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ソラシティカンファレンスセンターでリアルイベント 「ひじりばし博覧会 2020」開催

御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)が共催する「ひじりばし博覧会 2020」が、7月24日に開催される。主催は東京文化資源会議。

基調講演には「全国文化創生区2030ビジョン:2020年からの再出発」、「密に交わる空間』をめぐるラウンドテーブル-(上野)歓楽街・繁華街で起きていること、起きうること」といった注目のセッションなど17の企画を展開する。

御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターでは、自粛解除後、全館を使用した初の共催イベントで、新型コロナウイルス対策を整え、リアル開催に臨む。

 

プログラム内容としては、次の通り。

・基調講演「全国文化創生区2030ビジョン:2020年からの再出発」 11時〜12時 / Room C
登壇:吉見俊哉氏(東京大学教授)
コロナ感染症危機により、全国の歴史ある都市の観光サービス産業は甚大なダメージを受けているなか、鍵となるのは、都市における時間のあり方を変えることと提唱する吉見氏。すでにオンライン化と在宅勤務の普及によって、この変革のとば口に立っているとし、新しい時間のマネジメントは、新しい歴史の発見に通じると語る。基調講演では、そうした方向での都市の編みなおしを、東京文化資源区構想がどのように実践してきたか、その先にいかなる新しい都市の歴史の発見が見通せるのかを、東京に焦点を当てながら提示する。

・ラウンドテーブル「鉄道都市東京 ~想像を共有するモビリティと都市~」 13時〜15時 / Terrace Room

TTT構想 前回ラウンドテーブルの様子

TTT構想 前回ラウンドテーブルの様子

「東京の街にもしトラムが復活したら……」トーキョートラムタウン(略称:TTT)プロジェクトは、東京にスローモビリティとしてのトラムの導入を検討するプロジェクト。ラウンドテーブルはTTTが開催する第3弾のラウンドテーブルとなる。 今回は鉄道やトラムそのものが、都市や生活者にもたらす価値について着目。鉄道やトラムは、単なる移動手段という枠組を超え、その都市にとっての生活文化の基盤となる存在とし、新たな都市文化を育み、東京を再生させる糸口を作り出すための鉄道やトラムの可能性について、有識者が語り合う。

 

・「本郷のキオクの未来2020」展 13時〜19時 / エントランス

秋の交流会での展示の様子(2018年11月)

秋の交流会での展示の様子(2018年11月)

文京区本郷には、下宿屋の流れを汲んだ旅館街、そして数多くの銭湯、学生街を形成していた様々な商店など、いろんな形の都市の「文化」が培われてきた。 しかし、現在の本郷の街を見てみると、そうした文化資源と呼べるものがどんどん姿を消しているという。そんな中、2015年の銭湯「菊水湯」の営業終了を契機として、文京建築会ユース・株式会社松下産業・東京大学・跡見学園女子大学・文京区・地域住民などの本郷にゆかりがあるメンバーが集まり、「本郷のキオクの未来」プロジェクトが立ち上がった。 現在も、東京文化資源会議の協力のもと、本郷の魅力発信につながる文化資源の保存・記録・活用を目指し、活動する。「ひじりばし博覧会」では、私たち「本郷のキオクの未来」プロジェクトの活動の成果とともに、文京区本郷の文化資源を感じていただける資料を展示。

・建築模型プロジェクションマッピング「社寺会堂のまち」 13時〜19時 / ホワイエ
武蔵野台地の崖淵にある駿河台・湯島の起伏にとんだ地形を、3Dプリンターで精密に再現した模型を展示。この模型に、駿河台・湯島の地形と歴史の分析に取り組んだ東京理科大学宇野求研究室のフィールドワークの成果をプロジェクションマッピングすることで、当地の文化的中心である社寺会堂の成り立ちを総体的かつ動的に表現する。これは土地の形と時間を意識化することで、駿河台・湯島に相応しい現代の景観のあり方への提案につなげていこうとする試みの一環。

・アキバフロンティア ~電子工作、Vtuber、オンライン配信――ソラシティからアキバ文化の最前線をお届けします~ 13時〜17時 / エントランス
VTuber、電子工作など秋葉原の文化の最前線を、秋葉原エリアのフロンティアである御茶ノ水から生中継で発信。また、広域秋葉原作戦会議が描いた秋葉原の将来像についても展示する。

・スポーツで遊ぶ、スポーツとつながる 13時〜17時 / sola city Hall

前回のソラシティイベントの様子

前回のソラシティイベントの様子

大人も子どももお年寄りも、誰もが楽しみを見いだせるのがスポーツの魅力、として集まった人たちとともに、普段は会議やセミナーの会場として使われているsola city Hallで、風船をつかって身体を動かしたり、卓球、ビリヤード、的当て、カーリングなどのスポーツや 遊びに触れるなどの場を用意する。

