
「AP赤坂グリーンクロス」内覧会初日、6月12日に開催されたセッション2では、子どもや子どもの生み育てに配慮した、製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度「キッズデザイン賞」を運営するキッズデザイン協議会の副会長河﨑由美子さんと事務局の吉岡麻衣さんが登壇。

キッズデザイン協議会 副会長 河﨑由美子さん

キッズデザイン協議会 事務局 吉岡麻衣さん
協議会の社会的役割や、受賞作品の開発コンセプトや子どもへの配慮したポイントなどを紹介した。
キッズデザイン協議会は、大型施設の回転自動ドアでの子どもの重大事故をきっかけに、子どもの不慮の事故防止が社会課題化したことをうけ、経済産業省の呼びかけに応じて子どもの安全・安心の向上と健やかな成長発達につながる社会環境創出に賛同する企業が集まり設立された団体。現在は企業53社、27自治体、アドバイザー8団体などで構成されている。キッズデザイン賞運営のほか、調査研究、安全性を高めるプロセスを第三者が認証するCSD認証などを手がける。
キッズデザイン賞は、子どもの安全・安心に貢献するデザインに留まらず、創造性と未来を拓くデザイン、子どもたちを生み育てやすいデザインと3つのミッションを掲げて、プロダクト、アプリケーション、建築・空間、コミュニケーション、調査研究の5つのカテゴリーの作品を顕彰する。
受賞作品にはキッズデザインマークが使用できるほか、内閣総理大臣賞をはじめ多くの賞が授与される。これまでに6975点の応募があり4148件が受賞している。
また調査研究事業のなかで開発された「プレイフル・デザインカード」は、子どもの行動特性をデザイン言語化した「こどもOS」を、発想ツール化したもの。子どもがやりがちな行動を表面(白地)には楽しいこと、裏面(黒地)には危険なことをデザイン化。子どもの行動を理解するほか、開発中の製品やサービスによって子どもがどういう行動をするか(アフォーダンス)を考えるヒントとなり、安全性を事前に検討できる。

プレイフル・デザインカード
作品のなかには、その用途を想像できないものもあり、参加者どうしで予想したり、説明をうけてその細部への配慮を体感することで、子どもを守るデザインの力を再確認した。

キッズデザイン協議会によるトークセッションでは、テーブル・椅子を島型レイアウトにして、キッズデザイン賞の受賞作品などに触れながら、会員同士の交流・共創事例を紹介
「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポートの一覧
・「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポート(1)| 「心動かす場づくり」と「これからの学びのあり方」
・「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポート(2)| 対談:空間 × サステナブルの心動かすコラボとは
・「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポート(3)| レポート:キッズデザイン協議会「キッズデザインに触れてみませんか?」
・「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポート(4)| レポート:元ラグビー日本代表・大野均氏「弱小チームからワールドカップで勝つまで













