レーザー、モーター、12K 実写とデジタル映像の新ライブイベント空間
- 2026/2/28
- シンユニティ
- symunity-archive

レーザー、モーター、12K 実写とデジタル映像の新ライブイベント空間ーーシンユニティグループ
「ライブイベント演出における映像ってまだまだ『後ろに映っている』というイメージがありますけど、映像に ” 動的 ”な要素が加わることでこれまでにない空間が創れる」。シンユニティグループの㈱シムディレクト営業制作部プロデューサーの錦戸大輝さんはそう語る。天井の LED パネルがモーターで波のように上下し、壁3面とともに映像が映る。来場者は映像に「包まれる」感覚を得るイマーシブ空間だ。
今回のProlight Provisual 2026での展示は、シンユニティグループのブランド「VISUALOGIC」が手がけた。クリエイティブとテクニカルが最初から一体となって動くチームだ。「プランナーが理想形を出して、テクニカルが落としていくのではなく、プランニングの段階から一緒に考えながら作っていく」と錦戸さんは説明する。SWAG Inc.アートディレクターの野原久美子さんも「技術の目線でこういうことができるなら、こういう演出を作れそうだね、という発想ができる」と語る。技術の可能性から演出が生まれることもあるのだ。
EDM 系の音楽が流れる VJ 的な映像空間は、通常とは異なり、音楽を先行して制作した。「普段は映像がメインになることが多いんですけど、今回はライブってことで音がメイン」(野原さん)。音楽のリズムに映像を同期させることで、グルーヴ感のある体験が生まれる。「より細かな音取りは、先に音楽があるからこそできる」。
12K で撮影した実写映像も導入した。ダンサーの映像を LEDに投影し「ミュージックビデオの中に入り込んだような感覚」を狙った。CG の方が大型映像としては扱いやすい部分があるが、あえて実写にこだわった。「高い撮影美術や機材が必要なのですが、実写を使った映像表現に挑戦したかった」(野原さん)。立体的な映像演出だからこそ、ダンサーが自由に空間内を移動しているかのような表現が
可能になった。

レーザーとの組み合わせも今回の大きな見どころの1つだ。「レーザーを演出に組み込む上でこだわったのは、レーザーとLED映像が同期する面白さを体験してもらうこと」と錦戸さん。LEDとレーザーが同期し、映像表現に“アタック”が生まれた。
ただし「溶け込ませる」ことも意識した。「技術が全面に出たらいやらしく見えてしまう。自然に溶け込みながらインパクトがあるものをつくりたかった」(野原さん)。最初にレーザーで始め、映像とリンクさせ、ループして再度リンクさせる。分かる人が見ればわかる導入設計だ。
映像だけでは “ 本物の体験 ”に近づきはしても届かない。「視覚だけでなく、香りや音のリッチさなどあらゆるものを駆使して補完する必要がある」(錦戸さん)。五感を統合的に設計することで、ここでしか得られない体験が生まれる̶̶VISUALOGIC が目指す唯一無二の空間設計だ。

㈱シムディレクト
営業制作部プロデューサー錦戸 大輝さん

SWAG Inc.
Art Director 野原 久美子さん












