Home » Articles posted by 宮城育枝

宮城育枝

フリーランスライター|インテリアコーディネーター|フォトグラファー|沖縄県出身|パンとコーヒーが大好き

イベントビジネスの未来予測 2021 (1)

イベントビジネスの未来予測 2021 (1) »

1 9月, 2021

2021年、イベントビジネスはコロナ禍の苦境をどう乗り越えていくのか。 月刊イベントマーケティングがお届けする、新春企画「イベントビジネスの未来予測2021」。 この企画では、紙面取材やイベント企画でお世話になったイベントビジネスの当事者や分野の有識者の皆さんに、この1年の変化予測を伺います。

【チケッティング】 イベントレジスト株式会社 代表取締役/CEO ヒラヤマ コウスケさん

<Keyword>

不確実性(はイノベーションを生む) 思考(を止めない) 変化(にチャレンジする) −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

2020年から現在にかけて、人類に突きつけられている現実は、元々人間は多様な価値観の中で共存している事、また生存するためは「変化への対応」が不可欠な事を、未知の伝染病という試験紙がより強く浮彫にした年。

また現在のインフラとしてのインターネットの重要性と限界を同時に感じられた年であり、世の中のデジタルリテラシーが向上した年。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

市場の変化に対応する「顕在ニーズ」への対応も重要だが、引き続き、「潜在ニーズ」にチャレンジするイノベーションを進めていく。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えてください

業界のデジタルリテラシーが上がっている結果、広範囲にわたるデジタルシフトの加速化が予想され、デジタル化が進んでいない領域に改めてチャレンジする一方、変化や手法だけにとらわれず、企業としての存在意義を改めて深化していきたい。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

30年ぶりに全く海外滞在のない1年が経過し、海外滞在欲が過去MAX。

イベントレジスト株式会社のWebサイトはこちら

 

【会場】 アスノシステム株式会社 メディアサービス部 部長 楠 徹平さん

<Keyword>

テレワーク(ワーケーション) 出社ありきのテレワークから、 テレワークそのものが働き方の中心に・・・?! −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

大変な1年で大きな影響もありましたが、自分達のビジネスにとってはポジティブに捉えております。コロナウィルスにより、世の中のイベントが強制的にオンライン化され試行錯誤の2020年でしたが、良い面と悪い面がより顕在化され、結果として「リアルでやる価値」が再認識されたのではないかと思います。

働き方改革も結果として5年10年進んだと言われていますが、デジタルを活用しながら、よりリアルの場を参加者全員で盛り上げていく、そんな機運が高まってきていると感じています。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

2021年はリアルイベントにはより成果が求められるようになるのではと考えます。高度なコミュニケーションが必要なもの、体験・見聞など五感を刺激しより感性が磨かれるというところにリアルイベントのニーズはシフトしていくと考えております。

企業内イベントでいうと、チームビルディング・ビジョンメイキング、フィールドメソッド・越境学習など、個の考える力や組織力を高めるようなものへのニーズは今まで以上に高まるのではないかと考えています。

−−2021年に進化・深化していく こと、していきたいことを教えて ください

検索ポータルサイト(「会議室.COM」ほか)としては、単にハードな部分だけを紹介するのではなく、よりソフトな部分をお伝えしていくことが必要になると感じております。

リアルでやる効果や意味をお伝えしながら、先述のとおり、ユーザーにとっては単なる場所ではなくて、そこではどういう価値が提供されて何が得られるかがより問われるようになると思いますので、事業者の「念い」や「コンセプト」「人の魅力」も伝えていければと思います。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

2020年キャンプデビューをしました。絶賛、焚火の魅力にどっぷりとはまっております。

アスノシステム株式会社のWebサイトはこちら

 

【企画・運営】 株式会社xpd マーケティングソリューションズ部門 ゼオ事業部 ブランドディレクター/演出家 武田 泰典さん

<Keyword>

新たなリードジェネレーションの考え方 5G #イベントあるから頑張れる −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

弊社は企業のコミュニケーションを最大化させるためのイベントプロデュースをしておりますので、無観客ライブ配信、バーチャルイベント、コロナ禍にてハイブリットイベントと完全オフラインイベントと一通り経験しました。ツールのおかげで一人でも配信ができることもあり、オンラインイベントが思わぬ形で普及した1年でした。

ただ一方、集客はできるけど、意外と売りに繋がらない、離脱率が高い、ながら聞きで刺さらないなど、多くの課題が出ました。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーの マインド シフト、ニーズの変化は?

、目的によったシナリオがより求められます。つながりを深めたいのか、リードの獲得なのか。ツールや演出も含めたイベント設計で、コンテンツの価値を上げていくことが必要です。

さらに、BtoBですから“確度の高いリードの獲得”がより重要になります。そのための一つの手法がハイブリット。配信で全国の来場できない顧客をカバーしつつ、現地では重要顧客を招待し、特別な体験をしてもらう。その体験設計も必要です。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

演出家という視点で「5Gのイベント活用」です。特にBtoBイベントは長年進化が求められてきませんでしたが、イベントビジネスが進化するチャンスです。

例えば、5Gでは現場にてAR・VRによる特別な体験ができる、オンラインでは視聴者がカメラを選べるマルチアングルやVRによる没入感などが進化する、といったBtoBイベントに取り組んでいきます。

♯イベントあるから頑張れる。ビジネスはイベントなくして成功な し。明るい未来を作っていきます。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

ゼオはグループ再編成で、株式会社xpd ゼオ事業部に変わりました。より多角的なコミュニケーション戦略をご提案いたします。

株式会社xpdのWebサイトはこちら

 

 

 

イベントビジネスの未来予測 2021 (2)

イベントビジネスの未来予測 2021 (2) »

12 2月, 2021

2021年、イベントビジネスはコロナ禍の苦境をどう乗り越えていくのか。 月刊イベントマーケティングがお届けする、新春企画「イベントビジネスの未来予測2021」。 この企画では、紙面取材やイベント企画でお世話になったイベントビジネスの当事者や分野の有識者の皆さんに、この1年の変化予測を伺います。

【ブースデザイン】 SUPER PENGUIN株式会社 代表取締役/CEO 展示会デザイナー 竹村 尚久さん

<keyword>

進化 リアルへのオンラインの「融合」 「リアルの代替」ではなく 「リアルの補完・拡張」 −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

