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展示会と見本市の違い

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24 7月, 2021

見本市と展示会の違い

東京ビッグサイトやインテックス大阪など、大きな会場にさまざまな企業がブースを構えて、そこに新商品やサービスを置いて、商品説明をしたり、カタログを渡したり、商談をしたりするイベントのことをなんと呼んでいますか?

「〇〇の展示会」と言うことが多いと思いますが、ときどき「見本市」という言葉も聞いたことがあるかもしれません。

この展示会と見本市は、なにがどう違うのでしょうか?

 

見せるのが展示会、売るのが見本市?

言葉の意味から違いを考えてみましょう。 展示会という言葉のそれぞれの意味を見てみると、

展示会の意味 “展” 広げる、並べること “示” わかるように見せること “会” 出会うこと集まること

ということで。“人が集まる場所で、多くのものをわかりやすく並べて見せる”という意味になります。

見本市の意味 “見本” 商品全体の質を見るために、1つ取り出してみること “市” 大勢が集まって売買すること

このままですと、サンプルを売買する感じになってしまいますが、見本を見て品質を判断し、大量ロットの注文をする場。と解釈できると思います。

言葉の意味からいうと、展示会は販促や認知向上が主眼で、見本市は商談が目的ということになりそうです。 では、海外ではどうなのか、英語で見本市と展示会はどう呼ぶのでしょうか。

見本市を英語でいうとトレードショー(Trade Show)となり、Trade(商取引)という言葉がつくように、ビジネスの場という印象をうけます。

展示会はエグジビション(Exhibition)となります。練習試合をお客さんの前でやることをエキシビジョンマッチともいうように、見せるという意味あいが強いようです。Exhibitの語源も、持っているものを出すという意味のようです。

英語でもTrade show=見本市は、商談の場。Exhibition=展示会

ちなみに、展示会(見本市)大国のドイツ語では見本市をメッセ(Messe)展示会をオウスステロング(Ausstellung)というそうです。幕張メッセなど、日本の展示会場でメッセがつく会場は多いですよね。

ちなみにISO(国際標準化機構)のISO 25639-1 Exhibitions, shows, fairs and conventionsの用語版に展示会の定義が載っています。 原典を参照したいかたはこちらで12,584円(税込)で日本語訳のものも購入できます。英語版もほぼ同額です。 経済産業省さんの資料だと「商品・サービス・情報などを展示、宣伝するためのイベント(ただし、フリーマーケットや路上販売は含まない) 」と定義づけられています。

 

海外は見本市、日本は展示会?

冒頭に展示会ということが多く、見本市ということもある。と表現しました、

言葉の意味から考えると日本の大規模会場で行われているビジネスイベントは、販売促進プロモーションの展示会より、商談を行う見本市の方が実態に近い気がします。少なくても、イベントの名前を決める主催者の視点で考えると、「販売促進とか知名度向上」よりも、「売れます」の方が、顧客である出展社をたくさん集められるのではと思ってしまいます。

しかし展示会という名称の方が多いのはなぜでしょうか?

展示会という呼び方をしている会社と見本市と呼んでいる会社をみてみると

海外の展示会企業は見本市と呼び、日本の会社は展示会という言葉を使うことが多いようです。例えばフランス見本市協会は、名前に見本市と入っていますし、ドイツ系のメッセフランクフルトジャパンは自社ウェブサイトで、国際見本市主催会社としています。日本法人ですと日本能率協会や日経新聞社など展示会という名称が多くなっています。(日本企業のビジネスガイド社は双方を使用しているようですが)。JETROでは部署名は展示事業部ですが、海外見本市と国内外で使いわけているようです。

 

見本市は古く、展示会は新しい?

なぜ、日本企業は展示会と呼び、海外企業は見本市と呼ぶことが多いのでしょうか?

実は明確な答えがあるのではないのですが、月刊イベントマーケティングでは3つの仮説をたてています。

日本の展示会は博覧会発祥でBtoCが多かった 業界団体主催の展示会が多かったから 見本市という言葉より展示会の方が新しく感じる

1つずつ見ていきましょう。

1)日本の展示会は博覧会発祥でBtoCが多かった

1877年に第1回内国勧業博覧会が開催され、東京や大阪などの自治体主催や、新聞・鉄道会社も博覧会を実施していたそうです。1954年に大阪、翌年に東京で国際見本市が開催されたのですが、一般的には大阪万博の開催や1980年代からの地方博ブームなどBtoCである博覧会の方が認知度が高かったようです。博覧会も展示会も英語でいえばExhibitionですし、商品を発表すること、見てもらって体験する展示会という役割が中心だったと考えられます。

2)業界団体主催の展示会が多かったから

1949年にビジネスショーが事務機械の展示会として初開催され、その後オーディオ、自動車、冷凍空調、金物、工作機械と、次々に業種ごとの見本市・展示会が開催されるようになりました。

業界の企業を多く加盟する業界団体が展示会の主催者になることが多かったのですが、業界団体の大手企業どうしが並んでいるところで、具体的な商談をするのが好まれなかったり、展示会後に営業マンが顧客を訪問して商談を進めるという日本の商慣習もあり、会場では新製品の発表やプレゼンテーションを行う展示会のスタイルが適していたということがあげられます。(マーケティング的にいうと、リードジェネレーションだけ展示会で行う方法)

しかし、景気停滞期になると、業界のお祭りで費用対効果が合わないという声や、広報・広告費ではなく、営業経費として出展費用を投資と考えた方がよい、という意見もあり、近年は業界団体の多くの展示会が商談につながるビジネス機会創出の企画づくりを推進しています。

 

3)見本市という言葉より展示会の方が新しく感じる

これは、あまり根拠のない話ですが、もしかしたら深層心理にあるかもしれません。

東京ビッグサイトの前の大規模会場は、1959年に開業した東京国際見本市会場(通称:晴海)と呼ばれていました。また会場運営とイベントを主催する会社は東京国際見本市協会という名称でした。

ガラクタ市とか古本市というように、市という言葉が小規模で少し古いスタイルのイベントというような語感を帯びてきたのかもしれません。1996年に開業した東京ビッグサイトの正式名称は東京国際展示会場です。

一般の人が見本市ではなく、展示会という言葉を使うのは、会場で商談をしないぞ、という決意というより、展示会の方がスマートだというのが理由なのかもしれません。

 

結局、展示会なのか見本市なのか

多くの展示会出展社は、会場で製品のプロモーションやプレゼンテーションを行いますし、商談できる段階の来場者が来れば、その場で商談しています。商談がダメな展示会はないですし、プレゼンテーション禁止の見本市もありません。そのため展示会、見本市というコンセプトを厳密にわける必要はないと思います。展示商談会という名称を使い、ビジネスの場であることを強調する場合もあります。

ただし、現在新型コロナウイルス等の影響でオンライン化、ハイブリッド化が進んでいます。この場合オンラインでできること(商品情報の提供)と、リアルでないとできないこと(実機体験や対面での商談)がありますので、プロモーション重視か商談重視なのか、出展の目標を明確にして、リアルの場でなにをするかをきちんと設計して参加イベントを選び、出展準備をすることが必要になるでしょう。

展示会ですと、美術品の展示会とかファッションブランドのプライベートショーとかも該当するので、 複数の企業が集まって、製品・サービスの展示商談を行う2~4日くらいのイベントを定義する言葉だと便利かなと個人的には思います。

まったく余談ですが、公開試合はエキシビションで展示会はエグジビションと、同じExhibitionの単語の日本語表記が異なるのはなぜでしょうね?

