サムライインキュベートでは、昨年初めて、「SAMURAI ISLAND EXPO(SIE)」というスタートアップイベントを開催した。投資家や起業家だけを対象としたイベントではなく、広く一般にも“起業を身近に”と呼びかけたもので、天王洲アイルの島丸ごと会場にというフレーズと、屋外でシャウトする青空ピッチが話題となった。初回には約1,500名が参加。2回目となる今年はさらに間口を広げ、小学生や働く女性など、幅広い層へメッセージを届けようと5,000人の来場を目標にしている。
「興味関心の高い層へ適切な回数、タイミング、アプローチ方法(公式アカウントや個人アカウントを使い分け、ビジネス的コンタクトかプライベート的なコンタクトかも大事なポイント)など、タッチポイントの設計が集客のコツ」と、SNSにより会ったことのないコミュニティにアプローチができるようになったことは大きく、トライ&エラーを繰り返しながら運用中と話す。「でも特別なことではなくて、SNSというツールに変わったけれど、個別に連絡する、直接会って『来てね』と言うのと変わらない。もちろんface to faceの対面は強いですけど」と冨樫さんは笑う。