当社も例にもれず、約半年間、売上がないという状況でしたので、その意味では大変な年だったと言えますが、実際に振り返ってみると、かなり有意義で得るものが多かった1年だったと感じています。それは、[PHASE]の活動を通して様々な方と出会い、当社に対する社会的な認知が広がったことが大きくあります。

ピンチの時こそ何か動いてみよう。そのように物事をプラスに考えることがこんなにも良い結果をもたらしてくれる、そう実感した1年でした。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

出展社の方々ですが、今後は良くも悪くも展示会を再考するようになる、と感じています。展示会にリアルで出展すること自体が「費用対効果」の面から本当に正しいのか、他の展示会も探してみよう、「出展の方法」をもっと工夫できないか、といった内容です。

その意識の背景にあるのは、より「出展の結果」を求める姿勢が強くなってきていることがあり、同時に、オンラインを活用するなど、従来の方法に捉われない「何か」の模索を始めている、という印象があります。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

社会の動きを見定めつつ、展示会ブース・会場設計・展示会開催手法において「新しい形」を考え出していきたいと考えています。現在の状況は捉えようによっては「進化のチャンス」だと思います。

この機会に、展示会業界にとって本当に大事なことは何か、そのために、どのような形があり得るのか。

従来の慣習にとらわれない 「新しい形」を模索していきたい、と。まずは「やってみる」姿勢を大切にしてチャレンジしていきたいですね。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

いつの間にか「オンライン出展」に強い人のイメージが付いているようです。

SUPER PENGUIN株式会社のWebサイトはこちら

 

【ステージ演出】 ホットスケープ株式会社 代表取締役 前野 伸幸さん

<keyword>

AI活用による感情の数値化 宇宙開発・宇宙関連ビジネス SBNR(Spiritual But Not Religious/ 無宗教型スピリチュアル層) −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

さまざまな経営上のリスクは想定していたつもりでしたが、その想定範囲をはるかに超える事態となりました。  まさに時が止まり失われた2020年。今までの概念が覆され、新しい価値の創造や開催手法を模索した1年でした。

オンライン化への対応をはじめ、厳しい状況下での進化や工夫やチャレンジが、いつか振り返った時にイベント業界の大きな転換期となったと思える日がくることと思います。

−−ビジネスカンファレンスでのステージ演出において、2021年に予測されるユーザーのマインドシフト、ニーズの変化は?

いま以上に時間と空間を超える配信のメリットの活用が加速するとともにリアルのイベントの価値が見直されることは必須。気軽に参加できるオンラインとは価値の違うリアルイベントへの期待が高まるため、その場に立ち会わないと体験できない演出や五感に訴求させる演出が求められると思います。

インパクトだけのパフォーマンスではなく費用対効果を意識した実効的な演出や空間づくりが求められることでしょう。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

オンライン配信の効果的なツールが多様化し利便性が増し、ハイブリットイベントの形も多様化して行くことになると思います。それに伴いリアルのイベントの価値も多様化・複雑化し、より個々のニーズや課題に対応するカスタマイズが必要となり、真のソリューションビジネスに進化することになります。今年2021年だけでなく、さらに先の5年間の中長期の計画を創造して臨みたいと思います。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

有事の時こそ、歩みを止めずに前に進むことがいかに大切なことかを実感しています。

ホットスケープ株式会社のWebサイトはこちら

 

【映像演出】 株式会社タケナカ 専務取締役 株式会社シムディレクト 代表取締役 長崎 英樹さん

<keyword>

バーチャル インタラクティブ イマーシブ −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

オンライン移行の1年でした。同じ映像でもリアルとオンラインでは、必要なスキル・人材が異なるため、大幅な組織変更・人事異動をしました。またウェブサーバーやプログラミングなど各部門の社内エキスパートの知見を全員で共有して、コロナ禍での新しい映像演出を提案できる体制に生まれ変わりました。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

“現場の臨場感を伝える”という要望がオンライン移行の初期は多かったです。

しかし、イベント自粛が続くと、参加者がみな“オンライン疲れ”をしてしまい、集中して視聴するための工夫が求められています。バーチャルならではの演出や、没入感のある映像ですね。16:9のスクリーンという限られた環境では、縦・横だけでなく奥行きを加えた3軸での表現が効果的です。

また音響もコンテンツをリッチにする有効な手段です。2chのスピーカーでできる擬似イマーシブサウンドは注目ですね。  インタラクティブについては、リアルの場では人の動きに反応する映像が主流でしたが、オンラインでは、参加感を向上する双方向コミュニケーションのニーズが高まっています。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

5Gの普及などスマホでの視聴が増えますが、小さな画面であっても、臨場感、奥行き感を出すために高品質な映像にはこだわっていきたいですね。

バーチャルでしかできない企画・演出にも挑戦します。

奥行きを活かしたイマーシブな場面転換など、新しいものをつねに皆さまにお見せしていきます。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

台所の調味料が増えたことです。外食専門だった私ですが、コロナ禍で料理の腕が格段にあがりました。料理しながら洗い物をするといったマルチタスク能力が備わったので、仕事もパワーアップできそうです。

株式会社タケナカのWebサイトはこちら

 

 

オンライン× リアル空間のダブルスタンダード体験会 & [ PHASE ]出展者のいない展示会の新形式

オンライン× リアル空間のダブルスタンダード体験会 & [ PHASE ]出展者のいない展示会の新形式 »

6 10月, 2020

品川駅港南口に新しくオープンした「MeetingSpace AP品川」にて、コロナ対策を施したリアルイベント、WEB会議・LIVE配信の実際がわかる内覧会「1st PREVIEW『オンラインEvent × リアルEvent』空間のダブルスタンダード体験会」が9月28日(月)・29日(火)の2日間にわたり開催された。

29日のみ行われたセミナーではリアルタイムでのyoutube配信も行い、併せてSUPER PEMGUIN株式会社・竹村尚久さんがプロデュースする出展者のいない新しい展示形式を提案する「PHASE in AP SHINAGAWA」も開催され、新会場の内覧会に加え新たな様式でのハイブリッド型イベント・展示会を体験できる内容となった。

