パシフィコ横浜がVR活用した内覧会

国内最大級のMICE施設パシフィコ横浜で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による外出や移動の制限に対応する、市民向けオンライン内覧会の第2弾として「おうちで3D&VR パシフィコ横浜国立大ホール バーチャル内覧会」が開催される。


国際会議やイベントが開催される国立大ホールを最新・高精細なVR技術で体感できるイベントで、ホール内部を歩くように360°自由に見ることができる。そのほか、ドールハウスビューによる 3D 画像の立体視、フロアマップ表示による間取り確認、測定モードによるサイズ計測が可能、高精細の 5G 対応 でオンラインより一般公開される。海をモチーフにした美しい内装やアートワークだけではなく、普段見ることのできない VIP 室や舞台裏なども閲覧できる。ギリシャ神話の世界が描かれた平山郁夫画伯下絵による大ステンドグラスなど、現在休止中となっている“一般公開”の代わりとしての企画として期待されている。

 

撮影は、現在開催中の『おうちで 3D&VR パシフィコ横浜ノース バーチャル内覧会』と同様、一般社団法人 VR 革新機構(代表理事 横松繁)が行う、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館・休園・入場制限して
いる施設へのボランティア活動の取り組みを活用している。

 

■パシフィコ横浜国立大ホール バーチャル内覧会概要
正式名称:おうちで3D&VR パシフィコ横浜国立大ホールバーチャル内覧会
実施期間:2021 月 3 月 5 日(金)~2022 年 3 月 31 日(木)
公開場所:パシフィコ横浜 公式ホームページ https://www.pacifico.co.jp/
撮影協力:一般社団法人 VR 革新機構 http://vrio.3d-vr.jp/

 

※1 MICE とは
Meeting(企業ミーティング)、Incentive Travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際会議)、
Exhibition/Event(展示会/イベント)といったビジネスイベントの総称。
※2 3D&VR イメージ画像について
ⒸVR 革新機構 提供:パシフィコ横浜

■Matterport を活用した 3D&VR 映像撮影について
国内への VR の普及活動を行っている一般社団法人 VR 革新機構の協力のもと、約5日間かけて国立大ホールの内観を撮影。Matterport Pro2 Camera と Leica BLK360 の 2 つのカメラを使い、Matterport(マーターポート)のクラウドシステムにて、映像提供をしている。

  

ドールハウスビューによる 3D 画像の立体視、フロアマップ表示による間取り確認、測定モードによるサイズ計測、そしてVR モードによる VR(バーチャル)体験などができる、最先端の VR システム。パシフィコ横浜では、今回の撮影データを本内覧会での一般向けの活用とともに、新型コロナウイルス感染症の影響により、来場が難しい、海外や国内遠隔地などの MICE 主催者・関係者への視察対応などでも積極的に活用する予定となっている。

国立大ホール(正式名称:国立横浜国際会議場)
5,000 人収容の国立大ホールは、東日本唯一の「国立国際会議場」 として1994 年に開業。外観は二枚貝をイメージし、内部もエントランスロビー、マリンロビー、ホールと館内の奥に進むにつれ、海の中に入っていく気分が味わえるよう、海にまつわるデザインが随所に施されている。エントランスロビーのステンドグラス「星座・b94 横浜」(幅 13~19m×高さ 14m)は、平山郁夫画伯による原画を元にデザインされ、国立大ホールがオープンした 1994 年の開港記念日(6 月 2 日)に横浜上空に見える星座を配置し、壮大な星の神話、ギリシャ神話の世界を描いている。

パシフィコ横浜
会議室、展示場、ホテルを 1 カ所に集約した「ALL IN ONE」をコンセプトに設計され、MICE 開催に必要とされる全ての機能を備えた、国内最大級の複合 MICE 施設。ホテルの美しくユニークな外観は風をはらむ「帆」をイメージ、国立大ホールは「貝」、展示ホールは「波」、会議センターは「光」、ノースは「汀」をデザインし、ホテル海側の先端には、航海の安全を祈る「みちびきの像」が設置されてる。『みなとみらい21 事業』におけるリーディングプロジェクトとして、1991 年に開業。「観光・MICE・創造都市 よこはま」の MICE 拠点となっており、政府系会議 APEC や TICAD が開催されました。国際会議の開催においては、国内トップクラスの実績がある。1994 年の開業以来、『国連防災の 10 年世界会議』、『2010 年日本 APEC 首脳会議』、『アフリカ開発会議』などの政府系国際会議から、コンサートや入学式・卒業式など、数々のイベントの舞台となってきた。 https://www.pacifico.co.jp/

関連記事

PR

イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

2023年イベント一覧

2023年の展示会一覧・イベントスケジュール

次号空間デザイン 特集

97号特集: -空間デザイン
BtoBの集客に効く戦略設計・ツール選択 (2023年7月31日発行)

--マーケターに聞く集客の目標設定と戦略
-空間デザインでの集客 <トータルプロデュースできる空間デザイン会社>
-集客ツール紹介

イベントマーケティング バックナンバー

103号
2024年1月31日発行

2024年動向を聴く 月刊イベントマーケティング103号表紙・2024年動向を聴く

102号|2023年12月  
体験価値をあげるイマーシブな演出とビジネスイベントの映像活用

97号|2023年7月  
空間デザイン戦略

-- プロに聞く集客できるメソッド -
96号|2023年6月  
イベントテクノロジー

-AI・XR・プラットフォーム活用で どう変わる!?
95号|2023年5月  
LIVeNT2023の歩き方

ライブ・エンターテイメントEXPO、イベント総合EXPO、eスポーツビジネスEXPO
94号|2023年4月
映像 / 照明で体感する新たな世界観

プロに聞く、イベント演出の裏側と未来
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
93号|2023年3月
新しいイベント会場の選び方

エリア連携と多空間利用 リアル開催成功の方程式
92号|2023年2月
空間デザイン・ディスプレイ 2023

今年はこうなる!?
91号|2023年1月
BACKSTAGE2022

90号|2022年12月
イベントの集客

Like Us On Facebook

Facebook Pagelike Widget

イベマケYoutubeチャンネル

イベントマーケティングYoutubeチャンネル

2023年 編集計画(特集)

月刊イベントマーケティング 2023年 編集計画(特集)

5月31日95号 LIVeNT(イベント総合展)
6月30日96号 イベントテクノロジー
7月31日97号 集客・ブランディングの
    戦略・ツール・空間デザイン
8月24日98号 BACKSTAGE
    イベント企業合同説明会

カテゴリー

ページ上部へ戻る