[No Mapsレポート]ベンチャーカンファレンス MEET UP!! in Sapporo

「映像や音楽、ITやAIなどのインタラクティブな世界が連携し合い、真っ白な地図に可能性を投影する」というコンセプトのNo Maps。そのプレ開催が10月10日~16日に札幌市内の各地で開催。新しいビジネス・コンベンションを札幌・北海道から世界に向けて展開するために様々なコンテンツが立ち上げられた。まずは13日に札幌テレビ塔で開催された「ベンチャーカンファレンス MEET UP!! in Sapporo Sponsored by 大日本印刷」をリポートする。

 

「ベンチャーカンファレンス MEET UP!! in Sapporo Sponsored by 大日本印刷」は、東京の各分野で活躍するベンチャー企業やベンチャーキャピタル、アクセラレータ企業を招待。「北海道にベンチャーエコシステムをつくろう」を合言葉に、新しいビジネススタイルを共に考えるためのカンファレンスである。

 

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株式会社アクアビットスパイラルズ 代表取締役CEO 萩原 智啓さん

第1部はIMJ Investment Partners パートナーの岡 洋氏がモデレーターを務め、ベンチャー企業5社、アクセラレータ企業4社によるプレゼンテーションが行われた。最初に登壇した株式会社アクアビットスパイラルズの萩原 智啓 氏は、「ググらせない世界」をテーマに、スマホをかざすだけで起動するアプリの開発と、それをどう周知していくかを発表、またイベントレジスト株式会社の小笹 文 氏は、トップクラスの展示会や企業のカンファレンスにコミット、実績を積むことで多くの関連イベントも手掛けるようになり、業績を伸ばしていると発表された。

 

イベントレジスト株式会社 取締役 最高業務執行責任者/COO 小笹 文

イベントレジスト株式会社 取締役 最高業務執行責任者/COO 小笹 文

アクセラレータ企業として、東京急行電鉄株式会社から加藤 由将 氏、大日本印刷株式会社の矢野 孝 氏が登壇。大企業がベンチャー企業と業務提携するメリットについて加藤氏は、「大企業の持っている既存の知とベンチャー企業が持っている既存の知をぶつけることでイノベーションが生まれ、新規事業ができるのではないかという思想を持っている」とコメント。矢野氏は「決断や情報処理が急がれる中、スピード感があるベンチャー企業との提携が必要」と語った。

 

ベンチャーカンファレンスには、ベンチャー企業だけでなく、行政、アクセラレータ企業も多数参加。プレゼンテーションの後にはネットワーキングが開催され、新たなビジネスパーソンとの交流を深めていた。IMJ Investment Partnersパートナーの岡氏の言葉を借りれば、北海道はベンチャー企業が活躍する余地がありながら、それが活用されていない「眠れるライオン」である。しかし今回のカンファレンスによって意識が変わり、北海道にもベンチャーエコシステムが形成されていく。眠れるライオンが目を覚ますのは、そう遅くない日だと予感できるカンファレンスであった。

取材・執筆・撮影:(有)マーヴェリック

IMJ Investment Partners パートナー 岡 洋 さん (モデレーター)

IMJ Investment Partners パートナー 岡 洋 さん (モデレーター) 

ストリートアカデミー株式会社 代表取締役社長 藤本 崇さん

ストリートアカデミー株式会社 代表取締役社長 藤本 崇さん

株式会社div 代表取締役 真子 就有さん

株式会社div 代表取締役 真子 就有さん

株式会社ファームノート 代表取締役 小林 晋也さん

株式会社ファームノート 代表取締役 小林 晋也さん

KLab Ventures Partners株式会社 パートナー 御林 洋志さん

KLab Ventures Partners株式会社 パートナー 御林 洋志さん

株式会社TECHFUND 代表取締役CEO 兼 CTO 松山 雄太さん

株式会社TECHFUND 代表取締役CEO 兼 CTO 松山 雄太さん

東京急行電鉄株式会社 「東急アクセラレートプログラム」運営統括 加藤 由将さん

東京急行電鉄株式会社 「東急アクセラレートプログラム」運営統括 加藤 由将さん

大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 矢野 孝

大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 矢野 孝

 

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