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1月 22, 2019

国内初上陸!“TCT Japan 2019”開幕 -3Dプリンティング&AM技術の総合展-

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1月 22, 2019

「nano tech 2019: 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」 1月30日 – 2月1日 東京ビッグサイト

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1月 21, 2019

日本最大級の総合展「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」3月5日(火)より開催

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1月 21, 2019

社会人限定のeスポーツイベント!1/27(日)「激突空間 企業対抗格ゲートーナメント in JAEPO」開催~幕張メッセ「ジャパンアミューズメント エキスポ 2019」会場にて~

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1月 18, 2019

最新ウェアラブル端末を体験できる展示会 世界最大 ウェアラブルEXPO開催

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1月 18, 2019

ロボットはより身近な、共存する存在に 最新ロボット220社が出展 「第3回 ロボデックス –ロボット開発・活用展-」開催

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1月 17, 2019

国内最大規模の ”アニソンダンス”イベント「APOP EXPO 2019 – New Year Party –」開催

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1月 17, 2019

日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市【第87回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2019】開催

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1月 16, 2019

集客、販促、イベントツールの商談会『イベントJAPAN2019』(12th)1月29日(火)~1月30日(水)東京ビッグサイト 西1ホールにて開催

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1月 16, 2019

一流の伝統芸術が集う「アート・ミックス・ジャパン2019」開催

新聞印刷技術を使ったイベント・販促のヒントも発掘ーJANPS2018

新聞印刷技術を使ったイベント・販促のヒントも発掘ーJANPS2018 »

11月28日から「第23回新聞製作技術展(JANPS2018)」が開幕した。会場は東京ビッグサイトの東6ホールで、会期は11月30日までの3日間の開催。開場は10時から17時まで。

 

JANPSは3年に1度開催されており、新聞社や、新聞製作機器・システムメーカーが一堂に会し、最新技術を展示する。日本新聞協会の主催、日本新聞製作技術懇話会(CONPT-JAPAN)の協賛で開催される、新聞製作技術全般を対象とした専門展示会だ。

 

主催者の日本新聞協会の篠原菜子さん(編集制作部技術・通信担当主管兼デジタルメディア担当主管)は、

「3年ぶりの開催となりますが、今回はAIや働き方改革をキーワードにしたソリューションが新たに展開されています。 JANPSは新聞製作技術における組版システムなどの上流工程から刷版、輪転機などの下流工程までを網羅しています。AIを活用した技術は、紙面制作や取材支援など上流工程をはじめ、工場でのIOTを含む業務全般において提案されています。また労務支援ツールを使った働き方改革の提案も見受けられました。下流工程では引き続き省エネ・省資源や省力化をサポートする視点からの最新の技術・製品が提案されています」 と今回の傾向をこう語る。 実際に会場を回ると、AIをキャッチコピーにしたブースも多く、朝日新聞社ブースでは、人工知能研究の取り組みの一つとして自動要約・見出し生成研究のデモを展開していた。 また、同ブースでは朝日プリンテックがデジタル印刷機の活用事例としてパノラマ印刷を展示、配布。新聞紙面の連続した4ページ(約160cm幅)に1つの原稿を印刷するシステムで、等身大の人物再現などができ、イベントでもインパクトある販促物のニーズや結婚式新聞として参列者への小ロットの配布用途にも対応しているという。 新聞社に向けた販路拡大のソリューションサービスも展開されており、ビジネス・インフォメーション・テクノロジー(BIT)のブースではeプリントサービスを紹介。地方紙、業界紙などの様々な情報を電子データ(PDF、JPG)でFTPやメールから同サービスに入稿処理するだけで全国のコンビニマルチコピー機で販売することができる。サービスを体験できるデモ展示として実際のコピー機を展示。その場でニューヨークタイムズの最新発行紙をプリントアウトしてみせていた。

 

 

「新聞や出版版元に限らず、コンテンツをお持ちの方には、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンの複数のコンビニチェーンを販路とでき全国展開を図ることができること、コスト0円からはじめられるレベニューシェアサービスであることで利用者は広がりを見せています。現在コンテンツ数は420ほど。 イベントやファン運営とも相性がよく、たとえば、アイドルやプロレスなどコアファンの方がいますので、ライブや試合の写真をプロマイドにして期間限定でeプリントサービスで配布し、イベントでプリントしたプロマイドに、本人にサインをしてもらうなどの用途で人気があります」(BIT松田直樹さん) 新聞印刷技術業界では、前回のJANPSでよく見受けられた自社で刷っている実際の紙の新聞を配布する姿は少なくなり、デジタル化が進んでいると関係者は話す。 JANPSに毎回参加しているというデジタル印刷の導入コンサルをするブライター・レイターの山下潤一郎さんも「前提として『印刷をする』からどうデジタルを使って『情報を配信する』かに大きくシフトしています。記事作成から配信までの情報提供をどう柔軟にやっていくかという流れのなかでデジタル印刷は発展していて、デジタル印刷新聞もたとえば100部全部異なる写真での差し込み印刷に対応するなど、数年前と比べてさらに簡単に魅力的なものがつくれるようになっています。ぜひ、イベントでもどんどん活用してください」と話す。 JANPSは最新の新聞印刷技術や配信手法を使った、新しいイベント活用、販促活用のソリューション探しとしても参考になった。新聞業界、印刷業界だけでなく、イベント主催者、企画者、コンテンツホルダーにとってもヒントをもらえる展示会だ。 この記事のタイトルは人力での作成だけれど、「AIでのタイトル付けを導入できれば、もっと早く、ライブ感ある記事を多く配信できるようになる」とまずは上長に打診したいと思う。 第23回新聞製作技術展(略称:JANPS2018) テ ー マ: 今だからこそ正確な情報を ─ 読者に届けるテクノロジー 会  期: 2018年11月28日(水)~30日(金) 開催時間: 10:00~17:00 会  場: 東京国際展示場(東京ビッグサイト)東6ホール 主  催: 一般社団法人日本新聞協会 協  賛: 日本新聞製作技術懇話会(CONPT-JAPAN) 入 場 料: 無料(登録入場制) 出展内容: 新聞社の各種業務を支える技術の展示・実演

田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのかーVINYL MUSEUM体験レポート

田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのかーVINYL MUSEUM体験レポート »

昨年12月のレポートの投稿でも反響の大きかった「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」。

 

フォトジェニックなアート展「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」表参道で開催中 「インスタ映え」、「フォトジェニック」を体験できるアート展が、12月13日から25日まで期間限定で表参道にオープンしている。…#vinylmuseumhttps://t.co/sUIhW2ZZwT pic.twitter.com/RInwtWdlsm

— 月刊イベントマーケティング (@EventMarketingN) 2017年12月15日

 

銀座で7月21日からスタートしていると聞いて、今回はイベントマーケティング編集部のアラフォー樋口・アラフィフ田中コンビで体験してきた。

アラフォーの樋口は今回はカメラマンに専念。「『イベントマーケティング』は体験型マーケティングのフリーペーパーですし!一回は体験したほうがいいと思います‼︎ 企業のパートナーブースなんかもあって新しいマーケティング手法でもあるんですよ」と「大丈夫かな?」と心配する田中を説得。説得相手のアラフィフは当然ながら年上で、仮にも弊社の代表だが、編集部においては副編集長。ここは編集長権限を行使してみる。裏テーマ「田中力(47)を被写体にしてもフォトジェニックは完成するのか」は隠しながら、撮影をスタートした。

 

1枚めはあひるちゃんのバスタブ。

うっ…表情が硬い。まぁ、はじめてのチャレンジはこんなものだろう。

ちなみに、フォトジェニックさでお手本をみせてくれたのは、こちらのジャックくん。オーストラリアからの旅行中でジャックくんのお母さんがインスタグラムでみつけてきたのだという。

 

