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そのイベント、 ゴールに向かってますか? #1べニュー開発 世界遺産・勝連城跡(沖縄)

MICE 開催をいくらで、どこで、誰とやるのか?
イベントの最終ゴールに向けて走っているつもりが、イベント自体がゴールになってないだろうか?
いろんな事情で変更要素が出てきたとき、なんでこのイベントやるんだっけ、に立ち返って、
だからいくら、だからここ、だから誰と、ゴールに紐付いているかを確認したい。そんな事例や最新情報を紹介する。

 

【べニュー開発】
風雲児、阿麻和利の城を会場に
〜世界遺産・勝連城跡(沖縄)

神社・仏閣、美術館、商店街など特別な場所でイベントを開催することで、参加した人たちに特別な体験を提供するユニークべニューの取組み、開発が全国で進んでいる。

その一環として、沖縄県うるま市では 9 月 1日に世界遺産の勝連城跡(かつれんじょうあと)で「ユニークべニュープレゼンテーションモニター披露会」を実施。県内外のプランナーや旅行会社などからの参加者に、勝連城のライトアップや現代版組踊などのエンターテインメントを披露。うるま市・沖縄の観光ブランドを向上するイベントとなった。

 

アマワリ15 世紀の沖縄東部勝連で、悪政を敷く支配者を倒し、貿易により都市を繁栄させ、公平な政治で民衆の心を掴んだ阿麻和利(アマワリ)。最後には琉球王朝へのクーデターを企てたとして滅ぼされた。勝者側の歴史では反逆者、沖縄の歌謡集「おもろさうし」や地元の伝承では、領民に慕われた民草の王と称えられるなど、謎と魅力に包まれたヒーローだ。
現在、地元の中高生による現代版組踊り「肝高の阿麻和利」が上演されており、日本ユネスコ協会の未来遺産となっている。公演回数は通算 260 回を超え、延べ 15 万 5000 人が来場、現在も公演チケットは発売即完売するほどの人気だ。エンターテインメントとしての完成度の高さや、感動できるストーリーが注目を集めているばかりでなく、出演する中高生が故郷に誇りを持つこと、感動体験のプログラム開発、地域文化の再発見、地域振興といった、社会的意義の面でも注目を集めている。
阿麻和利が本拠地にした勝連城跡は、2000 年に世界遺産に登録された “ 琉球王国のグスク及び関連遺産群 ” のなかでもっとも古いもの。その城壁は優雅な曲線を描き、頂上では青い海や海中道路が一望できる。場内では Wi-Fi 付デジタルガイダンスが利用でき、城の各所の解説や阿麻和利の時代にタイムスリップするといった機能もついている。
うるま市では、世界遺産である勝連城跡をイベントスペースとして開放。歴史・文化を体験できる、「ここでしか味わえない体験」を提供している。
9 月 1 日には、「ユニークべニュープレゼンテーションモニター披露会」を勝連城跡の四の曲輪で、うるま市観光物産協会が主催、開発アドバイザーを務める DMC 沖縄の企画・運営で実施した。披露会では、うるま市の島袋俊夫市長も駆けつけ、市をあげて積極的にイベント会場としての活用、MICE 誘致を推進する意向を語った。屋外の会場に屋根付きの仮設ステージと宴会用テーブルを設置し、関連事業者のプレゼンテーションを実施。ユニークべニューとして勝連城跡を利用する際には、うるま市観光物産協会と専門コーディネーターが連携し、主催者の要望と管理者との調整、使用条件の説明、文化財保護のための施策、勝連城の魅力を活かしたプラン企画、イベントに応じた企画、会場設営の手配、調整などを行うしくみになっていることが説明された。レセプションには欠かせないケータリングについても、地元の東南植物楽園と ANA インターコンチネンタル万座ビーチリゾートの 2 社が料飲メニューやサービスを紹介した。
美しい夕日が沈んだ後、広々とした空間のなかで、優雅なシルエットの勝連城をスクリーンに投影された映像演出と、沖縄の伝統音楽が幻想的な空間を創出していた。また、ダイジェスト版の「肝高の阿麻和利」も上演され、中高生たちの迫力ある演技に、参加者の拍手が鳴りやまなかった。 問合せはうるま市観光物産協会(◆ 098-978-0077)まで。

世界遺産勝連城跡 公式ホームページwww.katsuren-jo.jp/

【ユニークべニューとは】
UVベストプラクティス普段はイベントなどが開催されない、お城、神社・仏閣、美術館などで会議やレセプションを開くこと。地域の特性を演出できたり、参加者に非日常感を提供できるために、国際会議の誘致の重要なファクターとなっている。企業イベントなどで使用することも多い。
観光庁ではユニークベニューとして利用可能な施設をリスト化しているほか、先進事例を集めた「ユニークベニュー ベストプラクティス集 」 を 発 行。PDF 版は観光庁のウェブサイトからダウンロードできる。

http://www.mlit.go.jp/common/001098973.pdf

 

 

田中力 MICE研究所

田中力 MICE研究所

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベントの集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という「集客3D理論」を展開。