 

コロナ後のハイブリッドイベントで成功する方法

コロナ後のハイブリッドイベントで成功する方法 »

14 7月, 2021



アフターコロナはハイブリッドイベントが定番になる理由

イベントの専門紙「月刊イベントマーケティング」の記者が、コロナ後に主流となるハイブリッドイベントのカタチを解説。

緊急事態宣言下でのオンラインイベントへの移行、その後1年半でみえてきた。オンラインイベントのメリット、リアルイベント・展示会でなければできないこと。両方を組み合わせたハイブリッドイベントをどう構成するか。

ポストコロナにイベントはどうなるのか

私なりの考えをお話します。 コロナで2020年の2月くらいから、緊急事態宣言から自粛、蔓延防止をくりかえして、その間にまったくイベントができない期間があったりと感染防止対策をしながら、人数制限のあるなか実施したりと1年半の間くりかえしてきました。

2020年2月後半からリアルイベントのキャンセルが増えて、3月上旬にはオンラインイベントの件数がリアルを上回っています。非常事態宣言が発出されて以降はほぼ全てのイベントがオンラインで開催されています。

この後にBtoBの産業展示会は東京ビッグサイトやインテックス大阪で開催されるようになってました。しかし、それ以外のエンタメ系のイベント企業の比較的小規模なイベントはオンライン開催になりました。 いまでもイベントの多くがオンラインに移行しています。

進むイベントのハイブリッド化

果たしてワクチン接種が進み、コロナの被害が収まったときに、もとのように、リアルなイベントにどのイベントも戻っていくかというとそうはならないという見方が一般的です。

ワクチン接種が進んでいる欧米でも、ハイブリッド化が進むと考えられているようです。

マーケティング界隈で有名なDMEXCO ドメキシコというリアルイベントの創業者の方、 Christian Muche 氏は、「コロナ前のように、大きな会場にたくさんの人をあつめて、というスタイルには戻らないと」リアルイベントの主催者でありながら、そう断言しています。

国際的なミーティングプランナーが集まる協会で私も所属しているMPIという団体などが主催したGlobal Meeting Industry Dayというイベントで実施したアンケートでは“ハイブリッド化が進む ” が1番多くて 62%となっています。

これは1年くらい前の、まだコロナがここまで長期化するとは思われてないころの話です。いまはさらにハイブリッド派が増えていると思われます。

イベントがハイブリッドになる2つの理由

では、なぜハイブリッドになるかというと、コロナ禍でオンラインイベントに慣れていく過程でリアルなイベントにはない便利さにきづいた、ということだと思います。

24時間視聴、アーカイブ可能 遠隔地、多忙な人の参加者増 登壇者のハードルも下がる そのためコンテンツも充実する マーケティングデータが取得可能 オンラインならではの演出

といったメリットがあり、けっしてリアルの代替ではないと思います。

逆にオンラインではできないもの、リアルの方が便利というものもわかってきました。

多くの人と意見を交わしたりするには同じ場所にいるほうが便利ですし、初対面の人と仲良くなるのは、リアルの場で話すにこしたことはないですし、イベントに参加することで、その場の盛り上がりとかを体感するのはオンラインではむずかしいですね。

また、情報の検索性でいうと、オンラインはすでに自分に必要なものが決まっているときはキーワード検索や履歴からのレコメンドで精度は高いがなにか面白そうなものはと探したり、まだ自分自身が知らない未知のもので、でも自分に必要なもののとの偶然の出会いは、リアルなイベントで、会場をうろうろする方がさがしやすそうです。

バーチャル空間に3Dで展示会ブースをつくったりというプラットフォームも、だいぶ開発されていますが、それならGoogle検索やOTT(オーバー・ザ・トップ)の方が効率がいいという考え方もあります。そのためか、BtoBのイベントではあまり普及は進んでいない印象です。エンタメの方は臨場感やさまざまな視点でアーティストを見れたりという魅力もあり、バーチャルが進んでいますね。

もうひとつは、僕が記者だから思うのかもしれませんが、オンラインのイベントって記事にしたときに、見た目的にあまり惹かれないというか。オンラインイベントのインターフェースって見る分には便利なんですが、記事にするときには情報が多すぎて見栄えがイマイチなんですよ。メディアへのアプローチはオンラインイベントだと難しいかもしれません。

いいとこ取りのハイブリッド

自粛期間中にオンラインイベントのメリットとリアルイベントでないとできないことを、多くの人がわかってきて、コロナの後は2つのいいとこどりをする、ハイブリッドイベントが中心になるだろうという考えが多くなってきています。

ただハイブリッドイベントというと、多くの方がオンラインとハイブリッドを同じようにやるという、オンライン 50:リアル 50 という風に思われる方が多いのですが、オンラインが適しているものはオンラインでリアルで実施した方がいいものは、リアルで、という最適化を進めると、イベントの種類や目的、開催形式によって、オンラインとリアルの配分は変わってきます。

画面にあるマッピングは、ヨコの軸が出会いと学びという、イベントで重視するポイント。タテの軸が、ターゲットや目的が顕在的か潜在的かという2軸で、ハイブリッドの形式を区分けしたものです。

他にいろいろな分け方ができますがイベントの設計時に、イベント構成をこれまで以上にしっかりと考えることが重要になりそうです。

多様化するプラットフォーム

ハイブリッドイベントの形が、多様化するので、最適なツールやイベントプラットフォームも、そのイベントによって異なります。

こちらは今年2月に制作した、BtoBのオンラインイベントプラットフォームのカオスマップです。大きく5つにカテゴライズしています。カンファレンス 展示会、ワークショップ 商談 ネットワーキングイベントに合ったものが出てきているワークショップ向けのホワイトボード機能、商談用には商談メモ機能といった同ジャンルのものでも、それぞれ特徴があるので、イベント設計にあったプラットフォームを選び、必要となれば複数のものを組合わせていくことになります。

