JCS運営の福岡コミュニティDMOが拡大、ビジネス交流の場へ進化

福岡大名

日本コンベンションサービス株式会社は2026年8月31日、同社が福岡市内で運営するカンファレンス施設「大名カンファレンス」を拠点に展開してきたビジネスコミュニティ「福岡”大名にもっとおいで!”(略称DMO)」を、これまでの福岡大名ガーデンシティ関係者限定から対象を拡大し、福岡のまちづくり・ビジネス・スタートアップに関心を持つ人なら誰でも参加できるオープンコミュニティへと進化させた。同日、コミュニティサイト(event.daimyo-conference.jp)もリニューアルオープンし、リアルとオンラインを融合した新たなコミュニティ基盤の運用を開始した。

JCS運営の福岡コミュニティDMOが拡大、ビジネス交流の場へ進化

2023年から続くコミュニティが「外に開く」 3年間・11回・916名の実績をもとに

「福岡”大名にもっとおいで!”」は2023年に活動を開始した。「繋がる・広がる・出会える」をテーマに、懇親会や運動会などの交流イベントを計11回開催し、延べ916名が参加してきた。これまでは福岡大名ガーデンシティの入居企業・関係者を中心とした「クローズドなコミュニティ」として機能してきたが、この3年間の実績を土台に、今回のリニューアルで対象を福岡全体へと広げた。

背景にあるのは、福岡市・福岡県における多様なプレイヤーの活発な動きだ。スタートアップの創出、企業の新規事業開発、自治体・教育機関・地域コミュニティによる地域課題解決の取り組みが盛んになる一方で、「分野や所属を超えた出会いや情報共有の場」は十分とはいえない状況が続いてきた。活動同士がつながることで生まれる可能性がまだ大きく残されている——そうした認識が、コミュニティのオープン化を後押しした。

リアルとオンラインの両輪 発表会・勉強会・懇親会を継続的に展開

リニューアル後のコミュニティは、リアルイベントとオンラインコミュニティの組み合わせで運営される。発表会・勉強会・体験会・展示会・懇親会などのリアルイベントを通じて新たな出会いを生み出し、オンラインコミュニティでその後の交流や情報共有を継続することで、新たなプロジェクトや共創の創出を目指す。

今後の活動として、10月9日には「RAMEN TECH」関連イベント「LOCAL SHOUT!」の開催が予定されている。このほかの活動についてもコミュニティサイトで順次公開される予定だ。参加対象は、企業・自治体・教育機関・スタートアップ・地域プレイヤーなど、福岡のまちづくりやビジネスに関心を持つ人であれば誰でもよく、参加費などの詳細はコミュニティサイトで確認できる。

拠点となる「大名カンファレンス」 天神駅徒歩2分の上質な施設

コミュニティの物理的な拠点となるのが、福岡大名ガーデンシティ・タワー3〜4階に位置する「大名カンファレンス」だ。天神駅から徒歩2分という好立地に、総面積1,350平米・全9室・最大収容430名(Link Room 1-3一体利用時)の規模を誇る。「ホテルのように上質なカンファレンス施設」をコンセプトに、国際会議・セミナー・懇親会・商談会から地域コミュニティの交流の場まで多様なシーンに対応する。

「ここから届ける、ここから繋がる」というコンセプトのもと、単なる会議室としてではなく、人と人・人と企業・人と地域をつなぐコミュニティのハブとして機能させることを大名カンファレンスは目指している。今回のコミュニティオープン化はその理念を具体的な活動として形にする試みだ。

カンファレンス施設が「コミュニティ運営者」になる MICE施設の新たな役割

イベント・MICE業界の観点から見ると、今回の取り組みは「施設がコミュニティを育てる」という新しい施設活用モデルとして注目に値する。従来のカンファレンス施設の役割は、部屋を貸し出してイベントを成立させることだった。それに対し大名カンファレンスは、自ら主体となってコミュニティを運営し、そこから生まれる会議・イベント・交流の場として施設を位置づけようとしている。

コミュニティ運営のノウハウを持つ日本コンベンションサービス(JCS)ならではのアプローチだ。1967年設立のJCSは、国際会議・学術集会のPCO(プロフェッショナル・コングレス・オーガナイザー)として長年の実績を持ち、日本のMICE産業の礎を築いてきた企業だ。そのJCSが福岡という地で「カンファレンス施設×コミュニティ」という新しいモデルを実証しようとしている点は、全国のMICE施設・会議施設にとっても参考になる取り組みだといえる。

概要まとめ

コミュニティ名 福岡”大名にもっとおいで!”(略称:DMO)
オープン化日 2026年8月31日
コミュニティサイト https://event.daimyo-conference.jp/
参加対象 福岡のまちづくり・地域活動・スタートアップ・ビジネスに関心を持つ方(企業・自治体・教育機関・スタートアップ・地域プレイヤーなど)
活動形式 リアルイベント(発表会・勉強会・体験会・展示会・懇親会など)+オンラインコミュニティ
直近イベント 「RAMEN TECH」関連イベント「LOCAL SHOUT!」(10月9日)
コミュニティ実績 2023年開始・計11回開催・延べ916名参加
拠点施設 大名カンファレンス(福岡県福岡市中央区大名二丁目6-50 福岡大名ガーデンシティ・タワー3・4階)
施設規模 総面積1,350㎡・全9室・最大収容430名 天神駅徒歩2分
施設公式サイト https://daimyo-conference.jp/
主催 日本コンベンションサービス株式会社(東京都千代田区)代表:近浪弘武
会社公式サイト https://www.convention.co.jp/

出典:日本コンベンションサービス株式会社 プレスリリース「福岡大名ガーデンシティ発のビジネスコミュニティ『福岡”大名にもっとおいで!”』 対象を拡大しオープン化」(2026年8月31日)

田中力 MICE 研究所 代表 展示会 イベント集客は、来場者数、来場者の質、滞留時間という 集客3D理論を展開。

田中力㈱MICE研究所 代表取締役/月刊イベントマーケティング副編集長

投稿者プロフィール

田中力 ㈱MICE 研究所 代表取締役 月刊イベントマーケティング副編集長。2015年の創刊以来、イベントマーケティング・展示会関連の取材・編集・企画にも関わる。海外の大学卒業後、貿易・物流・小売に関わり、バイヤーのサポートとして海外展に多数参加。2016年からは自社でイベント関係者向けのカンファレンスBACKSTAGEも主催。近年はイベント業界の人材課題を解決する就職フェアも実施。

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