構造的問題と現場のリアル ー主催者・施工装飾会社・出展者、151人の声ー

特集_イベントの安全をデザインする

イベントの現場では主催者・施工装飾会社・出展者の3 者がそれぞれ 異なる立場で安全に向き合っている。アンケートでは「熱中症対策」へ の関心が高い一方、「ヘルメット着用」でさえ徹底が難しいという意識 の差も浮き彫りになった。自由回答では、人と組織の連携、安全意識と ルール、工期・工程の設計など、構造的問題や見えづらい共通課題も浮かび上がる。この声から、現場に実装できる安全をともに考えたい。

(「月刊イベントマーケティングNo.131(2026年5月31日発行号)」特集イベントの安全をデザインする―― 現場をつくる人、出展する人、参加する人、三者の無事をつくる小さい革命 よりアンケート回答を全文掲載)

調査内容

調査内容は、次のとおり。

「イベントの安全をデザインするアンケート」として、イベント主催者、施工・装飾会社、展示会出展社の3者を対象にアンケートを実施。Googleフォームによるウェブアンケートを2026年5月15日から21日の期間に行い、151名の関係者から回答を得られた。

内訳は「イベント主催者」60人(39.7%)、「施工・装飾会社」72人(47.7%)、「展示会出展者」19人(12.6%)。

■ヒヤリとした経験・報告について

Q この1年間で、設営現場でヒヤリとした経験/報告を受けたことは ありますか?(複数回答)

*複数回答。両者で設問が異なるため単純比較ではなく参考値として掲載 *「特になし」の回答も48件(主催者24、施工装飾会社16、出展者8)

『熱中症・脱水・体調不良』は最頻出

上のグラフでは、【ヒヤリハット経験・報告】の上位8項目を抜粋した。

・「熱中症・脱水・体調不良」63件

・「高所作業中の事故・ヒヤリ」19件

・「重量物の運搬・落下」17件

・「工具・電源コード・配線関連」16件

・「落下物(パネル、什器、照明など)」14件

・「フォークリフト・台車との接触」10件

・「出展者のルール違反(軽装作業、無理な持ち込みなど)」10件

・「来場者の事故」10件

10件未満の回答は、下記の通り

●「主催者」の回答(各1 件) 「配線工事でのトラブル(床にコゲができた)」、「他イベントの出展者が子連れで来場し、子どもが設営中走り回ってい た」「搬入口の衝突事故」「紛失や盗難」

●「施工・装飾会社」の回答(各1 件) 「撤去時の運搬」「映像機材」「造作物の転倒」「展示物破損事故」「局所的サーバーアクセスの負荷」「撤去前の空 ケースの移動」「装飾資材落下による出展機材破損」「部材の接触による天井接触・破損」「職人同士の接触」など

●「出展者の回答」の回答 「通路が狭く、人とぶつかりそうになった」(3件)「郵送した荷物の紛失」(1件)

最も回答の多い『熱中症・体調不良』は、これからの季節、立場を問わない最重要課題として注意喚起が必要だ。また、 少数報告であっても早期に収集・共有することで、事故を未然に防ぐ活用が求められる。

■ヘルメット着用について

施工・搬出時にはヘルメット着用が求められるが実際の現場では、施工・装飾会社では徹底されているものの、 立ち合い時の出展者へのルールの徹底や、強制は難しいという実態がある。出展者側も「求められたことがない」。 一方で「重要だと感じる」の意見も

Q【 主催者】出展者のヘルメット着用ルールについて 貴社・団体が主催する展示会ではどう運用していますか? 

Q【 施工装飾会社】出展者にヘルメット着用を 求めるとどんな反応が多いですか?(複数回答)

Q【 出展者】ヘルメット着用について率直にどう思いますか?(複数回答)

 

■3者が抱える 現場の課題

イベントの現場では主催者・施工装飾会社・出展者の3者それぞれの感じている課題について、生の声が届いた。人と組織の連携、安全意識と ルール、工期・工程の設計など、構造的問題や見えづらい共通課題も浮かび上がる。