セミナー①「 リアルさいこう!サイボウズが社内外イベントを重視するワケ 」

スピーカーに鈴木 亜希子さん(サイボウズ株式会社 ビジネスマーケティング本部プロモーションディレクター 兼 遅刻王)と福西 隆宏さん(サイボウズ株式会社 人事本部感動課)を迎え、リアルイベント再開に向けての考え、サイボウズの企業文化やオンラインイベントを経て今感じているリアルイベント価値などについて語った。

リアルイベント再開の判断基準

−− 今スライドに今年4月から12月までの予定が出ていますが、福西さん、社内イベントはほぼオンラインになったんですね。

福西 そうですね。今まではむしろ密を求める感じで集まっていたんですが、オンラインに切り替えました。

−− 例年開催しているイベントも実施するけれど、全てオンラインに移行されているんですね。

福西 はじめは中止や延期といった話も出ていたんですが、自分が関わるものを延期するのは嫌だな、と思ったので(オンラインで)「やる!」という事にしました。

−− 社外イベントの方は、4月から8月まではオンラインへの切り替えや延期がみられますね。9月からはリアルの展示会を再開して、11月には自社イベント「Cybozu Days Tokyo」をリアルイベントとして開催されるという事で、私達イベントの業界でも「嬉しい!」と拍手を贈るような声があがっています。

鈴木 まだまだ(リアルイベントは)少ないですね。でも今日はこれだけ多くのお客様が集まってくださっているし良かったな、と思っています。

−− イベント主催者の皆さんが特に気になっているのは、「リアルイベント再開の判断基準」だと思います。そこで鈴木さんにお伺いしたいのが、例えば自社イベント「Cybozu Days」はChainaはオンラインTokyoはオフライン、大阪はオフラインとオンラインのハイブリッド型になっています。こちらはどいう風に判断されているんでしょうか。

鈴木 Chainaについては、登壇者である弊社長が例年中国へ渡航していたのですが、それが現在の状況では難しいだろうという事でオンライン化しました。年表には記載がないのですが仙台は中止にしていて、東京から仙台に人が大勢移動するのはやめたほうが良いだろう、という事そのようにしました。東京に関しては会場が広いのと、換気が可能という事で開催することに。大阪は東京に比べて会場が狭いので、リアルに起こしいただける人数が減るという事で併催にしています。

−− 会場のキャパシティや設備状況で判断しているという事ですね

鈴木 そうですね。あとは人の移動も判断基準にしています。感染者数の多い地域から少ない地域への人の移動があるのか、というところも見て決めています。

オンライン/オフラインの可能性

−−リアルの価値についてお伺いしたいと思います。今回のトークテーマは「リアルさいこう!」とひらがなで表現していますが、この「さいこう」は「リアル最高!」なのか、(リアルとオンラインの)ハイブリッド型イベントを検討し考える「リアル再考」なのか、お二人はどのように感じていらっしゃいますか?

福西 僕はオンラインとオフラインは比べられるものではないと思っています。比較するとオフラインのほうが勝る事が多いと思うのですが、特定の条件下であればオンラインの方が適しているイベントも開催できるというだけなのかな、と。

−− 感動はオンライン・オフラインどちらでも得られるものでしょうか?

福西 できない事はなんですが、熱量みたいなものを感じるのはオンラインだとちょっと難しいところがあって。今日のこういう場所に来るとなると家を出てから到着までの感情の盛り上がりもあるのですが、PCのボタンポチッと押して参加するだけだと熱を発するのは難しいな、とは思います。ただ、多拠点をつなぐオンラインイベントは元々開催していましたし、そちら寄りに舵を切ってみたという感覚です。

−− 鈴木さんは如何でしょうか?

鈴木 会場装飾が好きなので、個人としてはオフラインの方がいいなと思っています。ただ、オンラインは地域を問わず参加できるというところがメリットとして大きいなと感じています。出来る事ならハイブリッド型が良いなと思いつつも、大きなイベントは協力業者さんに依頼出来る部分があるのですが、小さな規模のイベントをハイブリッドにするのは意外に大変で、音響などの用意が難しいなと感じています。そういうときには今日のように設備が整った会場さんを利用するもの一つの手かなと思います。ここは回線1ギガとありますし。

福西 こういうところ重要ですよね。

鈴木 同時刻に配信が重なるとトラブルの危険性もありますが、こういうプロがいらっしゃる会場だと安心ですね。

Cybozu Days 2020の特設ベージはこちら セミナー②「 外部会場を活用するオンラインイベントの使い方、ハイブリッドへの移行 」

セミナー第2部には、スピーカーに原田 千亜紀さん(株式会社ヤプリ PR&オフラインマーケティング部 部長)と堀野 勝也さん(ALPHABOAT合同会社 マネージャー/チーフエバンジェリスト)が登壇。

コロナ禍の影響でイベントをオフラインからオンラインに切り替えるにあたり行った施策や、プロの力を借りる事でどのような変化があったのか、リアルな現場の話を聞くことができた。

オンラインに振り切った事により集客に対するハードルやクォリティが変化

 

−− まずは「ヤプリセミナー」の開催背景とそれがどのように進化していったのかお伺いしたいと思います。

原田 認知度アップから顧客フォローという段階において、ヤプリ全体としていくつかオフラインイベントがある中で、私がミッションを担っている部分は「自社カンファレンス」「展示会」「メディア協賛セミナー」「自社セミナー」です。

ただ、4月・5月は「自社カンファレンス」「展示会」「メディア協賛セミナー」がすべて開催出来なくなってしまい、リード獲得手段として「自社セミナー」だけが残りました。しかもオンラインでやるしかない状況になり、4月から今まで(オンライン自社セミナーの)回数を重ねてきたというのが現状です。

実はコロナ禍前までは自社セミナーは月1回程度しか開催していませんでした。オフラインでの開催だと集客や当日の運営など体力が要るものだったので開催できて月に1−2回程度でしたが、コロナ禍で手段がオンライン自社セミナーしか残っていなかったので、4月から9月まで全部で60回開催してきました。計算してみたらそのぐらいになっていましたね。えぐい笑。

−− これは体制的には大丈夫なんですか?

