脳科学の世界大会(OHBM)、パシフィコ横浜へ 官民連携で3000人規模国際会議を誘致
- 2026/6/3
- ニュース

脳画像計測・解析および脳科学・脳疾患研究分野における世界的な学術団体、OHBM(Organization for Human Brain Mapping)の年次大会「国際ヒト脳マッピング学会 2028年年次大会(OHBM2028)」の開催地が横浜に決定した。会期は2028年6月18日(日)から22日(木)の5日間。会場はパシフィコ横浜。現地参加者は3,000人(うち海外から2,500人)を見込む大規模な国際会議であり、横浜市内への経済波及効果は約31億5千万円と試算されている。日本での開催は2002年の仙台大会以来、実に26年ぶり2回目の快挙となる。
パシフィコ横浜が選ばれた理由
誘致の実現を支えたのは、(公財)横浜市観光協会(YCVB)と(株)横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)を中心とした官民一体の取り組みだ。横浜市・日本政府観光局(JNTO)とも連携し、OHBM側への働きかけを継続してきた。
誘致成功の背景としてとくに評価されたのが、パシフィコ横浜の会議施設・宿泊施設の充実ぶりと、会場周辺への商業施設の集積だ。加えて、横浜が科学技術・研究集積都市として積み重ねてきた実績、国際都市としての優れたアクセス環境、そしてサステナビリティへの取り組みや都市としての総合的な魅力が、世界水準の審査を通過する決め手となった。
「開港以来、文化交流と革新の拠点として発展を続け、優れたアクセス、充実した会議施設・宿泊施設、そして地域の力強い支援体制を備える横浜は、多様な分野の研究者が集い、新たな科学の発展を生み出す学際的な国際会議であるOHBM2028にとって、理想的な開催地です」
竹村 浩昌 JHBM内OHBM招致委員会委員長(生理学研究所 教授)
26年ぶりの日本開催
OHBMの年次大会は世界各都市を巡回する形で開催されており、近年の開催地は2023年モントリオール(カナダ)、2024年ソウル(韓国)、2025年ブリスベン(豪州)、2026年ボルドー(フランス)、2027年トロント(カナダ)と続く。日本では2002年の仙台大会以来の開催となり、アジアでは2024年のソウル以来となる。
OHBM2028は、OHBMと日本ヒト脳マッピング学会(JHBM、理事長:宇川義一、松田哲也)との連携のもと開催される予定。世界各国から研究者・医療関係者・企業関係者が一堂に集うこの大会の横浜開催は、脳科学分野における国際的な学術交流の促進のみならず、MICEデスティネーションとしての横浜・パシフィコ横浜の存在感を改めて示すものといえる。
YCVBとパシフィコ横浜は今後も「地域へのさらなる経済効果の拡大、ビジネス機会の創出、学術交流の促進、そして地域社会との新たなつながりの創出に資するよう、国際会議の誘致・開催支援に一層取り組んでまいります」としている。
大会概要
| 名称 | 国際ヒト脳マッピング学会 2028年年次大会 Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping 2028 |
|---|---|
| 会期 | 2028年6月18日(日)〜22日(木) |
| 会場 | パシフィコ横浜 |
| 参加者予定人数 | 現地参加3,000人(うち海外から2,500人) |
| 主催 | 国際ヒト脳マッピング学会(Organization for Human Brain Mapping) https://www.humanbrainmapping.org/ |
| 横浜市内経済波及効果 | 約31億5千万円 ※観光庁開発「MICE開催による経済波及及び効果測定のための簡易測定モデル(MICE簡易測定モデル)」より測定 |