カオスマップに掲載したサービスは96ありますが、現在も多くのサービスがリリースされさまざまな新機能も登場しています。

ただ、テクノロジーが進化し多くの機能が充実してきていますが、もっとも大切なのは、参加者がどのような体験をできるかということなんですが…

Zoom疲れと楽しいイベントづくり

最近聞くのが Zoom疲れですね。一日、ずっと画面を見続けて、何件も打合せすると、しんどいですよね。

米国Zoom社のCEOですら、Zoomばっかりだとイヤになっちゃう、と発言してたそうです。どんな人でもZoom疲れするんですね。

イベントの目的は、つきつめると参加者に自社のことを好きになってもらうということですから、しんどい想いをさせるのは、ダメですよね。

ですからオンラインイベントのプラットフォームも、機能だけでなく、イベントを楽しいものにする、というような進化もしてほしいですよね。

機能だけでなく、ハイブリッドイベントを成功するためには、楽しさという要素も必要なのかもしれません。

月刊イベントマーケティングの7月31日号でハイブリッドの設計図 という特集を実施しますので、ぜひ、みなさんお読みください。ご希望の方はご連絡いただければ、無料で送付いたします。

#オンラインイベント #ハイブリッドイベント #展示会

コロナ禍をチャンスに変える!自前オンライン展示会という発想とは? 

コロナ禍をチャンスに変える!自前オンライン展示会という発想とは?  »

29 10月, 2020

コロナ禍をチャンスに変える!自前オンライン展示会という発想とは?

展示会営業Ⓡコンサルタントの清永です。 新型コロナウィルスは、ぼくたちの世界を一変させました。

・接触自粛で営業活動ができない ・客先面談しようとしたら「コロナが怖い」と断られた ・1年分の見込み客名刺を獲得していた展示会が中止になってしまった ・予定されている展示会が本当に開催されるかわからず、事業計画が立てられない ・コロナ以降、社内のムードが停滞していて勢いがない気がする・・・

というクライアントさんの悲痛な叫びがわたしのところにも、届いています。

どの企業も、ウィズコロナ、接触自粛の中で、一体どのように営業して行けばよいのか?ということにお困りになっておられます。

非常にむずかしいテーマです。

『接触できないなら、 ZOOMなどのオンライン会議システムを使って営業すればいい』 というような単純な話ではありません。

既存客や商談中客になら、ある程度はそれでよいかもしれません。 ・雑談しにくい ・長時間の面談はつかれる ・面談相手の環境に商談成否が左右される、など オンライン商談ならではのむずかしさはありますが、それでも、工夫すればなんとかなりそうです。

しかし、これがド新規客になると話は変わってきます。 ド新規客というのは、これまで一度も接触したことのない見込み客のことです。

ド新規客にアポイントを取るシーンをイメージしてみてください。

「こんにちは!お役に立つ情報があります。 明日ちょうど御社のお近くに伺いますので 少しだけご挨拶させてもらってもいいですか?」

こう言えば、中には、 「わかった。ちょっとだけだぞ」 と言ってくれる人もいそうな気がしますね。

客先訪問を前提としたリアルな面談ならこれでよいのです。

しかし、これが接触自粛中だとどうなるでしょうか? 「ご挨拶に伺います」とは言えないですよね。

そうするとこうなります。

「こんにちは!お役に立つ情報があるので、ZOOM面談しましょう!」

どうでしょうか? ほとんどの場合、あきれられるか、無視されるか、断られることになってしまうでしょうね。

リモート商談では、ド新規客にアプローチするのが非常にむずかしいのです。 では、どうすればいいのか?

『ひとまず、既存客や商談中客の対応だけをする』

それも一つの考え方です。接触自粛の期限が決まっているならそれもよいでしょう。

しかし、接触自粛がいつまで続くのかはだれにも分かりません。 もちろん、早く通常の世の中に戻ってほしいと、わたしも強く願っています。 こういう時は、悲観的に考えておくことが重要です。 わたしたちは、この状況が永久に続いたとしてもきちんとビジネスが回るようにしていかなければならないのです。

ド新規客を顧客化することは、企業経営の根幹

『企業の目的は顧客の創造である!』というドラッガーの言葉を引用するまでもなく、 ド新規客を顧客化することは、企業経営の根幹です。

百貨店が休業になってド新規客を顧客化することができなくなって倒産したレナウンの例を挙げるまでもなく、ド新規客にリーチできないと企業は終わってしまいます。 わたしたちは、どのような状況でもド新規客に対するアプローチを止めてはならない のです。 では、どうすればいいのか?

自前オンライン展示会の開催

その答えの一つが、『自前オンライン展示会の開催』です。

人と人が集まることができる時には、展示会に出展することが、ド新規客にアプローチする最も有効の手段でした。

人と人の接触を減らさなくてはいけない現在は、 自社で自前オンライン展示会を開催することが、ド新規客にアプローチする最高の方法なのです。

自前オンライン展示会開催のメリット

そして、よく考えてみると、自前オンライン展示会開催には、さまざまなメリットがあります。

1.自社で開催日を決めて自社だけで開催できるため社内に勢いをもたらす 2.接触自粛中でも災害が起こっても、緊急事態宣言下でも開催することができる 3.出展料がかからず、費用ゼロで開催できる 4.距離の制約を超え、全国、全世界から見込み客を集めることができる 5.セミナーの中で、自社商材のメリットを順序立ててしっかり訴求することができる 6.セミナーを録画しておくとコンテンツ資産になり2次利用できる 7.継続すればするほどコンテンツが充実し、見込み客にとって有益なものになる 8.リアル展示会や合同オンライン展示会に出展する際に、相乗効果を発揮できる 9.取り組むことで、社内のDX化が無理なく自然に進んでいく

あなたもぜひ『自前オンライン展示会開催』を自社の営業プロセスに組み込むことを 検討してみてほしいと思います。 次回は、この『自前オンライン展示会開催』についてさらに深掘りしていきます。

展示会営業.comのウェブサイト https://tenjikaieigyo.com/

立ち上がれ出展者!  – 寄稿 桜井悌司 氏 <br data-lazy-src=

立ち上がれ出展者! – 寄稿 桜井悌司 氏
 日本の展示会産業を活性化させる方法 »

17 7月, 2019

立ち上がれ出展者! 日本の展示会産業を活性化させる方法

桜井悌司(日本貿易振興機構元監事・展示事業部長)

「問題意識」

日本社会は、おおよそ上下関係で成り立っていることが多い。官庁・お役所は民間企業の上に立ち、金融機関は、借り手の企業の上に立ち、親会社は子会社や部品会社の上に立つといったイメージである。