原田 できました笑。オフラインだと大変だった集客ですが、オンラインだと集客ハードルは下がりました。毎週◯曜日はこのテーマというふうに週刊のセミナーがあるのですが、この週刊に関してははその月に申し込んだ方が全員みられるようにしました。そうすると1回きりではなく継続的に観ていただけるという事でこちら側の集客に対するプレッシャーを下げる事ができたと思います。目的も「リード獲得」「リード育成」と分けたセミナーを用意してやっています。

育成に関しては少人数でやるほうが良かったりするのでZoomでコミュニケーションを取る、というふうにしていました。

獲得に関しては4月・5月に申し込みがめちゃくちゃ来て「オンラインすごい!」となっていたんですが、6月に入ってからオンラインセミナーの乱立がみられました。この時このまま普通に開催しても他のセミナーに対抗できないな、という事でプロに依頼するようになりました。約300名以上の集客を目標とするときにはプロに依頼する形にしました。

−− ではプロに依頼してどう変化したのかというところを。

原田 はじめのうち自社セミナーはZoomを使用していましたが、Zoomの場合は視聴者側の設定で見え方が変わってしまったり、良いカメラで撮影しても結局配信すると画像が荒くなってしまったりという問題もあります。今誰が話しているのか分かりづらいという声もありました。

それがプロに頼んだ結果どうなったかというと、オフィスを背景にしてスライドはこの位置という設定ができたり、常にアンケートのQRコードを右下に出しておく、といった事もできるように。あとはカメラワークを変えたり、イベント会場として使うためにきれいに作ったオフィスも活かせるようになりました。

−− アングルや登場シーンもテレビ番組を観ているようですね。

原田 はい、乱立するウェビナーにはテレビかな、と思ってそのようにしました。話している人にフォーカスをあててもらったり、今話しているテーマのテキストを表示させたりも対応してもらっています。

−− 映像のクオリティが上がった事により、効果や満足度というのは上がったんでしょうか。

原田 ひとつ言えるのは、音声を均一に調整していただけるところが効果的かと。(ウェビナーは)ながら聴きをする方が多い中で、どれだけ音声で世界観に引き込めるかという部分はすごく重要だと思っています。

株式会社ヤプリのWebサイトはこちら

 

ウェビナー向きの配信ツールでの設計と視聴者への配慮

 

−− そしてその映像を支えているのが堀野さんという位置づけですね

堀野 はい。コロナ禍を通して何が起きたかという意識変化の調査結果をみてみると、増えた事の3位に「リモート/オンライン会議をすること」4位に「オンラインセミナーに参加すること」というのがあります。では、これから何か起きるのかという調査でも「オンラインセミナ・ウェビナーに参加すること」「リモート/オンライン会議をすること」というのが残っているんですね。

オンラインセミナーやライブ配信って「一時の流行りだ」と言われる事も多いのですが、我々としては流行りではあるものの、文化としてはずっと残っていくものじゃないかと思っています。

−− コロナ禍で寄り道したというより、進化の過程でこうなったと言うことでしょうか

堀野 そうですね。どちらかと言うと動画からライブ配信へ移り変わる時間がコロナ禍によって早送りされたかな、というふうに思っていて、そこの波に乗り遅れないようにうちも乗っかろうというような形でやっています。

B2Bにおいてもライブ配信数の増加は顕著です。そんな中でどういうふうに競合との差別化をしていくのかという事を意識している原田さんのようなマーケターさんたちの為に我々は何をやるかという考えた時、クォリティーに振る配信をやろうという形になりました。

登壇者の人数、資料の表示有無、企業ロゴなどその他の要素で視聴離脱軽減の工夫もしています。観続けたくても途中離脱しなくてはいけない方のためにアンケートのQRコードを出しておくなど、視聴者の行動を鑑みた設計の画面デザインにしています。

(映像クォリティについては)元々Zoomはテレビ会議ツールであって動画配信ツールではないため、ウェビナーに向いているかというとそうでもない。そこでテレビ会議ツールではなく動画配信ツールを使ってきちんと設計する事によって、よりクォリティを高められるよね、と。我々は元々テレビなどのBtoCの制作を行ってきたので、その技術をウェビナーに持ってきたという形です。

あとは先程原田さんはおっしゃったように音質については非常に拘っています。僕自身も参加者として思うのが、音が悪いとすごくフラストレーションがたまるんですよね。音質と画質は重要なところかな、と思っています。

【株式会社ウィナス×屋台家千寿堂】リアルコミュニケーションシーンの再開
top

【株式会社ウィナス×屋台家千寿堂】リアルコミュニケーションシーンの再開 »

24 9月, 2020

コロナウィルス禍により、リアルイベントを控える傾向が強い昨今。企業パーティーやイベントに料理を届けるケータリングサービスや会場も受注減少などの大打撃を受けている。

しかし、そんな中でも工夫を凝らしながら徐々にリアルで集まる機会をつくる企業が現れてきた。

スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを軸としたソリューション事業等を展開する株式会社ウィナスは新卒社員歓迎会をリアルイベントとして開催。現地での様子を取材し、イベント主催の企業側とサービスを提供するケータリングの双方に、リアルイベント開催の現状や経緯について話を伺った。

共通の思い出をコミュニケーションのきっかけに

 

−−オンラインイベントという選択肢もある中、今回新卒社員歓迎会をリアルイベントとしたのはどういった背景があったのでしょうか

澤田 当初はオンラインイベントとしての開催も考えていました。しかし新卒社員から「先輩社員と話したいけれどきっかけがない」「もっと話したいけれど皆さん忙しそうで話しかけづらい」という声もあり、それなら感染症対策をしっかり行った上でリアルイベントにしようという事になりました。

今回のイベントテーマである「お祭り」という共通の思い出や、何かを一緒にしたという事を話題にして、新卒社員と先輩社員が交流するきっかけづくりができればと考え、リアルイベントを選択しました。

−−リアルイベント開催にあたり、気を遣った点をお聞かせください

澤田 通常ですと今回のようなイベントには東京本社の社員は全員参加してもらうのですが、コロナウィルス感染拡大防止という観点で、参加人数はいつもの半分に絞りました。また今回参加できなかった社員には本当に申し訳なかったのですが、新卒のためにと理解してくれました。

また、会場については完全に貸し切りにし、同じ空間を共有するのは(ケータリング/取材班を除き)弊社社員・役員のみという状況を徹底したり、消毒用のアルコールを持参する、換気ができるようにするなどの対策も行っています。

