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企業人向けに「ダイバーシティ・マネジメント会議」プログラムも〜「ユニバーサルキャンプ TOKYO 2021 ONLINE」

「ユニバーサルキャンプ TOKYO 2021 ONLINE」が9月3日・4日の2日間、開催された。主催はユニバーサルキャンプ TOKYO 実行委員会。

同イベントは、年齢や障がいの有無に関わらず、みんなが一緒にいきいき暮らせる社会の実現を目指すため、芝浦港南地区で活動する企業が港区や地域で暮らす人々と連携して開催しているもの。有識者や多様な人々との交流を通じて、広く社会にメッセージを発信する。

イベントでは、多様な特性のある人々が自身の経験や考えを語り、オンライン上で交流することもできるプログラムを実施した。

9月3日には、オンライン交流プログラムとして、「障がいとは何か?」を視力を失った柔道家・初瀬勇輔さんと車いすラグビー元選手・官野一彦さんがパラリンピックの世界について経験を語り、「ゆうこさんのルーペ」を同名絵本の著者であり先天性弱視のある芳賀優子さん本人が、絵本の語りを通じて共生社会の実現と多様性について語った。

また、企業人向けに「ダイバーシティ・マネジメント会議 ~アフターコロナのダイバーシティと働き方改革の可能性について~」をテーマにしたトークセッションも実施。再び柔道家・初瀬勇輔さんが登場し、株式会社 スタイル・エッジMEDICAL 代表取締役、および株式会社 ユニバーサルスタイル 代表取締役の立場としても「障がいのある人が上場企業の役員に5%、いや1%でもいたらダイバーシティの推進も少し変わっていくのではないか」という想いを語り、自身も社会に出て変えていく一人として意識を持って活動していくと伝えた。

同じくパネリストの株式会社KabuK Style 社長/共同創業者の大瀬良亮さん、株式会社丹青ヒューマネット 代表取締役社長石畑和恵さんは、いずれもダイバーシティ・インクルージョンや働き方改革をコロナ以前から実践している経営者の立場で登壇した。

2019年4月より定額制宿泊サービス「HafH(ハフ)」のサービスを開始しワーケーションスタイルを多くの人に提供した大瀬良さんは、「どんな違いがあろうとも、人たるものは繋がりたい、認められたい、誰かのために貢献したい、という3つが本能的に備わっている。仕事の中でデザインする人もあるだろうし、ライフワークとしてやる人もいるだろうし、いろんな生き方がある。グレートリセットするかどうか、振り返っていただく時間になれば」と語った。また、移動と成長は比例するとし、自分と違いのあるコミュニティに入っていくことに新しい気づきもある、と話した。

実践型新入社員研修「人づくりプロジェクト」の立ち上げに携わり、「KAIKA Awards 2016」でKAIKA賞を受賞した石畑さんは、もともと株式会社丹青社に入社し、制作職として経験と実績を積んで、同社初の産休育休を取得して企画職に復帰したキャリアを持つ。そうした経験から現在、株式会社丹青ヒューマネット 代表取締役社長として施工管理技士を初め、空間デザイナー、事務職、多彩な業種のスペシャリストを紹介、育成、派遣する。「多様な働き方の選択肢を増やすということにトライしていきたい。自分で選択するということができるように、周りの人等を支えていくことにチャレンジしたいと思う」と語った。

ファシリテーターの内山早苗さんは、「幸せには4つある。人に愛されること、褒められること、人に役に立つ(ありがとうと言われる)、人に必要とされること」とし、「どうやって、最後まで社会との関わりをつくれる社会、組織をつくれるかというのが私たちの役割だと思います」として、自身の携わった事例や経験談をもとに、得意を伸ばす教育や支援の環境、制度など、働き方をゼロから改革できるムードがあるいまだからこそできるダイバーシティマネジメントへの理解や協力を求めた。

9月4日には、ダイバーシティ・コミュニケーション 多様性の部屋として3部屋、各4回講師から話が聞ける体験を提供した。

同イベントは、登録不要で誰でも配信プログラムを視聴できる環境が用意され、参加する場所を問わない配信形式のオンラインイベントで開催された。また、各プログラムは、手話とUDトーク字幕のついた画面で配信。オンラインイベント配信サイトはアクセシビリティに配慮したテキストによるサイトも用意されていた。オンラインイベントにおけるアクセシビリティの実装の参考例にもなる。

「ユニバーサルキャンプ TOKYO 2021 ONLINE」オンラインイベント 公式サイト

「ユニバーサルキャンプ TOKYO 2021 ONLINE」オンラインイベント 公式サイトのテキスト版

イベント開催は、(特非)ユニバーサルイベント協会が主催する「ユニバーサルキャンプ in 八丈島」に、2005年のイベント開始時から参加・協力する丹青社が2017年から「ユニバーサルキャンプTOKYO」として都心で展開しているもの。2015 年に丹青社が本社を移転した品川地域における社会貢献活動の一環として、自治体や地域で活動する企業と連携して企画している。

 

開催概要

名称:ユニバーサルキャンプ TOKYO 2021 ONLINE

テーマ:地域で取り組む多様性への理解と共生社会の実現

開催日時:2021年9月3日(金)8:45~12:25、16:00~17:30

          9月4日(土)13:00~16:40

参加料:無料

主催:ユニバーサルキャンプ TOKYO 実行委員会

パートナー:アクティオ(株)/(株)JTB/(一社)ダイバーシティアテンダント協会/TSP 太陽(株)/東洋水産(株)/ヒビノ(株)/(株)UDジャパン/(特非)ユニバーサルイベント協会/(株)ユニバーサルスタイル/(株)WOWOW/(株)丹青社

後援:東京都/港区/港区教育委員会/港南振興会

公式ウェブサイト:https://uc-tokyo-2021.eventos.tokyo/web/portal/473/event/3270

樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている

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