ワンコンシスト、イベントマーケティングの価値を研究・発信「ちゃんとイベントLab.」

ワンコンシスト、イベントマーケティングの価値を研究・発信「ちゃんとイベントLab.」

イベントの企画・制作・運営・施工から人材派遣まで一貫して手がける株式会社ワンコンシスト(東京都渋谷区、ちゃんとHOLDINGSグループ)のイベントプランニング部は、イベントの価値や可能性を研究・発信する新コンテンツ「ちゃんとイベントLab.」を2026年6月19日に開設した。第1回のテーマは「イベントマーケティングの価値」。管理人を務めるイベントプランニング事業責任者のイシダさんが、同事業のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の根幹にある「イベントマーケティングとは何か」を詳しく解説している。イベントの企画・運営に携わる担当者が「準備に追われ、開催すること自体が目的になってしまう」「なんとなく実施してしまい、本来の成果につながっているか分からない」といった悩みを持つ現状に対し、イベントを科学・研究する視点から本質的な情報を発信する場として立ち上げられた。


なぜ今、「ちゃんとイベントLab.」を立ち上げたのか

ワンコンシストは現在、ちゃんとHOLDINGSグループの一員として経営改革の過渡期にある。プロフェッショナル集団としてのさらなる変革を進めるこのタイミングで、イシダさんがラボの立ち上げを決めた理由には明確な思いがある。「これまで現場で培ってきた『イベントの力』を、単なる経験則で終わらせるのではなく、客観的な知見やナレッジとして研究・蓄積し、広く世の中に届けていきたいと考えた」という。イベントを科学・研究することで「業界のさらなる発展」と「未来の人材育成」につながる本質的な情報発信を目指すとしている。

イシダさん自身は、イベント業界歴20年。住む場所や会社を変えながら3拠点・6社・1校でイベントに向き合ってきた実務家だ。「これまで多くの方に支えられた感謝の気持ちを込めて、イベント研究・業界構造改革・後進育成に力を入れ、将来は『イベント博士』を目指している」と語る。業界の内側から長年見続けてきた経験が、このラボの発信の根底にある。


イベントプランニング事業のMVV ミッションは「価値を世の中に伝え・拡げる」

同事業が掲げるMVVは以下の通りだ。ミッション(存在意義)は「イベントマーケティングの価値を世の中に伝える・拡げる」。ビジョン(目指す姿)は「イベントを開催する人を増やす」「イベントをつくる人を増やす」「イベントに参加する人を増やす」の3つ。バリュー(行動指針)は「Co-creation イベントを共につくりあげるパートナー」。

ちゃんとイベントLab.の第1回は、このMVVの中核をなすミッション——「イベントマーケティングの価値を世の中に伝える・拡げる」——を深掘りする内容となっている。「なぜこの言葉をミッションに選んだのか」「そもそもイベントマーケティングとは何を指すのか」「その価値は企業にとって何をもたらすのか」という問いを丁寧に解きほぐしている。


イベントマーケティングとは「参加者の行動変容を起こす手法」

イシダさんは「イベントマーケティング」を「リアルコミュニケーションを通じた体験価値で、参加者の行動変容を起こすマーケティング手法」と定義する。新商品発表会・展示会・社内表彰式などはどれもイベントだが、その本質は「形式」にあるのではなく、「何を参加者の心に残すか」にあるという立場だ。

デジタル広告やSNSマーケティングが全盛の現代において、情報の伝達スピードや拡散力ではデジタルに優位性がある。しかし「幕が上がれば、イベントには他の手法では決して代替できない体験価値がある」とイシダさんは言う。それが「リアルコミュニケーション」だ。

具体例として以下のようなシーンを挙げている。プロモーションイベントではスペックを画面で見るだけでなく、実際に商品を手に取りその手触りを感じ、開発者の熱い想いを直接聞く体験が、参加者を「企業の熱狂的なファン」に変える。展示会・ビジネスセミナーでは画面越しの商談では伝わりきらない細かなニュアンスやデモンストレーションの迫力、その場で生まれる偶発的な対話が信頼を生み、「この人たちとなら新しい事業ができる」という確信につながる。社内イベントでは経営層が語る「会社の未来」を同じ空間・空気の中で聞き、隣に座る同僚の熱気に触れる「共体験」が、社員のモチベーションを根底から引き上げるエンゲージメントを生み出す。社会貢献イベントでは社会課題を「知識」として知るだけでなく、実際に体験することで「自分にも何かできるかもしれない」という気づきが翌日からの行動を変える。


イベントの真の価値は「企業成長」にある コスト論に正面から向き合う

なぜ今この価値を「伝え・拡げる」必要があるのか。イシダさんはまず率直にこう認める。「イベントを実施するには、多大なお金と人手、精度を高める時間という貴重な経営資源が必要です。経営者や決裁者の方々からすれば、『これだけのコストをかけて本当に意味があるのか?』という疑問を抱かれるのは当然のことです」。