−−色々なケータリングサービスがある中で、屋台家千寿堂を選んだ理由をお聞かせください

澤田 4月に比べ、緊急事態宣言も解除され、感染症対策について以前よりも明確になってきたため夏頃の開催を考えていました。夏の思い出・イベントといえばやっぱり「お祭り」だなと思い調べていたところ、屋台家千寿堂さんに行き着きました。

テレビニュースなどでも自宅でお子さんと一緒に縁日ごっこをされるシーンが目に止まったりして、こういう形式は面白そうだな、なかなか夏を満喫できていない社員も喜んでくれそうだなと思いました。

−−現在リアルイベント開催を検討中の方々に向けて、コメントをいただけますか

澤田 コロナウィルス感染症対策を行いつつイベントを行う場合は「楽しさ」のバランスがとても大事だなと考えています。

(感染への)リスクを回避するために、他者と一切接触しないオンライン完結イベントを行うのもひとつの選択肢としてありですが、リアルイベントに比べるとオンラインイベントは「楽しさ」の比率がどうしても少なくなってしまうと感じています。

非常に難しい事ではありますが、コロナウィルス感染症対策の部分と楽しさの部分のバランス見極めながらリアルイベントを開催していいくのが良いのではないかな、と思っています。

 

 

 

株式会社ウィナスのWebサイトへ

お祭り屋台・フードを提供する新感覚のケータリング「屋台家千寿堂」

今回のイベントテーマとして掲げた「お祭り」。屋台家千寿堂は、そのお祭りの屋台やフード・スタッフをまるごと提供するユニークなケータリングだ。

室内でお祭りや縁日の雰囲気を味わえるとあって、クローズドな企業パーティなどでも人気を博している。

 

各フードは衛生管理が整ったセントラルキッチンで調理された個食スタイルになっており、ビュッフェ料理等と比べ他者との接触の少ない提供スタイルになっているのも嬉しい。

 

 

規模縮小でもにぎやかな雰囲気のイベントを求めて

今回の新卒社員歓迎会で料理・屋台などの提供を行った、お祭りケータリングの屋台家千寿堂。運営会社の株式会社Point World(ポイントワールド)代表、絹笠大介さんにも話を伺った。

 

−−コロナウィルス禍の影響はどんなものがありましたか?

絹笠 この夏でいうと問い合わせ・実施は昨年に比べ8割ほど減ってしまいました。 本来であれば夏の時期はピークのはずなのですが、イベントを自粛されているところが多いようです。

しかし、大規模なパーティーはできないけれど、3密を避けて規模を縮小しつつお祭りのにぎやかな雰囲気を味わいたいという需要が少なからずあるように感じます。2021年の1月実行分まで、問い合わせはポツポツと入ってきています。

先々の問い合わせがあるのは、コロナウイルスの収束を期待しての事もあるかもしれません。

オンラインに比べコミュニケーションや情報量が多いリアルイベント。企業とサービス提供側の双方がコロナウィルス感染症対策を行いつつ工夫を凝らしたリアルイベント需要が今後ますます高まりそうだ。 屋台家千寿堂のWebサイトへ

ニーズを汲み取り変化を恐れず行動していく ポイントワールド 絹笠大介さん

ニーズを汲み取り変化を恐れず行動していく ポイントワールド 絹笠大介さん »

3 9月, 2020

祭りのケータリング・屋台家千寿堂 運営 株式会社Point World(ポイントワールド) 代表 絹笠大介さん

企業パーティーやイベントへのケータリングサービス事業を展開している株式会社Point World(ポイントワールド)。大規模なイベントやウェディングパーティーなど幅広いシーンへの提供が可能なケータリングFUORICLASSE(フォリクラッセ)を運営しており、2019年からは祭りのケータリング「屋台家千寿堂(やたいやせんじゅどう)」の運営もスタート。

代表の絹笠大介さんに、屋台家千寿堂立ち上げのきっかけや、コロナウイルス禍でのケータリング事情等について話を伺った。

 

お祭りは行くものから呼ぶものへ?  新しいイベント形式のニーズづくり

 

——屋台家千寿堂を立ち上げたきっかけを教えてください

絹笠 弊社では2012年からフォリクラッセというケータリングブランドを展開していました。 屋台家千寿堂は2019年に始動し、ケータリングフォリクラッセの姉妹ブランドという位置づけです。

フォリクラッセへのケータリング依頼の中で「お祭りや縁日風の懇親会をやりたい」というお声が数件ありました。縁日の屋台で提供するような料理を作ったり、屋台そのものを手配したりして提供したところお客さまに大変好評でした。

この縁日風ケータリングを提供するにあたって調べたところ、屋台やかき氷機・ポップコーンマシンなどの機材をレンタルしてくれるサービスはあったのですが、設営やフードの提供スタッフといったあたりまでやってくれるところは見つけられなかったんです。

それで、屋台・機材などハード面に加えて設営・提供のソフト面までを行うお祭り/縁日専門のケータリングサービスを作れば、ニーズそのものを作れるのでは?と思い、立ち上げたのが屋台家千寿堂です。

 

しかもその祭りを、自社オフィスや貸しホールなどの室内で開催できるとしたら結構面白がってもらえるのではないかと考えました。

日本人の皆さんは祭り好きですし、外国からの観光客の皆様も日本のお祭りの雰囲気に興味を持っていらっしゃるという事を様々なメディアを通じて感じていたので、需要をつくれるのではないかと。

 

——どんなお問い合わせが多いですか?

絹笠 個人様からのお声掛けは今のところ少なく、企業様からのお問い合わせがほとんどです。 実行に至るものでいうと、100%企業様からのご依頼です。

最近いただいているお問い合わせのイベント趣旨としては、新入社員や内定者歓迎会などが目立ちます。その他はキックオフイベントなどが多い印象です。

 

コロナウィルス禍でイベント開催 その傾向や変化とは ——コロナウィルス禍の影響はどんなものがありましたか?