さて、気をとり直し2枚め。ブースの順番を待っている間に撮影したJD風田中。

「VINYL MUSEUM(ビニール・ミュージアム)」内では、どこを切り取ってもフォトジェニック。現実世界では撮ることができない非日常の世界観が広がる。この日は2人一組の友達同士や小さな子ども連れの家族が他撮りしたり、自撮りしたりしていた。

 

3枚めでは、ほかの女の子たちのポーズを真似てみた田中。

まだ少しぎこちないけれど、1枚めの頃の照れはなくなり、段々と世界観に慣れてきたようすだ。

 

と思ったら、4枚めのハートマークでまた緊張感がでてしまった。

周りからの視線が痛かったようだ。「ガラスのハートなんだから」(田中談)

 

5枚目は、気を取り直し、ご機嫌ショット。

「なかなか、かわいいですよ」「その表情、いいですねぇ」と褒めのパターンは少なく若干繰り返し気味だったが、被写体の気持ちを上げるのに必死になる。ちなみに、周りはナチュラルにフォトジェニックな撮影中。うらやましい。。

 

6枚目ごろからは、柔らかい表情になってきた田中。自撮りにも挑戦。

素の表情を要求したら、ミステリー感がでてしまった。買い物を待っているお父さんにもみえる。

 

7枚目は、スーパーマーケットでお買い物〜♫の田中。月刊イベントマーケティングNo.30の表紙にも採用したブースデザイン(No.30の撮影モデルはMika+Rikaちゃん)なので、なんとなく気合いが入る。

段々と乗ってきた。お父さん、実は買い物大好きなんだっルン♪♪♪♪セとセリフを入れたくなる。

 

8枚目は花王のクレンズケアシャンプーPYUAN(ピュアン)とのコラボブース。PYUANでつくったシャボン玉が舞うブースは、いい香りに。

せっかくなので、一眼レフカメラを置いて2人で撮ってもらう。楽しい。

 

9枚目はもふもふのピンクのウォールのブース。ついつい、なでたくなる。こちらはPhilipsとのコラボ。光美容器もかわいらしくディスプレイされていた。「あっ、触りたくなる肌にってことか!お洒落なPR!!」

お手入れしなくっちゃね、と脱毛中のポーズをとる田中。スタッフの女性から「直接腕に当てる方はあまりいないですよ(笑)。持ってポーズするくらいがかわいらしいかと、、、」とフォトジェニック指導が入る。

10枚目はキャンディーのブース。さすがにブースがかわいらしすぎてポーズに悩んでいたので、さきほどの女性スタッフさんに「どんなポーズがかわいくなりますか?」と聞いてみる。「キャンディの端と端をつかんで引っ張り合いっこをしていた女の子がいて、かわいかったですよ!」とアドバイスをいただく。

右は男性スタッフさん。ご協力ありがとうございます!

 

11枚目は日本郵便とのコラボブース。折るとお守りの形になるデザインハガキ「お守りかもエール」がディスプレイされている。

 

 

世界観にすっかり馴染んだようだ。

12枚目は、鏡の仕掛けで撮影が楽しくなるブース。ここでもフォトジェニック指導をもらったおかげで、かわいい写真が撮れた。3連発+おまけ。

遠近法、天井の鏡から覗いた風、鏡でハートと次々にフォトジェニックな撮影方法を教えてくれるスタッフさん。

 

もうすっかり慣れたようすの田中。最初のぎこちない笑顔が嘘のように、自然な表情に。ハッシュタグポーズまでマスターしている。

「床のピンクも入れるとさらにかわいいですよ」とスタッフさん。最後までナイスアシストだった。フォトジェニックの道は奥深い。

いかがだっただろうか。共感型フォトジェニック・アート展「VINYL

道艸舎×antenna* 「奈良で茶道はじめ 〜『茶論』で学ぶ、美しいお茶〜」イベントレポート

道艸舎×antenna* 「奈良で茶道はじめ 〜『茶論』で学ぶ、美しいお茶〜」イベントレポート »

「茶道」というと、由緒正しい師匠に入門し、畳の稽古場に和装で通う……といった敷居の高いイメージがあるが、「もっとニュートラルに、自由に茶道の文化にふれてほしい」「日常の中でお茶を愉しんでほしい」との思いから2018年春に立ち上がった新しいブランドがある。創業より茶道とつながりの深い中川政七商店のグループ会社である道艸舎(みちくさや)が手がける『茶論(さろん)』だ。

このほど『茶論』とトレンドやライフスタイルの情報を配信するスマートフォンアプリ「antenna*」との共同で、特別な茶道講座「奈良で茶道はじめ〜『茶論』で学ぶ、美しいお茶〜」が開催された。講座の様子を体験レポートする。

 

 

会場は奈良の「遊中川」本店奥にある「茶論奈良町店」。2018年8月11日土曜日、11時から、13時から、15時からの各90分で行われた。『茶論』の暖簾がある喫茶スペースの奥に、靴を脱いであがる掘りごたつの部屋がある。そこが普段『茶論』の「稽古」と呼ばれる講座が行われている部屋であり、今回の特別講座の会場だ。意外にも、正座ではなく、テーブル席で講座が行われる。とはいえ、部屋には掛け軸や日本画、部屋の向かい側には見事な日本庭園と、茶道の稽古場としてふさわしい品格のある雰囲気に満ちている。

 

筆者を含めて6名の参加者がそろう頃、香煎と和菓子、お手拭きが配られた。「和菓子は稽古中に食べるので我慢してくださいね」の言葉を受け、みな笑みながら香煎をいただく。そうして気持ちがほぐれてきたところで、講師が部屋に現れ、特別講座がスタートした。

まずは講師のお点前を見学。ひとつひとつの所作の美しさに息をのむ。その後、和菓子を食べ、講師の点てたお茶をいただいた。和菓子の食べ方、お茶のいただき方、それぞれの作法が講師から伝えられるが「今日は作法を気にせずに楽しく、召し上がってくださいね」との一言があり、参加者はリラックスしながらお茶と和菓子を楽しんだ。

続いて始まったのが、茶道についての講義だ。講師が手元でタブレットを操りながらスクリーンにより解説がすすんでいくという、なんとも現代的なスタイルに驚く。内容は、茶道の考え方や歴史など一見堅そうではあるが、「お茶と漢詩をたしなむことがステータスだった時代がありますが、スタバでマックを使っているとちょっとかっこいい……みたいな現代の感覚と通じるかもしれませんね」などとフランクな例や冗談を交えながらの講義に、参加者の笑顔がこぼれる。

講師の親しみやすくわかりやすい語り口には参加者を引き込む力があり、『茶論』が指導者を「師匠」ではなくあえて「講師」と呼ぶ意図の一端が理解できる。講師は、ただ教えるだけでなく、受講者とともに楽しみ、共有するというスタンスの存在なのだそうだ。とは言え、内容は茶道の本質に迫る本格的なもの。新たな発見や気づきに声をあげ、楽しみながら習得していく参加者の様子が印象的だった。

茶道についてたっぷり学んだら、次は参加者がお茶を点てる時間だ。講師が今日の参加者のことを想い見立てたという茶碗がそれぞれに割り当てられる。冒頭、講師の点てたお茶をいただいた漆黒の黒楽茶碗とうって変わって、カラフルな色合いだ。茶碗ごとの産地もさまざまで、自分に割り当てられた茶碗だけでなく、他の参加者の茶碗を眺めて目でも楽しむことができる。

「はじめはクラシカルな黒楽茶碗でおもてなしをして、その次はカジュアルな茶碗で楽しんでもらう。場やタイミング、人に合わせて茶碗を見立てるという考え方は、日頃のお料理での器選びなどにも生かせるものだと思いますよ」との講師の言葉に、茶道での学びと日常はかけ離れていないのだと実感する。

茶筅の持ち方、点て方など基本的な説明を聞いた後に、いよいよそれぞれがお茶を点てる。講師からのアドバイスに耳を傾けながらみな真剣だ。筆者も必死に点てたが、できばえは講師が点ててくれたお茶とは別物。残念ながら、泡のきめ細かさが全く違う。飲んでみると味もなんとなく違う気がした。