展示会・見本市を成立させるための主体と言えば、①展示会場保有者、②展示会主催者、③展示会サービスプロバイダー(施工業者等)、④出展者、⑤来場者の5者である。展示会産業でも、大規模展示会場保有者、とりわけ東京ビッグサイトは、展示会主催者の上に立っている。しかし、地方の展示会場保有者にとっては、展示会主催者は神様と言えるかもしれない。また展示会主催者は、展示会サービスプロバイダーを下に見ているきらいがある。展示会主催者と展示会プロバイダーとの関係は、日本展示会協会の役員構成を見れば、一目瞭然である。プロバイダーの会員が圧倒的に多いにも拘らず、役員数はごく少数である。また展示会主催者は、出展者の上に立っているという印象である。読者の中には、そんなことはないという人がいるかも知れない。展示会主催者にとって、出展者は重要なクライアントであり、大切に接していると言うに違いない。

しかし、出展者の立場から見ると、高い経費をかけて出展するからには、最大の関心事は、たくさん商談があり、成約に結びつけることが出来るか否かが重要なのである。そのように商談が可能になる環境づくりを展示会主催者がしっかり講じているかを考えると、はなはだ心もとない。出展者の観点から言うと、展示会主催者が、可能な限り、良質の(レベルの高い)来場者を多数動員してくれること、及び、自分たちが出展戦略・戦術を立案する上で参考となる来場者の詳細かつ正しいデータを提供してくれることが一番大切なことである。

しかしながら、展示会主催者は、そのような基本情報を与えてくれないのである。言い方を変えれば、出展者は、展示会主催者に軽くみられているということになる。したがって、出展社から主催者に要望すべきことは2つある。 1) 主催者にもっともっと良質のビジターを多数集めるように強く要望すること 2) 主催者に来場者の正確かつ詳細な情報を求めること

以下様々な観点から問題を分析してみよう。最初に断っておくが、本原稿の意見は筆者の個人的見解である。

「欧州、特にドイツのケース」

展示会・見本市の後発国である日本とメッセの最先発国のドイツと比較するのは適当でないかも知れないが、良いことをその分野の先進国から学ぶことを歴史的にモットーとしてきた日本としては、是としよう。 ドイツには展示会業界を束ねる強力な組織がある。ドイツ見本市産業協会(AUMA)と呼ばれ、ほぼすべての展示会主催者が加盟している。AUMAは、1907年に設立された組織で、少し前の数字では、38の展示会主催者と38の出展者やビジター(来場者)を代表する組織によって構成されている。ここで注目すべきは、出展者や来場者が含まれていることである。日本展示会協会の場合、展示会主催者、展示会場、展示会関連企業の3者によって成り立っていることと比較すれば違いは一目瞭然である。 では、AUMAの運営資金はどこから出ているのであろうか? 会員による会費とAUMA FEEからの収入によって運営されている。AUMA FEEとは、出展者が、スペース代に加え、1平米あたり、0.6ユーロを支払うものである。すなわち、ある出展者が100平米のスペースを購入した場合、AUMA FEEとして、60ユーロをAUMAに支払うということである。AUMAの予算がいかに大きいか容易に想像できる。

「ドイツの展示会の第三者認証」

ドイツには、AUMAとの密接な連携のもとに1965年に創設されたFKMという展示会の第三者認証機関が存在する。FKMのメンバーは約70社。展示会データの監査は、FKMが委託する公認会計士事務所が実施している。約250社の展示会について事後チェックを行っている。公認会計士事務所は、具体的には、展示会終了後、主催者を訪問しデータチエックを行う。

AUMA/FKMが把握するデータは、次の3つ。①個々の展示会のデータ(来場者、出展者、展示面積等)、②企業、出展者に関するデータ、③業種別のデータであるが、とりわけ、来場者のデータは、相当詳細なデータが手に入る。例えば、正確な来場者数、国別、州別、業種別の来場者、来場者の訪問日数、来場者のレベル等々である。出展者が次回参加時に、出展戦略に役立つ情報である。

「何故、出展者は前述の2つの要求を主催者にしなければならないのか?」

上記2つの要求の内、まず第1の「主催者にもっともっと良質のビジターを多数集め るように強く要望すること」について説明する。日本の展示会主催者を分類すると、①民間の展示会主催者(外資、内資)、②商工業団体、組合、③マスコミ関係等々となっている。従来より、日本の展示会は商談型というより、PR型と言われているように、主催者も出展者も慣れあい的な面もあった。

最近になって、コストパーフォーマンスの観点から商談型展示会への移行が図られてきたが、まだ途上にある。良い展示会と言えば、質量ともに充実した出展者と来場者の双方に恵まれたものを言うが、多くの主催者は、出展者集めに多くのエネルギーを使うことになるので、質量ともに揃った来場者の誘致まで手が回らない。民間の主催者は、展示会の組織がビジネスなので、それなりに質量ともに良好な来場者を誘致することにエネルギーを使うが、その他の主催者ともなると、展示会の開催は業務の一部であるので、きめ細かい来場者誘致までは力が入らないことになる。

展示会は出展者さえ集まれば、絵になるので安心してしまうのだ。したがって、出展者は、主催者に対し常に来場者誘致にもっと注力するように要求する必要があるのだ。出展者誘致と来場者誘致のエネルギーの配分が50-50か、できれば40-60で来場者誘致に力を入れてもらうように主張すべきである。

2番目の要求事項は、「主催者に来場者の正確かつ詳細な情報を求めること」である。これは何を意味するかと言うと、日本の展示会主催者の多くが、正確な来場者数や出展者の意思決定に役立つような詳細な来場者情報を提供していないということである。

日本にも展示会の第三者認証制度が存在する。経済産業省の肝いりもあり、2012年4月に「日本展示会認証協議会」が発足し、第三者認証制度が開始された。2012年度から18年度までの7年間の実績をみると、わずか85本で、年度あたり12本の展示会しか認証を受けていないのである。(詳細は日本展示会認証協議会のホームページを参照のこと)

年間数百本ある展示会の中で、認証を受けていない展示会が圧倒的に多いのである。主催者の言い分は、認証料にコストがかかる、手続きが面倒等と言ったことであるが、要するに、やりたくないということである。その理由は、入場者数の水増し状況やあいまいさを知られたくない、詳細な来場者データをとるのは、手間暇がかかるからイヤだといったことである。

来場者統計について、いくつかの例でもって説明しよう。日本の展示会第三者認定機関である「日本展示会認証協議会」によれば、「会期中、1人を1回のみカウントする」ということになっている。下記の表は、日本を代表する食品・飲料の展示会であるFOODEXとスーパーマーケットトレードショーの来場者の数字である。両方とも人気のある展示会で展示場は常に賑わっている。

両展示会共に、来場者(VISITOR)の合計の数字を公表している。この数字だけでは、1人のビジターが3日間通っても1とカウントしているか、説明が無いのでわからないが、両展示会とも恐らく来場者(VISITOR)方式を採用している筈である。相当混んでいると思えても、1日に2万から3万人の入場者である。