「AIでRCカーを走らせよう!@広域秋葉原」〜パーツはすべてアキバにある!!自動運転レース超体験 13時〜17時 / sola city Hall(事前申し込み制)

人工知能で市販のラジコンカーを走らせるレクチャーとエキシビションレースを開催。人工知能と聞くと難しそうに聞こえるが、体験するだけならコンピューターの経験のある人なら中学生から大人まで誰でもチャレジ可能。やり方は、AIカーのセッティングができたらまずは人間が操作してコースを周回、AIがコース周辺の風景と運転操作を学習。それをもとにAIカーが人間が操作するように自動走行する。しくみは、市販のRCカーに電子工作用マイコンのRaspberry PiやJetson nanoを搭載、走行データをもとに学習モデルを生成、AIカーにインストールしたグーグルの人工知能TensorFlowで自動運転する。

当日は、AIカーの代表的なモデルである「Donkey Car」、「JetRacer」、フェイスブックペー ジ「AIでRCカーを走らせよう!」のメンバーが作った自作AIカーのエキシビションレースを開催。「子どもとv.s.AI/未来の仕事はAIにとられてしまうのか?」と題して人間とAIカーのレースも予定している。

・『密に交わる空間』をめぐるラウンドテーブル-(上野)歓楽街・繁華街で起きていること、起きうること 14時〜16時 / Room B

夜の湯島仲町通り夜の湯島仲町通り

つい数ヶ月前まで、歓楽街や繁華街の「三密」は都市の魅力の源泉であり、都市文化を育む一つの場だった。特に「密に交わる空間」は、まちに人なつかしさを求める人々にとって、欠かすことのできないサードプレイスとなっている。しかし、現在、歓楽街、繁華街の風景は寂しい一方、毎日恒例の感染者数報道は、歓楽街や繁華街での人々のふるまいの身勝手さが指摘されている。働き方、暮らし方に関する意識、そして実際の行動の変化は、歓楽街や繁華街との付き合いを変えつつある現在、そしてこの後、「密に交わる空間」の役割や姿はどのように変わっていくのか、どのようにあるべきか、正直、誰にも分からない。ただ、今、一つの場に「わざわざ」集って、何か語り合う意味があるとすれば、それは歓楽街や繁華街が置かれている状況をしっかりと把握、整理し、再起動プロセスにおいてどのようなことが起こりうるのか、何を避けねばならないのか、つまり予想されるリスクについて確認し合うためではないかと問いかける。ラウンドテーブルでは、東京文化資源会議上野スクエア構想検討委員会が活動を続けてきた上野を主な対象として、『密に交わる空間』をめぐって、語り合う。

・「東京歴史文化まちづくり連携」KICK OFF 宣言〜今こそ 東京文化資源地区連携を〜 14時〜16時 / Room C
歴史文化まちづくりに取り組む各地区の代表者に、各地区のまちづくりについて紹介してもらい、歴史文化まちづくりで目指すもの、直面している課題(困っていること)、課題に対応した独自の取り組みの工夫など、各地区の状況を横並びで眺めて、東京都区部で歴史まちづくりに取り組む上での共通的な目標像や課題等を整理・共有する。

・広域秋葉原『ミライ』作戦会議~未来の秋葉原の街づくりを考えるワークショップ~ 15時30分〜17時 / Room A

広域秋葉原作戦会議 前回のソラシティイベント時の様子広域秋葉原作戦会議 前回のソラシティイベント時の様子

現在、千代田区では次の時代のまちづくりを目指し、都市計画マスタープランの改定作業が行われている。千代田区に住んでいない人も含めて、秋葉原に関心を持つ人々が集う広域秋葉原作戦会議プロジェクトでは、2018年からこれまで行ってきた勉強会やアイディアソン、ラウンドテーブルなどでの議論をもとに、私たちが考える秋葉原の将来像を描き同人誌に掲載して刊行するとともに、意見・口述として千代田区に提出している。今後は、さらに多くの方とともに秋葉原の将来像を考え、ビジョンを共有しながらそれぞれの立場で少しでもその具体化を目指すべく様々な活動を育てていくとしている。今回は秋葉原の街に関わる多様なステークホルダーの皆様にお集まりいただき誰もが自由に発言できる「フィッシュボウル」と呼ばれるワークショップのスタイルで、広域秋葉原の『ミライ』について議論する。

