
30周年・過去最長5日間開催、最後の1日はリアル開催断念
2026年9月21日、大型で強い台風第25号(ドゥージェン)の接近に伴う大雨・暴風により、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されていた「東京ゲームショウ2026」が最終日の会場開催を中止した。関東地方は記録的な暴風雨に見舞われ、千葉市内でも避難指示や道路の冠水が発生。千葉県の災害対策本部会議の報告では、幕張メッセの施設自体にも雨漏り・浸水の被害が出ていたことも明らかになっている。
台風25号、関東に最接近
気象庁の観測によると、台風第25号は9月21日21時現在、銚子市の南東約130キロを北東へ毎時35キロで進んでおり、中心気圧960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速40メートルの「大型で強い」勢力だった。伊豆諸島の大島町には一時、警戒レベル5「土砂災害特別警報」が発表され(21日23時にレベル4「土砂災害危険警報」へ切り替え)、関東南部や伊豆半島も暴風域に入った。
千葉県内では21日昼頃から発達した雨雲がかかり、夜遅くにかけて非常に激しい雨が降り続いた。千葉市では道路が冠水し、車が水没する被害も発生。千葉市美浜区を含む地域では避難指示が出され、避難所も開設された。JR東日本は21日午後から千葉県内の複数路線で運転を一部見合わせ、高速道路でも通行止めの可能性が出るなど、交通機関への影響も広がった。
「東京ゲームショウ2026」最終日は会場開催を中止
幕張メッセで9月17日から21日までの5日間、開催30周年・過去最長の日程で行われていた「東京ゲームショウ2026」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会〈CESA〉)は、台風25号の接近を受け、20日に最終日となる21日の会場でのリアル開催を中止すると発表した。CESAは、21日は台風の接近により午後以降に風雨が強まり、交通機関への影響や来場者・関係者の帰宅が困難になる可能性があることを理由に挙げている。
9月21日来場分のチケットは払い戻しが実施されることになり、同日に予定されていたイベントステージの一部は、会場の安全状況を確認した上で、公式番組としてオンライン配信する形に切り替えられた。なお前日20日は予定通り会場での開催が行われている。9月17日から20日までの4日間の総来場者数は25万7642人だった。次回「東京ゲームショウ2027」は、2027年9月16日から20日にかけて幕張メッセで開催される予定となっている。
幕張メッセ自体にも被害、展示ホール7で雨漏り・浸水
千葉県災害対策本部会議の商工労働部報告(令和8年9月21日付)によると、幕張メッセでは本日の催事が台風の影響により中止となったのは「東京ゲームショウ2026」だけでなく、「2026 千葉県私学フェア」も中止になっていたことがわかった。さらに同資料は、幕張メッセ施設自体で雨漏りと浸水が発生したことも報告している。被害箇所は展示ホール7、および正面広場の外部エレベーターだという。展示会・イベントの開催可否にとどまらず、会場施設そのものが台風の影響を受けた形だ。
同日、千葉県内の他イベントも中止
台風25号の影響で会場開催が取りやめになったのは幕張メッセの催事だけではない。千葉市の蘇我スポーツ公園で開催予定だった大型音楽フェス「ロック・イン・ジャパン フェスティバル2026」も、9月21日の開催中止を同じく20日に発表している。シルバーウィーク後半にあたる連休中、千葉県内の大型イベントが軒並み台風対応を迫られた形だ。
(展示ホール7・外部エレベーターの被害の詳細〈規模、復旧見込み、他ホールへの影響有無〉、千葉県内の停電・土砂崩れ被害の詳細については、引き続き確認する。)



