他の参加者も「先生が点ててくださったものより、苦く感じる」、「思った以上に手が疲れた」などと感想を口にした。講師からは直前に食べる和菓子の種類によってもお茶の味が変わって感じることや、稽古を重ねることでおいしいお茶が点てられるようになることなど、説明があった。自分が実践して気づきを得ることが、続けたい、上達したいという意欲につながるのかもしれない。

最後に、『茶論』で行われる茶道講座「稽古」についての紹介があった。料金やコースについての詳細というより「修行ではなく、学び」、「心、型、知をバランス良く養っていく」といった、稽古のコンセプトや理念を知ることができる。今回の体験イベントもそれらに沿った内容だったので、想像がしやすい。ただ技術を学ぶのではなく、茶道の歴史や物の見方、ひとつひとつの所作に宿る意味を学んだ上で稽古をすることによって、茶道の本質を体得していくという『茶論』の稽古の在り方が理解できた。

稽古後は座敷の喫茶スペースにて甘味をいただきながら、参加者同士で談笑し和やかな時間を過ごした。「今回講座を体験してみると学習の要素も多分にあり、教養を身につけるためのお稽古事として受け入れられるジャンルだと感じた」(20代・女性会社員)、「歴史や作法の意味を知ってから実践すると、身の入りようが違った。実は実家に母の茶道具があるので、一度自分でもやってみようかなと思う」(30代・女性銀行員)、「お茶で有名な宇治に住んでいるが、茶道文化にあまり触れずにきたためいい機会を得た。小学生と高校生の子どもにも今回の体験を共有したい」(40代・男性会社員)と参加者それぞれが心境や茶道への認識の変化を語ってくれた。

 

イベント終了後、今回の開催趣旨や効果について茶論の店舗ディレクターの藤本諭美さんとantenna* 広報の北見裕介さんにお話を伺った。

藤本諭美さん(茶論)

「ブランドの立ち上げ期はとても忙しいので、今ある体験講座がベースで良いというantenna* さんの言葉を聞いて実施のハードルが下がりました。企画面や運営面の負担が軽減されるだけでは無く、やはり『茶論』×antenna* の化学反応と言うべき、antenna*ユーザーさんからとても新鮮な反応を得られたので、私たちが普段行っていることには価値があるのだと再認識もできました。今回のイベントでは茶道へのイメージを変えることが目標でしたので、参加者の皆さんが自ら積極的に体験イベントを楽しんでくださって“茶道のイメージが変わった”、“とても楽しめたので、自分の周りの人たちにも伝えたい”など、ポジティブな反応をいただけたことは大きな収穫です。私たちが伝えたかったことが参加者の方々に確実に伝わっていると実感できました。SNSなどの活用ももちろん大切ですが、今回のように顔の見える形の施策は大切だと改めて感じました」

 

北見裕介さん(antenna* )

「茶論さんで普段行われている講座自体に大変魅力があると感じたので、コラボレーションするにあたって特別な企画をたてるのではなく、通常の体験講座ベースでイベントを開催しましょうとご提案しました。どちらかというと、一度に大きな規模のプロモーションをするというよりも、連続して体験イベントなどを仕掛けてリアルな口コミによって火がついていく、という方法がぴったりくるタイプのコンテンツ。まだあまり知られていないだけで、世の中にもっと知られさえすれば、需要が高まっていく良質な講座だと感じたので、手を加える必要はないと考えたのです。antenna* ユーザーは、新しいことを楽しみながら取り入れることが上手な人が多いので、茶論さんの講座とも相性がよく、うまく響き合うと考えました。茶論さんからの期待も大きく、当初計画していた2回開催を3回に増やしたのですが、どの回も盛況で手応えを感じました」

日常の中でもっと自由に茶道の文化にふれて、愉しんでほしいというコンセプトを持つ茶論と、ユーザーに豊かな経験を提案するキュレーションアプリantenna*の相性のいいコラボレーションから生まれた本イベント。イベント終了後の充足感にあふれる参加者の表情から、今回の特別講座が参加者の茶道に対する固定概念を覆し、ポジティブな「茶道はじめ」の時間になったことがうかがえた。

 

 

渋谷スクランブル交差点の人波サーフィン体験が登場。乗りこなすコツは前をみること

渋谷スクランブル交差点の人波サーフィン体験が登場。乗りこなすコツは前をみること »

渋谷スクランブル交差点の人波に乗れるサーフィンが、渋谷マークシティに登場した。デジタルインスタレーションコンテンツの「BIT WAVE SURFIN’」だ。

 

デジタルマーケティング事業等を展開するD2Cグループの株式会社イメージソースと株式会社カケザンが、日本電信電話株式会社(以下NTT)と共創したプロジェクトで、9月10日からスタートし、来週17日までの期間中は、毎日10時から21時に展開している。

 

IMG SRCとカケザンが企画・開発した「BIT WAVE SURFIN’」は、渋谷スクランブル交差点の歩行者の量などを、瞬時にNTTの深層学習ランタイム高速化技術を用いて解析。定点カメラの映像をリアルタイムに解析してデジタルな波を作り、それに連動してサーフボードが動くという仕組み。信号が青になって人が動き出すと波が起こり、赤になると波が穏やかになる。

 

 

 

プロジェクトを企画・プロデュースしたカケザンの長尾啓樹さん(代表取締役社長/ Producer)は「街のデータビジュアライズにスポーツを取り入れて、エンターテインメントの表現にしたらどうなるだろう」という発想から企画に落とし込んでいった。また、「BIT WAVE SURFIN’」は、9月7日から開催されているSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(主催:SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA実行委員会、愛称SIW)のEXPERIENCE PROGRAMの一つでもあり、長尾さんは「SIWは、多様な未来を考える都市回遊型イベント。未来のアトラクションを欠片でも感じていただけたらうれしい」と話す。

 

「BIT WAVE SURFIN’」は、歩行者の量や時間帯によってビジュアルの演出も変化。男女比や年齢層など、映像から推測してデータ化されており、毎回、ボードの振動だけでなく目の前に広がる映像や音響もデータから自動生成され、渋谷という街の今を感じることができる。解析技術の反映をどう表現するか、サーフボードの動きをどこまで再現できるのか、クリエイティブはイメージソースと共創。映像演出の担当者やデバイスの開発担当者は当初サーフィン経験がなかったため、リアルな体験提供のために、サーフィンの実践経験をしてプロジェクトに挑んだという。

 

サーフボードを模ったオリジナルデバイスは、ボディバランスをコントロールすることで、子供から大人まで、誰もが街中でサーフ体験を楽しめるコンテンツとなっている。

 

SIWは、渋谷駅周辺、原宿表参道エリアの商業施設やイベントスペース等を拠点とした多様な未来を考える11日間の都市回遊型イベント。Award (アワード)、Forum (フォーラム)、Meet-Up (ミートアップ)、Session (セッション)、 Trade-Show(トレードショー)、 Experience(エクスペリエンス)と6つの多様なプログラムで展開される。

 

音とビジュアルと動きで、渋谷の街を感じる「BIT WAVE SURFIN’」。最新技術のエンターテインメント導入事例としても、ひと夏のCITY SURFINとしても、乗りこなすには目線を上げてまっすぐ未来をみることがコツだ。

 

▼ 「BIT WAVE SURFIN’」プロジェクトメンバー

 

<「BIT WAVE SURFIN’」概要> ●     公開期間: 9月10日(月)~9月17日(月・祝) ●     時間: 10:00〜21:00 ●     場所: 渋谷マークシティ 1F (住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目12−1) ●     料金: 無料 ●     URL: http://bitwave.tokyo

 

上島珈琲店×antenna*体験イベントのつくり方「上島珈琲店特別試飲会 コーヒーで笑顔になる日 supported by antenna*」レポート

上島珈琲店×antenna*体験イベントのつくり方「上島珈琲店特別試飲会 コーヒーで笑顔になる日 supported by antenna*」レポート »

