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いまがチャンス!海外展開 2  ―ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充

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31 8月, 2021

 

ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」 ―越境ECプロジェクト大幅拡充 日本貿易振興機構(ジェトロ)

2018 年からデジタルエコノミーへの対応を進めており、昨年のコロナ禍でのデジタルシフトでさらに海外展開支援を加速している日本貿易振興機構(以下ジェトロ)では、昨年度新たに通年型オンライン展示会への出展プロジェクトを開始した。デジタル・スキームを強化し、中堅・中小の海外ビジネスを後押しするデジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん、課長代理の栗原環さんに、現状を伺った。

977 社の出展を支援

「通年型オンライン展示会への出展プロジェクト『Japan Linkage』は、昨年度新たに取り組み、各地域・分野トップ8サイトに、977 社の出展を支援しています」(デジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課長下笠哲太郎さん)

977 社という数字は、これまでのリアル展示会への出展支援と比べても、ほぼ同数で推移しているという。

今年度は、世界最大級の B2B トレーディングプラットホーム Alibaba.com はじめ、香港貿易発展局が運営する Hktdc.com Sourcing、 グ ロ ー バ ル メ デ ィ アInformaMarkets の 運 営 す る Saladplate、フランス発の専門 6 分野に特化した BtoB マーケットプレイス VirtualExpo、 韓国のEC プラットフォーム Ecplaza、EC21、米国アパレル専門 BtoB プラットフォームJOOR、インド発 BtoB オンライン展示会Tradeindia の8つのサイト(一部を除き募集締切済)で出展は継続中だ。

デジタルスクール実施も

「当初は『オンライン会議システムに不慣れ』という企業も多く、オンラインビジネススキルの不足が課題でした」と栗原環さん(同課長代理)は話す。そのためジェトロでは「デジタルスクール」を実施し、デジタル技術の活用法やツールの紹介を通じてスキル向上も支援する。

具体的に「Japan Linkage」プロジェクトでのマッチング成功事例をみると、Alibaba.com に出展した株式会社アトラス(福島県)では、果物・野菜皮むき機の動画を掲載し動きを訴求した事例や、Virtual EXPO に出展したサクラテック株式会社(神奈川県)では、医療分野のバイタルセンサーを出品し動画や企業ページコンテンツの工夫でスイス医療機関との成約に至った事例など、分野にもよるが動画などを駆使したといった報告もあり、栗原さんは「分野や特性によって成功要因は異なる。機能の使いこなしや検索キーワード設定が重要など、成功体験を共有する機会なども設けていく」とする。

今後の取組みについて、下笠さんは「現状では通年型オンライン展示会への出展が主流となる一方で、いずれリアル展示会とのハイブリッド化が進むでしょう。その時にいかに効果的にオンラインを使っていくか。リアルで短期に商談し、オンラインで長期に繋がっていく、組み合わせていただくことが成果につながるには重要になってくると思います」と語る。

リアルでの展示会に出展した後、サンプルを送付したきりでビジネス継続が難しいケースも多々あるという。オンラインが加わり、いかに最新の情報を出し、繋がり続けることができるか、これからの海外出展のカタチもハイブリッド型での対応が求められる。

特集「いまがチャンス!海外展開」の他の記事を読む 1 コロナ禍での各国の展示会開催事情 2 ジェトロのオンライン展示会プロジェクト「Japan Linkage」―越境ECプロジェクト大幅拡充  3 変化の大きいところへ行こう ービッグビートの「JRIT ICHI(市)」ー  株式会社ビッグビート 代表取締役 濱口豊さん 4 言語だけでなくリモート出展に対応する人材を – バイリンガル人材派遣  トライフル 代表取締役 久野華子さん 5 開催地に応じた対応とデザイン 株式会社エキスポインターナショナル 岩本圭祐さん 6 調査と情報設計で最適な戦略を ー 中国企業と提携 ー 博展  中島 健希さん 阿南 健太さん 7 日本唯一の CES公認代理店 米国出展支援 クリエイティヴ・ヴィジョン 吉野 昌秀さん 8 対応力と現場力で目的達成 -George P.Johnson  平澤 彰紀さん

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (2)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (2) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

空間デザイン思考とオブジェ思考 竹村 尚久さん

SUPER PENGUIN 株式会社 代表取締役 /CEO

展示会は人が主役 ブースづくりは心理学

“ 空間 ”。なにもないところ。形も色も手を加えられないものをどう設計するのか。

「空間デザインは心理学。その場所に来た人に、どう感じて欲しいか。つくっているのは造作物や装飾ではなく、その場の空気」とSUPER PENGUIN の竹村さんは言う。大学と大学院の 6 年間学んだ建築の分野では、空間の概念がきちんと整理されていた。