FOODEXとスーパーマーケットトレードショーの来場者登録数 第87回東京インターナショナルギフトショー春2019の総来場者数

次に、東京インターナショナルギフトショー春2019の数字をみると、読者は混乱するものと思われる。4日間にわたって、東京ビッグサイト全館で展開される大型展示会である。この展示会では、来場者(VISITOR)という概念が無いと考えられる。4つの展示会を同時開催し、1つの招待券で4つの展示会を見学できる。1人の来場者が4つの展示会を見学すると4人にカウントされているものと思われる。来場者(Visitor)ではなく、訪問数(Visit)のカウント方式である。一番来場者の多い①のギフトショーだけでも、1日平均47,898人の入場となっており、前述の2つの食品・飲料の混み具合からみても誇張された数字ではないかと想像したくなる。出展者は、下記の数字の根拠を主催者に問い合わせるべきであるが、主催者は、自発的に数字の根拠を説明することが望まれる。

第87回東京インターナショナルギフトショー春2019の総来場者、於:東京ビッグサイト 4日間

もう1例を示すと、毎年11月に行われる東京都主催の「産業交流展」と中小企業基盤整備機構(中小機構)主催の「新価値創造展」の来場者データである。産業交流展の14,221人〈1日平均4,740人〉と新価値創造展の12,420人〈1日平均4,140人〉は会期中に訪れた来場者数で数日訪問しても1人とカウントしている。これは理解できるが、延べ来場者の方は理解に苦しむ。展示会のことをわかっている人は、この数字を見ると何かおかしいと思うはずである。数年前は、来場者数の4~5倍の延べ訪問が報告されていた。東京都や中小機構のような政府機関でもあいまいな数字を発表していることは残念なことである。(それぞれのホームページを参照のこと。)多くの出展者は、展示会主催者に来場者の数字の根拠を常々質問すべきである。

産業交流展2018と新価値創造展2018の来場者数と述べ来場者数

 

「何故、出展者は、主催者から軽くみられていると思わないのか?」

以上の点から、出展者は、主催者から軽くみられているということが理解できると思うが、出展者は、実際にそう思っているであろうか? 残念ながら、多くの出展者は、そうと思っていないと判断される。何故なら、①誰も上記の事実を語る人がいない、語る人がいなかった。、②日本の展示会産業では当たり前ないしは通常のことなので、誰も不思議に思わない、思わなかった、③欧州の展示会事情を知らないので、比較できない。さらに、出展者の中には、誇張された来場者の数字を歓迎するものもいるという。何故なら、来場者数が大きければ大きいほど、展示会参加の稟議書を提出する際に、上司の決裁が容易になるからである。しかし、日本の展示会産業が、本当の意味でPR型から商談型に移行する意志がある場合、この問題を解決しないと先に進まないのである。

「ではどうすればいいのか」

まず最初に、出展者が主催者によって軽くみられていることに出来るだけ早く気づくことである。次のステップは、出展者が団結することである。何故なら個々の出展者が主催者にクレームしても相手にされないからである。最初に説明したように、主催者と出展者は上下の関係にあるからだ。

日本にも同じ業界で出展者の意見交換の場を持っているケースがある。例えば電機工業会には、「展博委員会」というのがあり、定期的に集まっては、意見交換をしている。筆者がジェトロでの展示事業部長時代(2001年~03年)には、展博委員会と展示会の第三者認証について真剣に議論したものだ。「展博委員会」と同様の組織を業種別につくり、主催者と協議するのである。食品やギフト類の展示会の場合には、全国の地方庁や地方庁の第三セクターの組織が大規模に参加している。彼らがまとまり、より良い成果を上げるにはどうすればいいのか、どうすれば商談に結び付けることができるのか、何を主催者に要望するのか等につき、意見交換を行う場をつくり、より良い来場者を多数誘致し、正しくかつ詳細な来場者のデータの公表を要求すれば、主催者も少しは考えるようになるだろう。「全国都道府県出展者連絡協議会」と言ったイメージである。前述のAUMAには出展者も会員であるが、例えば、日本展示会協会には、出展者の会員は存在しない。同協会に入会する可能性を検討するか、一層のこと、「日本出展者協会」、「日本出展者協議会」、「日本出展者連盟」のような団体を設立する方法も考えられる。

ここ十数年、協会、組合、工業会等が、展示会の組織を展示会主催者に委託するケースが増えている。このような場合、出展者の直接のコンタクト先は委託業者になるが、委託業者は必ずしも当事者能力を持ち、責任ある態度をとってくれるかわからない。。重要なことは、協会側が、開催目的やコンセプトを遵守し、委託業者をしっかり監督できるかどうかである。委託業者が勝手に展示会を運営するようだと出展者の利害は大いに損なわれよう。

以上のことを実現するのは、非常に難しいことである。実現するとしても相当の時間がかかることが予想される。永遠に実現されないかもしれない。しかし、日本の展示会産業の真の発展を望むのであれば、避けて通れない道なのである。

弱者である出展者が、唯一、いつでもできることは出展するにあたって、主催者に、「どのように来場者誘致をしているのか? 来場者誘致作戦?」、「来場者数のカウントはどのようにやっているのか? カウントの根拠は?」、「来場者のもう少し詳細なデータを入手したいのだが、提供して欲しい」、「展示会の第三者認証を受けているか?受けていない場合は何故か?」という質問をすることである。これ等の質問を多数の出展者が恒常的に行えば、少しは状況が変わるかも知れない。

展示会主催者は、謙虚に出展者や来場者の声を聞く習慣をつけるべきである。

文:桜井悌司(日本貿易振興機構 元監事・展示事業部長) 2019年7月 

国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏

国際見本市事始め – 寄稿 桜井悌司 氏 »

9 7月, 2019

写真提供;東京ビッグサイト

国際見本市事始め

見本市というと、英語では、「フェア」、ドイツ語では、「メッセ」、フランス語では、「フォア」、イタリア語では、「フィエラ」、スペイン語では、「フェリア」と言います。

すべて「市」という意味から来ています。

そう言えば、日本でも、四日市、八日市、十日市などの名前が残っています。

政府主導で行った大規模展示会としては、明治政府がロンドンやパリ等で開催された万国博覧会に習って、国威発揚、技術紹介のために繰り返し行われた勧業博覧会があげられます。

「日本の展示会・見本市の簡単な歴史」

しかし、今日、私たちが考えるような近代的な展示会・見本市が日本で始まったのは、1950年代の前半と言えます。

ざっとどんな見本市が立ち上げられたのかを年次別に見てみましょう。

開催年           見本市・展示名 1949年 事務の機械展(後のビジネスショー) 1952年 全日本オーデイオ・フェア 1954年 日本国際見本市(大阪) ‘                     全日本自動車ショー(現東京モーターショー) 1956年 日本冷凍空調工業展(後に HVAC & RJAPAN に改称) 1960年 東京金物連合大見本市(後に東京金物グランドフェアに改称) メンテナンスショー 1961年 ジャパンウエルデイングショー(現国際ウエルデイングショー) 1962年 日本国際工作機械見本市(大阪) ‘                     東京ボートショー(その後東京国際ボートショーに改称) ‘                     運搬と荷役機械展(後に運搬包装機械展に改称) ‘                     日本電子工業展(後にエレクトロニクスショーと改称) 1964年 日本国際工作機械見本市(東京) ‘                     日本包装機械展(ジャパンパック)(後に日本国際包装機械展に改称) 1965年 1966年 東京国際グッドリビングショー 1968年 コインマシン・ショー(後にアミューズメント・ショーに改称)