2018年7月18日夕方、上島珈琲店にて、「上島珈琲店特別試飲会 コーヒーで笑顔になる日 supported by antenna*」が開催された。

今回のイベントは、上島珈琲店などのカフェの運営やフランチャイズ事業を行っているUCCフードサービスシステムズ株式会社(以下UFS)と、スマートフォンアプリ「antenna*」の共同開催。

UCCといえば、「カップから農園まで」の言葉通り、直営農園でのコーヒー豆生産、コーヒー飲料販売、上島珈琲店運営など、コーヒーに関連するあらゆる事業を展開していることで知られている。一方、「antenna*」は、おでかけやライフスタイルなど、東京近郊で暮らす・働くアクティブな大人に向けて多彩な情報を発信するスマートフォンアプリだ。

今回のイベントでは、上島珈琲店で普段提供されている6種類のコーヒーと、飲み比べや試飲用に、店頭では絶対にお目にかかれない2種類のコーヒーが提供されたが、冒頭のアイスコーヒーはそれとはまた別。汗だくで到着した参加者は嬉しそうに喉を潤していた。

今回の参加者は、応募者の中からランダムに選ばれた7名の男女。隣り同士から徐々に会話が始まり、アイスコーヒー片手に全体がほどよく打ち解けてきたところでイベントが開始された。

まずはUFSの小辻さんより、上島珈琲店の大きな特徴であるネルドリップについて説明があった。

上島珈琲店は、全てのコーヒーをネルドリップ式で抽出している。よくあるのは紙を使ったペーパードリップ式だが、ネルドリップ式は紙の代わりにネルを使う。

これがネル。「ネルシャツ」と同じ「フランネル」という織物でできている。外側は少しザラつきがあるが、中はなめらかで繊維が細かいことが見てとれた。この細かな繊維によって、滑らかな口当たりのコーヒーが抽出できるのだそうだ。

参加者はもちろんコーヒー好きばかりだが、自宅でコーヒーを飲むとしてもペーパードリップがせいぜいで、ネルドリップ式でコーヒーの抽出をしたことがある人はいなかった。

それもそのはず。ネルドリップは取り扱いが大変難しく、技術も必要な抽出方法だ。上島珈琲店では、ネルドリップ式の手の動きを再現した機械を使うことで、クオリティーを一定に保つことに成功している。また、使用するネルの形にもこだわっており、特許を取っているそうだ。

こういったこだわりによって、上島珈琲店のまろやかで香り豊かなコーヒーが生み出されているのだ。

まず配られたのは、最もスタンダードな「ネルドリップブレンドコーヒー」。ネルドリップのこだわりを意識しながら飲んでみると、確かにまろやかで香り豊かな気がする。ストーリーを聞きながら味わうことに大きな価値を感じた。

続いて運ばれてきたのは、かなり分厚いトースト。

こちらはモーニングでのみ販売されている「厚切りバタートースト」を半分にカットしたもの。ネルドリップブレンドコーヒーとの相性を考え、オリジナルのレシピで作っているそうだ。強力粉と薄力粉をブレンドすることでさっくりと仕上げたやや甘めのトーストは、深い味わいのコーヒーとぴったり。朝はこれだけで満足できるビジネスマンも多いのではないだろうか。

ネルドリップコーヒーに合うお菓子として、ブルゴーニュ産発酵バターを使った「塩マドレーヌ」と、京都の老舗宇治茶専門店「丸宗」のほうじ茶を使ったフィナンシェも配られたので、これらもお供として楽しみつつ、試飲が続いていく。

続いてやってきたのは「無糖ミルク珈琲」。

今回のイベントは、普段あまり頼まないメニューの美味しさを知ってほしいという狙いもあり、1杯目のネルドリップブレンドコーヒー以外は変わり種ばかりだ。

しかし、それらにもこだわりがたっぷり詰まっており、知れば知るほど上島珈琲店が好きになってしまった。

上島珈琲店のミルク珈琲は全て「ダブルネルドリップ方式」で抽出されたコーヒーを使っている。ダブルネルドリップ方式とはネルドリップで抽出したコーヒーを、新たなコーヒー粉でさらに濾過抽出する方式で二度濾過することによって、雑味や酸味が吸収され、よりクリアな味わいのコーヒーが抽出できるのだそうだ。

なんと今回は、通常では絶対にお目にかかることのできない、ダブルネルドリップ方式で抽出したコーヒーの原液まで試飲することができた。

参加者からは「まるでエスプレッソだ!」という声が飛び交っていた。「通常このままで飲むものではないので、残していいですよ」と小辻さんは言うが、それでも「これはこれで美味しいね」と飲みきった参加者も多かった。

しかし、上島珈琲店のミルク珈琲のこだわりはこれだけでは終わらない。ダブルネル抽出液を、コーヒー2:ミルク8の割合でブレンドするのもこだわりの一つ。小辻さんはこれを「黄金比」だと言う。

一般的なカフェオレはコーヒー1:ミルク1の割合でブレンドするため、上島珈琲店のカフェオレはかなりミルクが多いと言えるが、これによってミルクのまろやかさが十分に感じられる。また、コーヒーはダブルネル方式で抽出しているため、量が少なくてもミルクに負けることなく、程よい主張が感じられた。まさに黄金比なのだろう。

試しに、ダブルネル抽出液とミルクを1:1で合わせた特別なカフェオレも飲んでみた。これも通常は絶対に販売されることのない、イベントならではの試飲メニューだ。

さらっとして飲みやすいと思ったが、やはり「2:8の黄金比が美味しい」という声が多かった。一方で「もっとミルクが多くてもいけるよ」なんて声も挙がり、参加者同士で感想を述べあい盛り上がっていた。

続いてやってきたのは「黒糖ミルク珈琲」。

ここからは、ミルク珈琲のアレンジメニューが続く。

黒糖ミルク珈琲は飲んだ瞬間に口の中いっぱいに黒糖の風味が広がった。黄金比はそのままに、沖縄県産のサトウキビを煮詰めた黒糖蜜を加えている。店頭でも、「甘みが癖になる」という意見が多いそうだ。

「ブルボンヴァニラの無糖ミルク珈琲」には、レユニオン島(インド洋に浮かぶフランスの海外県)の「モンレニオンヴァニラ」を使っている。モンレニオンヴァニラは、世界のバニラ総生産量のうち1%程度しか採れないことから、バニラの女王と呼ばれている。

また、かつてレユニオン島では、ルイ王朝が愛した幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」が栽培されており、UCCはそれを復活させて毎年数量限定で販売しているのだとか。

肝心のブルボンヴァニラの無糖ミルク珈琲だが、口に含んだ瞬間にバニラの香りがブワッと広がる。無糖にも関わらず、甘みが感じられるのが嬉しい。

「名前を言うのにためらうから、普通だったらなかなか頼めないね」との意見で盛り上がったが、「とっても美味しいから次回から頼んでみよう」「無糖なのにバニラの香りで甘さが感じられるから、ダイエット中にいいかも」などと女性からの評価が大変高かった。普段頼まないメニューの美味しさを伝えたいというイベントの狙いの一つがしっかりと達成されていたようだ。

牛乳の代わりに豆乳を使った「豆乳ミルク珈琲」は、国産大豆の無調整豆乳を使っている。まろやかで自然な味わいが、とても飲みやすかった。

最後はこの夏のイチ押し商品「コーヒーモヒート」(現在は販売終了)。炭酸とオリジナルノンアルコールモヒートシロップにダブルネル抽出液をミックスしたもの。

オリジナルシロップには、コーヒー豆では有名な「ブルーマウンテン」の産地で作られている「ジャマイカンラム」を使用。夏の暑さにぴったりの爽やかなドリンクだった。

「もっとコーヒー感が強くてもいいかも」とダブルネル抽出液の量を自身で調節して楽しんでいる参加者もおり、小辻さんもリアルな意見に耳を傾けていた。

8種類のコーヒーから、上島珈琲店のこだわりがいくつも垣間見られる大変充実したイベントだった。

お気に入りを聞いてみたところ、女性はコーヒーモヒートや豆乳ミルク珈琲と答える参加者が多かった。

今回最も人気が高かったのは豆乳ミルク珈琲で、筆者も一番好きな味だと感じた。ある女性参加者は普段から豆乳ミルク珈琲が一番好きで、「これからも変わらず豆乳ミルク珈琲派です」と話す。

