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[広告×来場管理]いまの来場者と似ている人を探せ

フリークアウト本田謙さん(左)とイベントレジスト ヒラヤマコウスケさん

フリークアウト本田謙さん(左)とイベントレジスト ヒラヤマコウスケさん

目標来場者数は前回の倍!と言われたらどうしよう…。

公式サイトやSNSはリニューアルしたし、DMを送り、専門誌へ広告も出稿した。何度も繰り返せば反応は上がるだろうけど2倍はとても、とても。これまでのアプローチ先からの集客が限界なら、新しい層に呼びかけれるしかない。しかし、これまで一生懸命充実させてきた集客リスト以外のターゲットなんてどこにいるのか、街にでて片っ端から誘うなんて砂に水をまくようなものだし。

そんな集客の課題を解決するのがDSP広告配信のフリークアウトと、来場者管理などを提供するイベントレジストが連携した「集客ソリューションサービス」だ。

「同じウェブサイトをチェックするなど、来場者と似た行動パターンの人は、イベントに興味をもっている可能性が高い。そういう人たちにターゲットを絞って広告を配信すれば、これまで接触できなかった人たちを効率的に集客できる」とイベントレジストのヒラヤマさんは語る。

イベントレジストがもつ来場者データのウェブ上の行動解析から、来場する可能性が高い人物像を設定。フリークアウトの広告配信システムを活用し、その条件に合ったターゲットにピンポイントで、ウェブ・SNSなどさまざまなメディアからアプローチする。自社のもつハウスリストやSNSのつながり以外の層に、またインターネットであまり活動しない人たちにも、しかも明確にターゲットを絞ってアプローチできる、新しい集客手段だ。

集客ソリューション(広告)のイメージ

集客ソリューション(広告)のイメージ

フリークアウトの本田さんは「会社名や役職といった表層的なデータをただもっているだけではだめで、ウェブ行動解析による興味関心なども含めた深いデータをもち、さまざまなデバイスをもつユーザーにきちんとひも付けた上で配信しなければ、効果的なマーケティング施策はとれない」と説明。フリークアウトの膨大なデータ量と豊富な実績による精密な管理がこのスキームを可能にしている。

「私どもはネット上の情報だけでなく、リアルの場の情報を集めることに注力したい。ネット上で熱心に投稿する積極的なユーザーが、実際にはネット外でも積極的かというと必ずしもイコールではない。ユーザーのあらゆる行動を分析して、広告主のターゲットにあったユーザーに配信、広告効果を最大化することが求められています。」(本田さん)

「数多くのイベント主催者のサポートをしてきましたが、必ず直面する課題が集客。イベントレジストの活用で集客に活用できるものは多いのですが、このソリューションで加速しました。当社の主催者支援の実績とフリークアウトの精度の高い分析がむすびつき、確度の高いターゲットの絞込みで新規層の集客をサポートします」(ヒラヤマさん)

主催者だけでなく、展示会の出展社もこのサービスを使って集客することもできる。来場者の人物像からそれに似た行動するユーザーを探しだし、イベント出展していることを広告配信してブースに集客するだけでなく、イベントに参加できなかった人を自社のランディングページに誘引して、資料請求や商談につなげるなど、展示会の機能を補完することができそうだ。

「ユーザーリストを提供するわけではないので、個人情報保護法もクリアしています」(本田さん)

「アドテクの導入というと、莫大な投資が必要と思う方もいるかもしれませんが、予算によって応相談です」(ヒラヤマさん)

いまアプローチしている来場者以外にどんな人たちに来て欲しいか、あらためて考えることはマーケティング設計を見直す良い機会になるかもしれない。

 

月刊イベントマーケティング10号「特集:集客と成約に効くコンボ」より)

 

樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている