昭栄美術が社員の幸せを経営戦略に。5年連続健康経営優良法人

健康経営昭栄美術

昭栄美術が社員の幸せを経営戦略に。5年連続健康経営優良法人

展示会・イベント空間の企画・設計・製作・施工を手がける総合ディスプレイ会社、株式会社昭栄美術(本社:東京都)は2026年3月、経済産業省と日本健康会議が顕彰する「健康経営優良法人認定制度」において、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定された。同制度への認定は5年連続となる。社員が安心して働ける環境の提供と、事業活動の持続的な成長発展・生産性向上につながる取り組みが評価されたもので、同社は「今後も健康でいきいきと仕事ができる職場づくりを目指し、活動を続けていく」としている。

健康経営優良法人認定制度とは

「健康経営優良法人認定制度」は、経済産業省と日本健康会議が、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む法人を顕彰するもの。大規模法人部門と中小規模法人部門に分かれており、大規模法人部門では健康経営度調査に基づく評価をもとに認定企業が選定される。従業員の疾病予防や生産性向上、職場環境の整備を推進する企業を社会的に後押しする取り組みとして、認定企業は年々増加している。

「社員のしあわせ」を基本理念に据えた健康経営推進体制

昭栄美術の基本理念には「ディスプレイ業を通じ社会に貢献し、存在価値のある企業として発展し、社員のしあわせが得られる会社を目指します」という言葉が掲げられている。同社の健康経営はこの理念を具現化するものとして位置づけられており、代表取締役社長・小林大輝氏が健康経営宣言を表明。経営管理本部執行役員を健康経営推進責任者とし、健康経営推進管理者・担当者による推進事務局を設置、各拠点の衛生委員会・推進担当者と協同して課題解決にあたるほか、産業医・協会けんぽとも連携する体制を整えている。

今期の健康経営推進方針では、スローガンとして「人のつながりを育む、もっとコミュニケーションを活性化させよう!」を掲げ、「社員の幸せ × 会社の成長 × 社会への貢献」の同時実現を目指している。

新たな取り組み 発芽酵素玄米の導入やLOVOT、健康管理休暇など

今期に新たに導入・実施した取り組みとして特徴的なのが、食環境の改善だ。食の安全性をテーマにしたセミナーと発芽酵素玄米の試食会を実施したほか、栄養価が高く消化にも優れた発芽酵素玄米を朝食メニューに導入することを決定した。月2回の無料ランチ会(投資額:月22万円)も健康経営の一環として継続しており、社員同士の交流の場としても機能している。

メンタル面のケアとしては、感情を持つロボット「LOVOT(ラボット)」をオフィスに導入(初期投資含む200万円)。ストレス緩和やコミュニケーション促進を目的としたユニークな施策として注目される。また、健康管理休暇(特別休暇)の付与も新たに導入。定期健診後の受診勧奨や医師の指導に基づく通院・治療を支援することで、病気の予防・早期発見・生活習慣の改善を促進する。

部門長以上を対象に、差額人間ドック(脳ドック含む)の費用を会社が全額負担する制度も整備。経営層自身が健康管理に積極的に取り組むことで、全社的な健康意識の向上につなげていく。健康アプリの導入(1人あたり月550円)により歩数や運動記録を可視化し、社内ウォーキングイベントやチーム対抗チャレンジも実施する予定だ。さらに、取引先企業に向けた「健康経営推進ガイドライン」を策定・公開し、サプライチェーン全体への健康経営の波及も図っている。

継続的な施策 健康診断受診率100%・パワーナップ・多彩な休暇制度

継続的な取り組みとして、健康診断受診率100%の維持と精密検査の受診促進(2024年度実績:91.8%)、ストレスチェック受検率100%の維持、特定保健指導の推進(2024年度実績:77.4%)などを実施。女性社員への婦人科検診全額会社負担や、インフルエンザ予防接種費用の全額負担(2026年度冬季より同居家族にも対象拡大、投資額64万円)なども行っている。

働き方面では、昼休みに15~30分の仮眠を取る「パワーナップ制度」を導入し、来客ルームなどを開放して眠気解消と生産性向上を促進。フレックスタイム制・裁量労働制の導入、バースデー休暇・チャージ休暇・ハザマ休暇の取得奨励、製作部門への勤務間インターバル制度の適用など、ライフスタイルに合わせた休み方を後押ししている。2024年度の平均年間休暇取得数は131日(目標135日)、年次有給休暇取得率は64.7%(目標70%)だった。男性育児休業取得率は2023年度の55.6%から2024年度に80.0%まで上昇しており、子育て世代への支援にも力を入れている。

職場のコミュニケーション活性化のためのクラブ活動(釣り・バレーボール・フットサル・アウトドア・レジャー・バスケットボール・サウナ・野球・大阪の9クラブ)への活動補助も実施しており、2024年度のクラブ活動参加率は43.4%(投資額:年間353万円)となっている。

主要KPIの状況 ワークエンゲージメントは全国平均を上回る

同社が主要KPIと位置づける3指標の2025年度実績は以下の通り。アブセンティーイズム(病気・怪我による欠勤・休職日数)は目標2.6日に対し2.3日と目標を達成。ワークエンゲージメント(仕事に対する意欲・熱意)は全国平均2.5点を上回る2.6点(偏差値換算51.4)を記録した。プレゼンティーイズム損失割合(出勤しているが生産性が低下している割合)は目標15.1%に対し23.3%と課題が残っており、引き続き改善に取り組む方針だ。ストレスチェックの受検率は2022年度から4年連続で100%を維持している。

展示会・イベント業界における健康経営の発信役として

昭栄美術は展示会・イベントの現場を多く抱える業態として、繁忙期の労働時間の偏りを課題として認識しつつも、「健康経営は単なる制度ではなく、社員の幸せと会社の未来をつなぐ大切な経営戦略」という姿勢を明確にしている。5年連続の認定という実績は、この方針が継続的に評価されてきたことを示すものだ。取引先企業へのガイドライン策定・公開や、安全大会を通じた健康経営事例の共有など、自社にとどまらずサプライチェーン全体への波及も視野に入れた取り組みは、展示会・イベント業界における健康経営推進のモデルケースの一つとして注目される。

出典:株式会社昭栄美術「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)に認定されました」(2026年3月30日)https://www.shoei-bijutsu.co.jp/news/
昭栄美術 健康経営方針ページ https://www.shoei-bijutsu.co.jp/healthmanagement/

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