まさに官民挙げての輸出振興の時代でした。

日本を代表する錚々たる産業の見本市で、伸び行く日本を象徴するイベントだったと言えます。

「大阪国際見本市」と「東京見本市」について

1954年4月には、大阪で「第1回日本国際見本市(大阪)」が開催されました。

これは、全業種をカバーする総合見本市(一般見本市)でした。翌1955年5月には、「第1回日本国際見本市(東京)」が開催されました。1960年からは、東京と大阪で交互に開催されるようになり、名称も「東京国際見本市」、「大阪国際見本市」となりました。

東京国際見本市は、第21回が行われた1995年で幕を閉じました。大阪国際見本市は、2002年の第25回で終了しました。もはや総合見本市の時代は終了したのです。

業種を特定する専門見本市も徐々に開催されるようになりました。

1962年には大阪で、「第1回国際工作機械見本市」が開催され、1964年には、東京でも同見本市が開催されました。大阪国際繊維機械ショーは、1976年に大阪で誕生しました。

現在では見本市都市としては、東京が圧倒的に優位に立っていますが、大阪は見本市発祥の地であったことを忘れるべきではありません。

「第1回[関西]統合型リゾート産業展」にメディアパートナーとして出展

「第1回[関西]統合型リゾート産業展」にメディアパートナーとして出展 »

月刊イベントマーケティング(発行:株式会社MICE研究所 / 代表田中力)は、「第1回[関西]統合型リゾート産業展 1st JAPAN IR EXPO 2019」にメディアパートナーとして出展します。

 

「第1回[関西]統合型リゾート産業展 1st JAPAN IR EXPO 2019」は、2019年5月15日(水)・16日(木)の2日間、インテックス大阪で開催されるIR(統合型リゾート)産業に特化した日本初開催の専門展。

 

月刊イベントマーケティングでは、MICEメディアとして、同展をMICEの視点から取材することで、日本にまだないIR産業のこれから、そしていまビジネスとしてどのようなフェーズにあるのかをお届けします。

 

ブース名は、「月刊イベントマーケティング (株)MICE研究所」(小間番号:13-9)にて、5号館「夢洲 次世代まちづくりEXPO」エリア内のブースでお待ちしております。

 

開催の背景

2018年7月20日に、特定複合観光施設区域整備法、いわゆるIR整備法が国会で可決・成立しました。これにより日本でも、滞在型観光を実現するための、カジノを含めた複合型観光施設の整備が進んでいくことになります。 当初3箇所に限定される整備区域がどこになるのかはまだわかりませんが、数ある立候補都市の中でも関西・大阪は、人工島である「夢洲」を候補地として早くからIR(統合型リゾート)の誘致に取り組んで来ました。 そのような中、日本にとって新しい産業となるIR(統合型リゾート)産業の活性化と発展を目指す、日本初のIR産業向け展示会「第1回[関西]統合型リゾート産業展」を、大阪で開催することを決定いたしました。 本展の開催により、日本のIR産業が健全に発展を遂げ、世界中から多数の観光客を集めることのできる「日本型IR」の整備が迅速にすすむことが期待されています。 スマートIRシティイメーシ? (一社)関西経済同友会「スマートIRシティのイメージパース」

統合型リゾート(Integrated Resort、略称「IR」)とは

カジノ施設と国際会議場施設/展示施設/日本の伝統、文化、芸術等を生かした公演による観光の魅力増進施設/送客機能施設/宿泊施設/その他(観光客の来訪・滞在の促進に寄与する施設を含む)であり、民間事業者により一体として設置・運営されるものと定義されています。 宿泊施設、会議施設、飲食施設、物販販売施設等とともに、カジノやその他のエンターテインメント施設等を含む複合的な観光施設をいい、都市や観光地において、観光客、ビジネス客、一般市民等を顧客とする高規格、集合的な集客施設である。IRは、都市や観光地の魅力を高め、観光客、ビジネス旅客の集客を可能にし、施設整備に伴う建設需要、整備・運営に伴う雇用効果、運営に伴う税収効果、集客に伴う消費効果等の様々なシナジーにより地域経済を活性化し、再生する効果をもたらすことが期待されている。 (国際観光産業振興議員連盟「IR実施法案に関する基本的な考え方」より抜粋)

特定複合観光施設区域整備法とは

特定複合観光施設区域の整備を推進することにより、国際競争の高い魅力ある滞在型観光を実現するため、必要な事項を定めた法案。2018年7月20日に可決・成立され、7月27日に交付されました。3か所を上限としてIR区域認定すると定めています(7年後の区域人定数見直しと、5年後のIR実施法案検討条件を法定)。

*「第1回[関西]統合型リゾート産業展 1st JAPAN IR EXPO 2019」公式サイトより

 

 

【「月刊イベントマーケティング」イベント出展情報】 「第1回[関西]統合型リゾート産業展」(1st JAPAN IR EXPO 2019)

日時:

2019年5月15日(水)10:00~17:00

2019年5月16日(木)10:00~16:00

会場:インテックス大阪

ブース名:月刊イベントマーケティング (株)MICE研究所

小間番号:13-9(5号館「夢洲 次世代まちづくりEXPO」エリア内)

アテンド:田中力/樋口陽子(両名とも2日間ブースまたは会場内におります)

 

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甘かわいいスポットが東京ソラマチに 〜RAINBOW SWEETS LAND 〜

甘かわいいスポットが東京ソラマチに 〜RAINBOW SWEETS LAND 〜 »

10 5月, 2019

5月9日、フォトジェニックスポット「RAINBOW SWEETS LAND~東京アイスクリームランド第二章 ~ with Epson and Oryzae Celebrations」がオープンした。5月16日まで東京ソラマチイーストヤード5階のスペース634で開催される。

同イベントは東京スカイツリータウン開業7周年を記念して行われた東京アイスクリームランドの第二章。7にちなんだレインボーとアイスクリームなどのスイーツをモチーフとした、バルーンアートと映像演出で女の子の「かわいい」をくすぐるフォトスポットが並ぶ。会場入口からレインボーのグラデーションのバルーンアート。イベントの世界観を表現し、ワクワク感を高める。