●主催者
「出展者」・「施工会社」の安全管理について、課題に感じていること

<人・組織の連携>
・出展者、施工会社の担当者次第の部分がある
・会場ルール、主催者ルール、担当会社のルールの優先順位と適用範囲の設定
・元請けから下請けに実務担当者の裾野が広がっていくなかで、どこまで課題共有を端部の実務担当まで広げていけるか、とても重要に思います
・直接連絡できる企業様よりも二次受け、三次受けの企業様への周知
・派遣されるスタッフやバイトスタッフの教育があまいところがあるのでドキドキすることがあります
・新規施工業者との現場で会場との調整が不十分なため、設営時にトラブルになりかけた

<安全意識とルール>
・業者によって、安全意識の違いがみられる。特に、小規模業者は安全管理の意識が薄い
・会社によって、安全管理のレベルの差が大きい
・安全に対する意識に個人差がある
・新規参加者、出展者の参加リテラシー、マナー醸成
・こちらから安全対策は積極的に持ちかけることが必要
・中小企業が出展する場合、会場の工事に慣れていない業者さんを連れてくることが有る
・特に新規出展者側の認識が乏しく軽く考えてしまう方が多い気がする

<工期・工程の設計>
・設営より撤収の時の方が危ないと思います。出展、参加する立場だとある程度施工が終わってから会場入りするので設営時にはそれほど危険を感じませんが撤収の時は出展者も施工さんもみんな急いでいて、事故りそうになったことが多々あります

<熱中症対策・空調問題>
・施行会社さんはしっかり熱中症対策をしていますが、出展者にはその習慣が無いので気になりますね
・熱中症や暑さに関しては、物理的な安全対策が設けられていないので、ついゆっくり体調崩してしまうことや、それもまぁ仕方ないか、で済まされてしまう
・夏場の熱中症対策については、出展者・施工会社に加え、会場側の対策も必要だと感じる。搬入日の空調義務化は当然な一方で、その費用を主催側に押し付けられることには疑問を感じずにはいられない(空調などの設備利用費用を含めた会場費用なのではないか)
・会期中、出展者の二日酔いに起因する熱中症で救急車を呼ぶ事態がたびたびあること

<自然災害・非常時対応>
・自然災害が増えている昨今、その対応をルール化した方が良い気がする。場当たり的な対応だと現場が混乱しそうで
・自然災害時の保険について
・非常時の避難経路や防火設備を事前確認していないケースがあり、危機管理意識の欠如を痛感する。

<その他>
・出展者・施工会社が入らないモデルです

●施工・装飾会社
設営現場の安全管理で、最も困っていること
<人・組織の連携>
・高所作業時の足場の確保です。 何か作業をしようとしても別セクションが作業場を広げていたりすると脚立が立てられない時があります
・設営時間・撤去時間が少ない。焦らされる為危機管理が劣る。余裕を持った設営時間枠と撤去時間枠があるとよい 夏の日中の作業はほんとに危ない。
・設営・撤去工程において、各作業の依存関係が十分に考慮されておらず、結果として安全確認や適切な施工手順を確保する時間が不足していることに強い危機感を持っています。 例えば、大工工程の遅延によって壁が完成していない状態でも、クライアント来場時間に間に合わせるため、装飾・映像・音響作業を急いで進めざるを得ない状況が頻繁に発生しています。 その結果、本来必要な安全確認や整理整頓、導線確保などが後回しになり、事故リスクが高まっていると感じます。 また撤去時には、装飾・施工・電気など複数業種が同時に動き出すため、作業干渉が非常に多く発生しています。 過去には、装飾側が撤去作業中にもかかわらず、スピーカーやモニターが無断で取り外され、床へ置かれていた事例もありました。 さらに、撤去時の車両運用にも大きな問題があります。 映像・音響機器を安全に撤去するためには空箱が必要ですが、車両証を持っていても会場へ入場できず、やむを得ず路上で荷下ろしを行い、遠距離を運搬するケースも少なくありません。 これは安全上非常に危険であり、事故や破損リスクを現場へ押し付けている構造になっていると感じています。 加えて、搬入口のひさし不足による雨天時の濡れ作業、 長時間労働や徹夜作業の常態化も、安全面において深刻な課題です。 夜間搬入 → 深夜設営 → 深夜リハーサル → 徹夜本番 → そのまま撤去 という流れが珍しくなく、疲労による集中力低下やヒューマンエラーの発生リスクを常に抱えながら現場が運営されている状況に強い不安を感じています。
・クライアントや得意先からの理解を得ること
・請負ビジネスなのに、発注者が指示をやりたがる
・各セクションの連携が曖昧なので、施工管理者をたてる必要がある現場が多い
・出展者に関してはお客様というところもあり伝えづらい瞬間はあり、困る場面はある
・電気のコンセントや配線に対しての出展者の危険性に関する認識の甘さ
・会社単位での発注となっているので、基本的には困りごとはないが発注側として、予備のヘルメットをどこまで準備しておくかなどの検討ができていないこと

