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熊本城ホール開業。3000人規模のコンベンションに対応

熊本城ホール開業。3000人規模のコンベンションに対応 »

5 12月, 2019

熊本市中心部の桜町再開発地区に熊本城ホールが完成。10月に開業した展示ホール、会議室、シビックホールに続き、12月1日のメインホールの開業をもってグランドオープンとなった。

メインホールは2300席と熊本県内最大の収容人数となり、1600m2の展示ホール、320の可動席、430の仮設席をもつシビックホール、大中小19室の会議室と合わせて、国際会議や学会、文化催事、コンサートホールなど多様な行事が開催できるMICE施設となる。全館を使用して3000人規模のコンベンション、近隣施設と合わせると5000人規模の学会・国際会議に対応する。

11月29日に実施された開業記念式典では、大西一史熊本市長が「熊本市制130周年の歴史のなかで着実に発展してきた熊本市が、平成28年4月にわが国観測史上初の2度にわたる震度7の地震で甚大な被害を被った。発災依頼市民の懸命な努力と国内外の温かいご支援により、復興の歩みを着実にすすめている。熊本市制130周年、令和元年という節目の年に開業する熊本城ホールは 地震を乗り越え新しい熊本の未来への飛躍を象徴する施設。熊本の発展に寄与する重要な施設と位置づけ、利便性や機能性向上、防災面強化など最新鋭のホールとなる」と同施設への想いと期待を語った

式典の後半では柳澤寿男さんの指揮で熊本交響楽団が演奏。その後、歌手の玉置浩二さんとNHK熊本児童合唱団が加わり、「悲しみにさよなら」「清く正しく美しく」などを披露した。

 

こだわりの映像機器・オペレーション <br> 52号映像特集より

こだわりの映像機器・オペレーション
52号映像特集より »

13 11月, 2019

Inter BEE 出展企業以外にも、多くの映像機器メーカーや映像演出会社が、新機能開発による映像品質の追求やサービスレベルの向上に取り組んでいる。

黒の表現力 暗闇から鮮色展開で演出の没入感つくる クリスティ・デジタル・システムズ

ウシオ電機(株)の100%子会社であるアメリカのクリスティ・デジタル・システムズは、10月に「Christie Eclipse」をリリース。

解像度4,096×2,160のネイティブ4K、最大3万ルーメン、という高スペックに加えて、色の再現性へのこだわりがとても強い、プロ好みの製品となっている。

特長的なのは“本物の黒”への挑戦だ。True HDR 20,000,000:1という超高コントラストを実現したのは同社独自技術の6DLP®。

4K映像を司る3チップDLPの前に、光を遮る3チップDLPをもう一つ取り入れることで、根本的な光さえ制御する技術。2重で3DLPを配備する(6DLP®)こだわりようだ。それによりプロジェクターで表現することが難しかった“本物の黒”に限りなく近づいた。

暗闇をつくり、そこから鮮やかな色に展開する演出の、没入感を高める鍵となる。

もう一つの色へのこだわりは色域だ。4K/8K放送の規格であるFullRec2020と、HDR(ハイダイナミックレンジ)のRec2100の両規格の色域をほぼ完全に再現する。奥行き感や立体感を高め、一段階上の映像表現に一役かっている。

また30,000時間の長寿命という高耐久性もヘビーユーザーであるイベント関係者には評価されそうだ

 

支える 企業イベントは大型化・4K 化 ヒビノメディアテクニカル/ヒビノベスコ

映像会社の仕事は大型の映像表示だけではない。

学術会議のオペレーションは、映像会社のノウハウが詰まった仕事だ。

学会では会場数が10室を超えることも多い。数日間の会期で数百のセッションがあれば、その数だけ投影する資料が受付に持ち込まれる。「先生方に負担をかけないようにする、ホスピタリティ業ですね」とヒビノメディアテクニカルの毛利元さんは言う。

一方、企業イベントなどでは、映像の大型化と4K化が進んでおり、「編集作業の多くは、映像を取り込む時間。「4Kの取込みが速い再生機は、オペレーターに必須」(毛利さん)。