だからこそ声高に伝えたいのが、「イベントマーケティングの価値とは、単なる思い出作りではなく、企業(事業)の成長と拡大そのものだ」ということだとイシダさんは続ける。ロジックはこうだ——①イベントマーケティングを実施する→②リアルな体験価値を提供し参加者の心を動かす→③参加者に「行動変容」が起こる(購入する・契約する・働く意欲が増すなど)→④その結果として企業・事業が成長する。投資されたコストの先には「課題を解決するチカラ」と「未来を創造するチカラ」というリターンが存在する。「この目を目視しにくいが確実に存在する価値を、プロフェッショナルとして言語化し証明し続けること。それが私たちのミッションです」と述べている。


成功の鍵は「目的(ゴール)の言語化」 全員の共通言語が場を決める

体験価値を最大化するためにワンコンシストが最も大切にしているのが、主催者と「実施目的」を極限まで尖らせ共有することだという。「イベント制作は準備に1年以上かかることも珍しくない。多くのステークホルダーが関わり、膨大な情報の波に揉まれる。その過程で、当初の目的がぼやけ、実施すること自体が目的化してしまうケースを、私たちは数多く見てきた」とイシダさんは話す。

そのための具体的な手法として推奨するのが、目的を「このイベントに来た方に、●●な行動をしてもらう(または●●な気持ちになってもらう)」という一文で言語化することだ。この一文を「共通言語」として関係者全員に設定することで、準備期間中に意見が分かれた時、予算の使い道に迷った時、「その選択は参加者の行動変容につながるのか?」という判断基準を持てるようになる。それがプロジェクトの迷走を防ぎ、鋭利な価値を持つ場を生み出す、とイシダさんは説明する。


「体験価値の最前線に立つのは現場スタッフ」 企画書でも舞台装置でもなく

この共通言語が最も威力を発揮するのがイベント当日だ。「イベントのクオリティを決めるのは、企画書でも豪華なステージでもない。当日、会場で参加者と直接触れ合う現場スタッフ一人ひとりの振る舞いだ」とイシダさんは言い切る。警備スタッフの挨拶ひとつ、受付スタッフの笑顔ひとつ、運営スタッフの迅速な対応——これらすべてに「イベントの目的」が浸透しているかどうか。全員が「今日、参加者にどう変わってほしいか」を理解し主体的に動いているかどうか。この「現場のシンクロ率」を極限まで高めることが、同社の「ちゃんと」した仕事の証だとしている。

人材派遣・スタッフ手配を事業の柱の一つとするワンコンシストにとって、現場スタッフへの目的の浸透は自社サービスの根幹でもある。イベントの成否を決めるのは「当日、最前線に立つ人の質とシンクロ率」という視点は、イベントプランニングと人材事業の両方を手がける同社ならではの実感に基づいたものといえる。


ラボの今後 イベントの成功法則を多角的に分析・発信

ちゃんとイベントLab.はこの第1回を出発点に、今後も「イベントの成功法則」を多角的に分析し発信を続けていく予定だ。イシダさんはこう締めくくっている。「イベントには、未来を変える力があると私たちは信じています。人が集まり、心が動き、行動が変わる。その積み重ねが、より良い社会や強い組織を作っていく。イベントマーケティングの可能性は、まだまだこんなものではありません。これから共に、その深い価値を研究開発していきませんか?」

コンテンツ名 ちゃんとイベントLab.
第1回公開日 2026年6月19日
第1回テーマ イベントマーケティングの価値
運営 株式会社ワンコンシスト イベントプランニング部
管理人 C.Ishida(イベントプランニング事業責任者、イベント業界歴20年、3拠点6社1校でイベントに携わる)
公開ページ https://chanto-hd.com/lab/5877
公式サイト https://chanto-hd.com/
会社情報 株式会社ワンコンシスト 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー17F TEL:03-5774-0618

出典:ちゃんとイベントLab.「【第1回】ちゃんとイベントLab.誕生!」(2026年6月19日)、株式会社ワンコンシスト メールマガジン(2026年7月)

関連記事

広告

エテルー新感覚エナジードリンク

エナジードリンク「Ehtel(エテル)」発売記念イベント「Ehtel -"Release" Party-」が渋谷ストリームホールで開催 

pr

イベント大学 by イベント学会

イベント大学 Powered by イベント学会   感動、喜び、発見、楽しみ。イベントには新たな時代を創る力がある。イベント学会最大のリソース=会員の知識・知恵の共有と活用、個人会員/賛助会員とも相互にもっと知り合う場を創出する

イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

次号 「AI xイベント」

132号特集: -AI xイベント
(2026年6月30日発行)

〜イベントの仕事はどう変わったか〜
・イベント担当者AI実態調査
・AI×BtoBマーケの現場
・AI×映像制作の現場

Like Us On Facebook

Facebook Pagelike Widget

イベマケYoutubeチャンネル

イベントマーケティングYoutubeチャンネル

2026-27年 編集計画(特集)

月刊イベントマーケティング 2026-27年編集計画(特集)

 

広告

カテゴリー

ページ上部へ戻る