<安全意識とルール>
・建設業のような安全基準がなく、どちらかというと各企業に委ねられている気がする。 しかし、大手施工業者の場合は基準があるので安心してみていられるが、周囲の恐らく中堅どころ以下の場合は危険だなと感じることが多い。施工業者よりも出展者や管理側に甘さがあるような気がしている。イベントも展示会も基本「一寸先は死」なので
・会場施設、建物などの管理監督者ごとの規定の違い
・トラックのゲートを使用した荷下ろしでヘルメット着用が義務であるが、なかなかできていない
・展示会の搬出の際に我先にと撤去作業をする業者さんもあって、「落ち着いて」と思う。安全に確実に作業をしてほしい。
・モラルの部分ではあるが、他業者に傷などつけられても申告してもらえないケースが散見されている
・喫煙管理、ヘルメット着用、脚立作業、車両の運転などの安全管理については、警備員の声掛けにはとても寂しい対応をされてしまいます。それが、原因で退職する警備員もおります。荒々しい環境のイメージから違う現場を希望する隊員の多々おります
・他社との安全面の配慮の感情差
・全般的に安全に対する意識が低い。事例を知らない、自分事として捉えられる範囲で起きていないのでそもそも危険だと思っていない、など
・脚立の天板作業がなくならない
・ブース内、というより通路内の方が心配です。日雇い労働者の中には高齢の方や、あまり周囲のことを考えない人がいて、ものを運んでいる時に、平気でぶつかってきます。こちらが注意することはもちろんですが見えない死角から来られると限界があり。日雇いの労働者等にどのような新規入場者教育を施すかはとても大事なのではないかと感じています
・装飾施工会社の施工手作業の質の低下(人員不足)
・作業者の安全に対する意識の低さがあり、こちらも徹底を迷う部分もある。 基本的なヘルメットなどの安全装備を熟練の職人さんへ何度もお願いすること自体に 辟易としている
・ヘルメットを着用しない同業他社がいて、同じ業種だと思われると困る
・まだ困ってはいないが、考える必要があると感じた

<工期・工程の設計>
・深夜に及ぶ設営作業のため、注意力の低下から危険が状態が発生しやすい。
・工期が短く、施工会社作業日程と出展者作業日程を完全に分けることが困難なため、施工会社作業の近くで出展者作業が行われる場面があること
・展示会場でトラックが敷地内へスムーズに入ることができない展示会も多く、遠くの待機場や路上から機材を手運びすることもしばしばあり、大きい重量物を車や人が行き交う中長距離運ぶという点では安全でないと感じる。車両スケジュールが搬入出を意識していない時間軸で設定されていることもままあり、主催者との認識の差があると感じる
・通路が狭かったり施工撤去時間が少なく、安全の確保が困難な場合がある
・基礎施工と電気工事などのタイミングが合わず、出展物展示に支障が出る
・出展者の展示品設置と、機材設置が重なってしまう時がある。 高所作業や工具を使用している周りで出展者が作業していると危ない

<作業環境と動線>
・動線
・搬入導線・搬入口がふさがれている
・小間どうしの導線の狭さ、搬出時の出展者含め各社一斉作業による危険予知の難しさ
・作業環境が狭すぎる等ヘルメット着用が不可能なシチュエーションや、作業者の体型によってそもそも立ち入り不可能な瞬間がある。木工裏や壁裏など、立ち入る可能性が少しでもあるなら設計の段階で人一人入れる余剰が欲しい
・高所への取り付け作業時、作業車を運ぶスペース・通路すら確保できない導線設計のケースがある
・搬入搬出の荷降ろしが路上になってしまう場合があること。 車の往来もある中での荷降ろしになってしまい危険だと感じています。
・商品搬入時の際の譲り合いのないとき
・搬出時トラックが展示会場にスムーズに入れないという話を聞いています
・高所作業が発生した際に脚立等が安全へ設置できない状況となっていることが多い。
・屋外展示での雨天、風速判断
・特に展示会場では廃棄物をそのまま放置される企業が多く、共有通路に廃棄物が溜まってしまい通路として安全な状態で機能していない為、安全も作業効率も担保出来ていない
・通路の障害物(資材やごみ)などが乱雑に置かれている