展示会ブースの多くは、何を置く、何をつくるという、造作から発想するオブジェ思考で設計されているように、竹村さんには見える。「どちらが優れている、ということではなくバランスの問題。しかし集客をするには空間デザインを考えないと限界がくる」という。

 

シンプルさの中に潜ませる 無数の集客セオリー

竹村さんが手がけるブースは、派手な色使いや大きなアイキャッチがあるわけではないが、いつも賑わっている。

それは、興味を引き付ける、ブースに入る心理的障壁をさげる、話を聞く態勢になってもらう、そのためのしくみがデザインされているからだ。「壁がなければ来場者が来るのではなく、気になるから入ってくる」という。

「第 88 回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋 2019」で中小機構が企画した「NIPPON QUALITY」の 32 社合同ブースにも、その工夫が盛り込まれている。

入口はすべてオープンになっているが、細い柱が不規則に並び、すべてが見られるわけではなく、何があるのか中を探したくなる。

好奇心を刺激するチラリズムも有効だ。壁で覆われたブースにスリットが空いていて、少しだけ見える中の様子が気になって来場者は素通りできない。誰もが手を伸ばすパンフレットを撒き餌にし、製品を見たり触ったりと次のアクションにつなげる。

ブースに入る心理的障壁を下げることも大切だ。出展スタッフが待ち構えるのではなく、入口付近は展示物だけを設置。自由に、気軽に見て触れる環境にし、多くの人に長く滞留してもらう。人がいる安心感で、人が人を呼ぶ。奥に控える説明員も横を向き、来場者とコンタクトしない。カーペットの色と素材を通路と同じにして、ブースであることを意識させないなど、細かな配慮が活きる。

商品をみて、すぐに商談席に座ってもらうのもハードルが高いので、中間の場所を用意する。パーティションで出展者から丸見えでない安心な場所をつくり、一休みしたり製品を体験してもらう。話を聞く態勢が整った時にカジュアルに話かける。そのために来場者がカバンを置く“ 箱椅子 ”を用意することも竹村さんのデザインの特長だ。

「リアルの場だから話ができる、というのは出展者の事情。来場者も話をしたくないわけではないが、いつでも、誰とでもということではない」と竹村さんは語る。

来場者がどう動き、どう感じるか。人が基軸のデザインに、無意識のまま引き込まれる。

 

SUPER PENGUINのWebサイト

特集「リアル空間の価値 世界観とセレンディピティ」の他の記事を読む 1 その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる」  4Hearts 大髙啓二さん 「空間デザイン思考とオブジェ思考」SUPER PENGUIN  竹村 尚久さん  3「こころの動きをデザインする共感のしかけ」タケナカ長崎 英樹さん 4「「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値」三井化学x丹青社 5自信をもって立てる舞台」アディスミューズ 小澤 克幸さん 6商品とアートが融合」サクラインターナショナル 山﨑 貴予さん 7設定を読込み上手に嘘を」ジャパンレントオール 新妻 新伍さん 8「来場者視点を分析」George P. Johnson 八幡 佑希さん 9「試飲と展示が一体に」ボックス・ワン 伊藤賢治さん

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (3)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (3) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

こころの動きをデザインする共感のしかけ 長崎 英樹さん

株式会社タケナカ (シンユニティグループ) 専務取締役

同じ想いと認識もつ人の 共感と感動を増幅

なぜ、人はイベント会場に足を運ぶのだろうか。

作品や商品に触れて、その良さを自分の五感で確かめたい人がいる。Face to Faceのコミュニケーションや意図せぬモノや人との、偶然の出会いを求める人も多いだろう。

会場で意気投合して友達になったり、商談成立して新たなビジネスが生まれたり、という劇的な出会いもあるが「他の参加者の反応をみる、驚きや感動の瞬間を共有するなど、繊細な共感の伝播こそが、リアルな場に求められているもの」とシンユニティグループの長崎英樹さんは話す。

企業イベントの主催者が本当に聞きたい声は、アンケートやオンライン商談のなかではなく、参加者のカジュアルな会話や、ささいな反応のなかにある。参加者がどう感じたか、何に興味をもったかは、担当者の肌感覚で見つけるものだろう。

