InterBEE 2022

出展社数1.8倍で ハイブリッドに展開

Inter BEE 2022
小田 佳代子さん 一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会 Inter BEE ディレクター

11月16日から18日に幕張メッセ会場、そしてリアルに先行する形でオンライン会場を11月1日からスタートさせ、ハイブリッドに展開する「Inter BEE2022」。Inter BEE ディレクターの小田佳代子さんに、前回との違いや今年のみどころについて聴いた。

オンラインを先行しさせることで
出展情報の事前発信強化

音と映像と通信のプロフェッショナル展示会「Inter BEE 2022」では、昨年に引き続き、幕張メッセのリアル会場とオンライン会場を組み合わせた開催形式を選択し、それぞれのメリットと Inter BEE ならではの出展製品特性に最適化して、展示、セッションが展開される。今回、昨年と大きく異なるのは、オンライン会場がリアルの幕張メッセ会場の会期より約2週間先行し、11 月1日からスタート。前回はオンラインとリアルは同時スタートだったが、オンラインを先行させることで出展各社の展示情報の事前発信を強化する。また、コンファレンスもプレセッションを配信して予習の機会を提供する。

Inter BEE ディレクターの小田佳代子さんは「幕張メッセ来場前に、情報のインプットをしていただき、リアルでは実際の体験や直接のコミュニケーションという展示会の醍醐味を感じていただきたい。幕張メッセでの3日間終了後も12 月 23 日までオンライン会場はオープンしており、コンファレンスのアーカイブ視聴や資料ダウンロードなど、約2ヶ月の長い期間で、幅広く活用いただけるよう用意しています」と、事前・対面・事後と三段構えのコミュニケーション設計で参加者を迎える。

出展社数は前年比1.8倍
規模は1.5倍

昨年、2年ぶりのリアル開催での出展社アンケートでは「直接商品を説明し、商談することができた」「新規のお客様と出会えた」と対面式での開催や顧客開拓の場としての展示会に手応えを感じるコメントが多かったという。一方で来場者アンケートでは、特別企画やコンファレンスがリアル会場では実施されなかったこと、また、「もっと多くの展示が見たい」との声が寄せられた。

今回の出展社数は、前年比1.8倍、規模は幕張メッセのホール4からホール8と1.5倍の展開となり、「2019 年の規模までの回復は道半ばですが、出展社の期待を感じます」と小田さんは継続出展社の回帰だけでなく新規出展社の裾野の広がりにも注目する。「今年の出展の傾向としては、キーワードとしてバーチャルプロダクション、メタバース、放送と通信の融合による新しいビジネスマッチングが挙げられます」(小田さん)

バーチャルプロダクションは、昨年 In-Camera VFX のデモが注目されたが、今年は展示ブース内で関連展示にも広がることが期待される。

In-Camera VFX のデモ InterBEE

In-Camera VFX のデモは昨年注目を集めた。今年はバーチャルプロダクション関連機器やスタジオを紹介するブースへの広がりも

特別企画においては、実際の制作現場の声や制作手法などを直接聞ける機会を設ける。また、放送局が手掛けるバーチャル空間が各地に広がっていることから、関連展示にも期待がかかる

「放送事業者の方々だけでなく、ここ数年は動画配信も進み、みんなが放送人になっています。Inter BEE ではプロから初心者まで『こんな映像がつくりたい』が相談できる場所。体験やコミュニケーションを通じて、新しい発見をしにいらしてください」(小田さん)

 

<協賛>

InterBEE

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