「AP赤坂グリーンクロス」内覧会レポート(4)| レポート:元ラグビー日本代表・大野均氏「弱小チームからワールドカップで勝つまで」

AP赤坂グリーンクロス,オープニング内覧会

「AP赤坂グリーンクロス」内覧会初日、6月12日に開催されたセッション3では、ラグビー元日本代表の大野均さんが「弱小チームからW杯で勝つまで」をテーマに、講演を行った。

AP赤坂グリーンクロス,オープニング内覧会

ラグビー元日本代表の大野均さん

AP赤坂グリーンクロス,オープニング内覧会

ナビゲーターのショウガールズの野中美智子さん

ラグビーといえば、2015年のラグビーワールドカップ・イングランド大会で、世界屈指の強豪国・南アフリカを相手に歴史的な逆転勝利を収めたシーンが印象深い。大野均選手は、この試合に出場した日本代表のベテラン選手の一人。試合後、大野選手がチームを代表して、「ワンチーム」という言葉で選手、コーチ、スタッフ、そしてファンが一丸となって戦った結果と語り、その後、日本代表のスローガンとして「ワンチーム」が定着した。

講演では、大野さんら当時の日本代表がどのように歴史的大勝を挙げたのかを紐解きながら語られた。 

大野さんが日本代表入りしたのは2004年、2度W杯を経験するも、チームは勝利から遠ざかる。転機は2012年エディー・ジョーンズのヘッドコーチ就任だった。チームの一体感醸成のため、海外出身選手も含めた全員での「君が代」の理解と練習しての斉唱。トレーニングは以前の1日2回から4回へと激増し、GPSで全選手の運動データの管理、科学的かつハードになり、この積み重ねが、2015年W杯優勝候補の南アフリカ戦の歴史的勝利、同大会での3勝という快挙につながったという。 

大野さんは、日本代表の成功は単なる偶然や精神論だけでない。科学的で緻密な戦略が立てられたこと。例えば、ミーティングを多用し、スクラム担当、パス・キック担当、そしてチーム全体と、さまざまな単位での意思統一と戦略確認を徹底。これにより、個々の選手は自分の役割に集中しつつも、チーム全体の目標である「勝利」に向かって結束した。

4年間の厳しい練習は強豪相手にも「簡単に負けはしない」という自信の源泉となったと振り返る。「スポーツ史上最大の番狂せ」と言われ、世界中に衝撃と感動を与えた舞台裏の話に、参加者も聴き入っていた。 

また、大野さんは「自分のなかにまだ燃やせられる部分、“未燃物”を見つけ、情熱を感じられる人生を」とメッセージを送った。

AP赤坂グリーンクロス,オープニング内覧会

「弱小チームからW杯で勝つまで」をテーマに行われた講演


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