参加者の中には上島珈琲店のヘビーユーザーが意外と少なく、初めて来店したという人もいたが、今回のイベントをきっかけに「また来たい」と思った参加者も多かったようだ。

参加者も最後まで飲み比べやコーヒー談義を楽しんでおり、「ネルは使い捨て?」「コーヒーの味の決め手は品種? 産地? 焙煎度合い? 淹れ方?」など、さまざまな質問が飛び出していた。

参加者同士の会話も大変盛り上がり、イベントのタイトル通り、「コーヒーで笑顔になる」1日を過ごせたのではないだろうか。

最後に、今回のイベントの企画意図や感想を、UFSの小辻優子さん、antenna* の北見裕介さんに伺った。

小辻優子さん(UFS):これまで、コーヒーに関するイベントをしてこなかったわけではありませんが、実際に店頭で提供している商品を味わってもらうイベントは開催したことがありませんでした。

そこで、antenna*の北見さんにご提案いただき、普段は飲まないような幅広いメニューを試飲するイベントを開催することになりました。

上島珈琲店を利用したことがない方に魅力を知ってもらったり、普段来ている方にも未開拓のメニューを知ってもらったりすることができたと思います。

また、思っていた以上に参加者から意見がたくさん出てきて大変参考になりました。少人数でやりとりできるのは楽しいですね。これからの商品やイベント開催に活かしていきたいと思います。

北見さん(antenna*):今回は、antenna*で展開する「カフェとパンとスイーツと」のスピンオフ企画としてイベントを開催しました。上島珈琲店さんのメニューの豊富さに魅力を感じていたので、それをアピールできるようなイベントにしてはどうかと提案させていただきました。

イベントを終えて、その点はしっかりと伝えられたと感じています。特に、私が代表例にはなるのですが、普段ブラックを頼みがちな人には、そのほかにも魅力的なメニューがあることを知ってもらえたと思います。

また、このSNS時代に少人数イベントを行う価値も重要なポイントです。どんなにネットが発達していても、味わう、触れることはまだできません。では、効率よく直接体験してもらうために大きなイベントをやればいいのかと言うと、それだけでもないと思っています。

いくら大きなイベントを開催しても、SNS上でその話題は数日も持ちません。それなら、手間はかかっても、細かな発信を連続して行うことが大事だと思っています。きちんとおもてなしできる環境をつくり、普段の価値を伝え続ける機会をこれからもつくっていきたいです。

また、東京都内、関東近郊でさまざまなイベントが行われていますが、自社の発信だけでは伝えきれないを価値や魅力を代わりに発信し、antenna*ユーザーに楽しんでもらいたいと考えています。流行の発信場所としてantenna*を機能させたいので、これからもこういったイベントは続けていきたいです。

筆者もたまにコーヒーチェーンに足を運ぶが、言われてみれば確かに毎回同じメニューしか頼んでいない。他にどのようなメニューがあるかすら把握していないといっても過言ではないほどだ。

そんなカフェユーザーにとって、このようなイベントは、未知の領域へのハードルを越える後押しをしてくれる貴重なものだと感じた。筆者も今回6種類(店頭販売されている商品)のコーヒーを飲んでみて、普段なら絶対にチャレンジしないが、飲んでみると自分好みだと感じるものが多々あり、参加者も同様の感想を述べていた。

また、お客として店頭に足を運んだ時には知り得ないこだわりを聞くことによって、よりコーヒーを楽しむことができた。タイトル通り、「コーヒーで笑顔になる」素敵なイベントだった。

(取材・撮影=江戸しおり/編集=SAGOJO、樋口陽子)

キリン×antenna*「クラフトビールをカップルで飲み比べ!<antenna* SPECIAL> GRAND KIRIN CRAFT BEER ROOM」イベントレポート(1)

キリン×antenna*「クラフトビールをカップルで飲み比べ!<antenna* SPECIAL> GRAND KIRIN CRAFT BEER ROOM」イベントレポート(1) »

2018年7月23日夜、ビールを主とした酒類飲料の製造・販売を手がけるキリンビール株式会社(以下キリンビール)と、ライフスタイルや東京のトレンド情報を発信するキュレーションアプリantenna*の共同主催で、「クラフトビールをカップルで飲み比べ!<antenna* SPECIAL> GRAND KIRIN CRAFT BEER ROOM」イベントが開催された。会場は、千駄ヶ谷のフリーレンタルスペースGOBLIN。

ケンタッキー×antenna* の体験型イベントのつくりかた 「ケンタッキーフライドチキン『“チーズたっぷり”な新商品』発表会&試食会」レポート

ケンタッキー×antenna* の体験型イベントのつくりかた 「ケンタッキーフライドチキン『“チーズたっぷり”な新商品』発表会&試食会」レポート »

CMや動画でよく知っている商品や企業。SNSやオウンドメディアでタッチポイントはふえ、距離感は以前より近くなってきた。でも、開発に携わっているひとたちとのダイレクトなコミュニケーションの機会はまだまだ少ない。今回は、スマートフォンアプリサービスが仲をとりもち、企業とユーザーのリアルコミュニーションの場をつくった取り組みを紹介する。

 

2018年3月15 日夕刻、全国に「ケンタッキーフライドチキン」を展開する日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(以下日本KFC)と、ライフスタイル情報をキュレーションするスマートフォンアプリサービス「antenna* 」の共同主催で、「ケンタッキーフライドチキン『“チーズたっぷり”な新商品』発表会&試食会」が開催された。

日本KFCは、3月23日から、3つの新商品「サクサク骨なしケンタッキー<芳醇チーズ衣>」「とろ~りチーズチキンサンド」「Krushers(クラッシャーズ) キャラメルクランチ」を販売する。今回はその発表会・試食会とあって、antenna* のユーザーなど約80名が、横浜にある日本KFC本社6階に集まった。

同日昼間には一般メディア向けのリリースが行われていたが、それとは別に、今回のイベントが開かれた理由のポイントとなっているのが、KFCにとってターゲット層でありながらも普段なかなか接点を持つ機会のない、10代〜20代の女性たちの存在だ。普段直接アプローチできる機会の少ない生活者の中でも、流行に敏感で、SNSなどを使った拡散力の高い彼女達に、商品を事前に試してもらうことによって、よりみずみずしい「生の声」が、自然に広まっていくことへの期待ができる。

 

普段は一般の人々は立ち入ることのできない6階の会場で、イベントが幕を開ける。司会進行は世界に2人しかいない「オリジナルチキンマイスター」の笠原氏だ。もう一人の「オリジナルチキンマイスター」、羽鳥氏も同会場で進行を見守る。

早速、新商品についての説明が行われていく。

新商品紹介の間に挟まれる形で、3月23日から放送予定の新CMのプレ上映も行われた。また、続いて新しくリリースされたKFC公式アプリの「KFCマイレージプログラム」の紹介が続く。

 

いよいよ試食タイムへ

説明が終わると、待望の試食タイムへ。

会場内にはあらかじめ多数のテーブルが用意されており、それぞれに春らしくピクニックを思わせるような装飾と、ソフトドリンク、紙皿・紙コップ、紙ナプキンやおしぼりなどの準備がなされていた。

さらに今回、注目を浴びたサービスが限定店舗で展開中の「フィンガーナップ」だ。これは指先専用のビニール手袋で、脂などで汚れがちな手先にこれを装着することで、指を汚さずにチキン等を食べることができるという、画期的なアイテムだ。「スマホなどを触りながら食事をする方向けに」と、現代の社会の風潮に合わせ開発されたものだという。