会場内にはバルーンアートとともに11台のEPSON製のプロジェクターで映像演出されていた。

「スイーツタウン」がテーマ。お菓子の小屋の周りに女の子が好きな甘いスイーツを集めて街をつくった。

東京スカイツリー上空を背景の映像が朝昼晩と変わるにつれ、空に浮かぶ風船が綿あめの雲になり、流れ星に変わっていく。

 

アイスクリームやケーキににトッピングするスプリンクルをベースに、お菓子作りに着想した演出。足元のたくさんのカラーボールは流れ出たスプリンクルを表現。覗き込んでいるテディペアもアクセント。ついつい大人もはしゃいでしまう。

田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのかーVINYL MUSEUM体験レポート

田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのかーVINYL MUSEUM体験レポート »

昨年12月のレポートの投稿でも反響の大きかった「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」。

 

フォトジェニックなアート展「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」表参道で開催中 「インスタ映え」、「フォトジェニック」を体験できるアート展が、12月13日から25日まで期間限定で表参道にオープンしている。…#vinylmuseumhttps://t.co/sUIhW2ZZwT pic.twitter.com/RInwtWdlsm

— 月刊イベントマーケティング (@EventMarketingN) 2017年12月15日

 

銀座で7月21日からスタートしていると聞いて、今回はイベントマーケティング編集部のアラフォー樋口・アラフィフ田中コンビで体験してきた。

アラフォーの樋口は今回はカメラマンに専念。「『イベントマーケティング』は体験型マーケティングのフリーペーパーですし!一回は体験したほうがいいと思います‼︎ 企業のパートナーブースなんかもあって新しいマーケティング手法でもあるんですよ」と「大丈夫かな?」と心配する田中を説得。説得相手のアラフィフは当然ながら年上で、仮にも弊社の代表だが、編集部においては副編集長。ここは編集長権限を行使してみる。裏テーマ「田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのか」は隠しながら、撮影をスタートした。

 

1枚めはあひるちゃんのバスタブ。

うっ…表情が硬い。まぁ、はじめてのチャレンジはこんなものだろう。

ちなみに、フォトジェニックさでお手本をみせてくれたのは、こちらのジャックくん。オーストラリアからの旅行中でジャックくんのお母さんがインスタグラムでみつけてきたのだという。

 

さて、気をとり直し2枚め。ブースの順番を待っている間に撮影したJD風田中。

「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」内では、どこを切り取ってもフォトジェニック。現実世界では撮ることができない非日常の世界観が広がる。この日は2人一組の友達同士や小さな子ども連れの家族が他撮りしたり、自撮りしたりしていた。

 

3枚めでは、ほかの女の子たちのポーズを真似てみた田中。

まだ少しぎこちないけれど、1枚めの頃の照れはなくなり、段々と世界観に慣れてきたようすだ。

 

と思ったら、4枚めのハートマークでまた緊張感がでてしまった。

周りからの視線が痛かったようだ。「ガラスのハートなんだから」(田中談)

 

5枚目は、気を取り直し、ご機嫌ショット。

「なかなか、かわいいですよ」「その表情、いいですねぇ」と褒めのパターンは少なく若干繰り返し気味だったが、被写体の気持ちを上げるのに必死になる。ちなみに、周りはナチュラルにフォトジェニックな撮影中。うらやましい。。

 

6枚目ごろからは、柔らかい表情になってきた田中。自撮りにも挑戦。

素の表情を要求したら、ミステリー感がでてしまった。買い物を待っているお父さんにもみえる。

 

7枚目は、スーパーマーケットでお買い物〜♫の田中。月刊イベントマーケティングNo.30の表紙にも採用したブースデザイン(No.30の撮影モデルはMika+Rikaちゃん)なので、なんとなく気合いが入る。

段々と乗ってきた。お父さん、実は買い物大好きなんだっルン♪♪♪♪セとセリフを入れたくなる。

 

8枚目は花王のクレンズケアシャンプーPYUAN(ピュアン)とのコラボブース。PYUANでつくったシャボン玉が舞うブースは、いい香りに。

せっかくなので、一眼レフカメラを置いて2人で撮ってもらう。楽しい。

 

9枚目はもふもふのピンクのウォールのブース。ついつい、なでたくなる。こちらはPhilipsとのコラボ。光美容器もかわいらしくディスプレイされていた。「あっ、触りたくなる肌にってことか!お洒落なPR!!」

お手入れしなくっちゃね、と脱毛中のポーズをとる田中。スタッフの女性から「直接腕に当てる方はあまりいないですよ(笑)。持ってポーズするくらいがかわいらしいかと、、、」とフォトジェニック指導が入る。

10枚目はキャンディーのブース。さすがにブースがかわいらしすぎてポーズに悩んでいたので、さきほどの女性スタッフさんに「どんなポーズがかわいくなりますか?」と聞いてみる。「キャンディの端と端をつかんで引っ張り合いっこをしていた女の子がいて、かわいかったですよ!」とアドバイスをいただく。

右は男性スタッフさん。ご協力ありがとうございます!

 

11枚目は日本郵便とのコラボブース。折るとお守りの形になるデザインハガキ「お守りかもエール」がディスプレイされている。

 

 

世界観にすっかり馴染んだようだ。

12枚目は、鏡の仕掛けで撮影が楽しくなるブース。ここでもフォトジェニック指導をもらったおかげで、かわいい写真が撮れた。3連発+おまけ。

遠近法、天井の鏡から覗いた風、鏡でハートと次々にフォトジェニックな撮影方法を教えてくれるスタッフさん。

 

もうすっかり慣れたようすの田中。最初のぎこちない笑顔が嘘のように、自然な表情に。ハッシュタグポーズまでマスターしている。

「床のピンクも入れるとさらにかわいいですよ」とスタッフさん。最後までナイスアシストだった。フォトジェニックの道は奥深い。

いかがだっただろうか。共感型フォトジェニック・アート展「VINYL

トンネルで400人がカンパイ!?誰も見たことない景色をつくるメンバー募集〜「東京カンパイ自動車道」

トンネルで400人がカンパイ!?誰も見たことない景色をつくるメンバー募集〜「東京カンパイ自動車道」 »