同じグループのヒビノベスコは、放送業務機器のレンタルを手掛ける。

統括部長の久松靖志さんは「いまは、周辺機器・12Gケーブルも含めて、各社4K製品が揃ってきた」と語る。クライアントの要望に応えるため、最新製品のキャッチアップは必須で、InterBEEは毎年、情報収集だけでなく、仕入れ検討のため、会場を訪れているという。

IR企業や誘致自治体などが一堂に<br> IRゲーミングエキスポ2019開催 

IR企業や誘致自治体などが一堂に
 IRゲーミングエキスポ2019開催  »

4 11月, 2019

カジノを含む統合型リゾート(IR)の日本誘致に向けて政府が取り組みを進める中、IRの有力候補地の1つとされる大阪市で、日本初となる「IRゲーミングエキスポ2019」が24日から27日まで開かれた。会場はインテックス大阪(大阪市住之江区)で、IR運営企業や関連ビジネス参入を図る企業、施設誘致を図る自治体など24社・団体が出展。各ブースでは、それぞれの戦略に沿ったPR活動や商談などが行われていた。

ショーやカジノ体験でIRの魅力を紹介

出展企業のうち、IR運営企業はMGMリゾーツ・オリックスやギャラクシーエンターテインメント、ラスベガス・サンズなど7社。それぞれの進出計画や戦略に合わせ、展示やPRの方法はさまざまで、大阪進出の希望を明言しているMGMリゾーツ・オリックスのブースには大きく「OSAKA ONLY」の文字が掲げられた。

また、和歌山進出を希望しているサンシティグループホールディングス(マカオ)は、まずは和歌山がIR設置場所に選ばれることが先決と、和歌山の魅力をPR。和歌山城や和歌の浦、和歌山港といった歴史や文化、地理などを生かした施設をつくるとして、施設の模型を展示するなどした。

本場ラスベガスの歌とダンスを披露したラスベガス・サンズのブース

一方、横浜への進出希望を表明しているラスベガス・サンズはエンターテインメント色を前面に出し、ブースでトランプを使ったマジックーや歌手やダンサーによるダンスショーを披露。

ラスベガスから来た歌手やダンサーは入場者と記念撮影も行い、カジノだけではないショービジネスの魅力をPRしていた。

このほか、具体的な日本進出計画について言及していない日系ホテルのラ・ヴォーグブティックホテル&カジノ(カンボジア)は、カジノテーブルを設置。中国や東南アジアで人気の「ニュウニュウ(牛牛)」というトランプを使ったゲームを入場者らに体験してもらっていた。

大型ビジョンによる事業紹介のみのゲンティン・シンガポール

一方、MGMリゾーツ・オリックスやゲンティン・シンガポールは商談をメーンとしているのか、大型ディスプレイで施設などの紹介映像を流すのがメーンの、あまり派手さのない展示だった。

警備ロボットなど先進技術の紹介

IR関連ビジネスへの参入を目指す企業としては、乃村工藝社や前田建設工業、総合警備保障(ALSOK)などが出展。自社の実績やサービス内容などを紹介し、熱心に売り込みを図っていた。

巡回警備ロボットを紹介するALSOKのブース

総合警備保障のブースでは、同社が開発し、積極的に導入を進めている警備ロボット「リボーグZ」の実物を置き、ロボットを活用したトータル警備システムをPRした。

ロボットは高さ158センチ、幅70センチ。自律走行することができ、不審者や障害物など発見すると、無線LANを通じて監視センターに通報する。夜間や人気のない場所での巡回警備を24時間任せることができるという。顔認証システムも装備され、不審者などの発見にも役立つ。

また、前面にパネルがあり、4カ国語での音声案内もできることから、簡単な施設案合もできる。

ロボットのほかには、現金の入出金から売上金の口座振り込みまでトータルに警備会社が管理する現金管理トータルシステムの入出金機や集中警備室のモニターなどを展示。ロボットやITを活用したトータルな警備サービスを強調していた。

同社のブロードマーケット営業室の田原英雄課長代理は「警備に巡回ロボットを導入しているのは、わが社だけで大きなアピールポントになると思う。海外企業からの関心も高く、ぜひIRでも採用していただけるよう努力したい」と話していた。

IR誘致への取り組みをPR

IR誘致に取り組む自治体からは和歌山県と長崎県、千葉市幕張への誘致を目指す一般社団法人ちばの未来が出展。それぞれ、IR誘致に取り組む姿勢や地元の支援態勢などを訴えていた。