<熱中症対策・空調問題>
・行列ができた際の熱中症対策
・酷暑なのでヘルメットや長袖を着用する事による体調不良が心配なので、室内だからと安心せずに会場側に空調をしっかりして欲しい
・酷暑にもかかわらず長袖長ズボン
・展示会によりますが、夏場の設営初日に該当する日に会場内の空調(エアコン)を入れない事がある(出展社が入る設営最終日等はエアコンは入っている事は多いですが…)
・安全面から半袖NGの現場も増えてきておりますが、夏場はどうしても暑くて長袖必須は厳しいなと感じる日もあります。空調服を着る等対策はとっていますが、そもそも搬入・搬出を行う現場の空調が切られている時もあり、空調服だけでは体温調整が難しいと感じる場面もあります。電気代等、調整が難しい面があるのは重々理解しておりますが、夏場は搬入・搬出時の会場温度も考慮していただけるようになると、大変ありがたいなと思います

●出展者
主催者・会場・施工会社に「改善してほしい安全面の取り組み」はありますか
<安全意識とルール>
・これまで事故は経験したことないが、危険を感じたことは複数回ある。主催者から何か安全について、口頭などで指示や案内があった記憶はない
<廃棄物の放置>
・施工日における通路の整理、通路ゴミのこまめな撤去。通行できないし大変危険。通路に置くことが慣例になっているが、指定された場所に持っていくという方法でも良いのでルールを整備してほしい
<施工会社選定・発注管理>
・施工会社を自社で頼む場合と、主催者が手配される場合があり、自社で依頼した場合の意識として、安全面にももっと配慮が必要なのだと感じました
<熱中症対策・空調問題>
・搬入日は暑いです。仕方ないかもですが、、、

「展示会・イベントの安全」について、業界全体に伝えたいこと

設営現場における安全への取組みの現状と今後の方向性について尋ねたところ、回答者151件のうち、「出展者も含めて、ますます重要になると思う」が128件・85% と圧倒的多数を占め、安全対策の強化・拡充を求める声が非常に高いことが明らかになった。
次いで、「わからない」が10件・7%、「出展者については、いまのままで十分」が8件・5%、「すでに安全面は十分に機能している」が3件・2%、「その他」が2件・1% と続いた。
現状維持・十分と回答した割合(「いまのままで十分」5%+「十分に機能している」2%)は合計でわずか7%にとどまっており、大多数の回答者が現行の安全対策を不十分と感じていることがうかがえる。特に出展者を含めた取組み強化を求める声が突出して高く、主催者側だけでなく出展者も巻き込んだ安全管理体制の整備・充実が強く求められていると言える。

また、業界へのメッセージを紹介する。

安全への取組みの現状と今後について

 

・誰に対しての安全なのか明確にすることが必要
・業者の方がプロなので事故が発生していない気がする。また、事故が発生したと聞いたことはない。ただ、「危険」か「危険じゃない」かと問われれば、危険だと思う。
・現場での安全管理ももちろん大事ですがそれよりも前の安全に作業できるスケジューリングや環境整備が何よりも重要だと思います。「過去にこれでやってるから」という感覚で劣悪な環境で仕事をしなければいけない場合が非常に多いです。寝てない人間はまともに立ってすらいられないという事を今一度考えてほしいです。
・「涼」への取り組みは伝えないと機会損失につながるので、アピールできるくらいやった方が良い。
・今一度、安全に対する意識を高めた方が良い気がします。東日本大震災直後は結構しっかり対策されていましたが、だんだん緩んできているような。あと、特にマーケティング系のB2Bイベントだと、通路での客引き(!?)が激しくなっていていつか事故が起こりそうでヒヤヒヤしてます。その辺のルールも再度確認&徹底した方が良いなとも。
・イベントに関わるすべての事案の中の最優先事項が安心安全にイベントが実施されることだと思います。
・『安全よりも大切なことはひとつも無い』を共通認識にしたい。(そうではない意見が結構多い)
・イベントの前に事前安全報告書のような、確認済みという資料作成もあっていいのではないかと思う
・安全に対して、一緒に組む会社によって意識の違いがあるのは感じます。
・施工、出展、来場、すべてにおいて「多様な外国人」が増え、コミュニケーションの重要性が高まっている
・準備中の様子などをSNSに載せることを目的にスマホでの撮影に夢中の方をみかけます。会期中と違い、危険物があるので、見ていてハラハラする時がありますね
・事故が起きた時の責任の所在、賠償等の基準を各種明文化した保障の必要性は高い
・以前に比べて安全への意識が高まっている中で、まだ落下防止などに対する意識が低い会社さんもあります。安全教育に取り組んでいない会社さんへの啓蒙活動ができていないと感じます。
・熱中症等、展示場を含めた職場の暑さ対策が、令和7年、罰則付きで厚労省から通知されました。真夏、施設が古く、空調をフル稼働しても27℃以下にならない展示場があります。この場合に起こる熱中症の責任の所在は、どこでしょうか?
・なあなあになっていることが多く、ブラックボックスが多い印象です
・撤去日を設けてください。
搬出時のごった返す状況で出展者の安全確保は1作業員では難しいです。
ゆとりある設営時間と撤去時間の確保で安全作業に繋がります。
例えば施工業者スケジュールに例えると
2日間準備・3日間施工・5日間会期・1日間撤去日・1日間倉庫整理・2日間OFF
2週間間隔で考えるなど展示会のベースを変えてみる!などと思いました。