エンターテインメントイベントは、コンテンツ対参加者だけではなく、他の参加者の存在も欠かせない。人だかりがあれば、そこに何があるか期待するし、歓声をあげれば一緒に盛り上がる。感動を増幅するのは、想いを同じにした他者との共感、時間・場所の共有だ。

造作やコンテンツだけでなく 人の想いをデザインする

共感は良質なコンテンツだけでなく、空間全体でつくられる。長崎さんはイベントのあちこちに参加者がリアクションしやすいしかけを用意しておく。

たとえば、プロジェクションマッピングの3D 映像のなかに、2D のグラフィックデザイナーが制作したクオリティの高い“決め画”を潜ませる。そのポイントでは多くの人がスマホを掲げて写真を撮る。

また、映像が流れる前のカウント時に立体音響の凄さをわかりやすく伝えることで、観客に“ 音がでる場所 ”を強く意識させ、作品本編での音響演出効果を高める。

映像を綺麗に投影できる白いスクリーンでなく、グレーや黒を選択することもあるのは、映像が映ってないときに「あそこに映像が出るんだろうな」と思わせないため。全体の世界観をつくることが優先だ。

会場のしつらえだけでなく、スタッフの対応や誘導など運営面も含めて、参加者がどう感じるか、どういう体験を提供できるかを長崎さんは常に考える。

「どのタイミングでインパクトを与え、どの場所で心地よさを感じでもらうか。入口から出口まで通る人の、こころの動きをデザインすること。そのストーリーが感動や共感を生む」(長崎さん)。

XR など最新鋭の映像技術で、コロナ禍のオンラインイベントの第一線を走る㈱タケナカが、空間づくりのシンユニティグループとして、コロナ後のハイブリッドイベント市場でも、新たな風を吹かせそうだ。

シンユニティグループのWebサイト

特集「リアル空間の価値 世界観とセレンディピティ」の他の記事を読む 1 その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる」  4Hearts 大髙啓二さん 「空間デザイン思考とオブジェ思考」SUPER PENGUIN  竹村 尚久さん  3「こころの動きをデザインする共感のしかけ」タケナカ長崎 英樹さん 4「「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値」三井化学x丹青社 5自信をもって立てる舞台」アディスミューズ 小澤 克幸さん 6商品とアートが融合」サクラインターナショナル 山﨑 貴予さん 7設定を読込み上手に嘘を」ジャパンレントオール 新妻 新伍さん 8「来場者視点を分析」George P. Johnson 八幡 佑希さん 9「試飲と展示が一体に」ボックス・ワン 伊藤賢治さん

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (4)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (4) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値 三井化学株式会社 合成化学品研究所 西本 泰三さん 株式会社丹青社     企画開発センター 企画部部長  菅波 紀宏さん 企画開発センター  島谷 理絵さん オフィス空間でのこころの動きを数値化

5月10 日、三井化学の最先端テクノロジーと丹青社の空間づくりのノウハウを組み合わせ、感性に着目した共同開発の第一弾として、新しいウインドウフィルムが発表された。2年ほど前の2019 年4月から2社が正式に体制を整え協業はスタートした。

だが、それ以外に丹青社が取り組んだオフィス空間でのこころの動きを数値化する取組み「KOKOROスケールfor Workstyle」の共同開発を通して、三井化学を紹介されたことがきっかけとなり、会ってみると初日から意気投合。話がとまらず、空間や気分、イノベーションという文脈で定期に情報交換をするようになり「空間における感性価値の定量化や開発は難しいけれど面白い」という両社の思いが、新商品の新しいウインドウフィルム「ポジカTM フィルム」に繋がった。

開発メンバーの一人で、三井化学の合成化学品研究所の西本さんは「社内体制もこれまで特定分野向けの素材開発をしてきた縦割りから横断的な転換を図っていたタイミングでした。協業は新しい取組みで空間設計のプロフェッショナルから聴くユーザー視点の意見は研究員としても新鮮でした」と振り返る。

丹青社では、他社との協業やマーケティングを担う菅波さん、島谷さんは今回、ビジネススキーム構築や実証実験の実施・分析などを中心に商品開発に取組んだ。両社からの参画メンバーも複数部署にわたり、打合せでは、化学式での解説などに苦戦するなど、共通言語を見つけながら展開。「両社の成功だけでなく、ユーザー視点でwin-win-win の三方良しの視点で取り組めたことがポイント」とする。

