによると、来場者は一人ひとりの登録が必要で、招待状がある場合も招待コードによる事前登録を求めている。なお、2025年の開催時に案内された入場料も、事前登録2,000円、当日3,000円だった(出展者の発表より)。2025年は9月24日(水)〜27日(土)の開催で、今年は約3週間後ろにずれた形だ。公式サイトの出展申し込みの受け付けはすでに終了している。

ステージB(南3ホール)の4プログラム

ステージプログラムは南3ホールのステージBで行われる。初日の10月14日(水)10:30からは、「第12回コーヒーマイスター利き珈琲選手権」が開かれる。コーヒーマイスターの有資格者30名が、カッピング(味と香りの評価)で正確さを競い、サドンデス方式で優勝者を決める。優勝者には「2026年コーヒーマイスター利き珈琲王」の称号とトロフィーが贈られる。開始と同時にUCCコーヒー博物館の栄秀文館長による特別セミナーも行われ、事前申込は不要で、誰でも観覧できる。

同日13:30〜15:00には、堀口珈琲研究所の堀口俊英さんが特別講演を行う。テーマは「ポストスペシャルティコーヒー時代とは何か?」で、品質を評価する時代から、品質を創る時代へと移りつつある業界の流れについて語るという。

15日(木)13:00〜16:00は「RMTS ローストマスターズ チームセッション 2026」。焙煎士のチームが合宿形式で焙煎とカッピングを重ね、当日は来場者が各チームのコーヒーを試飲して投票し、表彰を決める。チームの豆の販売も予定されている。司会は、元テレビ朝日アナウンサーで焙煎士の竹内由恵さんと、創作珈琲工房くれあーるオーナーの内田一也さんが務める。

16日(金)13:00〜15:00は「Legends of Excellence Charity Live Auction」。カップ・オブ・エクセレンス(COE)で複数回の受賞歴を持つ生産者「Legends of Excellence」が登場するチャリティーのライブオークションで、昨年からの6名に新たに6名が加わる。英語と日本語で進行し、日本語の司会は丸美珈琲店代表でQグレーダーの後藤栄二郎さんが担当する。

注目ブースと19本のセミナー

ブースでは、プラチナスポンサーのデロンギ/エバシス(ブース2204)が、業務用から家庭用までのコーヒーマシンを展示し、コールドブリューを無料で配布する。イタリアのMusettiの豆を使ったエスプレッソなども提供する予定だ。14日から16日の各日15:00にはトークセッションがあり、ブラジル・グアリロバ農園の「ジョイア」の試飲(各日限定数)も用意される。17日(土)10:00〜17:00には、南4ホール入口のCoffee Villageに初出展し、協力ロースター4社の豆を全自動マシン「リヴェリア」で提供する。

ゴールドスポンサーのUCCグループは、UCC上島珈琲(1401)、UCC YOINED(1502)、UCCジャパン(1503)、ラッキーコーヒーマシン(2109/2111)の5ブースを展開する。ラテアートの実演では、World Latte Art Championship 2026のチャンピオンであるLin, Shao-Singさんが登場し、ハンドドリップの紹介はBomb Kittanaiさんが行う。

会期中の14日から16日の3日間は、国内外の生産国機関や企業、専門家による19本のセミナーが開かれる。コロンビア、ルワンダ、ミャンマーなどの産地動向、環境に配慮した精製、フェアトレードや環境表示を踏まえたサプライチェーン、次世代の消費者動向などを扱い、カッピングやテイスティングを伴うプログラムもある。定員制で、公式サイトから申し込む。一部は招待制や業界関係者向けとなっている。なお、ルワンダについては、同国のNAEBが、SCAJ 2026に参加するコーヒー輸出業者を募っていた。

NEW PRODUCTS AWARD 2026は20品がエントリー

新製品を表彰する「NEW PRODUCTS AWARD 2026」には20品がエントリーした。賞は、Good Product賞(一般投票部門)、Good Product賞(審査部門)、Sustainable Product賞、Good Design Product賞の4種類。一般投票は14日(水)10:00〜16:00に、南展示棟2階の展示コーナーで実施する。来場者はスマートフォンでQRコードを読み取って投票でき、1人1票だ。結果は15日(木)から公式サイトと公式SNSで発表される。エントリー品には、Kurasuの「Varia ORBI」、HARIOの「V60ドリッパー NEO」、「Acaia Horizon」、三洋産業の「フレッシュポスト」、会津発酵珈琲の「桜発酵珈琲」などがある。全20品の出展者とブース番号は、発表文の一覧に掲載されている。

会場の南4ホールでは、公式グッズも数量限定で販売する。Tシャツ、トートバッグ、ボトル、マグ、カッピングスプーンなどがそろう。公式サイトには、カテゴリー、出展者名、ブース番号で検索や並べ替えができるデジタル会場MAPも公開されている。

商談の場であるBtoBの展示と、一般も参加できる体験型の企画

今回の発表を見ると、SCAJ 2026は、商談の場であるBtoBの展示と、一般も参加できる体験型の企画を、同じ会期・同じ会場の中で組み合わせている。南1〜2ホールは平日3日間のBtoB、南3〜4ホールは土曜までの4日間で、Coffee Villageのように来場者との対話を重視する企画も用意されている。ステージでは、競技、講演、オークションと、見る側が参加しやすい形式が並ぶ。専門性の高い業界の展示会が、プロ向けの商談と、コアなファンを含む来場者との接点づくりをどう両立するかを考えるうえで、参考になる構成だ。

主なスケジュール

日付 時間 内容
10月14日(水) 10:00〜16:00 NEW PRODUCTS AWARD 一般投票(南展示棟2階)
10月14日(水) 10:30〜13:00 第12回コーヒーマイスター利き珈琲選手権(ステージB)
10月14日(水) 13:30〜15:00 堀口俊英さん特別講演(ステージB)
10月15日(木) 13:00〜16:00 RMTS ローストマスターズ チームセッション 2026(ステージB)
10月16日(金) 13:00〜15:00 Legends of Excellence Charity Live Auction(ステージB)
10月17日(土) 10:00〜17:00 デロンギ/エバシス Coffee Village出展(南4ホール入口)

開催概要は、会期が2026年10月14日(水)〜17日(土)、会場が東京ビッグサイト南展示棟1〜4ホール、主催がSCAJ。詳細はSCAJ 2026公式サイト、協会については日本スペシャルティコーヒー協会を参照のこと。

東京ビッグサイトで開催される展示会のスケジュールはこちら

参考

日本スペシャルティコーヒー協会プレスリリース「まもなく開幕『SCAJ 2026』注目プログラム」(2026年10月8日、PR TIMES)
SCAJ 2026公式サイト
SCAJ 2026 出展案内
SCAJ 2025出展者プレスリリース(前回の会期・入場料の確認)
NAEB:SCAJ 2026 in Tokyo

 

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。日本展示会協会 会員交流委員会、MPI Japan Japan Chapter 役員(広報委員会)、日本イベント学会 東日本地域本部 事務局、沖縄県MICE専門アドバイザー。英国暁星国際大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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