「新商品と通常商品を食べ比べながら楽しんでもらえるように」との主催側の心遣いのもと、各テーブルに、特別な春仕様のバーレル(入れ物)に入ったオリジナルチキンと、カーネリングポテト、ハニーメイプル付きのビスケットが置かれていく。一方、新商品はブースでのビュッフェ形式となっており、早くも長蛇の列が見られた。

 

参加者の声

会場に訪れていた参加者の方々に、感想を聞いた。

「チーズが大好きなので、ケンタッキーの中で一番好きな商品のチキンとのコラボレーションが嬉しかったです。今日のチキンは骨がないから食べやすかったし、やっぱりチーズの風味がすごくいいと感じました」

「サンドの中のチキンがすごく厚みがあって、さすがチキンにこだわるケンタッキーならではのサンドだなって思います。ボリューム感も大満足」

「あと、チーズが、よくありがちな固形的な感触がなくてすごくとろけているので、癖がなくて、チーズが苦手な人にも楽しめるようになっていると思います」

 

「フィンガーナップ、手が汚れないので最高です!普段からケンタッキーにおいてあるのなら、毎回、商品を買ったお客さん全員につけてあげて欲しい。いちいち指ふかなくてもいいし、まとめて食べて、何か他のものを触るときは外して、ってできるので」

 

「チキンの骨がないのがすごく良かったです!やっぱり女の人って食べるの気を遣うじゃないですか、手を汚したくないし、口から骨を出したくないし。なので、キレイに食べられて満足感が高かったです。ゴミも出ないですし。それと、ビニール手袋最強。普段使いで、マイ手袋持ち歩いて使いたいです(笑)。チーズの味も、チーズ自体が大好きなので、いい意味で味が濃くって、それなのにくさみや臭いがなくて、おいしかったです」

 

「ケンタッキー大好きでよく行くんですけど、いつも食べるオリジナルチキンと今回の商品では“皮感”が違いました。サクサクしてておいしかったです」

「甘いのがすごく好きで、キャラメルのクラッシャーズは3つ飲んじゃいました(笑)。全然飽きなくて、いくらでも飲めちゃいます。通常メニューのビスケットも安定で美味しいし、全部するするいけちゃう感じ。」

「今日一番好きだったのはチキンです!チーズがすごく好きなので。時間が経ってない、できたてのサクサクを味わえたっていうのが最高でした。早速アプリダウンロードして、たくさんリピートしようと思います!」

 

「全部ペロッと食べちゃいました。新商品のチーズのチキンは、絶対お酒に合いそう。普通のオリジナルチキンと食べ比べながら、ビール飲みたいです(笑)。クラッシャーズは、ナッツのカリカリ感が美味しかった。サンドもおいしくて、持って帰りたいですね(笑)!」

 

イベント共同主催の理由

ベント閉会後、今回のイベントを行うことになった経緯とねらいについて、antenna* の北見裕介さん、日本KFCの鈴木真美子さんに、それぞれお話を伺った。

北見さん(antenna*):

「今回縁あってケンタッキーさんとのコラボが実現したわけですが、そもそも私たちはスマホ向けのアプリサービスを提供する会社とあって、昨今のスマホの使われ方の時流による変化というものを感じてきていたんです。かつてはゲームですとか、そういうバーチャル空間を楽しむ1デバイスとしての側面を持っていたものが、今は、出かけた先で写真を撮って残したりですとか、そういう日常生活に紐付いたものになってきている」

「であれば、僕らもバーチャル空間を抜けて、机上のものではないリアルな体験としての“出かけたくなる場所”を作ろう、と。どこかに行きたくなる、みたいな要素を提供していきたいと思ったんですよね。実際、CMとか動画で商品の説明を見ることはできるけど、途中で見るのが面倒になってしまったりするじゃないですか。でも、こうやって実際に足を運べば、商品づくりに深く携わっている人たちのお話を聞きながら“こういう風に食べたらおいしいんだ!”“こうやって作られているんだ、すごいな”っていうことを感じることができる。今回のイベントは、参加者の方々にそういった思いを持って帰ってもらうことができたら、それで成功かなって思っています」

 

鈴木さん(日本KFC):

「今回、私たちがなかなか普段リーチできない若い女性を中心とした一般のお客様と、ありがたいご縁でこういった場を設けていただけたことは、すごくいいきっかけになったと思っています。普段多少なりとも我々に興味をもってオウンドメディアを見てくださっている層とはまた違ったところに向けて、インスタグラムとかツイッターとか、拡散力のあるSNSを使っていち早く情報を発信していただけるかな、という要素もあります」

「また、今回のイベントで提供した新商品と、若い女性のお客様というターゲット層の合致も良かった点だと思います。チーズそのものが今女性に人気のある食材であるということと、クラッシャーズは元々若い女性に向けた商品として展開していたので。今回は食べ比べ用のメニューとして通常商品もご用意させていただきましたが、その中で選択したビスケットという商品も、女性に人気がある、というポイントがありました」

ケンタッキーでは、「おいしさ、しあわせ創造企業」という理念が掲げられ、日夜顧客に“おいしいもので幸せになってもらう”ための商品づくりが行われている。

今回のイベントに関しても、参加者層に合わせた提供商品の選定などが行われていた。

 

顧客の満足度第一に商品の展開を行っていくKFCと、ユーザーにスマホでの情報を契機とした「体験の楽しみ」を提供していくantenna*。それぞれの「顧客を思う気持ち」が相乗効果を生み、非常に来場者満足度の高い、和気藹々とした春先のイベントとなった。

(取材・撮影=本田恵理/編集=樋口陽子)

Inter BEE 2018の歩き方−初日編−

Inter BEE 2018の歩き方−初日編− »

明日11月14日から16日までの3日間、「(第54回)2018年国際放送機器展」(Inter BEE 2018)が幕張メッセで開催される。ライブ・エンターテインメント業界にとって注目の展示会。イベマケ編集部では体験型映像コンテンツやイベント関係者にオススメの「Inter BEE 2018」の歩き方をまとめた。初日編からご紹介。

 

11月14日(水)

10:30〜11:15 |展示ホール8 INTER BEE CREATIVE内オープンステージでクリエイティブセッションを聴講

「MEDIA × CREATIVE:最先端メディアが切り拓く新たなエンタテインメントの未来」

「INTER BEE CREATIVE」では、主に4K・8K・HDRの映像制作最前線を講演、セッション、出展ゾーンの実機などから、表現手法・テクニックが披露される。オープンステージ初日のセッションで「MEDIA × CREATIVE:最先端メディアが切り拓く新たなエンタテインメントの未来」をテーマに今年3月に実施をされた未来型ライブビューイング「VISIONS」を紹介。「東京ガールズコレクション」とコラボレーションした、この画期的な取り組みがどのような生み出されたのか、その仕掛けを紐解きながら、メディアとクリエイティブが生み出す新しい未来像を探る。

スピーカーに諸石 治之 氏(株式会社IMAGICA GROUPビジネスディベロップメント部 ゼネラルプロデューサー)、丸山 剛一 氏(日本電信電話株式会社研究企画部門 プロデュース担当 担当部長/チーフプロデューサー)、山口 徹也 氏(日本電信電話株式会社研究企画部門 プロデュース担当 担当部長)、山崎 裕司 氏(株式会社NTTドコモ コンシューマービジネス推進部 デジタルコンテンツサービス デジタルコンテンツ企画担当課長)を迎え、モデレーターは月刊イベントマーケティング 編集長の樋口陽子(株式会社MICE研究所)が務める。

ここで新しいライブビューイングの未来を共有できそうだ。

 

11:20頃〜 |INTER BEE CREATIVE MEET-UPのFireSide ChatでさきほどのクリエイティブセッションスピーカーとのQ&Aへ

「MEDIA × CREATIVE:最先端メディアが切り拓く新たなエンタテインメントの未来」のスピーカーへのQ&AはINTER BEE CREATIVE MEET-UPのFireSide Chatへ。クリエイティブセッションでは、直接スピーカーと対話ができるコーナーを隣接する芝生エリア内に設置。より詳しい情報交換やネットワーキングを楽しむことができる。

 

11:50頃〜 |INTER BEE CREATIVE MEET-UP隣のNTTドコモブースのINTER BEE 5G体験へ

「MEDIA × CREATIVE:最先端メディアが切り拓く新たなエンタテインメントの未来」のセッションでもキーワードとなった5G(第5世代移動通信システム)を実際に体感。5Gデモバスではユースケースとして期待されるメディア&エンターテインメント分野での活用の可能性をバス内部で体験することができる。

 

12:30〜13:45|現場のパワーの源!ロケ弁グランプリ

Inter BEEの名物イベント・ロケ弁グランプリが今年も開催。 新たな店も加わり、厳選12店舗がバラエティ豊かに競演します。 イベントもテレビ制作も、影の主役はお弁当!