「ポジカTM フィルム」はメガネレンズ材料分野で生まれた「くっきりTM 色素」を使うことで光のイエローライトをカットする機能があり、ガラス面に貼るとフィルム越しの物体の色は彩度が向上し、これまでよりも景色や展示物が色濃く、鮮やかに感じられる。白色の黄ばみがとれて、より白さを感じるという。

今後については「今回は視覚効果のソリューションでしたが、現在web 会議などで音漏れが課題としてあがっている聴覚のソリューションはじめ、五感に取り組みたい」(西本さん)。「素材を作る総合化学メーカーと空間創造のプロである当社は今まで直接接点がなかった。今回の協業で、お互いにバリューチェーンをつなぐことに取り組んできた。今後間に入る製造メーカー次第で全く新しい商品が生まれる可能性もあり楽しみだ」(菅波さん)と、空間の新しい価値づくりは、感性へアプローチし、組合せも新たに取り組んでいく。

丹青社のWebサイト

特集「リアル空間の価値 世界観とセレンディピティ」の他の記事を読む 1 その空間で過ごす時間のココロ価値を上げる」  4Hearts 大髙啓二さん 「空間デザイン思考とオブジェ思考」SUPER PENGUIN  竹村 尚久さん  3「こころの動きをデザインする共感のしかけ」タケナカ長崎 英樹さん 4「「空間づくり」×「化学」が生む新しいリアル体験の価値」三井化学x丹青社 5自信をもって立てる舞台」アディスミューズ 小澤 克幸さん 6商品とアートが融合」サクラインターナショナル 山﨑 貴予さん 7設定を読込み上手に嘘を」ジャパンレントオール 新妻 新伍さん 8「来場者視点を分析」George P. Johnson 八幡 佑希さん 9「試飲と展示が一体に」ボックス・ワン 伊藤賢治さん

 

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (5)

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25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

自信をもって立てる舞台 ㈱アディスミューズ 小澤 克幸さん タニコー 展示ブース(HCJ2021)

クライアントから提示された課題は、

① 出展コンセプトの「つなぐ」を具現化 ② 参加できない方向けのデジタル展示会。

ブース内に明確な通路を設けて大胆に交差。密を避け、安心してブース内に入れること、視覚的にも人と人とが集う場であることを意識させた。オンライン上でも展示空間を共有。リアル、オンラインの両面で出展者と来場者を「つなぐ」、人と人とが複層的に繋がれる空間をつくった。

関係者全員が安心・安全を感じ、胸を張って会期を迎えられことも重要な課題。ブースは主役である出展者が存分に活躍するための舞台。自信をもって舞台に立てるよう心がけた。

アディスミューズのWebサイト

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リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (6)

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25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

商品とアートが融合 サクラインターナショナル㈱ 山﨑 貴予さん STANCE SHOP 店舗

『靴下・T シャツ・マスク』などを扱う自由で多様な個性を持ったブランドに合わせて、アメリカ西海岸をイメージ。ブランドカラーのブルーが映えるようなカラー展開と、照明や植栽、演出ディスプレイで、暖かいビーチのリラックスした雰囲気を演出。コンセプトは商品とアートが融合したギャラリー。

店舗接客に加え、LIVE 配信や販売スタッフが直接タブレットなどを用いてオンライン接客を行う際にも商品が映えるような細部にもこだわった店舗設計を行った。ブランドの世界観と魅力的な商品にさらに付加価値をつけ、お客様と商品の素敵な出会いの場をリアルだけでなくオンラインも意識した空間演出を施した

 

サクラインターナショナルのWebサイト

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リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (7)

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25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

設定を読込み上手に嘘を ジャパンレントオール㈱ 新妻 新伍さん スタンドマイヒーローズ 展示ブース Anime Japan2019

スマホゲーム「スタンドマイヒーローズ」のブースには物販カウンターのほかに、ガレージとバーカウンターが設えられた。ストーリーには出てこない、設定上にだけある場所が、イベントで具現化され、限定のグッズや衣装、イラストなど、ファンは特別な体験を満喫する。

設定図もないバーカウンターをつくりあげるため、ストーリーや設定を頭に叩き込む。アイデアやひらめきより、作品とファン心理の理解こそが説得力を生む。推しメンがファンにとって最も大切なもの。その視点が集まる関連グッズや周辺の小物は質感の高い本物でまとめ、それ以外はグラフィックにする。メリハリをつけ、予算内で最大限の特別感を演出した。

ジャパンレントオールのWebサイト

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リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (8)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (8) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

