
青山・渋谷の総鎮守として930年以上の歴史を持つ金王八幡宮(東京都渋谷区渋谷3-5-12)で、2026年9月19日(土)・20日(日)の2日間、「令和8年 金王八幡宮例大祭 にぎわい行事」が開催される。毎年9月に行われるこの例大祭は、渋谷で最大規模の地域祭礼だ。神楽殿ステージでの伝統芸能奉納、ポニーとのふれあい、子供縁日、そして多国籍料理のキッチンカーが集まる「未来縁日」が境内と周辺エリアを埋め尽くす。月刊イベントマーケティングも未来縁日に協力する形で今年の開催を後押ししている。
渋谷の秋を彩る金王八幡宮例大祭、9月19・20日ににぎわい行事
渋谷最大の地域祭礼 1092年創建の神社が国際都市の秋を束ねる
金王八幡宮は1092年(院政期)の創建で、渋谷の地の歴史そのものといえる神社だ。渋谷のヒーロー「渋谷金王丸常光(しぶやこんのうまるつねみつ)」をゆかりとし、源頼朝が植えたと伝わる桜「金王桜」でも知られる。現在の渋谷3丁目、渋谷警察署裏の静かな一角に位置するが、例大祭の時期だけは境内が一変する。
渋谷・青山という国際都市のど真ん中にある神社の祭礼として、例大祭は特別な意味を持つ。高層ビルやショッピング施設が立ち並ぶこのエリアで、今も変わらず氏子の町会神輿が渋谷109前や青山通りに繰り出し、地域の結びつきを可視化する。同時に、様々な国や地域のルーツを持つ人々が一緒に祭りを盛り上げる渋谷らしさもある。この「伝統」と「多様性」の融合が、金王八幡宮例大祭が長く愛される理由の一つだ。
例大祭の流れ 神事から神輿渡御、にぎわい行事まで
令和8年の例大祭は9月14日(月)の大祭祭典からスタートする。18日(金)午後には町会神酒所祓いと神輿御魂入れが行われ、各町会の神輿に魂が宿る。
にぎわい行事の2日間が終わる20日(日)の午後には、例大祭最大の見せ場である神輿連合渡御が行われる。14時に道玄坂での神輿連合渡御、15時には青山通りでの神輿連合渡御が展開される。渋谷15町会から集まった神輿が街を練り歩く光景は、普段の渋谷の喧騒とはまったく異なる空気をもたらし、一度見ると忘れがたい体験となる。
2日間の「にぎわい行事」を4エリアで楽しむ
にぎわい行事は境内・子供公園・神楽殿・駐車場の4エリアを使って展開される。社殿では大祭特別祈祷が執り行われ、境内には奉納生け花(華道洗心流家元・鳥居茜月氏)が飾られる。神楽殿では19日に東インド古典舞踊オリッシー・太極拳演武・日本舞踊・渋谷の民話語り・シャンソン・琴・パントマイムと、和洋・国際色豊かな演目が11時から19時まで続く。20日は里神楽が終日奉納され、19時の「福徳の舞」ではお菓子が撒かれるフィナーレも用意されている。
境内では19日(土)14時・15時の2回、ポニーの引馬体験とふれあい展示が行われる。普段の都会では見られないポニーとの触れ合いは、子どもたちに毎年大きな歓声をもたらしている。

子供縁日 昔ながらの縁日体験が11時から21時まで
子供公園スペースに設けられる「子供縁日」は、金魚すくい・ヨーヨー釣り・綿菓子・射的・似顔絵・ゆるキャラとのふれあいなど、昔ながらの縁日体験が11時から21時まで楽しめる。デジタルゲームが日常の子どもたちにとって、縁日の遊びは新鮮な体験だ。保護者世代にとっては、自分の子ども時代を思い出させる懐かしさもある。
今年は来場した子どもたちへの特典として、公式サイト(nigiwai-matsuri.com)のジュース引換券をスマートフォンで提示すると、子供縁日のドリンク売り場で紙パックジュースを1人1本プレゼントするサービスも実施される。1日200本の数量限定のため、公式サイトを事前に確認のうえご来場いただきたい。
未来縁日 渋谷らしい多国籍フードコートが今年もにぎわいを創る
「未来縁日」は、神社正面横の駐車場スペースに多彩なキッチンカーが集まるフードコートエリアだ。このエリアのコンセプトは「伝統的な縁日の屋台文化を現代のフードトラック文化に接続する」こと。境内の子供縁日が昔ながらの縁日ゲームと和の食べ物(綿菓子など)を提供するのに対し、未来縁日はケバブ・タコス・台湾麺線・ベトナム料理・ローストチキン・クラフトビール・ワインなど、渋谷・青山エリアならではの多国籍な食文化を祭りに持ち込む。
未来縁日には、令和8年も個性豊かな飲食店・キッチンカーが出店を予定している。公式サイトには「URIと台所。」(ベトナム料理)、スタイルアフリカ、Galata Turkish Kitchen(トルコ料理)、台湾佐記麺線などの出店者名が並んでいる。伝統的な神社の祭礼の場で、これほど多様な食文化が一堂に集まること自体が、渋谷という街ならではの現象だ。
月刊イベントマーケティングは、この未来縁日に協力する形で今年の例大祭に参加している。展示会・イベント・MICEを専門とする媒体として、地域のリアルな「場づくり」にも関わることで、イベントを通じたコミュニティの形成という本誌の理念を実践している。
地域と企業と文化が交わる「場」 渋谷の結節点としての祭礼
今回の協賛企業の顔ぶれを見ると、東急株式会社・東急不動産株式会社といった渋谷再開発を牽引する大企業から、ダブルトールカフェ・ブルーノート東京・ルピシアといった地元の名店、シブヤ経済新聞・渋谷文化プロジェクトといった地域メディア、医療法人・法律事務所・金融機関まで、渋谷エリアに根ざした多種多様な組織が名を連ねる。
また、子供縁日の出店者にもボーイスカウト渋谷第6団・ガールスカウト東京都第2団・明治安田生命・國學院大學といった教育・地域活動系の組織が名を連ね、商業的な縁日にとどまらない地域コミュニティの結節点としての性格を持っていることがわかる。大人も子どもも、地元の企業も遠方からの来訪者も、同じ境内で同じ時間を過ごす——祭りにしか生み出せない「場」がここにある。
イベントマーケティングの観点から見れば、金王八幡宮例大祭は「地域密着型コミュニティイベント」の好事例でもある。神事という変わらない核を持ちながら、未来縁日というアップデートされたコンテンツを加えることで、毎年新たな出会いと体験を生み出し続けている。企業イベントでは実現しにくい「偶発的なつながり」と「時間をかけて育まれた信頼」が、この祭りの背景にある。
渋谷金王八幡宮にぎわい行事の詳細(イベントページ)
開催概要
| 例大祭期間 | 2026年9月14日(月)〜20日(日) |
| にぎわい行事 | 2026年9月19日(土)・20日(日)各日11時〜21時 |
| メイン会場 | 金王八幡宮(東京都渋谷区渋谷3-5-12) |
| アクセス | 「渋谷駅」出口C1より徒歩6分(渋谷警察署裏) |
| 20日の神輿渡御 | 道玄坂(14時)、青山通り(15時) |
| 公式サイト | https://nigiwai-matsuri.com/ |
| @nigiwai.chu | |
| facebook.com/nigiwaimatsuri | |
| 金王八幡宮 公式サイト | https://www.konno-hachimangu.jp/ |





