 

14:00〜14:45|イベント関係者必見!展示ホール8 INTER BEE CREATIVE内オープンステージでクリエイティブセッション

映画監督をめざした先に 〜「カランコエの花」の監督にきく〜

実は「カランコエの花」の中川 駿監督は、映画監督になる前イベント会社に勤務していた。社内の歓送迎会イベントでは映像づくりを担当しており、そこでの経験で映像づくりに目覚めて映画監督になったという。進行は当時イベント会社の先輩だった株式会社stand up A guy’s代表取締役の竹倉 寛敦 氏が務める。

 

映画監督 中川駿さん    Stand up A guys 竹倉 寛敦さん

 

15:00〜16:30|展示ホール視察 (株)タケナカ     LEDプロジェクタを使用したステージを組んで2つの新しい演出を披露する。 1)メディアインタラクティブチームによる「Join Visual」 2)ライブメディアチームによる「スマートステージ」

〜17:30|MEET UPエリアでオリジナルビールを味わう

クラフトビール INTER BEER 登場!!  会場内だけの限定販売!! ビール片手に、初日を振り返るも良し、明日の作戦を立てるのも良し。

[インタビュー]「Inter BEE 2018」コンテンツ・サービス切り口へ

[インタビュー]「Inter BEE 2018」コンテンツ・サービス切り口へ »

11月14日から16日までの3日間、「(第54回)2018年国際放送機器展」(Inter BEE 2018)が幕張メッセで開催される。ライブ・エンターテインメント業界にとって注目の展示会。今回の見どころ、今年のキーワードを中心に一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会Inter BEE プロジェクトマネージャー 石崎 芳典さん「Inter BEE 2018」の歩き方をうかがった。

 

新4K8K衛星放送開始直前! 放送事業者9社がメッセージ

12月1日からいよいよ新4K8K衛星放送が開始します。Inter BEE 2018の会期2週間後にサービス開始という直前のタイミングです。放送機器の受像機側であるテレビを市場に投下していく時期。主催団体の(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)では、啓発活動の一環として「Inter BEE 2018」でも広く一般に向けて紹介しています。

具体的には、今回、「Inter BEE 2018 Opening & Keynote」として、初めてオープニングセレモニーと基調講演を一体化し、500名規模で実施します。放送サービスの開始について衛星放送事業者9社によるメッセージも紹介されます。展示では、中央エントランスの入り口コーナーと(一社)放送サービス高度化推進協会ブースで4K8Kによって変わる番組コンテンツを、また、NHK/JEITAブースでは、東芝、シャープなどメーカー各社からチューナー搭載の最新テレビの展示と新しい制作フローなどを体験いただけます。4K8Kによる効果には、高精細、高臨場感のある高品質コンテンツで、ライブ映像やスポーツ観戦も没入感ある身近なものになると予想されます。

 

 映像・エンタメ分野でも期待! 2020年サービス開始の5G

2020年に向けてサービスを開始しようとしている5G(第5世代移動通信システム)については、映像・エンターテインメント分野で期待されているテクノロジーです。従来のスマートフォンの100倍の通信速度があると一般に言われています。映画一本が超速でダウンロードできたり、高精細映像もストレスなくストリーミングで受信できたりするなど、映像ビジネスが変わります。 昨年からInter BEEでは通信業者のセッションはありましたが、今回はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの通信キャリア3社が揃い、それぞれお話いただく「5Gセッション2018」(11/16)の基調講演を行います。NTTドコモブースでは実際に5Gの画像を高精細映像で体験できる5Gデモバスが展示されます。 5Gは高速大容量・同時多発接続・低遅延の特徴があります。コンテンツホルダーさんや映像制作会社さんに体験し、イメージを膨らましていただけたらと思っています。

 

初の同時開催! DIGITAL CONTENT EXPO  

今年はじめてDIGITAL CONTENT EXPOとの同時開催を行います。(一財)デジタルコンテンツ協会さんとしては、今後はよりビジネスとして社会実装されるイベントへのシフトを検討されていました。Inter BEEでは、メディア&エンターテインメント分野の新たなユーザ体験を提示する場として、「コンテンツ」を中核に位置づけ、「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の要素を網羅した「メディア総合イベント」への発展をテーマにしています。この方向性が一致し、スムーズに決定しました。  今回、54回目の開催の目玉として、制作機器のイメージから、コンテンツの切り口、サービスの切り口など、新たな視点がポイントと謳っていること自体が、特徴かと思います。

 

 

資本主義の次の世界を体験できるイベント!? バーニングマンのメカニズムとは

資本主義の次の世界を体験できるイベント!? バーニングマンのメカニズムとは »

米国ネバダ州の砂漠で、年に1度開催されている「バーニングマン」の世界を居心地よく過ごす10原則について、東京の虎ノ門ヒルズの一角で、日本のお坊さんが身振り手振りパワーポイントを使って解説する姿。こんな光景を、バーニングマン創始者のラリー・ハーベイは予想していただろうか。

 

バーニングマンのはじまりは、ラリー・ハーべイが失恋をきかっけにビーチで仲間数人と人型の木を燃やして心慰めていたのがスタートという原点を聞いて、なおさらそう感じた。バーニングマンは、それから約30年経って、いまのように世界最大の奇祭、世界一クレイジーな人々が集まるアートフェスと称され、Googleでは社員の参加を推奨していたりしている。9日間の都市と表現されるほど、会期中には滑走路もつくる広大さ、世界中から7万人が集まる大規模なイベントは、どう求心力を維持しているのだろう。

そのバーニングマンに数年前から猛烈に行きたいと模索、日本から今年4回目の参加を果たした友光雅臣さん。天台宗僧侶で、テクノDJ、寺社フェス主催者でもある彼に、バーニングマンの世界観を教えてほしいとお願いしたところ、「人々が望む最先端の非日常がどう作られているのかみていただき、素晴らしい非日常をどんどんつくっていただきたい」と、快く承諾してくれた。帰国から10日後の9月14日に、「バーニングマン報告会」として、イベントの未来をつくる105人というコミュニティの協力のもと、月刊イベントマーケティングは公開インタビューを実施した。

 

バーニングマンって知ってる?