・半屋外状態の施設・搬入中はエアコンを入れて頂けない施設の夏の日中作業は控えたい。できれば夕方頃からの作業にして頂けないのでしょうか。
・主催者側で発信できる安全基準づくりが必要と思います
・設営よりも撤去の方が安全面からいうととても危険だと思います。トラックの順番によっては商品搬出も遅れることがあり、そうなると、周りは解体作業がかなり進んでいて怖い。多くの社員はヘルメットは持っていないのでケガする可能性もある。
・あくまで体感として、比較的、安全意識の共有は業界的にできているのを感じている。たまにルール違反はいるが稀である気がしている。その場合も注意で対応できるレベルだと感じている。
・いわゆるグローバルで言う「セキュリティ」の方を立てると良い。
・安全管理の基準マニュアルの整備が必要。また、施設ごとに課題が違うので、個別施設においても課題点を点検するべきだと思われる。さらに、施設側の対応職員についても認識を変える必要がある。(マニュアル化が不可欠)
・自社パトロール活動はしていますが、事務局パトロールを強化して全体で一定のクオリティを保つようしてほしい。自社だけでは業界全体の改善には伝わらない。
・この1年は、規模の小さなイベントに出展していますが、比較的安全面には配慮して運営いただいていると感じます。
・安全のクオリティを上げることを業界全体で真剣に実施して欲しい。
・安心安全を基本の上で対応していきたいと考えています。ちょっとした緩みが事故につながる怖さを考えを理解して頂くことが重要と考えます。
・現在の展示会・イベント業界では、「限られた時間の中で無理をしてでも成立させる」という文化が常態化しているように感じます。

しかし、安全とは現場作業員個人の努力だけで守れるものではなく、本来は工程設計・施設設計・車両運用・スケジュール設計を含めて構築されるべきものだと思います。

特に現場では、

・工程の前後関係を無視した同時進行
・多数ブースの同時施工
・不足した搬入搬出導線
・空箱置場不足
・雨天時の環境不足
・長時間連続稼働

など、「無理が発生する前提」で運用されているケースが少なくありません。

その結果、現場では常に時間に追われ、安全確認や適切な施工よりも“間に合わせること”が優先されてしまう場面があります。

・映像・音響・電源・高所作業などを伴うイベント現場では、一つの判断ミスが重大事故につながる可能性があります。
そのため、安全を考えるのであれば、まず「無理を前提にした工程」そのものを見直す必要があるのではないでしょうか。

・また、現場で作業する人員は無限ではありません。
現在の深刻な人手不足の中で、同時多発的な施工・撤去を前提とした運用は、持続可能性の観点からも限界に近づいていると感じます。

