日本展示会協会が毎年9月を「安全月間」に制定──搬入出から会期中まで、業界全体で安全環境を強化
- 2026/6/8
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日本展示会協会が毎年9月を「安全月間」に制定──搬入出から会期中まで、業界全体で安全環境を強化
一般社団法人日本展示会協会は、2025年より毎年9月を「安全月間」と定め、展示会業界における安全環境の実現に向けた啓発活動を本格化させる。搬入出作業の安全推進から会期中の環境整備まで、来場者・出展者・運営スタッフすべてを対象とした取り組みを展開する。協会の安全対策委員会がこのたち立ち上げた「安全月間」のウェブサイトがオープンし、実務的なツール類の配布も開始された。業界全体での安全意識の向上を促す動きだ。
搬入出作業の安全を重点に
「安全月間」が設定された背景には、搬入出作業時の事故リスク軽減がある。展示会現場では、大型機材の運搬、高所作業、人員の混雑など、安全管理が欠かせない局面が多い。協会は「展示会業界における搬入出作業や会期中の安全環境の実現」を一層強化する必要があると判断し、9月を業界全体の安全推進月間と位置付けた。毎年同じ時期に安全推進を集中的に実施することで、業界内の安全文化の定着を図る狙いがある。
実務的なツール類を配布開始
ウェブサイト開設と同時に、協会は2つの実務的なツール類の配布・販売を開始した。1つ目は「安全パッケージ」。搬入出における安全管理の手順や注意点をまとめた資料で、ダウンロード可能にしている。主催者や運営企業が安全ガイドラインの準備段階から活用できるよう設計されている。2つ目は「安全月間リボン」の販売だ。現場スタッフや関係者がリボンを着用することで、安全意識の「見える化」を実現する。単なるシンボル以上に、現場での安全意識向上のきっかけになることを期待している。
業界全体での意識向上を促す
協会のウェブサイトには、「取組事例」というセクションも用意されている。各企業・団体が「安全月間」に実施する独自の取り組みを共有する場として機能させることで、ベストプラクティスの水平展開を促す構想だ。搬入出から会期中、撤去に至るまで、展示会現場には様々な安全課題が存在する。協会の安全対策委員会は、こうしたツールと情報共有を通じて、業界全体での安全環境の底上げを目指している。
業界への呼びかけ
「安全月間」は、単に9月の1ヶ月間の取り組みに留まらない。毎年繰り返される業界全体のキャンペーンとして、安全管理を常態化させることが狙いだ。主催者、運営企業、関連企業など、展示会に関わるすべてのプレイヤーが、この取り組みに参加・協力することで、実効性を持つ。
協会が今回整備した仕組みを、各社がいかに活用するかが、今後の展示会現場の安全水準を左右することになるだろう。
関連情報
- 「安全月間」ウェブサイト:https://nittenkyo-anzen.com/
- 安全対策委員会:一般社団法人日本展示会協会
- 安全月間の時期:毎年9月
- 主な施策:安全パッケージの配布、安全月間リボンの販売、取組事例の共有