絹笠 この夏でいうと、問い合わせ・実施は昨年に比べ8割ほど減ってしまいました。 本来であれば夏の時期はピークのはずなのですが、イベントを自粛されているところが多いようです。

しかし、それでもケータリングフォリクラッセよりはお問い合わせ件数が多い状況です。大規模なパーティーはできないけれど、3密を避けて規模を縮小しつつも、お祭りのにぎやかな雰囲気を味わいたいという需要が少なからずあるように感じます。2021年の1月実行分まで、問い合わせはポツポツと入ってきています。

先々の問い合わせがあるのは、コロナウイルスの収束を期待しての事もあるかもしれません。

 

——お問い合わせ案件の人数規模はどのくらいですか?

絹笠 こちらも以前に比べてだいぶ少なくなりました。 昨年までは1回の開催で数百名規模のゲスト数でしたが、ここ最近は20〜30名までの以前と比べるとこぢんまりとした内容がほとんどです。

 

——コロナウイルス感染拡大防止の観点で気をつけていることや取り組みはありますか?

絹笠 食品をお届けするという事もあり、もともと衛生面にはかなり気を遣ってきましたが、これまで以上にアルコール消毒などは徹底しています。 それに加えて、現地へ向かう前に弊社内で検温を行いスタッフの健康状態もチェックしています。

 

それと、これはコロナ禍だからというわけではなく元々そうなのですが、屋台家千寿堂で提供する料理はすべて個食スタイルです。

お一人分ずつ小分けにしてあるのでビュッフェ形式と違って他の方との接触機会が少ない提供方法をとっています。

もしかしたら、この個食スタイルがコロナ禍でのイベントでも安心できる要素として評価いただいているのかもしれません。

——イベントが再開されときに向けてなにか準備はされていますか?

絹笠 ホームページをもっとわかりやすく改変したり、屋台のメニューラインナップも増やしていきたいと考えています。

また、将来的には料理や屋台ゲームだけにとどまらず、エンターテイメント要素の強い部分まで対応できるようにしていきたいとも思っています。例えば櫓(やぐら)を組んだり、盆踊りをしたり、花火を打ち上げたりという事までをパートナー企業さんと組んでやっていけたら良いなと考えています。

 

——今後、イベントはどうなっていくとお考えですか?

絹笠 間違いなくこれまでのイベント形式とは大きく変わっていくとは思います。

イベントそのものの規模が縮小してく流れですが、そんな中でもFace to Faceで行うリアルイベントが完全に消える事はないとも考えています。

どうなるかを予測するのは難しいですが、新しいニーズをいち早く汲み取って、イベントに関わる私達自身が変化を恐れずに行動していくのが重要だと感じています。

 

屋台家千寿堂のWebサイトはこちら

NTTe-Sportsが秋葉原に「eXeField Akiba」を開業 ICT × eスポーツの交流施設

NTTe-Sportsが秋葉原に「eXeField Akiba」を開業 ICT × eスポーツの交流施設 »

13 8月, 2020

株式会社NTTe-Sportsは、秋葉原UDX内に「ICT×eスポーツ」を通じて新しい文化・社会を創造する交流施設「eXeField Akiba(エグゼフィールド アキバ)」を2020年8月11日(火)に開業した。

 

「eXeField Akiba」Webサイトへ

 

NTTe-Sportsは2020年1月に設立し、ICTとeスポーツをかけ合わせて地域活性化をするというミッションを掲げている。同社は現在「施設事業」「サポート・教育事業」「プラットフォーム事業」「イベントソリューション事業」「地域活性化のコンサル事業」の5つの事業を展開している。

eスポーツ・最先端の技術、新しい商材をかけ合わせて共創を目指す

施設事業として新たに開業した「eXeField Akiba」では、最先端のICTと最新の機材を備え、人と人、地域と地域を繋げる拠点とすることで、幅広い層へのeスポーツの文化の定着とコミュニティの形成、eスポーツ関連技術の発展を目指した施設運営を推進していく。

コロナウィルス禍の状況を踏まえオンラインイベントの配信に特化した施設であり、他の地域で同様の施設を作りたい方々にとって参考にしてもらえるようなショールームでもあると考え、施設の提案を行うための拠点という位置づけも兼ねている。

用途に応じてカスタマイズできる施設機能

同施設は大きく分けて「ICTエリア」「配信エリア」「プレイエリア」「カフェエリア」の4つのエリアに分かれている。また、受付では非接触型の会計などコロナウィルス禍においての配慮も充実している。

受付

 

 

アルコール消毒・検温といった基礎的な設備の他、会員登録や料金表の案内に関してはNTT東日本のクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」のコミュニケーションロボット「Sota」を採用し、非接触型の接客を推進している。

 

また、店内の混雑状況を確認できるソリューションも取り入れ、滞在者数が一定数の人数に達した場合は入店制限を行う等のコロナウィルス感染拡大防止に努めている。

会計は基本的にキャッシュレスとしているが、現金対応も可。自動釣銭機を導入しており、現金での支払に関しても非接触という徹底ぶりだ。

 

ICTエリア

ICTエリアでは、最先端の商品・技術を展示しているだけではなく、実際に体験できるスペースとなっている。新しい技術の実証実験や商品開発、ユーザーからのフィードバッグを得る場としても利用できるようになっている。

画像解析でピースサインを検知して撮影することができる富士フイルムのAIチェキ。撮影した写真はイベントごとでの入館証などの用途への活用も想定している。

 

 

内覧会では筑波大学と共同で行っている「eスポーツと脳科学」の実証実験を行っている場面も見られた。

 

配信エリア

昨今のコロナウィルス禍により、オフラインからオンラインイベントへのシフトが加速している。eXeField Akibaでも施設の特徴として配信に力を入れている。

 

充実した配信機材・IPプロダクションを完備しているため、「eXeField Akiba」を拠点とした全国各地を繋ぐオンラインイベントの開催やYoutube等のインターネットLIVE配信が可能。また、会場内にある全 16台のモニターに対しても同様にフレキシブルに映像・音声を出力できる。

 

 

今後配信を予定している方々や、同様の施設オープンを検討している方々の参考になるようにと、オペレーション卓は普段から写真のような配置にしており、配信関連等の機材ラックもあえて目に触れる場所に設置している。

 

プレイエリア

プレイエリアには 横幅6.7m✕高さ2.4mピッチ幅1.9mm(推定300インチ超)のLEDビジョンを設置。

鮮明な映像だけではなく細かな文字まで映し出すことも可能で、ビジネスシーンにおけるプレゼンテーションなどの場面での活用も期待できる。16:9よりも横長な形状のため、対戦ゲーム等では中央にゲーム画面、両サイドにプレイヤーの画像、というような出力方法も可能。