出展者満足だけでなく、現場で働く人員の安全・健康・作業品質まで含めて考えることが、これからのイベント業界に必要なのではないかと思います。

なかなか難しい問題だらけですが、愛する本業界を長く存続させるために一つでもより良い方向に進めばうれしい限りです。
・搬入時でも、暑いときは冷房をつけてほしいです。
・事故やヒヤリハットの事例の共有
・作業員確保ができない、予算がない場合でも安全を蔑ろにしてはいけない。
・事業者任せではなく、主催者に管理監督責任があり、遵守すべき事項を提示・従ってもらう必要があると思う。何か事故等が起きた際に、結果的に主催者の責任は逃れられないので、自社のスタンスは示さなければならないと思う。
・テクニカルは意識が高いが、造作会社は低いなどバラバラなので事故が発生した場合、大変です。
・会社単位で安全対策に取り組んでいるところはいいが、イベント単位でもっと厳しくしてほしい。建設業界と比べると特に意識が低いと思う。意識の低い人や熟練の作業者にも徹底できるような仕組みがほしい。特に安全意識の低い熟練者(長年業界で施工している)がイベント業界全体の安全意識の低さに大きく関わっていると思う。安全意識の低い熟練作業者への安全意識の徹底が必要だと感じています。
・BtoBにおいて、イベントの安全は懸念は小さい。現実的に事故も少ない。天災などは不安がある。展示会において、安全対策も施されているが、主催者や代理店など企業によってリテラシーが異なるため、どうやったら画一化されるか知りたい。
・みんなで気をつけて展示会業界をよくしていきましょう!
・中東情勢による様々な資材不足が懸念される事により、今後の展示会に影響が出る事を展示会業界として国に訴えかけて欲しいと思います。
・設営・撤去作業時はヘルメットの着用お願いいたします。
・仮設の催事なので、事前の避難経路の確認は必須とすべき。特に、警備会社が主導して啓発活動を進めてほしい。(臨時の立哨警備員が、避難経路をまったく把握していないケースあり)
・大手の現場では何をどのようにしているか、安全教育、有資格者のみ作業など具体的な実例がある方が良いと思います。
・予期せず攻撃的な人がくることへの対策をかいてるところはしっかりしてるなと思いました。インフルエンサーの炎上や正義感SNSに叩かれる可能性が増えてきた昨今、そこへの対策も考えられてたらいいかもですね
・先ずは熱中症対策。設営撤去時に空調を入れてほしい
・12尺の脚立は取り回しの難しさ、高所作業の危険性から撤廃して欲しい。
・搬入出の作業に関してピラミッドを作ってるのかと思うくらいアナログ方式。
何十年も変わらず変える気もないのかと感じます。
DXをうたう催事を行っているのにその設営作業は待機所から機材や資材を手押し運ぶ等、正直恥ずかしいと感じます。日本だから出来るではなく、もっと効率よく分業化できると考えます。
・会場、事務局がルール設定しておりますので出展者はルールに沿って参加しようとしているのが分かります
・安全第一と同じぐらい健康第一と感じている。
・事前に完成したブースの客入りを想定して安全チェックができる体制が必要
・熱中症対策について、搬入の段階から冷房は節約せずにまわしてほしい
・決められたルールを守らないことが結局ルールが厳しくなりやりづらさが出るので守ってほしいと、思うことは出展者さんには思う時があります。
・余裕を持ってスケジュールを計画する事
・いくら社内で良き連携と安全を意識し行動しても、同じ協力会社の別セクションの方々とも良き連携を取らないと、どうしても安全,安心には繋がらないので、同じ仕事に関わるメンバー同士でのコミュニケーションを大事にしていけたらと思っています
・建築に比べて、構造規制が緩い分、設計の段階での注意と経験値が重要だと感じています。どこかが大事故を起こすと、今後社会的に法改正が行われ、構造計算が必須、ということになってしまうかもしれません。時間が重要な展示会業界において、構造計算書をつくるという手間はできれば避けたいところです(もちろん、建築的な大規模な場合、そもそも建築基準法に関わる場合は当然として)。大事故を起こさないように、設計段階での安全性、どのような設計が構造上危険なのか、逆にどこまでだと許容できるのか、どうすれば大丈夫なのか、そんな経験値の共有が、業界全体としてもっとあってもよいかな、と感じています。
また、出展社については、設営初日に設営会場に来る場合には、ヘルメット必須、というような社会的な発信はあってもよいと思います。もしくは、設営初日の雑多な現場に来る時の新規入場者教育(建築現場で一般的な初日の教育文書)、のような説明パンフのようなものが業界として用意されていて、主催者から出展社に常に配布されるとか。
無理な工程にしない、無理な予算にしない。主催もこの点に関する責任が大きい
・搬入出のトラックの留置き、移動に関して乱雑、身勝手な運転が目立ちます。