長崎県はすでに佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」から土地と建物の一部約30ヘクタールを譲り受け、IR事業者を誘致する構想を発表。九州の他県からの協力も取り付けて誘致活動を推進し、現在、香港やカンボジア、オーストリアなどの6事業者が関心を示している。

出展ブースでは、記念品やパンフレットを配りながら、九州一体となった取り組みや長崎県の観光の魅力などを紹介。長崎県IR推進課の國廣正彦課長補佐は「IR誘致では大阪や横浜などが大きく取り上げられがちだが、長崎は誘致のための準備では先頭グループを走り、地元の合意形成も進んでいる。今回の出展では、こうした受け入れ態勢をアピールするともに、事業者などと情報交換もしていきたい」と話していた。

G20観光大臣会合登壇の 観光xTech 3者決定

G20観光大臣会合登壇の 観光xTech 3者決定 »

2 10月, 2019

観光庁は10月1日、神田明神文化交流館地下のEDOCCO STUDIOで「G20 Toursim Innovation Pitch」が開催された。10月26日に開催されるG20観光大臣会合の官民セッションで各国国際機関の代表団を前にプレゼンテーションを実施する入賞者3者の席を争い。世界22か国108件の応募から選ばれた19者がそれぞれ5分の持ち時間で革新的な技術や持続可能な観光実現に向けた取り組みを披露。優秀賞に輝いたのは、太陽光エネルギーの電化によるヒマラヤの観光開発の「Global Himalayan Expedition」、訪日外国人旅行者に特化した「手の中の旅行エージェント」のWAmazing(株)、みんなでつくるバリアフリーマップを提供する(一社)WheelLogの3社・団体。

優秀者3者の発表に続いて、観光庁国際関係部の町田倫代参事官が「観光は経済だけでなく社会生活や環境保護など多方面で役立つ。10月25,26日に開催されるG20観光大臣会合は、観光を通じたSDGs実現にむけて最大限の貢献をしていくことを発信する場。技術革新が観光のあり方に大きな影響を与えていることもあり テクノロジーをテーマの一つとして議論すべき官民セッションを用意している。」と挨拶し、またピッチの内容については、「素晴らしいプレゼンを聞いて北海道倶知安町の会合が楽しみになった。拮抗した審査のなか、行政、テクノロジー、投資、外国人の立場が異なる審査員の異なる意見をまとめた。Global Himalayan Expeditionは、G20のテーマであるSGDSの貢献にとってパワフルなメッセージ。旅行者へのインパクトとともにヒマラヤの山を電化するという新しいカタチが印象的。WAmazingは、東京・京都・大阪への観光客の集中を避け、日本全国隅々まで訪れてもらいたいという願いを叶えるサービス、SIMカードを配るアイデアも斬新。WeeLog!は オリンピック・パラリンピックに向けてハード面のバリアフリーは進んだ、一方、MAPをつくるというソフト面でのソリューション。使いやすさと可視化すること、そしてみんなでつくるというアイデアが良かった。観光大臣会合でも素晴らしいプレゼンテーションを期待する」と挨拶した」と優秀者のテクノロジーの評価ポイントを説明し、会を締めくくった」

■イベマケが選ぶ注目テクノロジー

(株)LUUP 電動キックボードなどのマイクロモビリティのシェアリング事業。 日本電気(株) BACKSTAGEでも採用した顔認証技術とID連携を活用したてぶら観光。 (株)オー・エス・エス 忘れ物手荷物国際配送サービス (株)プレースホルダ ARなどを活用した次世代体験型テーマパーク Take MeTour Pte Ltd.  外国人旅行者とローカルホストをマッチングするサービス。 (株)Stroly デザインマップx位置情報のプラットフォーム (イベントマーケティング34号の表紙&取材

会場探しをサポート 検索サイト Speedy オープン

会場探しをサポート 検索サイト Speedy オープン »

2 10月, 2019

イベントや会議の会場の検索サイト「Speedy」が9月12日にオープンした。20人以上の利用を対象に全国の「会場検索」「一括見積もり取得」「提案資料の取得」が可能になる。運営会社は株式会社Plus One。

