ウシオライティング株式会社(東京都中央区 / 代表取締役社長:中森克己氏)が、洗足学園音楽大学が8月17日にオープンさせたミュージカルシアター「MUSIC POOL CINO(シーノ)」の「デジタル緞帳」で、Christie(クリスティ)ブランドの4K解像度3DLPプロジェクタープロジェクターを納入した。
洗足学園音楽大学は、1967年に創立。音楽全般を幅広く学ぶとともに、それぞれの専門分野を深く掘りさげる教育が行われている。「MUSIC POOL CINO」は、学園のKids Square内にあったプールを改修、ミュージカル専用シアターとしたもので、この度、シアターの「顔」ともいえる緞帳にエンターテインメント性をもたせ、来場者に驚き、感動、開演前の高揚感を与えることを目的として、デジタル緞帳を導入した。
「MUSIC POOL CINO」のデジタル緞帳には、来場者のみならず、在校生や、これから同大学を受験する生徒や海外からの留学生に、芸術、アートへの関心を喚起させる効果も狙い、コンテンツの第1弾として狩野内膳の「南蛮屏風」を題材にしたものが用意された。屏風自体は安土桃山時代のもので、スペインやポルトガルなどの港を出て日本に到着した南蛮船、建物や人々が、色彩豊かに煌びやかに描かれている。
製品データ
① 4K解像度の3万ルーメンプロジェクター
6個の450W専用ランプ(3ランプ・カートリッジ x 2)により、3万センタールーメンの明るさを実現する。イベント・レンタルステージ、会議室・大ホールといった用途に適している。
➁ 軽量、コンパクト
質量は72.6kg。ステージ、レンタルといった用途にあわせ、運搬しやすく、堅牢な設計。
③ 360゚全方位対応
どんな角度で設置しても、変わらないポテンシャルを発揮するうえ、現場での設置、配置が柔軟かつ容易に行える。
④ 現場で使いやすいモニター機能
スマートフォンでランプ寿命などの確認ができる。
■クリスティ・デジタル・システムズについて
Christie Digital Systems USA, Inc. (本社:アメリカ・カリフォルニア州サイプレス)
1929年設立。世界的なビジュアル・オーディオテクノロジーカンパニーであるとともに、ウシオ電機株式会社の100%子会社。世界最大級のビッグイベントから身近な案件にいたるまで、先進のRGBレーザープロジェクション、LED、画像処理、デジタルサイネージ、そしてSDVoE※技術を駆使して、ユーザーに非日常的な体験を提供する。創業以来、数多くの技術の限界を打ち破り、世界中の人々と最高の体験をシェアしてきました。さらに近年では、デジタルシネマプロジェクターを世に送り出し、シネマ業界に革新をもたらした。 http://www.christiedigital.jp (日本語サイト)
※SDVoE: Software-Defined Video over Ethernetの略。Ethernetを利用したAV伝送の標準化と、ソフトウェアを使用したAVアプリケーション定義のための共通プラットフォーム構築を目指し、2017年に世界的な技術プロバイダー6社で発足させた非営利の団体。SDVoEテクノロジーが公共システムにおけるAV信号の伝送とその制御において最も一般的な技術となることを最終目標として、現在すでに40社以上の企業が参画している。