
MCI-JCS Japan株式会社(以下、MCI Japan)は、マーケティング・イベント・ブランド体験に携わる企業担当者を対象とした自主イベントシリーズ「MCI UNBOX Series」を開始する。第一弾となる今回は「世代も価値観も異なる相手に、どうインパクトを届けるか」をテーマに掲げ、2026年8月5日、東京・銀座の伊東屋10階HandShake Loungeで開催される。
「イベント運営の改善」ではなく「オーディエンス理解」から
MCI Japanは、スイスに本拠を置くエンゲージメントマーケティングエージェンシーMCI Groupと、JCSとの合弁会社。34カ国・64拠点というグローバルネットワークを背景に、インバウンド案件や国際的な知見を活かしたクライアント対応を強みとしてきた。今回の「UNBOX Series」は、世界各地で蓄積されたトレンドや知見を日本市場と共有し、ワークショップを通じて実務に還元していく取り組みの第一弾となる。
企画の背景には、多くの企業がイベントマーケティングにおいて直面している共通の課題がある。参加者は集まっても成果につながっているかが見えにくいこと、満足度や来場者数以外の指標でイベントの価値を説明しづらいこと、そして顧客との関係構築やビジネス成果への接続を実感しにくいことだ。加えて、AIやデジタル化によって参加者の行動様式そのものが変化しつつある。
MCI Japanはこうした課題に対し、必要なのはイベント運営の改善という表層的な対処ではなく、「オーディエンスを中心に据えた体験設計」への転換であるという立場を示している。第一弾のテーマである世代・価値観の違いは、その体験設計を考える上での出発点として選ばれた。
ペルソナになりきり、オーディエンス視点で設計し直す
ワークショップは、MCI Groupが独自にまとめたグローバルレポート「Decoding generational behaviours, motivations and myths」をベースに構成される。扱われるテーマは大きく3つ。社会やビジネスを取り巻く変化を俯瞰し今後のエンゲージメント設計への影響を考察する「変化する世界」、レポートを手がかりに各世代がイベントに何を期待し何に価値を感じるのかを探る「変化するオーディエンス」、そして参加者自身が異なる世代・価値観を持つペルソナの視点に立ち、イベントの目的や体験設計を見直す「オーディエンス視点でイベントを再設計する」である。
進行形式にも特徴がある。MCI UNBOX Seriesは「知識を教える場」ではなく「問いを共有し、新しい視点を発見する場」として設計されており、一方的な講義ではなく参加者同士の共創を軸に置く。当日はワークショップに加え、軽飲食を伴うネットワーキングレセプションの時間も設けられ、業界横断での学びと交流、実務に持ち帰れる示唆の提供を目指す構成となっている。
オーディエンスの受け取り方の違いを表す3つのタイプとして「the curious(新しいものに惹かれる)」「the cautious(根拠が見えるまで慎重に見極める)」「the considered(経験をもとにじっくり判断する)」が提示されている。同じメッセージや体験であっても、受け取り方は人によって異なるという前提のもと、当日はこの3タイプがどこに反応し、何を信頼し、どこで離れてしまうのかを、ありがちな思い込みを解きほぐしながら立体的に捉えていくという。参加者には、当日の内容と連動する形でMCI Groupの最新レポート「Decoding Generational Behaviours, Motivations and Myths」(Gen Z、Millennial、Gen X、Boomerそれぞれの行動やモチベーション、参加スタイルの傾向をまとめたもの)が配布される。
開催概要と参加対象
会場は銀座伊東屋10階の「HandShake Lounge」。参加費は無料で、定員は30名(先着順)、申込締切は8月3日17時30分となっている。
主な参加対象は、企業側のマーケティング・イベント担当者だ。対象業界としてICT・テクノロジー、金融、ヘルスケア/製薬、保険、プロフェッショナルサービスを挙げ、職種ではHead of Marketing、Marketing Manager、Event Manager、Event Marketing Lead、Engagement Leadなどを想定している。イベントページでも、企業イベントやブランド体験の企画に携わる人、エンゲージメント設計に課題を感じている人、参加者満足度だけでなくより深いインパクトや行動変容を生み出したい人などが対象となる。業種を横断し、多様な世代の視点を得るため、申込フォームでは世代を尋ねる項目を設け、ワークショップのグループ分けに活用するという。
イベントマーケティング設計者へ——価値観の転換という「裏テーマ」
今回のテーマは一見、マーケティング施策のひとつである「世代論」を扱ったワークショップに見えるかもしれない。しかし、その本質はより広い問いにある。イベントは情報を届ける場から、人と人との関係や意思決定に影響を与える体験へと進化している。その進化を支えるのは運営手法やコンテンツの改善ではなく、まず参加者を深く理解することだ——これがMCI Japanの掲げるキーメッセージである。
これは、多くのイベント主催者・企画提案者がすでに感覚として持ちながらも、日々の運営業務の中で後回しにされがちな視点でもある。今回のワークショップは、その視点を改めて言語化し、実践的なフレームワークとして手に取る機会と言える。
イベントマーケティングはメディアパートナーとして
本メディア「イベントマーケティング」は、イベントマーケティングという手法の進化・深化を目指し、イベント主催者・企画提案者であるプランナーを応援する立場から、今回MCI UNBOX Seriesとのメディアパートナーシップを結んでいる。オーディエンス理解を起点とした体験設計という考え方を、一つの学びの機会として編集部も参加。後日、体験レポートとして展開予定だ。
開催概要
イベント名:MCI UNBOX Series(第1回)
テーマ:Impact for the curious, the cautious, and the considered
世代も価値観も異なる相手に、どうインパクトを届けるか
日時:2026年8月5日(水)
16:00~16:30 受付
16:30~18:00 ワークショップ
18:00~20:00 ネットワーキングレセプション
会場:銀座伊東屋10階 HandShake Lounge(〒104-0061 東京都中央区銀座2-7-15)
参加費:無料
定員:30名(先着順)
申込締切:8月3日(月)17:30
対象:企業のマーケティング・イベントご担当者
※同業他社・対象外の方からの申込はお断りする場合あり
主催:MCI Japan(MCI-JCS Japan株式会社)
戦略パートナー:JCS(Japan Convention Services, Inc.)
協賛:Dorier、Cvent、snapsight by Gevme、searix、FARM CANNING
イベントページ:https://cvent.me/7law1W
申込:Cventの特設ページより受付 https://cvent.me/1XBQN2