Speedyのメリットは5つ (1)パソコン・スマホで簡単検索(利用料無料) (2)1施設〜10施設まで、一括見積もり依頼が可能 (3)提案資料・サンプルメニュー・レイアウト・規約書をダウンロード可能。毎回、施設側に確認する事がなくなり、即座に営業資料として活用できる (4)施設の詳細が見れるのでストレス軽減。予算・キャパ・スクリーンサイズ・天井高・駐車場の有無・クーポン契約の有無といった、利用者が知りたい情報が一目瞭然となる。

サイトのURLは https://www.e-kaijou.space となっている。

関西で初、インテックス大阪が国際見本市連盟(UFI)に加盟

関西で初、インテックス大阪が国際見本市連盟(UFI)に加盟 »

2 10月, 2019

インテックス大阪を管理・運営する(一財)大阪国際経済振興センターは9月17日付で、国際見本市連盟(UFI)に正式加盟が認められた。日本では14団体目、大規模展示会場では4団体目、関西では初のUFI加盟承認団体となった。

なお、UFIは国際見本市の認証も行っており、同財団が自主企画としてインテックス大阪で共催している『浙江省輸出商品(大阪)交易会 大阪国際ライフスタイルショー』は、すでに認証されている。

*インテックス大阪 大阪を中心とする関西圏の経済発展と国際化を目的として、1985年に開設され、今年(2019年)で開業34周年を迎えた。現在では、屋内外総展示面積72,978㎡屋外展示面積2,900㎡)、計9つの展示ホール、国際会議場、多数のミーティングルームを完備した国内で3番目且つ西日本最大の国際見本市会場である。開業以来、見本市・展示会を中心に3,000件以上の多種多様なイベントが開催された。また、これまで世界各国より延べ1億500万人を超えるビジターが来訪している。

※国際見本市連盟 英語でthe Global Association of the Exhibition Industry,仏語はUnion des Foires Internationales 略称はUFI。本部はパリ。世界87カ国の754社・団体(展示会主催者、展示会場、展示会団体等)が加盟・世界の 展示会産業および加盟団体のビジネス促進、情報交換、人材育成等、業界発展のための 会議、セミナーや展示会認証等の活動を行う。

セントレア隣接の国際展示場 Aichi Sky Expo 開業

セントレア隣接の国際展示場 Aichi Sky Expo 開業 »

30 8月, 2019

8月30日、愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」の開業式典が行われた。

愛知県で結成され世界各国で公演を行う和太鼓パフォーマンスグループ、DRUM TAOの迫力ある演奏に続いて、大村秀明愛知県知事が自動運転車会場入り。

2016年から急ピッチで整備を行い、国内最大級の展示面積6万㎡の広さをもつこと、日本唯一の常設保税展示場であること、空港直結で国内外からの好アクセスのほか、5G通信の対応など最先端設備などの優位性を説明した。またフランスGLイベンツと前田建設工業のコンセッションとしてのグローバルな展示場運営への期待、次世代産業見本市「グローバル・インダストリー」日本版開催について語った。

GL イベンツのオリビエ・ジノン会長、前田建設工業の前田操治代表取締役、国土交通大臣政務官工藤彰三氏、経済産業省政策統括調整官江崎禎英氏、在日フランス大使館臨時代理大使ジャン-バティスト・ルセック氏、UFI会長のグレッグ・ニューマン氏、日本展示会協会会長の浜田憲尚氏など、国内外のキーパーソンが来賓挨拶を行った。

レセプションでは、ホテルナゴヤキャッスルの地元食材を活かしたケータリングが振る舞われ、国内外のMICE関係者が舌鼓をうった。

オープニングセレモニー終了後には、EsportsやK-POPアイドルのコンサートなど「AICHI IMPACT 2019」が  こちら落としイベントとして、9月1日まで開催された。

東京観光財団が刀剣博物館でユニークベニュー体験提供

東京観光財団が刀剣博物館でユニークベニュー体験提供 »

7月8日、東京観光財団は日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館と共催で「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」を開催した。

 