 

収納と展示を兼ね備えたラック等、店内は様々なレイアウトに対応できる工夫がなされている。

 

特徴的なのは三角形のテーブル。このテーブルを組み合わせてスペースを有効活用しつつ様々なレイアウトを作ることが可能。床面にはテーブル設置のガイドになるよう、グリッドラインが引かれている。

 

カフェエリア

銀座スエヒロとのコラボにより運営するカフェエリア。イベントに合わせたオリジナルメニューなどの提供も想定している。

 

アプリを使用して画像を取り込み、ロゴなどをプリントできるラテアートマシンを設置。鮮明にプリントされたロゴはイベントで話題になりそうだ。

 

 

新しい内見の形への取り組み

施設を作る際に作成した3Dデータを活用した「VR内見」も披露。コロナウィルス禍の影響で実際に現地を訪れての内見はハードルが高いが、そんな中でも会場の実際の雰囲気を感じてもらえるように工夫した。

内覧会に登壇した株式会社NTTe-Sports 代表取締役副社長の影澤潤一さんは「VRと言うとリアルの代替といったイメージが強くあるが、VRの空間だからこそできる協賛企業の広告ジャックや、スモークをたくといったリアルでは難しいアレンジも可能になる」と語った。

 

「地元をアピールするコンテンツとしてeスポーツを活用できるシーンの共創」

同施設の開業を踏まえ、地域との交流や今後の予定について株式会社NTTe-Sports代表取締役副社長の影澤潤一さんに話をうかがった。

−−街おこしイベントや各地との交流イベントなどについて、期待することや具体的に予定があれば 教えて下さい

影澤 コロナウィルス禍の影響が出る前は、地元のお祭りや青年会の集まりなどへ若い方向けのeスポーツを取り入れたいという声が多くありました。リアルで集まることが難しくなり集まる場所の中心がオンラインとなった今、eスポーツを通じて地元を元気づける、地元の特産などをアピールする、ということを如何にして行えるかという事を、地元と一緒になって考えたいと思っています。

うまく行くようであれば、ふるさと納税などを活用したり地元の特産品を売り込むイベントのようなものも行っていき、それを観てもらうためのコンテンツとして、eスポーツを活用していけるのではないかと考えていて、そういったシーンを地域と一緒に作って行ければと考えています。

 

eXeField Akibaでの今後のイベント予定

 

eXeField Akibaでは、現在以下のようなイベントを予定している。

&GAMES

株式会社スターダストプロモーション、株式会社サイコー!との共催イベント。ゲームの「コミュニケーションメイクパワー」と「芸能」「テクノロジー」をかけ合わせた、新たなエンターテイメントを提供予定。(2020年度 下期予定)

企業対抗リーグ

2020年6月から開催してきた「eスポーツ企業対応戦」を、「eスポーツ企業対抗リーグに拡大し、開催数・チーム数もグレードアップして展開する予定。(2020年度 下期予定)

 

「eXeField Akiba」Webサイトへ

赤坂インターシティ コンファレンスフォーラム 「老舗 ~SHINISE~ MAKES GOOD IDEAS」イベントレポート
top

赤坂インターシティ コンファレンスフォーラム 「老舗 ~SHINISE~ MAKES GOOD IDEAS」イベントレポート »

24 10月, 2019

2019年10月7日、赤坂インターシティコンファレンスで「老舗 -shinise- MAKES GOOD IDEAS」が開催された。

主催は日鉄興和不動産株式会社、共催は赤坂インターシティマネジメント。赤坂インターシティ コンファレンス フォーラムとして企画された。

今回のフォーラムはトークセッションとネットワーキング(懇親会)の二部構成。第一部のトークセッションはさらに3つのセクションに分かれており、1つ目は老舗の魅力と未来について赤坂の老舗3社が集まっての討論。2つ目は海外から多くのゲスト・居住者を多く迎えてきた2社がグローバル視点でのホスピタリティについてディスカッションを行った。そして3つ目は米国大使館からの特別ゲストを招いてのセッション。ここでは米国と日本の心あたたまる交流エピソードなどが語られた。

また、第二部のネットワーキングではここでしか体験できない「オークラカフェ」をテーマに、赤坂ゆかりの老舗 (とらや×赤坂柿山×松月×土橋園×陶香堂)によるコラボレーション企画を開催。参加者は色とりどりのスイーツや老舗の和菓子に舌鼓を打ち、盛況のうちにイベントを終えた。

 

「地域の発信拠点になりたい」―地域と施設の関係性

冒頭の開会の挨拶では、主催である日鉄興和不動産株式会社の高島一郎氏が、今回のフォーラムの主旨や赤坂インターシティコンファレンスへの思い入れについて述べた。

 

高島氏は、「たとえば東京にある赤坂を認識して、魅力を高めて、守って、発信していく、という事をみんなで一緒にやっていくのが東京を世界に発信していく事に繋がるんじゃないかなと感じている」と述べ、「赤坂インターシティコンファレンスは地域の発信拠点になりたいというふうに、わたくしは考えている。皆様にもご参加いただいて、担い手になっていただけたらなというような事」とフォーラムを企画した意図を説明した。

 

第一部トークセッション

第一部のトークセッションは3つのセクションに分けて構成され、東京・赤坂の歴史を司る老舗の視点と、外国人居住者の視点から未来に向けた「日本・東京・赤坂」や、魅力あるまちづくりについて赤坂に縁の深い登壇者が討論した。

トークセッション1「老舗の魅力と未来」

トークセッションの1つ目は「老舗の魅力と未来」と題し、赤坂の地でで永きに渡り地域の発展に貢献してきた3社から、川合寛妥氏(株式会社赤坂柿山 代表取締役)、横田雅房氏(株式会社有職 代表取締役)、吉岡聰一郎氏(株式会社陶香堂 代表取締役)の3名が登壇。赤坂で受け継がれてきた文化や伝統、歴史、そして未来について語り合った。

プライベートでも交流があるという3名。和やかなムードでスタートしたセッションは、赤坂はどんな街なのか、地域への取り組みや伝統の継承についての考えなど、各社それぞれの視点から語られた。そしてテーマは未来へ向けての取り組みや期待について移っていく。

