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イベントの本音トーク 第①回<はじめの一歩>

企業・個人の「働き方の選択」を共有したイベントとして、今年2月に初開催された「働き方を考えるカンファレンス2017」。主催者の一般社団法人at will work理事日比谷尚武さんと、同イベントの制作・運営責任者を務めた株式会社ホットスケープ代表取締役前野伸幸さんに、イベントを無事に終えたいま、あのとき実際はどう思っていたのか、本音で語っていただきました。

 

(写真左)

日比谷尚武/一般社団法人at will work理事。「働き方を考えるカンファレンス2017」広報担当。ロックDJでもある。

(写真右)

前野伸幸/株式会社ホットスケープ代表取締役。「働き方を考えるカンファレンス2017」制作・運営責任者、同社でカンファレンス・出展ブースの事務局を行う。国内屈指のカジノプレイヤーでもある。

「働き方を考えるカンファレンス2017」:企業・個人の「働き方の選択」を共有したイベント。

 

テーマ<はじめの一歩>

 

イベント当日に一般社団法人at will workのメンバー全員が顔を合わせた

イベント当日に一般社団法人at will workのメンバー全員が顔を合わせた

前野 今年2月に開催された「働き方を考えるカンファレンス2017」は、イベントの企画・運営を25年以上やってきたなかでも、特殊なイベントでした。ジャンルが業界や職種での区切りなわけではないし、主催組織も一社単独でも共催というわけでもなく、個人や企業が集まった一般社団法人。事前の打合せはweb会議で進め、メンバー全員が顔を合わせたのはイベント当日だったなんてことも初めての経験でした。

日比谷 働き方について新しい考え方を広げるという目的のために昨年5月に立ち上がった一般社団法人at will workという組織が、その目的である「働き方を選択できる社会づくり」を広げるために実施した初めてのカンファレンスだったので、わたしもこういうジャンルってなんていうのか聞いたことないです。

前野 ここまで参加者とコンテンツの多様性があるものはまだ少ないですが、社会的課題をインタラクティブに解決するカンファレンス形式のイベントが最近ふえてはきています。面白いのは、新しい人たちによる新しいイベントの誕生の予感があることですね。

これまで初開催時に課題になる“集客”も、SNSなどのコミュニティ経由で興味関心の高い層に届く時代になって、イベントが開催しやすい環境になったことも背景にあると思います。それにともなって、イベントの企画・運営側への相談内容も変わってきたなと感じています。そんな問合せもふえてきたので、イベント担当に初めてなる方のための自社セミナーをはじめるきっかけにもなりました。

日比谷 今回なんかだと、イベント運営の経験者がいなかったので、「なにから始めればいいのか」という状態のスタートだったと代表理事の藤本から聞きました。

カンファレンスのステージデザイン

カンファレンスのステージデザイン

前野 そうそう、私が藤本さん(一般社団法人at will works代表理事)にはじめてお会いしたのが昨年6月で、会場・日程・規模は決まっていたので、まずはイベント当日までに、何をしなければいけないのかタイムスケジュールと、会場構成のイメージ参考になるレイアウトの2つをお渡ししました。

日比谷 僕は昨年12月に理事として正式にジョインしたのですが、11月の時点でカンファレンスの準備について話を聞いたり、情報交換をしていました。
そのとき実質3ヶ月前にもかかわらずスケジュール通りいっていなくて(笑)。協賛関係もほぼこれからというハラハラドキドキな感じでした。

前野 当初はイベント制作・運営の責任者でしたが、最終的には収支のバランスシートをみながら、スケジュール管理をするプロジェクトマネジメント的な役割も同時並行していきました。54名登壇したカンファレンスのスピーカー事務局とブースゾーンの出展事務局も弊社が兼ねていたので、リアルタイムで進行具合を把握することができたのは、安心ではありました。

日比谷 主催者としては、新しい考え方を”伝える”ためにスピーカーとプログラムにぎりぎりまでこだわり、そして”広げる”ために広報に力を注いでいて、理事5人+1人では手一杯だった、イベントの場でそのメッセージをどう描くかにまで手が回っていなかったんです。前野さんと一緒につくることで、制作で時間的に厳しくなってしまう前にアラートを出してくれる存在がいることや、制作にかけるべきコストや逆にコストの削りどころをみつけて代替アイデアを提案いただけたことで、クオリティを担保することができました。

前野 モノやサービスを伝えるためのイベントであれば、機能・性能の比較で購入に導くことができても、考え方を伝える、さらにはできたばかりの組織として大勢に第一声を届けるような大切なイベントの場合には、リアルの場でブランド価値を上げ、メッセージを体感してもらえなければムーブメントとして波及していきません。イベントの品質、ブランディング面で僕らができることを突き詰めていきました。

メモを取る「働き方を考えるカンファレンス2017」参加者

メモを取る「働き方を考えるカンファレンス2017」参加者

日比谷 コンセプトを骨太にして強くしていくことが主催者の用意すべきことで、どうアウトプットするかはプロがいる。考え方を伝える思い系のイベントでは集まってよかったで終わりがちですが、伝えて、広げてなんぼです。イベント品質や、ブランディングづくりは絵としてソーシャルや動画の展開を意識するうえでも重要だと感じました。次回へ向け継続性という課題もでてきますが、1回開催して土台ができたことは大きい。イベントは手法としては古典的ですが、ネット情報でのインプットとは違う、生のエネルギーなどの伝達力があります。大事にしていきたいですね。

 

本音トークをする日比谷さん(左)と前野さん(月刊イベントマーケティング編集部オフィスにて)

本音トークをする日比谷さん(左)と前野さん(月刊イベントマーケティング編集部オフィスにて)

 

 

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