知らない人のためのバーニングマン「6W2H

 

「When―いつやっているのか」

友光雅臣さん(以下、友光さん):例年、8月の最終日曜日から9月の第一月曜日までの期間、開催しています。今年2018年は、8月26日から9月3日(現地時間)でした。

会期は9日間ですが、運営チームは前後3ヶ月以上、設営・撤収期間をとって、髪の毛1本残さずに毎年終えています。

 

「Where―どこでやっているのか」

友光さん:開催の最寄り都市はネバタ州リノ市。ブラックロック砂漠という場所です。サンフランシスコからは車で7時間、リノからは3時間かかります。

彼らはブラックロック・シティと呼びます。バーニングマンは砂漠のイベントとよく言われますが、厳密に言うと実は砂漠ではなく、湖の底なんです。冬の時期は湖が現れますし、ごく最近も、冬には雪が降り湖の水が凍っていました。バーニングマンの時期には湖は干上がった乾湖の状態となります。

砂漠のサラサラとした砂粒ではなく、湖の底の砂が乾いてパウダー状で細かく、風が吹くとふわ〜っと舞います。ゴーグルのゴムの部分にも入り込んできます。

 

「Who-誰がやっているのか」

友光さん:そもそも誰がはじめたのかというと、ラリー・ハーベイがつきあっていた女性にフラれた失恋をきかっけに、サンフランシスコの海岸で仲間数人と、人型の木を燃やしたのがスタートでした。1986年でした。毎年恒例になった光景を面白がる仲間もふえ、4年後には人型の木は12mほどの大きさになり、警察官から「ビーチの使用許可がないので、燃やしてはいけない。解散するように」と言われ、行った別の場所がブラックロックシティでした。仲間がブラックロック砂漠でのZone Tripを計画していたのに合わせ、人型のオブジェをブラックロック砂漠で燃やし続けていました。

この活動をグループで継続し、1997年にはLLC(合弁会社)をつくって運営体制をつくります。その後、2013〜14年にNPOとしてバーニングマン運営本部を担うようになりました(LLCはNPOの傘下に)。

 

成り立ちはともあれ、現在はNPO法人が理念やビジョンをもち、運営しています。そして、グループ、LLC、NPOと体制は変わってもずっと変わらないのは、そこにいる全員が参加者であるというスタイルです。

 

よく知るイベントのように、運営者、出演者、チケット購入した参加者という構図ではなく、バーニングマンでは全員が運営スタッフが担当してそうな部分までも参加者が行う「全員がブラックロックシティの市民」といったレベルでの参加者主導ぶりがユニークな点です。つまり、消費者も傍観者もいないことが最大の特徴です。

 

バーニングマンで一番してはいけないことは、観光客になること。観光客はその場にお金以外でなにも貢献していないという考えからで、ここでいう観光客というのは、準備されたものを消費して帰っていくことを指しています。

 

重視されるのは、バーニングマンに行きたい、みたいという態度ではなく、そこでなにがしたいのか、ということになります。

 

「Whom―誰が対象なのか」

友光さん:バーニングマンは世界中のトップクリエイター、アーティスト、イノベーターが自発的に集まる場所です。バーニングマンの運営側から、出演料を払って「出演してください、お願いします」というオファーがくる、ブッキングがあるということは、基本的にはありません。バーニングマンに出展しているアーティストやDJブースから依頼がくることはあります。

 

なかには、数億円をかけて参加していたり、数億円をかけて参加していても名前を表に出さない場合もあります。自発的に、自腹を切って、表現をしにいく場所です。

 

 

「What―何をやっているのか?」

友光さん:参加者一人ひとりの過激なまでの自立と自己責任をベースとした、コミュニティ社会の実験をしています。

 

象徴的なのは、中心にMANと呼ばれる人型のオブジェがあり、最後にこのMANを燃やして終わるというのが恒例です。写真のMANは2014年のもの。

「How―どのようにつくられているのか」

友光さん:どうやって参加するのかというと、大きく3つの参加の仕方があります。

個人 仲間とキャンプ テーマキャンプに参加

加えて、本体のさまざまなボランティアに参加することもできます。ARTテーマに寄り添って、中心部等でARTインスタレーションやイベントを実施してもOKです。ART基金に応募して、制作実費の補助を受けたりチケットを獲得したりする方法もあります。

 

 

「How much―いくらかかるのか」

友光さん:チケット代はいくつか種類があります。一番安価なのは低所得者用チケットで190ドル(4000枚)、メインセールでは425ドル、寄付チケットは990ドルまたは1200ドル、駐車チケット80ドルです。チケット代に加え、サバイバルに必要なものとして水や食料、テント、レンタカーなどを全て自分で用意する必要があります。

また、自分が行いたいパフォーマンスやギフティングの内容によってかかる費用は無限大です。

 

バーニングマンの世界観をつくる10の原則

 

「無法地帯なの?」

 

友光さん:よく「法律関係ないんだよね」と言われますが、米国の法律を遵守していますし、バーニングマン会場内は警察もレンジャーも見回っています。暴力はもちろん、ドラッグも、レイプも逮捕されます。でもネイキッドと呼ばれる裸のまま歩き回るひとが女性も男性もいるんですが、裸だけは、なぜか、許されていますね(笑)。

 

「10の原則って?」

 

友光さん:Burning Japanサイトより引用したものを自分なりに改変していますが紹介します。

 

 

1.どんな者をも受け入れる共同体である

バーニングマンは誰でも参加できます。新しい人を常に歓迎し、リスペクトします。私達のコミュニティに参加するのに入会条件などありません。

 

友光さん:もし、「観光に来たよ」というひとがいても、「ふざけるな」と追い返すのではなく、「ふざけるな」と言いながら、バーニングマンがどんなところかを説教してくれます。

2.与えることを喜びとする

冷たいビール、小さなアクセサリー、テントを張るのを手伝ったり、楽器を貸してあげたり。誰かに何かを与えるのは楽しいもの。物々交換ではなく、与えることを楽しみましょう。

 

友光さん:アーティストやクリエイターじゃないからバーニングマンに行けない、ということはなく、缶バッチやアクセサリーをもっていってあげる、笑顔をあげる、という与えることに感謝して楽しむこともバーニングマンの楽しみ方です。

 

3.お金もうけのことは忘れる

バーニングマンで買えるものは何もありません。ここは「商業」から離れたコミュニティ。スポンサーも広告もありません。お金より大切なモノに気付くためです。

 

友光さん:バーニングマンのなかではお金を使うことができません。商業主義的なことから離れようという場です。だから、ロゴ付きのバックのロゴ部分にシールを貼って隠したり、ペットボトルのラベルを剥がして飲んだりする小さなお作法があります。

 

4.他人の力をあてにしない

食べ物や水は元より、移動手段やゴミの始末まで、あなたはバーニングマンの「快適ではない環境」で自分自身の面倒をみなければいけません。

 

友光さん:現地に行く前に食べ物や飲み物は調達します。バーニングマンのなかでは手に入らないからです。要は、自立のためのルールです。自立したうえで人と助け合うのはよいけれど、最初からあてにしてはいけません。

ちなみに、運営が用意するのは仮設トイレのみ。電気や水、ガスなどのライフラインも自分たちで調達します。

 

5.本来のあなたを表現する

本当にやりたいことをしたり、なりたい自分になってください。バーニングマンは、どんな表現でも尊重し認めるコミュニティです。同時に、あなたにも他人の表現を尊重することを求めます。

 

友光さん:本来のあなたを表現するということで印象深いことがあります。クラブを展開している場所があって、DJなので中に入って踊っていたんですが、人種や性別や容姿を超えてキスしているカップルが最前列にいる光景はとても美しいと思いました。

 

また、表現はさまざまなためカオスなようにみえますが、運営側は安全に楽しんでもらうためのレギュレーションには気を使っています。そのため事前に、どれくらいの音量や光を出すのか、火は使うのか、高さは、と細かい申請が必要です。それは電源や照明器具を貸し出すためではなく(電力も自前)、表現に集中できる環境をつくるため、他のエリアと干渉しないための配慮のためです。

 

 

6.隣人と協力する

共同作業からちょっとしたコミュニケーションまで、「協力」はバーニングマンの中心にあります。一人ではできないことをする。これはバーニングマンの魅力のひとつです。

 

友光さん:積極的に関わることを推奨しています。

 

7.法に従い、市民としての責任を果たす

バーニングマンは社会のルールを尊重します。法律を順守するのは当然のこと、参加者一人ひとりが社会人としての責任を全うし、自治体・地域コミュニティ・土地をリスペクトし、良好な関係を築くことができるよう努めます。

 

友光さん:意外に思われますが、バーニングマンの会場内はとても治安がよいです。日本での法律では「〜をしてはいけません」という罰則でたとえば40点以下を落第の世界に対して、こうした10原則というのは「〜っていいよね」という褒賞で80点の場所にしようという世界のため、とても平均点が高くなります。