ユニークベニューとは、歴史と伝統のある建物や芸術文化に触れることのできる施設などで、会議やイベント、レセプション等を特別感を演出しながら開催できる会場のこと。東京には、東京都がもつ11の施設に加え、美術館や庭園、神社仏閣、テーマパークなどの施設が揃っており、2019年3月に東京都が発行した「Unique Venues TOKYO」には、刀剣博物館をはじめ57の施設が紹介されている。外観・内観、利用時の写真や簡易平面図、スペースごとに一覧になった面積や対応人数(着席時・立食時)、利用時間、飲食利用の有無などの備考とともに掲載。「Unique Venues TOKYO」の刀剣博物館のページをみると、1F講堂には160㎡の面積で100名(立食)、カフェスペース60名(同)とあった。

 

 

実際に行われた「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」には、関係者含め、約140名が参加。企業関係者が8割のほか、大使館、会場施設運営者、MICEプランナー、プレスも18メディアと多様な顔ぶれとなった。

 

刀剣博物館のロケーションは、両国駅から約5〜7分歩いた場所で旧安田庭園内に位置している。旧安田庭園の和風な門をくぐり、庭園を抜けて刀剣博物館がみえると、日本庭園と刀剣というイメージからは、よい意味でギャップのあるモダン建築な外観が現れる。

 

 

クロークに荷物を預け、1Fホール内に用意された受付を済ませて、オープニングの主催者挨拶が行われる1F講堂に入ると、ガラス張りの半円形ホールでさきほどの旧安田庭園が望める。ガラス面側には庭園との間にテラスがあり、LEDの灯りでほんのりと光るテーブルが夕暮れから夜にかけての風景を演出していた。

 

 

18時に開会された「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」のプログラムは約2時間。スタートから約30分ほど、講堂ステージ上で主催者挨拶や施設挨拶、忍者パフォーマンスが繰り広げられ、立食の料理が振舞われた。その後、参加者は4組に分かれ、刀剣研磨デモンストレーション(1F講堂)、刀剣等の展示ツアー(3F展示コーナー)、和楽器&ジャズセッション(1Fホールアトラクションスペース)、庭園散策(旧安田庭園)のプログラムを堪能した。

 

 

刀剣博物館でのユニークベニューとしての活用は初めてで、1F講堂での飲食提供も初と、チャレンジづくしとなった「TOKYO ユニークベニューショーケースイベント〜TOKYO cool traditions〜」。実際に会場側の現場スタッフとして対応した公益財団法人日本美術刀剣保存協会の荒川史人さんは、開催までの背景と初のユニークベニュー提供を通じての課題と期待をこう語る。

 

「ユニークベニューとしての開放については、3年以上前に東京都観光財団さんからお声がけがありました。きっかけとなったのは刀剣博物館の代々木から両国への移転です。建築家として著名な槇文彦さんによる設計で2018年1月にオープンして新しくなったことを機に、『Unique Venues TOKYO』への掲載を決め、そこから貸出規約や料金などの策定に取り掛かりました。

 

今回のようなイベントの受入れは初めての試みでしたのでして課題も多く、われわれ約30名ほどの人員をどう対応体制をつくるかといったほか、本来業務として文化財を残していく日本刀を伝えていくために展示品・保管品の保存状況確保を第一とした運用体制などが根本的な方向性としてあります。今回実施した後に、主催者さんのされたいこと、会場として対応できることを改めて整理するようにしたいです」

 

実際に、演出としての灯り、装飾の草花などは、防虫の観点から虫の誘因性の低いLEDや造花を採用するなど配慮している。また、荒川さんは、公益財団法人の事業制度、文化財の運用と保存に関する法制度の海外と日本の差などは、ユニークベニューを推進するうえでも段階的に検討するべき課題であるとし、それぞれの施設の存在意義に合致したイベント、日本らしいユニークベニューの展開を望む。

主催した東京都観光財団では、大きなトラブルなく開催できたことに安堵しながらも、実施してみて出てきた改善点の洗い出しをし、次の段階に向けて展開したいとしている。また、今回の参加者には、同施設の活用や他のユニークベニュー施設に意識を向けてもらいたい、とも話す。

 

参加した国際団体のマーケティング担当者は「刀剣博物館は日本人のわたしたちも知らない部分もあったりして新鮮でしたし、海外から日本を選択されたときに期待している体験プログラムだと感じました。予算に合えば活用してみたい」とし、よかった点として「東京の食材を使用した地産地消の立食メニューや、土に還るお皿やFSC認証のお箸の使用など、環境への配慮が素晴らしかった。もっと全面に出してもよいのでは」と評価していた。