来場者視点を分析 ㈱George P. Johnson 八幡 佑希さん 日産ギャラリー イルミネーション

KOSEI KOMATSU氏プロデュースによるアート作品は、回転することで昼は外光を、夜は照明光を反射し一日中鑑賞を楽しめる。訪れた人のみが体験できる特別感の演出として、特定のスポットから作品をみると、クリスマスを象徴する形状が見える仕掛け。クライアントが研究開発する技術から、「I2V SPOT」と名付けた。足を止めてもらうため立ち位置のマークを設置し体験を促した。

 物理的な行動と気持ちの変化の双方の体験デザインを重視。来訪者の視点を想像しながら、CG でシミュレーション。楽しい気持ちになれた、驚きや発見があったなど、気持ちの変化が生まれる空間づくりを目指した。

George P. JohnsonのWebサイト

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リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (9)

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ (9) »

25 7月, 2021

 

リアル空間の価値 世界観と セレンディピティ

オンラインのコミュニケーションにも慣れたいま、リアルな感覚や人から人に伝わる熱量、一体感といったココロの動きに、わたしたちはより敏感になった。それは詰まるところ、オンラインの利便性以上に求めるものがリアルにはあり、リアルが果たすべき役割を因数分解して再設計し直す機会ということなのだと思う。

試飲と展示が一体に 株式会社ボックス・ワン 企画部 伊藤賢治さん 小西酒造 展示ブース  スーパーマーケット・トレードショー2021

斜め向かいに大きな企画スペースがあり、そこからの来場者への訴求を重視したいということ。また、コロナ禍ということで、設営撤去を速やかに行うことが条件とされており、通年よりシンプルな造形にしたいという要望がありました。併せて、スタッフ数の削減と来場者の減少をふまえたブース内導線を考慮し、レイアウト計画を行うことが求められました。

通路側に対面式のL字型カウンターを設け、来場者に商品を実際に試飲してもらうスペースとします。カウンターはヒナ段形状で商品を陳列するための棚を用意し、試飲と展示の一体となったディスプレイ展開が可能となっています。下段は天板を行灯造作にし、ライトアップと商品への視線誘導のアイキャッチ効果を狙っています。ブース奥の壁面にはイメージ写真を掲示し、来場者にとって商品/出展社との視覚的出会いがスムーズに進むようにしています。

その空間がどういう意味を持つものなのか、どういう価値観を表現したものなのか、という基本的なコンセプトをプロジェクトの参加メンバーが共有できているのかどうかが最も重要なポイントではないでしょうか。そこがしっかり定まっていれば、デザイナーはディティールの取捨選択という形で頭と手を動かすことができます。ですので、事前の意見の擦り合わせの部分でコミュニケーションを密に行う必要があると思います。

(株式会社ボックス・ワン 営業部 内田美里さん  企画部 伊藤賢治さん)

ボックス・ワンのWebサイト

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イベントビジネスの未来予測 2021 (2)

イベントビジネスの未来予測 2021 (2) »

12 2月, 2021

2021年、イベントビジネスはコロナ禍の苦境をどう乗り越えていくのか。 月刊イベントマーケティングがお届けする、新春企画「イベントビジネスの未来予測2021」。 この企画では、紙面取材やイベント企画でお世話になったイベントビジネスの当事者や分野の有識者の皆さんに、この1年の変化予測を伺います。

【ブースデザイン】 SUPER PENGUIN株式会社 代表取締役/CEO 展示会デザイナー 竹村 尚久さん

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進化 リアルへのオンラインの「融合」 「リアルの代替」ではなく 「リアルの補完・拡張」 −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

当社も例にもれず、約半年間、売上がないという状況でしたので、その意味では大変な年だったと言えますが、実際に振り返ってみると、かなり有意義で得るものが多かった1年だったと感じています。それは、[PHASE]の活動を通して様々な方と出会い、当社に対する社会的な認知が広がったことが大きくあります。

ピンチの時こそ何か動いてみよう。そのように物事をプラスに考えることがこんなにも良い結果をもたらしてくれる、そう実感した1年でした。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

出展社の方々ですが、今後は良くも悪くも展示会を再考するようになる、と感じています。展示会にリアルで出展すること自体が「費用対効果」の面から本当に正しいのか、他の展示会も探してみよう、「出展の方法」をもっと工夫できないか、といった内容です。

その意識の背景にあるのは、より「出展の結果」を求める姿勢が強くなってきていることがあり、同時に、オンラインを活用するなど、従来の方法に捉われない「何か」の模索を始めている、という印象があります。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