 

――赤坂・東京をどんな地にしていきたいか、各社が期待されていることをお聞かせいただければと思います。

 

川合:これは全くもう、僕の私見・私論なので違うと思ったら違うで結構なんですが、赤坂にはたくさんの国際的なビジネスマンがあつまっていると思うんですね。その(ビジネスマンの)方が、お仕事が終わった後にもし1週間のお時間があったら、京都・奈良に行っていただいたり、北海道行っていただければいいかなと思います。2、3日あったら、鎌倉とか日光にいっていただけたらいいかなと。ただ、もうお昼にお仕事終わって、翌日の何時かの便で成田や羽田から飛ばなきゃいけないんだったら、赤坂で本当の日本の良さを味わっていただけたらなと。あえて赤坂だから言うんですけれども、浅草の仲見世でポリエステルの着物で必勝っていうはちまきを買って帰るのも全然構わないですし、どこのお菓子屋さんが作ってるか分からないお菓子を買って帰るのも別に構わないですけれども・・・。

私達3社を含めた赤坂のブランドは、日本の”本物”をしっかり提供できるブランドだと思っています。飲食店や諸々を含めて、ほんとに1泊2日で半日でも、本物を世界の方にを伝えられる街になったらなと思ってますし、おべんちゃらで言うわけじゃないんですが、この赤坂インターシティやカンファレンスルームは、そういう(ビジネスマンの)方々がこの後どこかへ出ていく、そういう拠点だと思いますので、もっとがんばって一緒に連携していきたい。様々なデベロッパーさんが色々なオフィスビルやってらっしゃいますけれども、本当に赤坂の地場としてコマーシャル打っていただいたり、赤坂という名前を大事に扱っていただいているのはこの数年だと、この建物がずば抜けてやっていただいていると思うので、期待するとともに、私たちも一緒になって取り組んでいきたいなというふうに考えています。

 

 

横田:やっぱり皆様お解りのように、赤坂社交の街として栄えてきた歴史があって、どうしても土日はほんと閑散としてる街なんですね。ただやっぱりこう、いま銀座・新宿・六本木みても、賑わっている街っていうのは、土日にも人が大勢来てくれてる街なのかな、と思っています。やっぱり、赤坂も土日にもうちょっと人を呼びたいと思っていますので、世間の皆様がご存知ないような歴史的な名所ですとか、そういったものは赤坂にいっぱいありますのので、それををみんなで知恵を出し合って活用して、土日でも賑わえる街にして・・・。なかなか難しい話ではありますけど、そうなればいいなと思っています。来年はオリンピックもあって、大勢の方がこの赤坂にもいらっしゃると思いますので、試しに土日、来年のオリンピック期間中試しに土日みんなでお店を開けてみようみたいな事ですとか、そういった動きができるとまたちょっと変わっていけるのかなと感じております。

 

 

吉岡:私が小さい頃は赤坂は「昼は和やかに、夜は賑やかに」というような街だったんですけれども、青山・西麻布・六本木と港区内の他の街と比べると、今は若干中途半端な立ち位置にいるんじゃないかなというのが、正直な印象です。やっぱりまだまだ、赤坂というのは冒頭にも申しましたとおり、夜の街というイメージもありますので、それをなんとかいい意味で払拭できるように。そして皆さんが色々な所に行かれるときには、ある一定の期待値を持って行かれるとおもうんですけれども、うちにいらっしゃるお客様のお声なんか聴きますと、どうしても期待値 イコールもしくはマイナスくらいだと思うんですね。それを1でも2でも、期待値を超えられるような街づくりというのをいろんな方と一緒に、いろんなフェーズでしていきたいなと思っています。

 

トークセッション2「グローバルに発信したい東京のホスピタリティとは」

トークセッションの2つ目は、「グローバルに発信したい東京のホスピタリティとは」と題して、これまで海外から多くのゲスト・居住者を迎えてきた、服部崇氏(The Okura Tokyo 営業本部 営業企画部 部長)と、伊原聡氏(サン商事株式会社 代表取締役社長)が登壇。東京におけるホスピタリティについて国際的な視点から討論を行った。ファシリテーターは日鉄興和不動産株式会社 高島一郎氏。

セッションはリニューアルオープンしたばかりのThe Okura Tokyoの概要と、外国人ビジネスパーソンや外国政府の職員などに住居を提供しているサン商事の事業内容の紹介からスタート。

9/12にリニューアルオープンしたThe Okura Tokyoの施設や客室について語る服部氏。リニューアルに際しては地域住民から建て替え反対の声も上がったが、伝統と革新をテーマとして改装前のデザインや設えを随所に残す事により、ロビーなどは建替え前を精緻に再現するという形でお客様からの「残してほしい」という声に対してのホテルオークラの答えを示した。

 

1954年に設立し、外国人企業のVIPまたは外交官などに向け、ホーマットホームをはじめとする、快適な生活環境を備えた高級賃貸住宅を都心で提供しているサン商事。伊原氏は1988年に入社し営業担当として勤務した後、本年6/1に代表取締役社長に就任した。現在でも営業の業務も兼ねながら、プレイングプレジデントとして第一線で活躍している。「今回の議題にもあるように、ホスピタリティを非常に重視した会社であり、オーナ様とテナント様の架け橋になるような会社でありたい」と語った。

 

そして話題は大使館・外国人居住者との関わりやエピソードへ。

 

高島:今伊原さんからのお言葉に出てきた、「架け橋」というお話。まさにホテルオークラさんとサン商事さんが同席していただいている意味合いがそこの部分かな、とわたくしも感じておりまして。ちょうどそういうお話をいただけて、今日の主旨が解っていただけるトークになったかなと思うんです。そこで、服部部長から少し伺いたいんですけれども、いろんなこの辺にある大使館さんとの色々お付き合いがホテルオークラさんおありになるんだと思うんです。この間も何かイベントをされていたというお話を伺ったんですが。

 

 

服部:はい。この周辺は本当にに大使館が多い地域でして、日本には約160くらい大使館があると思うんですけれども、半数の82だと思いますけれどもそれが港区内にあります。ひとつの区で(全体数の)約半分ということは、いかに港区が大使館が集中している場所かということですね。