・緊急開催! withコロナ時代の歴史文化まちづくりを考える 17時〜19時 / Room B
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起こり、交流施設や飲食施設、宿泊施設の利用が大きな制約を受けており、歴史文化まちづくりも非常に厳しい局面を迎えている。そこで、歴史文化まちづくりを実践している各地区の代表者に、現在のコロナ禍において、地区やまちづくりがどのような状況に直面しているか、それにどう対抗しているのか、率直に語ってもらう。

・公開シンポジウム「上野ナイトパーク宣言 -上野公園の可能性」 17時〜19時 / Room C

2019年4月に開催した公開シンポジウム「上野ナイトパークが日本を変える 」の様子

2019年4月に開催した公開シンポジウム「上野ナイトパークが日本を変える 」の様子

東京文化資源会議では、上野公園及びその周辺地域の夜の活性化を提言した「上野ナイトパーク構想」(2019年2月)に基づき、その最初の具体的な取り組みとして「上野ナイトパーク2020 spring」を本年3月6日、上野公園にて開催すべく準備を重ねてきたが、今般の状況により延期を余儀なくされた。しかしその開催準備を通じて、会場となった上野公園、東京における上野地域、そして文化・経済におけるナイトエコノミー・ナイトライフの大いなる可能性と社会的ニーズをしっかり確認することができたという。また、その実現のために克服すべき多くの障害・制約も明らかになった。シンポジウムでは、「上野ナイトパーク2020 spring」でめざそうとしたものが何であり、それをさらに発展させていくために何をやるべきか、これからの上野公園の可能性を論じるとともに、その推進母体としての「上野ナイトパークコンソーシアム(UNPC)」の立ち上げを宣言する場となる。
パネリスト:池田伸之氏(JTB事業部長)、上山信一氏(慶応義塾大学教授)、小川滋氏(電通シニア・コンサルティング・マネージャー)、杉浦久弘氏(文化庁審議官)、玉置泰紀氏(KADOKAWA2021年室担当部長)、吉見俊哉氏:司会

・ウィズコロナ/ポストコロナ 神田のまちづくりを考える 〜現場とオンラインによるワークショップ〜 18時〜20時 / Room A
神田まちづくり懇談会では、神田かいわいの個性やまちづくりの取組みを評価するための指標づくりを進めている。議論の方向性を示すものとして、三本柱(1. 統一的公共性のある「まち整備」のルール、2. 起業副業を支える職住近接のまち、3. 大人が夜安心して遊べるまち)を活動方針に据え議論を進めてきた。神田は共通する一つのイメージの神田というだけではなく、小さな魅力的で個性的な町々、いわゆるかいわいがある。神田のかいわいに合った開発やまちづくりを目標に『神田かいわい指標』を設定したいと考えている。検討中に発生したCOVID-19は人々の生活スタイルを変容させ、神田の街にも無視できない大きな影響を及ぼした。実際にどのような変化が見られたのかというところからCOVID-19の影響を明らかにする。またそれを踏まえて今後神田はどうなっていくべきなのかを考えてる。

・社寺会堂デジタル・アーカイブラボ 18時〜20時 / Terrace Room
社寺会堂プロジェクトチームに参加する学術・宗教6施設はそれぞれ隣接する地域のなかで精神文化を支えてきた。それぞれの施設の歴史や活動については独立して取り上げられることが多く、地域のなかで横断して通時的・共時的に捉える機会は多くない。そうした「点」としての各施設を、デジタルアーカイブによって「線」として結び、地域という「面」のなかに位置付けるワークショップを開催する。

・「PIZZERIA & BAR NOHGA」焼きたてピザ with クラフトビール&ワイン 11時〜17時 / 屋外広場
NOHGA HOTEL AKIHABARAがひじりばし博覧会に出店。NOHGA HOTEL自慢の焼きたてピッツァや日本を含む世界各地のクラフトビール、ナチュラルワインを提供する。

・想像を共有するトーキョートラムタウン 11時〜17時 / 屋外広場
トーキョートラムタウン構想の活動の一環として、東京にスローモビリティとしてトラムを導入することでの都市生活を想像してもらうための展示や体験ワークショップをおこなう。

遊び、学び、体験し、見て、食べるを一日かけて体験できる博覧会となる。

 

ひじりばし博覧会2020 in ソラシティカンファレンスセンター

日 時:2020年7月24日(金・祝)11時〜20時
場 所:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区神田駿河台4-6)
主 催:東京文化資源会議
共 催: sola city Conference Center
協 力:デジタルハリウッド大学/大学院 お茶ナビゲート Akiba.TV株式会社
入場無料、出入り自由(一部、事前予約制あり)

樋口陽子

樋口陽子

樋口陽子  月刊イベントマーケティング 編集長 MICE 研究所「イベントは体験提供の場」として、イベント現場で体当たり取材を行っている