・会場内の空調の稼働時間が搬入出時まで配慮して欲しい。

・空箱や機材の残材の荷下ろしに関して毎回展示会場内で降ろす事が出来ない事が多いです。
ブース撤去に必要なものが降りずクライアントや施工業社から煽られることも日常です。
路上での荷下ろしをしなければいけない事もあり事故に繋がる危険性があります。

・経師屋さんのヘルメットを被らないで作業をしている比率が非常に高いと感じます。
・施工の安全展示期間中の安全。来場者の安全利便バランスが必要だがあらかじめ対応手順が設けられていると費用以上のことはある
・IT担当とはいえ、現場の搬入搬出時における危険は誰にでも降りかかってくるものと捉え、会場に入るためのルールや装備品などを自社スタッフに啓蒙していく必要がある。
・当たり前のことを、馬鹿にせずに、ちゃんとやる。
これだけです。
搬入出マニュアルをキチッと理解する。
搬入出車両証は、携行するのが当たり前。
作業員バッジは付けて当たり前。
ヘルメットは着用して当たり前。
喫煙は、指定された場所以外ではしないのが当たり前。
脚立で負傷しないようにするのはp津呂として当たり前。
当たり前のことを、馬鹿にせずに、ちゃんとやってくださいますよう、警備員一同からのお願いです。
・何よりも安全が最優先事項と考え、細かに見ています。
・全員が行動する前に周りを見る
・特に展示会に多いケースであるが、装飾・施工業者の車両証が弱いものしか回ってこない。車両が敷地内に入れないため、機材の空ケース・台車・現場備品などを待機所や路上から手運びすることが多く、非常に危険展示会事務局は対策をとっていただきたい。
・主催者、出展者の費用負担が増える可能性があるため、そこを理解していただくことが必要
・展示会設営撤去時の環境の悪さを改善を求めます(搬入出車両の管理/夏冬の冷暖房環境改善/各社ブース設営撤去時に出るゴミの散乱)
・設営時じゃなく、運営側メンバー側のリテラシー向上
・十分な施工時間をとって頂きたい。(事務局側の施工は夜間作業がほとんどである)
・撤去の際に、業者側は急いでいる、出展者側は終わって浮かれている、という意識の温度差が大きいので、仕込みよりも危険度が高い。
・現状特になし
・会場への持ち込み荷物の安全チェックが時間をかけずにできるとありがたい。
・ここ最近の話ではないですが、過去にルールを守らず落下し、そのまま帰らぬ人になった現場にいました。痛ましい事故ですし、守るべきルールが守られていないことから、保険などの補償もそのあといろいろあったと聞いています。ちょっとくらいが重大なことになりますので、気を引き締める必要があると思います。
・展示造作をする機会はそこまで多くないのですが、吊るしものがある時間と、それ以外の時間を分けることで安全に作業ができるのかなと思います。
・設営時の空調、エスカレーターなど、インフラを停止する主催者が多いが、それを禁止にしてほしい。
・施工・製作物の質を維持しつつ、現場の安全を担保するには、これまでのような工期では設営・撤去共に時間が不足している。
・廃棄物は自社で持ち帰り自社で分別処置してもらう事で、業界全体にて安全な動線確保と廃棄物のリサイクルに取り組んでまいりたい。ディスプレイ業界にクリーンなイメージを定着させ、業界の価値を高め、就きたい職業・雇用に繋げてまいりたい。
・古くからの慣習や、慣れた個人の職人による「安全性を度外視した効率的なやり方」が減ってきたとはいえ、まだ散見されるように思う。(脚立を降りずに横移動する・下や周囲で他者が作業していても効率重視で高所作業を行うなど)
・費用を削る方向性になった場合、安全の部分が疎かになりがち

 

*今回のアンケートは「展示会」現場を中心とした結果となったが、イベント産業は多様なジャンルで成り立っている。「ライブ・コンサート」「国際会議・学術学会」「表彰式」「スポーツイベント」「祭り」それぞれの現場に、固有のリスクと知恵が蓄積されている。本誌はジャンルを超えた知見の共有を継続的に追っていく。現場の経験や気づきを、ぜひ編集部までお寄せいただきたい。
イベントマーケティング編集部 info@event-marketing.co.jp

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