6月1日、「東京カンパイ自動車道」というチャレンジングなイベントが開催される。開催場所は、半トンネル内。400人が着席してロングテーブルを囲み、料理は持ち寄り、話題もシェアする。ホストは参加者。全員が能動的につくりあげるイベントだ。参加条件のドレスコードに身をつつんで祝杯を上げる。 お祝いといえば、結婚式は2人の新しい門出を教会や寺社、レストランで、また、春を祝う宴はお花見スポットでなど、杯を重ねるのは、祝う相手やその場であることが多いが、今回の祝杯の相手は、外観自動車道だ。外環千葉県区間は、市川と松戸をつなぐ道路として6月2日に開通する。会場は、まさにその高速道路上で、具体的には北千葉JCT付近の半地下トンネル(堀割スリット内)となる。 「東京カンパイ自動車道」は、外環自動車道開通記念トンネル体験前夜祭として開通の前日夕刻から行い、開通直前に事業者による現場内のガイドもあるほか、トンネル内にロングテーブルを並べて軽食やジュースでカンパイする、というもの。関係者は「クルマが通る前に、気持ちを通す」と話す。 また、今回は400名規模で200mつづくテーブルでの饗宴。全国でも初の試みに対し、世界のロングテーブル事情を研究し、ロングテーブルを楽しむための6か条などを策定、「東京カンパイ自動車道」の運営をサポートしている「愛のロングテーブル研究会」では、「ロングテーブルは全員がホストで誰もが平等に楽しめる場。テーブルを介した振る舞いが、誰も見たことない風景をつくる一歩目」とする。 「東京カンパイ自動車道」では、現在、参加者(ホスト)を募集しており、松戸市、市川市市民、在勤者だけでなく、興味ある希望者であれば応募できる(工事現場内歩行のため、対象は小学生以上。また、中学生以下の参加は保護者の同伴が必要)。募集期間は、5月25日まで。募集人数を超える場合は抽選で、当選者には招待メールが送られる。 商店街や道路を活用したイベントや街全体が会場のイベントなど、ユニークベニューの導入や遊休地の利活用をする動きが一般イベントや企業イベント(MICE)でみられるが、一度、体験してみてはいかがだろうか。 ▽「東京カンパイ自動車道」応募フォーム https://www.tokyokanpai.jp/form/ ▽「東京カンパイ自動車道」概要 日時:2018年6月1日(金) 17時30分~20時 場所:(仮称)北千葉JCT付近の半地下トンネル(堀割スリット内) *主催者による送迎はなし。駐車場には限りがあるため、現地への集合は、極力公共交通機関や自転車、徒歩等を推奨。 *最寄り駅(北総線 北国分駅)から徒歩15分程度 参加者:限定400名様(400名を超えた申し込みの場合抽選あり) 参加費:無料 参加条件:ドレスコード有り(白・青・緑のどれかの色が主体の服装)

映像ある空間創出へ 〜 タケナカ・シンユニティグループ内覧会

映像ある空間創出へ 〜 タケナカ・シンユニティグループ内覧会 »

1 11月, 2018

8月7日から3日間、映像制作のタケナカや空間演出のシンユニティなどが属するシンユニティグループの大阪本社3フロアと屋上を使って内覧会「SPARK」が開催された。同グループの内覧会は3年ぶりで、映像制作から映像を中心とした空間づくりへシフトしつつある同社の“いま”が見られた。

会場内はさまざまなタイプのLEDやプロジェクター、ディスプレイなどの映像機器が展示されていたが、いずれも機器や映像演出の展示ではなく、空間のなかでどのように映像を組み込むかが提案されていた。

入口近くにはLEDディスプレイ最新映像機器コーナーとなっていて、カーブやシースルー、ボックス型、ポスター型のなど多様なLEDでステージを構成。ポスター型では2.6mmからmmまで、ピッチ比較も行っていた。また、その側では、ホロキューブ、フレキシブルLED、水中LED、壁掛けLEDなど、ちょっと変わった映像ソリューションも展示。

 

またラスベガスの映像機器展示会「Infocomm」で今年の話題となっていたプロペラ式ホログラムLEDも展示。12台連携でさまざまな映像を映し出していた。以前からあったの数文字のメッセージを映し出すものに比べて、格段に解像度や色再現性も高くなっており、ホログラムの名前にふさわしく、立体的で豊かな表現力は今後さまざまな活用ができそうだ。

また順路案内に映像空間演出向けプロジェクターのEPSON Light Scene EV-100を利用するなど、さりげなく映像の新しい活用方法を提案していた。

また2階フロアでは、リアルタイムのHD映像配信やUSTREAMなど公共配信にも対応する「Weppliタケナカ中継サービス」やiPadアンケートシステム、イベント抽選システムなどタケナカプロダクツやBluetooth Low Energyのシステム研究開発を行うタスクサービス社の展示も行われていた。

映像作品の印象が強いシンユニティグループだが、学会運営などでの音響も手がけており、今回はDugan Automixer+ Dugan Speechのデモンストレーションが注目を集めていた。ノイズを防ぐだけでなく、複数の会議参加者の発言の総音量を規制し各マイクの音量を自動調整もできる。ハウリングを防いだり、音量のアンバランスを自動修正する。設定によってはモデレーターの発言を優先的に拾ったりすることもでき、聞きやすい音響づくりをソフトウェアで自動的に編集できる。

お部屋マッパーは一つのプロジェクターで部屋の床や天井、四方の壁に映し出すもの。曲面レンズと鏡を使ったもので、映像の大きな歪みをつくりだしており、高精細で高輝度なプロジェクターがあってこそ実現するしくみだ。また、スクリーンのほぼ真横からプロジェクター2台で投射することで、スクリーン前に人がたっても投影ができるセッティングなどさまざまな実験的な映像演出が行われた。

3階には、メディアインタラクティブコーナーとして、ハローモニタン、AIGA、VR-Treasure−Treck-、MITENE、HACOBUNE、音足す大阪ver.、Photo+4K、ウゴクトなどが設置されていた。屋上は屋外型LED、AirsPORT、M6ペリメーター型、M6ビジョン型など屋外対応LEDが展示されていた。

そして今回の内覧会の目玉はデジタルプレゼンテーションステージ。

キューブ型LED、高精細カーブLEDといった演出機器に加え、ビューポイントからの見え方を空間デザインに取り入れるビジュアルイルミネーション、リアルタイム自動追従システム、位置や回転情報のデータをリアルタイムに取得するBLACKTRAXなどを組み合わせて、演者と映像をリアルタイムに調和させるステージをつくる。なかでもステージの存在感を高めているのが、Holo Vale(ホロベール)だ。奥の景色がそのまま見える透過性が高いスクリーンで、映し出した映像が浮き上がっているような演出ができる。演者はスクリーンの間近まで近づけるなど狭い場所でもダイナミックなパフォーマンと映像が融合できる。プレゼンテーションでは、ライブ・コンベンション・表彰式などさまざまなシーンを提案。元劇団員だという社員さんと、それに感化された(?)演技経験のない社員さんも、ライブステージの提案ではノリノリでダンスも披露していた。布製のスクリーンをパトン等で円形などに設置することで、狭い場所でもパフォーマンススペースを大きく確保できること、場所を選ばず簡単に設営ができるといったメリットもある。

商談席にもテーブルマッピングが施されるなど、本社社屋の3フロアのどこをとっても映像演出が散りばめられた空間をつくりだしていた。内覧会場の扉をあけると、そこには映像と空間の未来の姿があった。