株式会社丹青社 (英文名:TANSEISHA Co., Ltd.)がデザイン・制作を手がけた「ふじのくに地球環境史ミュージアム」が、国内・海外合わせて10の賞を受賞した。同ミュージアムは閉校した静岡南高校をリノベーションしてつくられた静岡県では初めての県立自然系博物館。「学び、考える場」である学校環境を活かし、「思考を拓くミュージアム」としてデザインされ、国内では「DSA 日本空間デザイン賞 2016」大賞、海外では「FX 国際インテリアデザイン賞 2016」ミュージアム・展示空間部門 最優秀賞、「iFデザイン賞 2017」iFデザイン賞など、アジア・アメリカ・ヨーロッパの各デザイン賞で、高い評価を受けた。
廃校×リノベーション=新たなミュージアム体験 小中学校の廃校活用は全国的に増加している。高校のリノベーションかつ常設の博物館への転用例は大変珍しく、少子化で今後ますます増える廃校利用の先進事例のひとつといえる。 「思考を拓くミュージアム」がコンセプト 各教室では、学校の椅子や机、黒板等の要素を活用、再構成し、展示テーマの核心となる部分を表現。また、展示テーマをシンボル化したサインを廊下で展開し、展示空間とグラフィックの一体的なデザインで、思考を促す仕掛けとしている。 静岡だから実現!全国初のテーマ「地球環境史」 富士山をはじめ、海・山・川・湖など、静岡県ならではの恵まれた自然資源を活かし、自然環境の実態と成り立ちの調査研究、自然史資料の収集保管、次世代へ継承する一方、人と地球上の生態環境との関わりを歴史的に研究し、100 年後の静岡、そして未来の地球のあり方に示唆を与える。 通算開催数 1000回超!「地球家族会議」 2016年 4月の開館時から毎日複数回、来館者とインタープリター(展示交流員)がひとつのテーブルを囲み議論する「地球家族会議」を、展示室のなかで開催している。
<国内> ・「DSA 日本空間デザイン賞 2016」大賞、協会特別賞 企画・研究賞 ・「JCD デザインアワード 2016」 銀賞、橋本夕紀夫賞 ・「第 50 回日本サインデザイン賞」 入選、中部地区賞 ・「第 35 回ディスプレイ産業賞(2016)」入選 <海外> ・「FX International Interior Design Awards 2016」ミュージアム・展示空間部門 最優秀賞 ・「Asia Pacific Interior Design Awards 2016」シルバー賞 ・「Design for Asia Awards 2016」ブロンズ賞 ・「iF DESIGN AWARDS 2017」iF デザイン賞 ・「BEST OF YEAR INTERIOR DESIGN 2016」ファイナリスト ・「SBID International Design Awards 2016」ファイナリスト
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