社会の動きを見定めつつ、展示会ブース・会場設計・展示会開催手法において「新しい形」を考え出していきたいと考えています。現在の状況は捉えようによっては「進化のチャンス」だと思います。

この機会に、展示会業界にとって本当に大事なことは何か、そのために、どのような形があり得るのか。

従来の慣習にとらわれない 「新しい形」を模索していきたい、と。まずは「やってみる」姿勢を大切にしてチャレンジしていきたいですね。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

いつの間にか「オンライン出展」に強い人のイメージが付いているようです。

SUPER PENGUIN株式会社のWebサイトはこちら

 

【ステージ演出】 ホットスケープ株式会社 代表取締役 前野 伸幸さん

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AI活用による感情の数値化 宇宙開発・宇宙関連ビジネス SBNR(Spiritual But Not Religious/ 無宗教型スピリチュアル層) −−2020年を総括すると、どんな1年でしたか?

さまざまな経営上のリスクは想定していたつもりでしたが、その想定範囲をはるかに超える事態となりました。  まさに時が止まり失われた2020年。今までの概念が覆され、新しい価値の創造や開催手法を模索した1年でした。

オンライン化への対応をはじめ、厳しい状況下での進化や工夫やチャレンジが、いつか振り返った時にイベント業界の大きな転換期となったと思える日がくることと思います。

−−ビジネスカンファレンスでのステージ演出において、2021年に予測されるユーザーのマインドシフト、ニーズの変化は?

いま以上に時間と空間を超える配信のメリットの活用が加速するとともにリアルのイベントの価値が見直されることは必須。気軽に参加できるオンラインとは価値の違うリアルイベントへの期待が高まるため、その場に立ち会わないと体験できない演出や五感に訴求させる演出が求められると思います。

インパクトだけのパフォーマンスではなく費用対効果を意識した実効的な演出や空間づくりが求められることでしょう。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

オンライン配信の効果的なツールが多様化し利便性が増し、ハイブリットイベントの形も多様化して行くことになると思います。それに伴いリアルのイベントの価値も多様化・複雑化し、より個々のニーズや課題に対応するカスタマイズが必要となり、真のソリューションビジネスに進化することになります。今年2021年だけでなく、さらに先の5年間の中長期の計画を創造して臨みたいと思います。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

有事の時こそ、歩みを止めずに前に進むことがいかに大切なことかを実感しています。

ホットスケープ株式会社のWebサイトはこちら

 

【映像演出】 株式会社タケナカ 専務取締役 株式会社シムディレクト 代表取締役 長崎 英樹さん

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バーチャル インタラクティブ イマーシブ −−2020年を総括すると、 どんな1年でしたか?

オンライン移行の1年でした。同じ映像でもリアルとオンラインでは、必要なスキル・人材が異なるため、大幅な組織変更・人事異動をしました。またウェブサーバーやプログラミングなど各部門の社内エキスパートの知見を全員で共有して、コロナ禍での新しい映像演出を提案できる体制に生まれ変わりました。

−−貴社のイベントビジネスにおいて、 2021年に予測されるユーザーのマインド シフト、ニーズの変化は?

“現場の臨場感を伝える”という要望がオンライン移行の初期は多かったです。

しかし、イベント自粛が続くと、参加者がみな“オンライン疲れ”をしてしまい、集中して視聴するための工夫が求められています。バーチャルならではの演出や、没入感のある映像ですね。16:9のスクリーンという限られた環境では、縦・横だけでなく奥行きを加えた3軸での表現が効果的です。

また音響もコンテンツをリッチにする有効な手段です。2chのスピーカーでできる擬似イマーシブサウンドは注目ですね。  インタラクティブについては、リアルの場では人の動きに反応する映像が主流でしたが、オンラインでは、参加感を向上する双方向コミュニケーションのニーズが高まっています。

−−2021年に進化・深化していくこと、していきたいことを教えてください

5Gの普及などスマホでの視聴が増えますが、小さな画面であっても、臨場感、奥行き感を出すために高品質な映像にはこだわっていきたいですね。

バーチャルでしかできない企画・演出にも挑戦します。

奥行きを活かしたイマーシブな場面転換など、新しいものをつねに皆さまにお見せしていきます。

−−さいごに、ご自身に起こった変化を一言

台所の調味料が増えたことです。外食専門だった私ですが、コロナ禍で料理の腕が格段にあがりました。料理しながら洗い物をするといったマルチタスク能力が備わったので、仕事もパワーアップできそうです。

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