 

 

 

ユニークベニューでのイベント開催は、特にロンドンの自然史博物館、パリのルーブル美術館を代表とする欧州の海外先進事例から、日本での実施を推進する動きが活発化している。イベント参加者の満足度アップを見込めるポイントとして位置づけられているユニークベニュー。参加者への“特別な時間”の提供が、会場側や主催側の双方にとってプレゼンスを発揮するためには、改善点のリストアップとその裏にある制度や組織体制の理解をあわせて進めることも重要だ。

 

期待を超えていく、新『企業理念』と『中期経営計画(2019-2021)』策定 <br> −パシフィコ横浜

期待を超えていく、新『企業理念』と『中期経営計画(2019-2021)』策定
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30 6月, 2019

~BEYOND EXPECTATION~

6月26日、パシフィコ横浜が、『中期経営計画(2019~2021)~BEYOND EXPECTATION~』および新たな『企業理念』発表した。

2020 年新施設ノースオープンと2021 年開業30 周年大きな転換を迎える、国内最大級の複合MICE施設パシフィコ横浜は、『10 年後の姿』を描き、その実現に向けた経営指標、及び具体的な戦略となる『中期経営計画(2019~2021)~』を策定し、取り組みをスタートする。また、次の30 年を見据え、“Mission / Vision / Value”の3 つのキーワードを基に、新たな『企業理念』を設定している。

イベント大賞は建仁寺と博報堂のMR<br> – JACEイベントアワード

イベント大賞は建仁寺と博報堂のMR
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17 6月, 2019

日本イベント産業振興協会(JACE)は6月12日、ホテル雅叙園東京で総会を実施。また、第5回JACE イベントアワード表彰式を行い、すでに発表された8作品のなかから、「 最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞) 」 「イベントプロフェッショナル賞」の発表と表彰が行われた。

日本イベント大賞は、臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺とhakuhodo-VRARがてがけた「MRミュージアム in 京都」が選ばれた。国宝「風神雷神図屏風」を題材にHoloLens通して、3Dで技術をもちいてその場にいるかのような体験と絵画にまつわるストーリをエンターテイメント性高いコンテンツにしあげた。伝統とテクノロジーの融合がいま求められているCool Japanとマッチする点も高く評価された。

イベント業務管理士の投票によって選ばれるイベントプロフェッショナル賞は、講談社、電通などがてがけた「MOVE 生きものになれる展」が獲得。動く図鑑をコンセプトに、観察者の視点ではなく、来場者が生き物の着ぐるみなどを身に付け、生き物になった体験をし、生物多様性や他社理解を促すとともに、知識への興味を喚起した。同イベントは好評を博し、東京開催以降は日本全国で実施、現在はアジア諸国で実施されており、今後も全世界で展開される。

中村利雄審査委員長は、「応募作品が昨年を大きく上回る171作品。なかでも自薦71と、JACEイベントアワードが浸透してきたことを感じる。スポーツ、アート、地域振興、災害復興、産業・技術の発展、企業・商品のプロモーションなど、多彩で多様な分野のイベントの応募があり、イベントがさまざまな場所で大きな役割を果たしていることをあらためて実感」と感想を述べた。

各賞の受賞者には賞金の他、日本で唯一のLEGO®認定プロビルダーの三井淳平氏制作の、オリジナルトロフィーが贈られた。

■優秀賞(部門賞)

・時空超越美術賞 MRミュージアムin 京都〈京都府京都市〉

・アオウミガメの涙賞『OGASAWARA 50 COLORS』小笠原色いろ展〈小笠原諸島〉 ・音感アップデート賞 落合陽一.日本フィルプロジェクト (Vol.1 耳で聴かない音楽会Vol.2変態する音楽会)〈東京都〉 ・アーバンスポーツ賞 CHIMERA GAMES 〈東京都〉

・扇子ビリティー賞 Sense Your Aroma Gallery 〈東京都〉

・イベントで復元賞 第24回春姫道中〈愛知県名古屋市〉

・あかりひとづくり賞 燈籠祭〈三重県北牟婁郡紀北町長島(長島港)〉

・こども共感賞 MOVE 生きものになれる展〈東京都〉

取材:MICEニュース